ケイヤ/Kaya

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ケイヤ/Kayaコンスピラシー:王位争奪のキャラクター。

目次

解説

幽霊殺しを生業とするプレインズウォーカー/Planeswalker。女性。縮れ毛の黒髪に浅黒い肌を持つ。

自らの肉体の一部を、武器や衣服ごと非物質に変える能力を持つ。紫色の朧な光を発する非物質化した身体は、壁などの物体を通り抜けられるようになり、同時に幽霊に対して物理的に干渉できるようになる。これは死者の領域に踏み込む危険な行為であり、あまり長時間行うことはできない。また生者の領域に自らを繋ぎ止める「錨」を確保するため、全身を同時に非物質化することも避けている。

ケイヤは様々な次元/Planeで幽霊を殺してきたが、幽霊や生死に対する考え方は文化によって様々であり、ある地では祝福の声を浴びる一方で、ある地では追放の憂き目に遭ってきた。彼女自身の信条は、「生は生者のためにある」というものである。生者は自分の人生をしっかりと生き、残された時間のあるうちに欲しいものを追い求め、死の前には安らぎを見出すべきだ。死後も未練の残ることがあるのなら、それは大抵の場合本人の責任であり、幽霊となって今を生きる他者に迷惑をかけることは許されない、そう彼女は考えている。しかしながら彼女は幽霊に対しても一定の敬意を払っており、除霊の際にはまず言葉による説得を試みる――もっとも、それで解決に至ったことは一度もないのだが。

その過去は謎に包まれている。実は高貴な家柄の出身だが、故郷の次元を離れた今となっては、彼女がわざわざそれを口にすることもない。

経歴

眠りにつく時/Laid to Rest

フィオーラ/Fioraの酒場にて、ケイヤは貴族エミリオ・レヴァリー/Emilio Revariから除霊の依頼を受けた。レヴァリーは母から相続した屋敷に幽霊が出没するようになったと説明したが、彼女は遠回しに指摘した――その幽霊とは死んだ母親なのではないかと。レヴァリーは彼女の詮索を嫌ったが、ケイヤは除霊のためには幽霊の事情を知る必要があると言い張った。彼女は母親がその屋敷を頑なに息子に譲ろうとしなかったこと、幽霊が東棟の2階に出没することを聞き出し、屋敷の図面と報酬の半分を受け取った。

翌日の夕方、ケイヤは出発前に宿屋の女主人から手紙を渡された。その手紙には文字はなく、黒薔薇の印だけがあった。昨年から準備を進めていた大口の依頼がとうとう実を結ぶことを知り、彼女の胸は高鳴った。

日が暮れた頃、ケイヤは屋敷に到着した。聞いていた通り、東棟の2階で老女の幽霊が姿を現した。ケイヤは壁抜けの技を駆使して幽霊と戦ったが、図面ではただの寝室だったはずの部屋に床がなかったことで危うく転落しかけた。彼女は幽霊のショールに掴まって喫茶室らしき部屋に飛び込み、そこで真実に気がついた。私室でもない場所に執着する幽霊、先程の床のない部屋で見た1階と2階の間にある空間、そしてこの部屋の隅の瓦礫の山――ケイヤが瓦礫を除け、ダガーで床板をこじ開けると、そこには幽霊と同じ顔の老女の死体があった。

真夜中、ケイヤの報告を受けたレヴァリーは彼女とともに屋敷を訪れた。レヴァリーは彼女が床下の秘密を暴いたことに気づき怒り狂ったが、そこに老女の幽霊が現れた――実の息子に殺された母親の幽霊が。助けてくれ、契約したはずだと叫ぶレヴァリーに対し、ケイヤは契約の不履行により残りの報酬は不要であるとにべもなく告げた。彼女はレヴァリーの突進を非物質化でかわすと、閉じた扉を通り抜け、哀れな男の叫び声を後に屋敷を去った。

コンスピラシー:王位争奪

ケイヤはマルチェッサ/Marchesaとの契約により、死後も幽霊となってパリアノ/Palianoを統治し続けていた王、ブレイゴ/Bragoを暗殺した。

登場

登場作品・登場記事

参考

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