シャーク

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'''シャーク'''''Shark'')は、[[カード]]の価値に対する知識の乏しい初心者などを相手に、極端に不平等な[[トレード]]を申し込み、間違った強さを教えるなどして強引に成立させること。また、それを行う人物。高利貸しや悪徳金融の比喩に由来する。
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{{Otheruses|不平等な[[トレード]]行為|[[クリーチャー・タイプ]]|サメ}}
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'''シャーク'''(''Shark'')は、極端に不平等な[[トレード]]によって利益を得る行為。特に[[カード]]の価値に対する知識の乏しい初心者などを相手に、間違った強さを教えるなどして強引に成立させる場合を指す。また、それを行う人物。
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*高利貸しや悪徳金融のことを俗にシャークと表現することから転じてついたもの。直訳して「[[サメ|鮫]]」などとも。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
言葉は悪いが、やっていることは詐欺とさして変わりない。と言うよりも、トレードは一種の物々交換であり、故意に誤情報を与えて成立させたような場合、その内容によってはしっかり詐欺と判断される場合もある。
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トレードとは本来、多少価値の差があって不平等に見えたりしても、相互の合意さえあるのならば他人がとやかく言うことではない。その意味で個々人の価値観や事情に大きく左右されるため、通常のトレードにおいてはシャークか否かの線引きというのはかなりあいまいである。
  
シャークトレードの標的とされる側を[[グッピー]]などと言ったりする。
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*[[レア]]1枚と[[コモン]]複数枚のような、いわゆる「格下げ」トレードは通常ほとんど成立しないが、例えば相手が「そのコモンのカードを無限収集している[[コレクター]]」であればそのような条件でも快く了解することは十分ありえる。
  
*ただ実際問題として、何がシャークで何がシャークでないのかは、個人の価値観に大きく左右される。一般的なカードの価値が絶対というわけではない。
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しかし、そこに「初心者の無知につけこんでウソを吹き込む」などの悪質な行為が加わると話が変わる。トレードは一種の物々交換契約である以上、悪質な背信行為によって利益や財産を損失させた場合、詐欺罪に該当すると判断される場合もある。
*トレード掲示板が荒れる原因となることも多い。
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*シャークトレードの標的とされる側を[[グッピー]]などと言ったりする。
 
*[[グッピー]]ともども、初期のマジック解説書「Learn Magic Cards」で紹介された言葉。日本語翻訳もあった本なので、この言葉が日本でも使われるようになった原因の1つだろう。
 
*[[グッピー]]ともども、初期のマジック解説書「Learn Magic Cards」で紹介された言葉。日本語翻訳もあった本なので、この言葉が日本でも使われるようになった原因の1つだろう。
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*シャークの話では、[[甲鱗のワーム/Scaled Wurm]]の話題になることも多い。[[極楽鳥/Birds of Paradise]]と交換してもらったなど、もはや都市伝説と言っていいだろう。
 
*シャークの話では、[[甲鱗のワーム/Scaled Wurm]]の話題になることも多い。[[極楽鳥/Birds of Paradise]]と交換してもらったなど、もはや都市伝説と言っていいだろう。
*コレクター相手に欲しがっているカードを大量に渡して[[トップレア]]を得るような行為は普通シャークとは呼ばない。コレクターがそれを承知で[[トレード]]し、お互い納得がいっているのだから、道義上もまったく問題ない。価値観の違いである。
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*この手のトラブルが頻発したせいで、近年は「店内でのトレード禁止」「掲示板でのトレード交渉禁止」を明言しているカードショップやウェブサイトも少なくない。
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**掲示板の管理人やショップのオーナーには管理責任があり、シャークトレード(つまり詐欺という犯罪行為)が行なわれているとわかった場合なんらかの対策をする義務があるため、手間などの都合で全面禁止にせざるをえないケースが多いのである。
  
 
== 参考 ==
 
== 参考 ==

2023年6月4日 (日) 03:18時点における最新版

シャーク(Shark)は、極端に不平等なトレードによって利益を得る行為。特にカードの価値に対する知識の乏しい初心者などを相手に、間違った強さを教えるなどして強引に成立させる場合を指す。また、それを行う人物。

  • 高利貸しや悪徳金融のことを俗にシャークと表現することから転じてついたもの。直訳して「」などとも。

[編集] 概要

トレードとは本来、多少価値の差があって不平等に見えたりしても、相互の合意さえあるのならば他人がとやかく言うことではない。その意味で個々人の価値観や事情に大きく左右されるため、通常のトレードにおいてはシャークか否かの線引きというのはかなりあいまいである。

  • レア1枚とコモン複数枚のような、いわゆる「格下げ」トレードは通常ほとんど成立しないが、例えば相手が「そのコモンのカードを無限収集しているコレクター」であればそのような条件でも快く了解することは十分ありえる。

しかし、そこに「初心者の無知につけこんでウソを吹き込む」などの悪質な行為が加わると話が変わる。トレードは一種の物々交換契約である以上、悪質な背信行為によって利益や財産を損失させた場合、詐欺罪に該当すると判断される場合もある。

  • シャークトレードの標的とされる側をグッピーなどと言ったりする。
  • グッピーともども、初期のマジック解説書「Learn Magic Cards」で紹介された言葉。日本語翻訳もあった本なので、この言葉が日本でも使われるようになった原因の1つだろう。
  • この手のトラブルが頻発したせいで、近年は「店内でのトレード禁止」「掲示板でのトレード交渉禁止」を明言しているカードショップやウェブサイトも少なくない。
    • 掲示板の管理人やショップのオーナーには管理責任があり、シャークトレード(つまり詐欺という犯罪行為)が行なわれているとわかった場合なんらかの対策をする義務があるため、手間などの都合で全面禁止にせざるをえないケースが多いのである。

[編集] 参考

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