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マイコイド/Mycoidは、イクサラン/Ixalanに棲息する菌類

目次

解説

マイコイドはイクサラン地下洞窟網のいたるところで見られる、鮮やかな色と奇妙な形態、多種多様な大きさを持った動く菌類である(イラスト1イラスト2)。

この種族は集団意識を持っており、全てのマイコイドは中心となる存在帝王マイコイド/The Mycotyrantと精神を共有している。その生活形態は人間/Human吸血鬼/Vampireといった単一の身体を持つ種族とはまるで異なっており、痛みや飢えを感じず、命を軽視し、ただ蔓延・消費・反復・克服するためだけに存在している。

マイコイドの塊が十分に成長すると、その中に支配的な精神が生み出されることがある。こうした現象は通常、歩行可能なマイコイドコロニーが人間大の大きさになると起こる。ただし、個々のマイコイドが独自の意識を発達させたとしても、彼らが帝王マイコイドの命令から自由になることは決してない。

中心核の住民のほか、深淵のゴブリン/Deep Goblinマラメト/Malametといった洞窟に住む種族とも敵対関係にある。

歴史

その起源は数千年前、洞窟に築かれたコモン・ウィナク/The Komon Winaqの都市に生じた真菌性の疫病である。あまりにも病気として発達したものであるため、侵略者フォモーリ/Fomoriの置き土産ではないかと考える者もいる。

オルテカ/Oltecとコモンは協力してマイコイドへの対処にあたったが、この脅威を止める術はなく、ある者は地上のイクサラン/Ixalan大陸に逃亡し、ある者は中心核を封鎖してコモンごとマイコイドを締め出す決断を下した。

文化

帝王マイコイドは消費・消化・複製というプロセスによって他の生物を学習している。これにより、マイコイドは原始的な魔法、道具や武器の作製といったシステムを発達させた。とはいえ、マイコイドが独自に作り出した魔法や技術が存在しないわけではない。

マイコイドの学習元は主に人間であるため、その文化も人間の模倣となる傾向がある。彼らが形成する巨大な都市サイズのコロニーは、太陽帝国/The Sun Empireや古代コモンの都市が入り混じったかのような様相を示している。

マイコイドはあらゆる形状の、あらゆる明るさの洞窟を移動することに長けている。通常、彼らに照明は必要ないのだが、生物発光を用いて他種族の照明装置を再現し、それらを身体に直接組み込んでいる。

洞窟に棲息するマイコイドの最も主要な文化的目的は、「消費/Consume」と「拡大/Expand」である。そのため、彼らは思想ではなく本能的に征服行為を行っており、マラメトの支配領域の境界や中心核の入り口へと迫っている。

登場

カード名に登場

アルケミー:イクサラン
マイコイドの復活/Mycoid Resurrection

フレイバー・テキストに登場

イクサラン:失われし洞窟
オキネク・アハウの特使/Envoy of Okinec Ahau同族怒りのマイコイド/Broodrage Mycoid死天狗茸の操り人形/Deathcap Marionette強欲な掠め盗り/Greedy Freebooter洞窟を這い刺すもの/Stinging Cave Crawler太陽の揺籃の地、イトリモク/Itlimoc, Cradle of the Sunカスレムの徘徊者/Kaslem's Strider好戦的な槌頭/Pugnacious Hammerskull帝王マイコイドの触手/Tendril of the Mycotyrantもがく出現/Squirming Emergence
中心核/The Core(日本語版のみ)
イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ(宝の山ボックストッパー
思考の器/Thought Vessel

関連資料

参考

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