ナサーリ/Nassari

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===魔法の叫び/A Cry of Magic===
 
===魔法の叫び/A Cry of Magic===
プリズマリの魔道生徒、[[ルーサ・スコールハート/Rootha Squallheart]]はユヴィルダ学部長に呼び出されていた。学期が始まって一ヶ月になるが、作品を一つも提出していないのは彼女だけなのだ。ルーサは追及をかわしながら、一本の蝋燭の炎が他と違う揺れ方をしているのに気づいた。ユヴィルダは偉大な芸術家である彼女の母[[サマラ・スコールハート/Samara Squallheart]]の功績に免じて、ルーサに機会を与えた。明日までに作品を持ってくるようにと。
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プリズマリの魔道生徒、[[ルーサ・スコールハート/Rootha Squallheart]]はユヴィルダ学部長に呼び出されていた。学期が始まって一ヶ月になるが、作品を一つも提出していないのは彼女だけなのだ。ルーサは追及をかわしながら、一本の蝋燭の炎が他と違う揺れ方をしているのに気づいた。ユヴィルダは偉大な芸術家である彼女の母[[アルケヴィオスのその他のキャラクター#サマラ・スコールハート/Samara Squallheart|サマラ・スコールハート/Samara Squallheart]]の功績に免じて、ルーサに機会を与えた。明日までに作品を持ってくるようにと。
  
 
ルーサが執務室を出ると、先程から覗き見していた蝋燭の炎ことナサーリが姿を現した。ナサーリは彼女に助言した――君の一家の魔法は君には合わない、君には野生的な魔法があると。だがその言葉はルーサの苦い記憶を呼び起こし、彼女を頑なにさせただけだった。
 
ルーサが執務室を出ると、先程から覗き見していた蝋燭の炎ことナサーリが姿を現した。ナサーリは彼女に助言した――君の一家の魔法は君には合わない、君には野生的な魔法があると。だがその言葉はルーサの苦い記憶を呼び起こし、彼女を頑なにさせただけだった。
  
夜の[[プリズマリ大学/Prismari College#オパス歩道/Opus Walk|オパス歩道/Opus Walk]]にて、いっそ壊してしまおうかと母の作品に手を伸ばしたルーサを止めたのは、後をつけてきていたナサーリだった。ナサーリは先程と同じように、君が授業で使う整然とした魔法は君に合っていないと言った。ルーサはとうとう、誰にも話したことのない秘密を打ち明けた――彼女は幼くして魔法の才に目覚めたが、酷い癇癪持ちで、ある日弟を魔法で殺しかけてしまい、それ以来魔法を制御するように育てられてきたのだ。ナサーリは同情を示さず、ただ言った。そのような過去を持つ魔道士は君だけではなく、多くの者が君と同じように破滅した。つまり、一つの過ちのために自分を押し殺してしまったと。
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夜の[[プリズマリ大学/Prismari College#オパス歩道/Opus Walk|オパス歩道/Opus Walk]]にて、いっそ壊してしまおうかと母の作品に手を伸ばしたルーサを止めたのは、後をつけてきていたナサーリだった。ナサーリは先程と同じように、君が授業で使う整然とした魔法は君に合っていないと言った。ルーサはとうとう、誰にも話したことのない秘密を打ち明けた――彼女は幼くして魔法の才に目覚めたが、酷い癇癪持ちで、ある日[[アルケヴィオスのその他のキャラクター#トムリン・スコールハート/Tomlin Squallheart|弟]]を魔法で殺しかけてしまい、それ以来魔法を制御するように育てられてきたのだ。ナサーリは同情を示さず、ただ言った。そのような過去を持つ魔道士は君だけではなく、多くの者が君と同じように破滅した。つまり、一つの過ちのために自分を押し殺してしまったと。
  
 
さらにナサーリはルーサを挑発し、攻撃させた。我に返ったルーサに、ナサーリは宙に浮く彼女の魔法を示した。呪文ですらない、感情をありのまま吐き出したもの。ルーサはそれに新たな作品の可能性を見出したが、明日の提出期限には間に合わないことも分かっていた。ナサーリは自分がユヴィルダに代わって君の担当になると言い、ルーサに合格を告げた。どうしてそこまでしてくれるのかと言うルーサに、ナサーリは答えた。君と私は同類なのだと。
 
さらにナサーリはルーサを挑発し、攻撃させた。我に返ったルーサに、ナサーリは宙に浮く彼女の魔法を示した。呪文ですらない、感情をありのまま吐き出したもの。ルーサはそれに新たな作品の可能性を見出したが、明日の提出期限には間に合わないことも分かっていた。ナサーリは自分がユヴィルダに代わって君の担当になると言い、ルーサに合格を告げた。どうしてそこまでしてくれるのかと言うルーサに、ナサーリは答えた。君と私は同類なのだと。

