「Old School Magic」を編集中

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索
あなたはログインしていません。あなたのIPアドレスはこの項目の履歴に記録されます。
取り消しが可能です。 これが意図した操作であるか、下に表示されている差分を確認し、取り消しを確定させるために、変更を保存してください。
最新版 編集中の文章
1行: 1行:
'''オールド・スクールマジック'''(Old school magic,Old school mtg)は、主にアメリカ西部や欧州で盛んな[[非公式フォーマット]]の一つ。[[ヴィンテージ]]を基礎にオールドエキスパンションに範囲を狭めたフォーマットで、その使用制限のイメージから「貴族の遊び」と揶揄されることも。1993~1994年に発売された[[エキスパンション]]を使用することから、93'94とも呼ばれる。
+
オールド・スクールマジック(Oldschoolmagic,Oldschoolmtg)は主にアメリカ西部や欧州で盛んな非公式フォーマットの一つ。[[ヴィンテージ]]を基礎にオールドエキスパンションに範囲を狭めたフォーマットで、後述解説の使用制限のイメージから「貴族の遊び」と揶揄されることも。
*近い概念の非公式フォーマットに[[ダークマジック]]が挙げられる。
+
 
  
 
==解説==
 
==解説==
  
[[リミテッドエディション]]~オールドエキスパンション<ref>オールドエキスパンションは通常[[ホームランド]](Homelands)までを指すがオールドスクールではアラビアンナイト~ザ・ダークまでを範囲としている。
+
リミテッドエディション~オールドエキスパンション(注1)限定構築で[[制限カード]]、[[禁止カード]]等は[[ヴィンテージ]]に準拠しているが一部使用可能カードも存在している(2017現在[[Chaos Orb]]等)。
発足時にはフォールンエンパイアを除いた93年~94年発売の黒枠セットの英語版が範囲という事もあり、後にはフォールンエンパイアまでを範囲とする動きもある。また93年~94年発売という事実を重視し[[リバイズド・エディション]]を正式に使用可能セットに含める場合がある。ホームランドは95年発売かつ、当初は[[アイスエイジ・ブロック]]として扱われていた経歴をもつため、オールドスクールの理念からは外れている。</ref>限定構築で[[制限カード]]、[[禁止カード]]等は[[ヴィンテージ]]に準拠しているが一部使用可能カードも存在している(2019現在[[Chaos Orb]]、[[Shahrazad]]等)。
+
 
 +
発足当初「基本セットはリミテッドエディション(α、β)のみ使用可能。Proxyとしてアンリミテッドエディションを使用可能。言語は英語のみ」とされており、敷居の高さに拍車を掛けていた。実際はそんな事は無くアンリミテッドエディションや多言語のエキスパンションを認める主催者が多くなっている。
 +
 
  
発足当初「基本セットはリミテッドエディション([[アルファ]]、[[ベータ]])のみ使用可能。[[プロキシ]]として[[アンリミテッド・エディション]]を使用可能。言語は英語のみ」とされており敷居の高さに拍車を掛けていたが、2018年~2019年頃にはEternal CentralやCFBを始め、カードの「イラストがオリジナルと同一」であり「フォイルではなく」かつ「旧枠」であれば再録でも使用可能とするコミュニティが優勢となる。
 
2020年現在においてはほぼ全てのコミュニティにおいて、カードの「イラストがオリジナルと同一」であり「フォイルではなく」かつ「旧枠」であれば再録であっても「英語以外のカードでも」使用可能というルールが定着しており事実上の公式ルール化している。
 
ただしフォールンエンパイアとリバイズドの使用可否や禁止制限カードの指定についてはコミュニティ間の違いが大きく、こちらについては初めて参加する場合は良く確認した方が良いだろう。
 
  
 
==傾向==
 
==傾向==
  
ヴィンテージの限定構築というイメージから[[壊れ]]た環境であるという印象を持たれるが、実際は非常に落ち着いており1ゲームが長くなる傾向にある。
+
ヴィンテージの限定構築というイメージから環境も壊れている印象をを持たれるが実際は非常に落ち着いており、1ゲームが長くなる傾向にある。
  
要因として[[渦まく知識/Brainstorm]]をはじめとした優良[[引く|ドロー]]呪文がほぼ無い点、[[ドローエンジン]]はそれなりのコストが必要([[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]]、[[強欲/Greed]]、[[森の知恵/Sylvan Library]]他)である点がある。高速デッキでは手札がすぐに枯渇してしまい、[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]相手に苦戦することもしばしば。
+
要因として[[渦まく知識/Brainstorm]]をはじめ優良ドロースペルが存在しない事、[[ドローエンジン]]はそれなりのコストが必要([[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]]、[[強欲/Greed]]、[[森の知恵/Sylvan Library]]、他)である点。高速デッキでは手札がすぐに枯渇してしまい、コントロールデッキに苦戦する場面もしばしば。
まともなドロー補助が無い環境であるが故に[[SoloMoxen|Moxen]]等も必ずしも凶悪といえない場面が多い。
+
まともなドロー補助が無い環境であるが故にMOXEN等も必ずしも凶悪といえない場面が多い。
  
