凍炎族/Rimekin
凍炎族(とうえんぞく)/Rimekinは、ローウィン/シャドウムーア/Lorwyn-Shadowmoorの人型種族。エレメンタル/Elementalの一種で、炎族/Flamekinの亜種。
概要
[編集]凍炎族はファイレクシア戦争/The Phyrexian invasionの恐怖から現れた。感情が熱くなりすぎた炎族/Flamekinから生まれたのだ。炎を抑えられなかった彼らは自分自身を抑え込み、内省し、熱を消し去り、冷徹な論理へと意識を向けた――まるで星々が内へと自壊するように。そして熱のない転置体と化した。彼らはしばしば世界の現状と、それを変えうる方法に焦点を向けている。また凍炎族は他にない力に恵まれており、炎族の同胞と共に作り出す武器には、炎族の鉄さえも凍らせる氷の魔法が込められている。
ローウィン/Lorwynにも凍炎族は存在するが、シャドウムーア/Shadowmoorこそが彼らの真の故郷である。歴史的に、シャドウムーアの炎族は「燃えがら/Cinder」として知られていた――燃え尽きた炎族の残骸であり、骨だけで不気味な、炎を保てない存在だった。だが現代において、シャドウムーアはこの次元の凍炎族の多くの住処となっている。彼らはローウィンの炎族と同様に自己実現を追い求めているが、自らの悲嘆を癒す形に自身と周囲の世界を積極的に作り変えることでそれを実現している。彼らは物事のありのままを理解することよりも、世界を自分たちの未来像に合うように変えることに重きを置いている。この過程は時に残酷であり、しばしば復讐の悪循環を生む。だがシャドウムーアの炎族はそこに到達する手段よりも、個人的な目標を重視している。
歴史
[編集]自分たちの炎は遥か昔に「鎮火/The Extinguishing」と呼ばれる出来事によって失われた、シャドウムーアの炎族はそう信じている。それは深い絶望と悲嘆の源であり、この出来事によって彼らは「悲しみの道/The Path of Sorrow」へと突き落とされた。この道は、自らの炎を再点火しようと躍起になる中で自滅へと向かう悪循環である。ウーナ/Oonaが破滅し、ローウィンとシャドウムーアが融合した後も、多くがこの悪循環から抜け出せずにいた。
ファイレクシア戦争は、これらの燃えがらたちを否が応でも自らの存在と向き合わせた。侵略は恐ろしく破壊的なものであったが、同時に彼らへと自らの存在を省みる機会を与えた。燃えがらたちは戦いに嗜虐的な喜びを見出し、怒りを武器としてファイレクシア人/Phyrexianを滅ぼしながら、自らの目的意識を取り戻した。絶望に浸るのではなく、望む世界を形作るために自身の力を使うことができるのだと多くの者が気づいた。
侵略が終わりに近づくにつれ、この変化によってもたらされた新たな炎に満足し、凍炎族へと変化する者たちが現れた。そうでない者はローウィンへと帰還し、温かな炎を取り戻すための長く困難な過程を開始した。
社会
[編集]シャドウムーアの炎族はローウィンの炎族よりも大規模な集落に集まり、旅をする機会は少ない。彼らはシャドウムーアの社会と地形を自分たちの欲求に合うように作り変えようと意気込んでいる。ファイレクシア戦争は大地に深刻な被害をもたらしたため、新たに設立された集落はその混沌の中に何らかの意味を見出そうとするようになった。
ローウィンの片割れ以上に、シャドウムーアの炎族は鍛冶師である。彼らは主に武器を製造してはシャドウムーアの隅々まで送り出している。これはシャドウムーアの未来を方向づけ、民が炎族に依存するような道へといざなうための試みである。その未来が訪れるまで、シャドウムーアの炎族は市場の民のために喜んで武器を製造するのだ。
重要地点
[編集]ローウィンの重要地点
[編集]- タヌフェル山/Mount Tanufel - ローウィンにおけるすべての炎族の誕生の地にして帰るべき場所。雪をかぶった山頂は凍炎族の住処であり、ワンダーワイン川/The Wanderwine Riverの水源でもある。シャドウムーアではクルラス山/Mount Kulrathがこれに相当する。
シャドウムーアの重要地点
[編集]- ビロウラス/Bellowrath - 追放された炎族の村。ここでは終末論のカルトが預言を行っている――クルラス山がやがて噴火し、渦巻く灰の雲によって世界が終わるのだと。
- 北方の尾根/The Boreal Ridge - 侵略樹/The Invasion Treeの枝が大地を破壊して形成された凍てつく断崖。崖の縁に点在する家々には凍炎族の群れが住み着いている。
登場
[編集]登場作品・登場記事
[編集]- Planeswalker's Guide to Lorwyn Eclipsed/プレインズウォーカーのための『ローウィンの昏明』案内(Magic Story 2025年9月26日 Neale LaPlante Johnson, DK Billins, Laurel Pratt著)