センギアのイリニ/Irini Sengir
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− | [[センギア男爵/Baron Sengir]]の義理の娘。[[ドワーフ]]の[[吸血鬼]] | + | [[センギア男爵/Baron Sengir]]の義理の娘。[[ドワーフ]]の[[吸血鬼]]({{Gatherer|id=2926}})。イリニは細密画の美しさそのもののような女性であり、途方もない暗黒の情熱で心を満たす、正真正銘の「男爵の娘」である。 |
− | + | 元は[[ウルグローサ/Ulgrotha]]の[[New Freedom|New Freedom(新自由国)]]のドワーフ王の娘だが、[[ホームランドの歴史|第12世代期]](3420[[AR]]頃)に男爵が王国を攻め滅ぼした際に捕らわれ、[[センギア/Sengir]]一族の吸血鬼となった。それから数世紀、男爵はイリニの容姿と立ち振る舞い方を自分の美的感覚に合うように変えていくにつれ、イリニからはドワーフの特徴が徐々に失われていった。 | |
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ドワーフ族の生まれもっての性質と吸血鬼の不死の組合わせが、イリニにある種の喜劇的な狂気をもたらした。彼女はドワーフの謎かけめいた口調でしか喋らない。イリニの精神は幼い女の子のそれと変わらないが、無害とはいえない。彼女が気まぐれで思いつく願いは子供染みているが、吸血鬼の悪意と交じり合った邪悪なものだ。もちろん、男爵はそういった思いつきに許可を与えない。ただ、イリニのおもしろおかしい要求に耳を傾けるくらいには娘を甘やかしているが。 | ドワーフ族の生まれもっての性質と吸血鬼の不死の組合わせが、イリニにある種の喜劇的な狂気をもたらした。彼女はドワーフの謎かけめいた口調でしか喋らない。イリニの精神は幼い女の子のそれと変わらないが、無害とはいえない。彼女が気まぐれで思いつく願いは子供染みているが、吸血鬼の悪意と交じり合った邪悪なものだ。もちろん、男爵はそういった思いつきに許可を与えない。ただ、イリニのおもしろおかしい要求に耳を傾けるくらいには娘を甘やかしているが。 | ||
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イリニは魔術の使い手であることを鼻にかけ、[[アナーバのシャーマン/Anaba Shaman|アナーバ族のシャーマン]]の魔術を蔑み、[[レヴェカ/Reveka]]の[[Wizards' School (ストーリー)|Wizards' School(魔術学院)]]をいつか自分のものにしたいと狙っている。 | イリニは魔術の使い手であることを鼻にかけ、[[アナーバのシャーマン/Anaba Shaman|アナーバ族のシャーマン]]の魔術を蔑み、[[レヴェカ/Reveka]]の[[Wizards' School (ストーリー)|Wizards' School(魔術学院)]]をいつか自分のものにしたいと狙っている。 | ||
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− | *[[Homelands on the World of MAGIC:the Gathering]] | + | *[[Homelands on the World of MAGIC:the Gathering]](コミック版ホームランド) |
− | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mc26 The Royal Bloodline] | + | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mc26 The Royal Bloodline](公式記事) |
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==訳語== | ==訳語== | ||
「Irini Sengir」は[[第6版]]の[[アナーバのシャーマン/Anaba Shaman]]の[[フレイバー・テキスト]]で「センギアのイリニ」と訳されている。 | 「Irini Sengir」は[[第6版]]の[[アナーバのシャーマン/Anaba Shaman]]の[[フレイバー・テキスト]]で「センギアのイリニ」と訳されている。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[ホームランド]] | *[[ホームランド]] |
2019年1月27日 (日) 11:51時点における版
センギアのイリニ/Irini Sengirはホームランドの登場人物。
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解説
センギア男爵/Baron Sengirの義理の娘。ドワーフの吸血鬼(イラスト)。イリニは細密画の美しさそのもののような女性であり、途方もない暗黒の情熱で心を満たす、正真正銘の「男爵の娘」である。
元はウルグローサ/UlgrothaのNew Freedom(新自由国)のドワーフ王の娘だが、第12世代期(3420AR頃)に男爵が王国を攻め滅ぼした際に捕らわれ、センギア/Sengir一族の吸血鬼となった。それから数世紀、男爵はイリニの容姿と立ち振る舞い方を自分の美的感覚に合うように変えていくにつれ、イリニからはドワーフの特徴が徐々に失われていった。
ドワーフ族の生まれもっての性質と吸血鬼の不死の組合わせが、イリニにある種の喜劇的な狂気をもたらした。彼女はドワーフの謎かけめいた口調でしか喋らない。イリニの精神は幼い女の子のそれと変わらないが、無害とはいえない。彼女が気まぐれで思いつく願いは子供染みているが、吸血鬼の悪意と交じり合った邪悪なものだ。もちろん、男爵はそういった思いつきに許可を与えない。ただ、イリニのおもしろおかしい要求に耳を傾けるくらいには娘を甘やかしているが。
- 男爵の馬屋にアナーバ族を閉じ込めて、狂気の動物ふれあいコーナー(demented petting zoo)を設けたい。
- 暗き男爵領/The Dark Baronyの領民たちをハサミで裁断して、男爵とお揃いのパーティードレスをこしらえておめかししたい。
- 男爵の認印付き指輪を欲しがっている。イーサン/Ihsanを操る能力を持つこの指輪を使って、イリニはイーサンを責め苛んで、完全に彼の正気を奪ってやりたい。
イリニは魔術の使い手であることを鼻にかけ、アナーバ族のシャーマンの魔術を蔑み、レヴェカ/RevekaのWizards' School(魔術学院)をいつか自分のものにしたいと狙っている。
登場
登場カード
- ホームランド(フレイバー・テキストに登場)
- アナーバのシャーマン/Anaba Shaman、Aysen Crusader、暗黒の迷路/Dark Maze、葬列/Funeral March、Mystic Decree
- 第6版(フレイバー・テキスト)
- アナーバのシャーマン/Anaba Shaman
登場記事
- Homelands on the World of MAGIC:the Gathering(コミック版ホームランド)
- The Royal Bloodline(公式記事)
訳語
「Irini Sengir」は第6版のアナーバのシャーマン/Anaba Shamanのフレイバー・テキストで「センギアのイリニ」と訳されている。