[[無限コンボ|無限]]・[[1ターンキル|瞬殺コンボ]]等もほとんど存在しないのも環境を落ち着かせている一因となっている。
+
無限コンボ等も殆ど存在しないのも環境を落ち着かせている一因となっている。
  
 
==環境の特色==
 
==環境の特色==
  
  
[[マナ基盤]]が弱く[[デュアルランド]]の重要度が増しているのが特色。[[不毛の大地/Wasteland]]が存在しないためデュアルランドを大量に[[積む]]デッキが多いが、[[フェッチランド]]も無いのでデュアルランドに頼ってもなお色事故があり、[[血染めの月/Blood Moon]]は言わずもがな、[[陥没孔/Sinkhole]]、[[石の雨/Stone Rain]]、[[Ice Storm]]等で少しマナ基盤を攻められるだけで機能不全となるケースも。
+
マナ基盤が弱く[[デュアルランド]]の重要度が増しているのが特色。[[不毛の大地/Wasteland]]が存在しない為デュアルランドガン積みデッキが多いが[[フェッチランド]]も無いのでデュアルランドに頼っても尚色事故も多く、[[血染めの月/Blood Moon]]は言わずもがな、[[陥没孔/Sinkhole]]、[[石の雨/Stone Rain]]、[[Ice Storm]]等で少しマナ基盤を攻められるだけで機能不全となるケースも。
  
カードプールが[[第4版]]+[[クロニクル]]に近いため第4版当時を知るプレイヤーはとても馴染み深いデッキが数多く活躍している。
+
カードプールが[[第4版]]+[[クロニクル]]に近い為第4版当時を知るプレイヤーはとても馴染み深いデッキが数多く活躍している。
  
 
==ルール==
 
==ルール==
  
地域、主催者毎で使用可能カードが決められており、[[露天鉱床/Strip Mine]]、[[Mishra's Workshop]]、[[回想/Recall]]等の制限の違いがある。
+
地域、主催者毎で使用可能カードが決められており、Mana Vaultの制限やMishra's Workshop,mana drainの制限解除等定めがある。
また、ルールによっては旧[[マリガン]](パリ・マリガン)ルールや[[マナ・バーン]]ルールが適用される事が多い。
+
また、ルールにおいても旧マリガン(パリ・マリガン)ルールやマナ・バーンルールが適用される事が多い。
主に、EC(Eternal Central)、Atlantic、Swedishという3種類のルールに分類される。
+
 
 +
 
  
 
==使用可能カードセット==
 
==使用可能カードセット==
40行: 40行:
 
*[[アラビアンナイト]](Arabian Nights)
 
*[[アラビアンナイト]](Arabian Nights)
 
*[[アンティキティー]](Antiquities)
 
*[[アンティキティー]](Antiquities)
*[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]](Legends)
+
*[[レジェンド]](Legends)
 
*[[ザ・ダーク]](The Dark)
 
*[[ザ・ダーク]](The Dark)
  
46行: 46行:
  
 
*[[アンリミテッド・エディション]](Unlimited Edition)
 
*[[アンリミテッド・エディション]](Unlimited Edition)
*[[リバイズド・エディション]](Revised Edition)
+
*[[フォールン・エンパイア]]
*[[フォールン・エンパイア]](Fallen Empires)
+
*[[クロニクル]](Chronicles)
+
  
 
を可能とする主催者もある。(参考:Bazaar Of Moxen,ChannelFireball,Eternal Weekend)
 
を可能とする主催者もある。(参考:Bazaar Of Moxen,ChannelFireball,Eternal Weekend)
  
又、要二重[[スリーブ]]ではあるが [[コレクターズ・エディション]]Collector's Edition)やインターナショナル・エディション(International Edition) (CE/IE)を使用可能とする主催者もいる。
+
又、要スリーブではあるが [[コレクターズ・エディション]]Collector's Edition)やインターナショナル・エディション(International Edition) (CE/IE)を使用可能とする動きも多い。
 
+
さらに、[[旧枠]]であり、同じ絵であり、[[プレミアム・カード]]でないならば、以後のエキスパンションのものを使ってもよい主催者もいる。その場合は、エラーで画像が異なる[[リバイズド・エディション]]の[[セレンディブのイフリート/Serendib Efreet]]も使用できる。
+
 