2021年8月25日 (水) 23:37時点における版

ナサーリ/Nassariストリクスヘイヴン:魔法学院のキャラクター。カードとしてはストリクスヘイヴン:魔法学院の表現の学部長、ナサーリ/Nassari, Dean of Expressionが初出。

目次

解説

アルケヴィオス/Arcaviosの魔法学院ストリクスヘイヴン/Strixhavenの大学の一つ、プリズマリ大学/Prismari College学部長/Deanを務めるイフリート。朱色の肌を持ち、フリルのついた赤と青の衣服を纏う(イラスト)。性別は不明(三人称はthey)。

ナサーリは常に、もっと大きな芸術を見たいと思っている――すなわち、もっと過激な構想で、もっと感情に衝撃を与える芸術だ。ナサーリは魔道生徒/Mage-student時代の卒業制作として、地震を「提出」し、キャンパスの建物三棟をほぼ全壊させたことで有名だ。この作品は、魔道生徒たちからはスタンディングオベーションで迎えられた……そしてキャンパス大工のゴーレムからは苛立ちのサムズダウンで迎えられた。

ナサーリは、真の表現は心から来ると知っている。ナサーリは生徒たちに、世界中をカンバスとして扱い、通り道に感情と興奮を残して回るよう勧める。ナサーリはもう一人の学部長、ユヴィルダ/Uvildaの静謐な傑作にほとんど注意を払っていない――実際、ユヴィルダがその場で作業していることを完全に失念していることもしばしばだ。

経歴

新学期、到来/Class Is in Session

新任の教授/Professor、セラフィナ・オニキス/Serafina Onyx――正体はプレインズウォーカー/Planeswalkerリリアナ・ヴェス/Liliana Vess――は、構内で秘密結社オリーク/The Oriqの工作員と遭遇し、ナサーリとリセッテ/Lisetteに遠回しに警告を行った。だが二人はオリークの脅威を真剣に受け止めず、生徒たちの決闘を解散させに向かうのだった。

魔法の叫び/A Cry of Magic

プリズマリの魔道生徒、ルーサ・スコールハート/Rootha Squallheartはユヴィルダ学部長に呼び出されていた。学期が始まって一ヶ月になるが、作品を一つも提出していないのは彼女だけなのだ。ルーサは追及をかわしながら、一本の蝋燭の炎が他と違う揺れ方をしているのに気づいた。ユヴィルダは偉大な芸術家である彼女の母サマラ・スコールハート/Samara Squallheartの功績に免じて、ルーサに機会を与えた。明日までに作品を持ってくるようにと。

ルーサが執務室を出ると、先程から覗き見していた蝋燭の炎ことナサーリが姿を現した。ナサーリは彼女に助言した――君の一家の魔法は君には合わない、君には野生的な魔法があると。だがその言葉はルーサの苦い記憶を呼び起こし、彼女を頑なにさせただけだった。

夜のオパス歩道/Opus Walkにて、いっそ壊してしまおうかと母の作品に手を伸ばしたルーサを止めたのは、後をつけてきていたナサーリだった。ナサーリは先程と同じように、君が授業で使う整然とした魔法は君に合っていないと言った。ルーサはとうとう、誰にも話したことのない秘密を打ち明けた――彼女は幼くして魔法の才に目覚めたが、酷い癇癪持ちで、ある日を魔法で殺しかけてしまい、それ以来魔法を制御するように育てられてきたのだ。ナサーリは同情を示さず、ただ言った。そのような過去を持つ魔道士は君だけではなく、多くの者が君と同じように破滅した。つまり、一つの過ちのために自分を押し殺してしまったと。

さらにナサーリはルーサを挑発し、攻撃させた。我に返ったルーサに、ナサーリは宙に浮く彼女の魔法を示した。呪文ですらない、感情をありのまま吐き出したもの。ルーサはそれに新たな作品の可能性を見出したが、明日の提出期限には間に合わないことも分かっていた。ナサーリは自分がユヴィルダに代わって君の担当になると言い、ルーサに合格を告げた。どうしてそこまでしてくれるのかと言うルーサに、ナサーリは答えた。君と私は同類なのだと。

登場

登場カード

フレイバー・テキストに登場

ミスティカルアーカイブ
胸躍る可能性/Thrill of Possibility
統率者2021
再解釈/Reinterpret

登場作品・登場記事

参考

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