ヒルダ/Hylda

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ヒルダ/Hyldaエルドレインの森初出のキャラクター。カードとしての初出はエルドレインの森の氷冠のヒルダ/Hylda of the Icy Crown

目次

解説

エルドレイン/Eldraine出身の人間/Human。女性。豪奢な白いドレスに身を包み、純白の肌を持つ。その手には氷で出来た杖が握られている(イラスト)。

氷を操る魔女/Witchアガサ/Agathaエリエット/Eriette、そして名称不明の四人目の魔女(ローアン/Rowanウィル/Willの実母)とは姉妹にあたる。

力に貪欲な姉妹と異なり、孤独であることを好んでいる。かつては姉妹と共にダンバロウ/Dunbarrowに住んでいたが、陰謀渦巻くこの地と力のみを欲する姉妹に辟易し、天候を操作する冠を手に入れた後は別離している。

彼女は冠さえあれば、ラレント湖/Loch Larent一帯を極寒の地にするほどの力を発揮する。しかし、冠の副作用により知らぬ間に心も凍り付いていき、無感情で冷酷な人間となっていった。また、冠無しの独力では小屋サイズの氷を維持するのがやっとである。

氷の城

ラレント湖を凍結させたヒルダは、季節を問わず続く魔法の氷で湖上に城を作り出した。彼女は城の奥にある玉座に腰掛け、氷から生み出された衛兵を従えている。

この城は、ヒルダの心が冷たくなるほどに成長していく。不自然な寒さと迷宮のような構造により、何人たりとも玉座にたどり着くことはできないだろう。しかし、ヒルダ自身から魔法の口づけを受けた招待者は、城の寒さから守られる。

経歴

エルドレインの森

タリオン/Talionの要請を受け、他の魔女と共に忌まわしき眠り/Wicked Slumberを作り出した。その後は褒美として与えられたの力で作り出した城に閉じこもっていた。

忌まわしき眠りを止めるため、魔女を倒す探索行に出ていたケラン/Kellanルビー/Rubyは、彼女の氷の城に侵入しようとする。ヒルダは猛吹雪とともに命が惜しくば引き返せと警告するが、それでも屈しない二人に対し、氷の戦士を差し向けて排除しようとする。戦士はケランの発現させた光の刃に撃退されるも、限界を迎えたケランは倒れてしまう。

ケランを抱きかかえて進むルビーに対し、ヒルダは語りかけた。彼を見捨てなければ自分の元にはたどり着けないだろうと。しかしルビーに彼を見捨てる気など毛頭なかった。それどころか、彼女はヒルダは寂しさゆえに自分たちを冷やかしてくるのだと見抜いた。例え自らが死の淵に立とうと、友のために前に進む。そんなルビーの姿に、魔女の凍った心は溶けていた。彼女は二人の前に姿を現すと、額に眠りと加護の口づけをした。

ヒルダは眠った二人を城の中へ運び、温かい食事をもってもてなした。彼女は二人に贈り物を与えた。自身を倒した証拠である氷の冠、ルビーの武器となる氷の大剣、……そしてケランを遣わせたタリオンもまた、この呪いに関わっていたという知識の贈り物を。

登場

カード名に登場

エルドレインの森
ヒルダの冬の王冠/Hylda's Crown of Winter

フレイバー・テキストに登場

エルドレインの森
魔法破り/Break the Spell冬への没入/Plunge into Winter霜毛皮のトナカイ/Rimefur Reindeer氷封/Ice Outヒルダの冬の王冠/Hylda's Crown of Winter(彼女として)
おとぎ話
エンチャント複製/Copy Enchantment
アルケミー:エルドレイン
ローラン湖/Loch Larent(氷の魔女として)

イラストに登場

エルドレインの森
魔法破り/Break the Spell厳寒/Bitter Chill遠見の儀式/Farsight Ritual氷封/Ice Outヒルダの冬の王冠/Hylda's Crown of Winter侵入者の放逐/Expel the InterlopersBOX特典カード版)
おとぎ話
エンチャント複製/Copy Enchantment

登場記事・登場作品

その他

脚注

  1. @wizards_magic(MTG公式Twitter 2023年7月28日)

参考

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