錯霊/Glitch ghost
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錯霊(さくれい)/Glitch ghostは、ダスクモーン/Duskmournの種族で、スピリット/Spiritの一種。
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解説
錯霊は、ヴァルガヴォス/Valgavothの神格化/The Ascension以前に館/The Houseの外で死んだ者たちの霊魂である。偶然なのか意図的なのか、館の壁は通り抜けることをほとんど許さない。館の中で死んだ者は館を出ることはできず、館の外で死んだ者は館に入ることはほぼ不可能だ。代わりに、このような霊は弱い部分から侵入しなければならない――壁のひび割れ、画面、鏡、枠にしっかりはまっていない扉などだ。そうしようとする苦労は霊を損なわせ、歪んだ外見を与える。それらがもはやこの次元の一部ではなく、外部からの侵入者だと思い出させるような外見を。
錯霊はその者が死んだ際に経験した感情の瞬間に囚われている。時に、親近感を覚える、あるいは何らかの血縁を有する特定の人物に霊が取り憑くこともある。また、森の中の木々の一角や特定の部屋など、場所に取り憑くこともある。
錯霊は館の「外」の最後の名残であり、ダスクモーン/Duskmournという次元/Planeのかつての姿の遺物である。ヴァルガヴォスがこの次元を貪り始めた際に、取り込むことも破壊することもできない場所があると彼は気づいた。彼の解決策は、ダスクモーンが久遠の闇/Blind Eternitiesの中で占めている空間の端に、それらの場所を単純に押し込んで圧縮することだった。しかしながら、これらの空間は圧縮されて存在しなくなってしまう代わりに、館を押し返す結果となった。この圧力は館の構造に負担をかけ、絶えず修復しなければならない割れ目や裂け目の原因となっている。館の中でも特に衰えた場所では、壁全体が崩れ落ち、錯霊そのものと同じ、歪んで損なわれた質感の、頑固で不可解なキャンバスをあらわにしているかもしれない。
錯霊を従来の武器や武力で倒すことはほとんど不可能だ。錯霊と効果的に戦える唯一の方法は、特別に設計された道具、通常は神格化以前の技術の残骸を拾い集めて組み合わせたものを用いることだ。このようにして捕らえられた霊は、充分な時間無力化され、やがて館との繋がりを失い、非物質化して外へと戻っていく――当分の間、別の入り口を見つけるまでは。
ゲームでの特徴
クリーチャー — スピリット(Spirit)
飛行、警戒
違和感 ― あなたがコントロールしているエンチャント1つが戦場に出るたび、および、あなたが部屋(Room)1つを完全に開放するたび、ターン終了時まで、うつろう亡霊は+1/+1の修整を受ける。
スピリットのクリーチャー・タイプを持つ。
登場
登場作品・登場記事
- Planeswalker's Guide to Duskmourn/プレインズウォーカーのための『ダスクモーン:戦慄の館』案内(Daily MTG 2024年6月28日 Emily Teng著)
- Duskmourn: House of Horror | Episode 4: Don't Give Up/第4話 諦めてはいけない(Daily MTG 2024年8月26日 Mira Grant著)