辻妻の不一致/It Doesn't Add Up
インスタント
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。それに容疑をかける。(それは威迫を持ち、それではブロックできない。)
釣ってきたクリーチャーに容疑をかけるインスタントのリアニメイト呪文。
ダブルシンボル5マナと重いが、インスタント・タイミングで奇襲的に使えるリアニメイトは貴重。カルロフ邸殺人事件参入時のスタンダードの範囲では他に条件付きの常夜会一家の魔除け/Obscura Charm、星界の再誕/Cosmic Rebirthぐらいしか無い。マナ総量に制限が無くアンタップインだが、容疑のブロック制限により結局ブロッカーとしては使えない。前のめりなアタッカーやシステムクリーチャーを戻すために使うのが基本となる。
リミテッドではクリーチャー戦が主体ということもあってリアニメイトの価値が高い。隙を晒さずに攻撃的なファッティを再利用できるとなればなおさらだ。カルロフ邸殺人事件では積極的に墓地を肥やす手段に乏しいため、狙ったクリーチャーを出す手段としては使いにくいものの、血管切り裂き魔/Vein Ripperをはじめとして強力なクリーチャーは多数収録されている。苦労して処理した途端にこれで戻ってこようものなら悶絶ものである。
- 同系統のリアニメイトカードはゾンビ化/Zombifyを参照。
- 事件の最初の方で殺されたと思われていた犠牲者の1人が実は生きており犯人だった、というミステリー小説などでしばしば見られる展開をモチーフにしたものか。
- カード名は「辻褄」の誤植。裁縫において「辻」は「縫い目が十字に交差するところ」、「褄」は「着物の裾にある左右両端の部分」をいい、これらがきちんと仕上がっていることが美しいとされることから転じて「話の筋道が合っている」ことを「辻褄が合う」という。
ストーリー
[編集]アルキスト・プロフト/Alquist Proftたちの活躍により、ゼガーナ/Zegana殺害事件の容疑者であるエトラータ/Etrataは逮捕された。しかしプロフトには疑念があった。何故ディミーア家/House Dimirの精鋭暗殺者と知られる人物が、わざわざ証拠を遺し、十分な時間があるのに逃亡しないという杜撰な犯行に及んだのか?
プロフトは真実を解き明かすべく、拘留されたエトラータの元へ向かった。彼女は真理の円/Verity Circleによる尋問を受けるも、ゼガーナを殺していないと証言した。如何にして真理の円を騙したのか問うプロフトに対し、エトラータの答えは衝撃的なものであった――ゼガーナを殺した時の記憶がない、と。
エトラータは何十件もの殺人に手を染め、そのすべてを細部まで完璧に覚えていた。しかし、どれだけ必死に思い出そうとしても、ゼガーナを殺したときの記憶は浮かばなかった。
(出典:通常版)
「エトラータはその殺害については一切、記憶にないと言い張った。どうしたものか、私には彼女が嘘をついているようには思えなかったのだ。」
― アルキスト・プロフトの事件簿(出典:ショーケース・フレーム版)
- Murders at Karlov Manor | Episode 3: Shadows of Regret/第3話 後悔の影(Magic Story 2024年1月9日 Seanan McGuire著)
- Story Spotlight Cards for Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』注目のストーリー・カード(Card Preview 2024年1月24日 Natalie Kreider、Harless Snyder著)