ダーレク族の誕生/Genesis of the Daleks

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Genesis of the Daleks / ダーレク族の誕生 (4)(黒)(黒)
エンチャント — 英雄譚(Saga)

(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。IVの後に、生け贄に捧げる。)
I,II,III ― ダーレク族の誕生の上にある伝承カウンター1個につき1体の、威迫を持つ黒の3/3のダーレク(Dalek)・アーティファクト・クリーチャー・トークンを生成する。
IV ― 対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは「すべてのダーレク・クリーチャーを破壊し、各対戦相手はそれぞれ、このターンに死亡したダーレクのパワーの合計に等しい点数のライフを失う。」か、「ダーレクでないすべてのクリーチャーを破壊する。」かの最悪の二択を行う。


ドクター・フーの旧シリーズの最初の黄金期、4代目ドクター/The Fourth Doctorサラ・ジェーン・スミス/Sarah Jane Smithのエピソードのうち、特に評価の高いエピソードを再現した英雄譚。3ターンの間、ダーレクトークン生成を行い、最終章では最悪の二択を行い、ダーレクを残すか、それとも破壊してその責任を負ってライフを失うのかを突きつける。

I~III
伝承カウンター1つにつきダーレクが生成される。1ターンごとにこの能力を解決していくなら合計6体のダーレクを得ることが出来る。しかし、伝承カウンターを一度に複数個乗せることで生成される数を増やすことが可能である。しかし同様に解決時の伝承カウンターを見るため、スタックでこのカードを破壊されたりバウンスされたりするとダーレク・トークンを得ることが出来ない。
ダヴロスによってダーレクが誕生し、徐々に増えていく様を表現している。
IV
対戦相手ひとりを選び、ダーレクすべてを破壊して各対戦相手が合計パワーに等しいダメージを失うか、ダーレクでないクリーチャーすべてを破壊するかの最悪の二択を迫る。戦場にあるダーレクの数次第では微小なダメージを負うことで済まされてしまうこともあり、対戦相手を悩ませるにはまず戦場のダーレクがある程度脅威となっている必要がある。トークンの生成能力は決して高いとは言えず、ダーレクを生成できる数少ないカードとしての利点を生かせない限りは、採用に難があるだろう。
状況次第では最もライフの高い相手と交渉を行い、あえてダメージを受ける選択をすることで、他のプレイヤーを敗北させるなどの政治交渉もできる。
この場面はダーレクの幼体を虐殺するか、ダーレクが将来虐殺するであろう人々を見捨てるのか葛藤するドクターの選択をプレイヤーに迫っている。また、ドクターの葛藤のシーンはそのまま善悪の葛藤/Crisis of Conscienceとしてカード化されている。このエピソードを代表するシーンである。
  • I~III章は伝承カウンターを参照するという特殊なトークンの生成の方法を行っているため、たとえば一度に4個の伝承カウンターが乗った場合は、一度にすべての英雄譚の章能力が誘発するため、I~III章はすべて4体のトークンを生成する。

[編集] ストーリー

ダーレク族の誕生/Genesis of the Daleksは旧シリーズのシーズン12、第4エピソードである。4代目ドクター/The Fourth Doctorとコンパニオンのサラ・ジェーン・スミス/Sarah Jane Smith、ハリー・サリバンは、タイムロードの命令でダーレクの誕生を阻止するべく、ダーレクが開発された数千年前の惑星・スカロにタイムスリップさせられる。

カレド族とサーレ族という人間たちが高度な化学兵器を1000年以上にわたって消耗しあう戦争のなかで、科学者ダヴロスはカレド族の進化を促し、、戦車の中に収めた人体兵器を開発しようとしていた。進化しはじめたカレド族はもはや人間と飛べる形ではなく、ゲル状のタコのような生き物になっている。ドクターはこの進化をすると憎悪以外の感情が消し去ってしまうことが問題であり、今すぐやめるようにダヴロスに問いかけるが、もはやダヴロスは狂気に陥っており、一切聞く耳を持っていなかった。 ドクターはプラスチック爆弾を発見し、いまだ未完成の幼体のダーレクを大量虐殺するべきか葛藤する。ダーレクは確かに将来、大量虐殺者になるが、今はまだ何も殺していない無実の者たちである。また、彼らが生まれたことでごく少数ではあるが善人と呼べるものも誕生している。ドクターは目の前のダーレクを虐殺するか、将来虐殺される人々を見捨てるのかを決められない。結果的にこの作戦はダヴロスの助手がダヴロスが交渉に応じたと伝えに来たため、ドクターはこの決断をしなくて済むことになる。

しかし協議は不調に終わり、戦車をまとった完成したダーレクが誕生するが、ダヴロスに許可なくダーレクの生産ラインを動かし始める。ダヴロスは自身に忠誠を誓うように求めるが、ダーレクは拒否する。もはやダヴロスより強力で高い知識を持ったダーレクは自分でダーレクを製造することが出来るため、ダヴロスに従う理由はなく、公然とダヴロスは反旗を翻されたのである。 ダーレクは従わないカレド族をすべて殺し、最後にダヴロスを「抹殺せよ!/Exterminate!」の甲高い声とともに殺害する。 もはやこの星の運命はサーレ族に託されたが、ドクターはその未来を知っている。やる事はやり終えたドクターは彼らに別れを告げ、コンパニオンと共にスカロを後にする。

[編集] 参考

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