+
フォールン・エンパイアは、基本的にSwedishルールでは使用不可、ECとAtlanticルールでは使用可能である。
+
  
 
==[[制限カード]]==
 
==[[制限カード]]==
  
Mishra's Workshopや露天鉱床、イス卿の迷路、回想、Shahrazadは、地域、主催者の見解の相違が強く、制限、非制限を特記する大会が多い。前述のEC、Atlantic、Swedishの3種類のルールのいずれかに基づくことが多い。ECやAtlanticでは、[[マナ・バーン]]ルールが適用される。
+
[[Mana Drain]],[[Mana Vault]],[[Mishra's Workshop]],[[Strip Mine]]は地域、主催者の見解が強く、制限、非制限を特記する大会が多い。
[[イス卿の迷路/Maze of Ith]]はECルールで制限されていたが、2019年9月に制限解除された。
+
[[Mana Drain]],[[Mishra's Workshop]]が制限解除される大会では常として[[マナ・バーン]]ルールが適用されている。
  
*[[Ancestral Recall]]
+
[[Ancestral Recall]]
*[[天秤/Balance]]
+
[[天秤/Balance]]
*[[ブラック・ロータス/Black Lotus]]
+
[[Black Lotus]]
*[[知識の噴出/Braingeyser]]
+
[[Braingeyser]]
*[[チャネル/Channel]]
+
[[チャネル/Channel]]
*[[Chaos Orb]]
+
[[Chaos Orb]]
*[[Contract from Below]]<ref name="ante">[[アンティ]]/フェイクアンティが認められない大会の場合禁止指定</ref>
+
[[Contract from Below]]*
*[[Darkpact]]<ref name="ante">[[アンティ]]/フェイクアンティが認められない大会の場合禁止指定</ref>
+
[[Darkpact]]*
*[[悪魔の教示者/Demonic Tutor]]
+
[[Demonic Tutor]]
*[[Library of Alexandria]]
+
[[Library of Alexandria]]
*[[マナ吸収/Mana Drain]]
+
[[Mana Drain]]
*[[精神錯乱/Mind Twist]]
+
[[精神錯乱/Mind Twist]]
*[[Mishra's Workshop]](Swedish)
+
[[Mishra's Workshop]]
*[[Mox Emerald]]
+
[[Mox Emerald]]
*[[Mox Jet]]
+
[[Mox Jet]]
*[[Mox Pearl]]
+
[[Mox Pearl]]
*[[Mox Ruby]]
+
[[Mox Ruby]]
*[[Mox Sapphire]]
+
[[Mox Sapphire]]
*[[回想/Recall]](EC)
+
[[回想/Recall]]
*[[新たな芽吹き/Regrowth]]
+
[[Regrowth]]
*[[Shahrazad]](Swedish)
+
[[Shahrazad]]
*[[太陽の指輪/Sol Ring]]
+
[[太陽の指輪/Sol Ring]]
*[[露天鉱床/Strip Mine]](Atlantic, Swedish)
+
露天鉱床/Strip Mine
*[[Time Vault]](EC)
+
Time Vault  
*[[Time Walk]]
+
Time Walk
*[[Timetwister]]
+
Timetwister
*[[Wheel of Fortune]]
+
Wheel of Fortune
  
==[[禁止カード]]==
+
*[[アンティ]]/フェイクアンティが認められない大会の場合禁止指定
  
*[[青銅のタブレット/Bronze Tablet]]
 
*[[Demonic Attorney]]
 
*[[宝石の鳥/Jeweled Bird]]
 
*[[再誕/Rebirth]]
 
*[[嵐のイフリート/Tempest Efreet]]
 
  
==特別エラッタについて==
+
==[[禁止カード]]==
[[Chaos Orb]]、[[Falling Star]]、[[Ring of Ma'ruf]]に特別[[エラッタ]]が出ている<ref>[https://eternalcentral.com/updated-errata-and-wording-for-falling-star-chaos-orb-and-ring-of-maruf/ Errata and Wording for Falling Star, Chaos Orb, and Ring of Ma’rûf]</ref>。
+
 
+
{{カードテキスト
+
|カード名=Chaos Orb
+
|コスト=(2)
+
|タイプ=Artifact
+
|カードテキスト=1, Tap: Choose a nontoken permanent on the battlefield. <br />If Chaos Orb is on the battlefield, flip Chaos Orb onto the battlefield from a height of at least one foot. <br />If Chaos Orb turns over completely at least once during the flip, and touches the chosen permanent, destroy that permanent. Then destroy Chaos Orb.
+
|PT=
+
|アーティスト=
+
|Gathererid=
+
|背景=
+
}}
+
  
