わかれ道/The Parting of the Ways
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エンチャント — 英雄譚(Saga)
(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― あなたのライブラリーの一番上にあるカード5枚を追放する。これにより追放されて土地でない各カードにつきそれぞれ、そのカードの上にそれのマナ総量に等しい個数の時間(time)カウンターを置く。それが待機を持っていないなら、それは待機を得る。
II ― タイムトラベルを行う。その後、タイムトラベルを行う。
III ― 各対戦相手につきそれぞれ、そのプレイヤーがコントロールしているアーティファクト最大1つを対象とする。それを破壊する。
新シリーズ・シーズン1の最終話、「わかれ道(原題: The Parting of the Ways)」を再現した英雄譚。 コストは重めであるが、最大5枚のカードを待機状態にし、ランダム要素はあるものの、そのあとのタイムトラベル2回分によりアドバンテージを稼ぐことが出来る。
- I
- ライブラリートップから5枚のカードを待機させることが出来る。時間カウンターの数はマナ総量に依存する。
- 時間はかかるものの、最大5枚ものアドバンテージを得られる強烈な能力。
- マナ総量0のカード(マナ・コストの無いカード含む)は時間カウンターがない状態で追放されるため、基本的に唱えることはできないので注意(後述)。
- 人知を超えた力を得、「BAD WOLF」の文字を自分が旅していた場所へ飛ばしているローズ・タイラー/Rose Tylerが再現されている。
- II-
- タイムトラベルを2回行える。通常のアップキープとこのタイムトラベル2回分で、I章で追放された3マナ以下の呪文はここで唱えることが出来るようになる。
- 戦場にあるパーマネントにも影響を及ぼすため、その範囲は想像以上に広い。
- ローズがタイムトラベルでロンドンに戻され、その後自力で帰ってきた場面を再現している。
- III-
- プレイヤーごとのアーティファクトの破壊。3章の効果にしては物足りないが、統率者戦では対象に困らないだろう。
- ダーレクの艦隊を分子レベルまで分解した場面を再現している。再現しすぎるとゲームバランス的にはやりすぎだったのだろうか。
- このシーンはすべてが塵と化す/Everything Comes to Dustとしてカード化されている。
総じてI章とII章によるアドバンテージ獲得がメインと思われる。9代目ドクター/The Ninth Doctorや10代目ドクター/The Tenth Doctorは待機と相性がいいため、シナジーも原作再現されているといえる。ローズも1章で最大で5個の時間カウンターが期待でき、原作再現にこだわりか感じられる1枚。
- I章で追放されたマナ総量0のカードは時間カウンターが置かれないため、「最後の時間カウンターを取り除く」ことができず唱えることができない。また、待機状態として扱われないのでタイムトラベルでも干渉できない(CR:702.62)。
- 日本語訳がイニストラードを覆う影の分かれ道/Fork in the Roadと読みが同じである。漢字一字をひらいてあるかどうかの差であるため、カード指定の際には区別できるようにしておきたい。
ストーリー
ステーション5の一件から100年後、宇宙ステーションはテレビ番組を地球へ放送するテレビ局と化していた。
9代目ドクターとコンパニオン、ローズ・タイラーは宇宙旅行の最中に何者かに引き寄せられ、番組に強制参加させられるが、裏で暗躍するダーレク族を発見、状況を打破するため仲間を募って画策する。
しかし地球を覆いつくすほどのダーレクの艦隊と皇帝ダーレクの復活により状況は絶望的であり、ドクターは強制的にローズを現代のロンドンへ帰してしまう。
悲嘆にくれるローズであったが、今までの旅の道中で常に付きまとい現れてきた「BAD WOLF(バッドウルフ)」の文字を手がかかりに、現代に残されたターディスからその力を吸収し、人知を超えた存在となって再び西暦20万100年のステーション5に戻ると、その力で分子レベルまでダーレクの艦隊を分解した。