{{カードテキスト|カードテキスト=(1),(T):トークンでないパーマネントを一つ選ぶ。Chaos Orbが戦場に出ている場合、Chaos Orbを戦場から1フィート以上の高さからはじく。Chaos Orbが水平に1回転以上して選ばれたパーマネントに触れた場合、それを破壊する。Chaos Orbを破壊する。}}
+
[[青銅のタブレット/Bronze Tablet]]
 +
[[Contract from Below]]
 +
[[Darkpact]]
 +
[[Demonic Attorney]]
 +
[[宝石の鳥/Jeweled Bird]]
 +
[[再誕/Rebirth]]
 +
[[嵐のイフリート/Tempest Efreet]]
  
{{カードテキスト
 
|カード名=Falling Star
 
|コスト=(2)(R)
 
|タイプ=Sorcery
 
|カードテキスト=Choose any number of non-overlapping creatures on the battlefield. <br />Flip Falling Star from at least a height of one foot. If Falling Star turns over completely at least 360 degrees during the flip, it deals 3 damage to each chosen creature it lands resting on. Any creatures damaged by Falling Star that are not destroyed become tapped.
 
|PT=
 
|アーティスト=
 
|Gathererid=
 
|背景=
 
}}
 
  
{{カードテキスト|カードテキスト=クリーチャーを好きなだけ選び、重ならないように並べる。Falling Starをプレイしている場所から少なくとも1フィート高い場所からはじく。Falling Starは、それが上に乗ったすべてのクリーチャーに3点のダメージを与える。Falling Starによってダメージを与えられたすべてのクリーチャーをタップする。Falling Starが水平に1回転以上しなかった場合、それは効果を及ぼさない。}}
+
==Chaos Olbのプレイングについて==
 +
{{#card:ChaosOlb}}
  
{{カードテキスト
 
|カード名=Ring of Ma'ruf
 
|コスト=(5)
 
|タイプ=Artifact
 
|カードテキスト=5, Tap, Exile Ring of Ma'ruf: The next time you would draw a card this turn, instead choose a card you own from exile or from your sideboard, and put it into your hand.
 
|PT=
 
|アーティスト=
 
|Gathererid=
 
|背景=
 
}}
 
  
[[Chaos Orb]]を実際に起動する場合、画鋲で壁に貼り付けるといった都市伝説すら存在するが、通常運用する場合においても複数枚破壊されないようにカードの間隔を広く取って並び替えるプレイングが目立った。
+
[[エラッタ]](Errata):
 +
Chaos Orb (2)
 +
Artifact
 +
1, Tap: Choose a nontoken permanent on the battlefield. If Chaos Orb is on the battlefield, flip Chaos Orb onto the battlefield from a height of at least one foot. If Chaos Orb turns over completely at least once during the flip, and touches the chosen permanent, destroy that permanent. Then destroy Chaos Orb.
  
ルール上どちらも反則には当たらないがカードデザイン本来の効果とゲームの進行、公平性を保つためにパーマネントを1つだけ選択し、解決させる事で一応の決着を図った。(壁に貼り付ける回避方法に対する解答にはなっていないが。)
 
  
==脚注==
+
[[Chaos Orb]]を実際に起動を行う場合、画鋲で壁に貼り付けるといった無粋な都市伝説すら存在するが、通常運用する場合においてもパーマネントカードの間隔を広く取り一枚以上当たらない様に並び替えを行うプレイングが目立った。
<references/>
+
ゲームの進行を妨害する行為と共に公平性を保つ為にパーマネントを選択し、解決させる事で一応の決着を図った。(壁に貼り付ける回避方法に対する解答にななっていないが。)
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[http://oldschool-mtg.blogspot.jp/ Old School MTG]
 
*[http://oldschool-mtg.blogspot.jp/ Old School MTG]
*[https://eternalcentral.com/9394rules/ Eternal Central]
 
*[[フォーマット]]
 

MTG Wikiへの全ての投稿は、他の利用者によって編集、変更、除去される可能性があります。 自信の投稿が他人によって遠慮なく編集されることを望まない場合は、ここには投稿しないでください。
また、投稿されるものは、自身によって書かれたものであるか、パブリック・ドメイン、またはそれに類するフリーな資料からの複製であることを約束してください(詳細はMTG Wiki:著作権を参照)。 著作権保護されている作品を、許諾なしに投稿してはいけません!

中止 | 編集の仕方 (新しいウィンドウが開きます)

このページで使われているテンプレート:

QR Code.gif