メロウ/Merrow
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− | + | ローウィンのメロウは世界中に張り巡らされた川や小川に生棲する。ただ棲んでいるのではなく、水の魔法で新しい川を作ったり、捻じ曲げたりして、ローウィンの川を制御している。ローウィンの川は'''メロウ回廊'''/''Merrow Lens''と呼ばれており、メロウよりメロウ回廊に詳しい者は誰一人いない。川の中でも[[ワンダーワインの分岐点/Wanderwine Hub|'''ワンダーワイン'''/''Wanderwine'']]には多くのメロウが集まり、交易の拠点となっている。 | |
− | + | メロウは共通の関心・目的に応じた'''群れ'''/Schools''と呼ばれる集団を形成し、[[メロウの騎兵/Merrow Reejerey|'''騎兵'''/Reejerey''']]と呼ばれる指導者のもとで暮らしている。さらにこの群れの間で交易や協力関係が結ばれている。 | |
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+ | 例えば'''墨深み'''/''Inkfathom''の群れは'''闇うねり'''/''Dark Meanders''と呼ばれる地下河川に最も興味を抱いている。闇うねりには光が差さず迷いやすいが、経験豊富な者の案内があれば移動に利用することもでき、ワンダーワインの底にいくつかの口が開いているため、これを使いたければ墨深みの者を探すとよいだろう。他にも'''銀エラ'''/''Silvergill''や'''石ころ川'''/''Stonybrook''、'''紙ひれ'''/''Paperfin''、''Weirwinder''といった群れが知られている。<!--過去の版では「銀エラが商業担当」と書かれているが出典不明--> | ||
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+ | 他の種族と比較すると、感情豊かではないが皆が話術に長けている。メロウがローウィンで担う多様な職業・役割の一部として以下がある。 | ||
+ | *Rudder<ref>[[防護の泡/Protective Bubble]]のフレイバーテキストで触れられているが日本語への訳出なし</ref> - 回廊を熟知している案内人。<!--過去の版では「船頭」と表記されているようだが出典が不明--> | ||
+ | *'''潮刻み'''/''Tideshaper''・'''水大工'''/Aquitect'' - 水の魔法に熟練し、岸の補強や流れの操作に長ける。 | ||
+ | *''Troutherd''・''Crawherd'' - マスやザリガニの群れを管理する。 | ||
+ | *''Landspanner'' - 水路から別の水路へと跳ぶことができる。熟練の者は槍とトゲつき網で陸上の大きな獲物を狩ったり、警備を行ったりする。<!--過去の版では「地べた叩き」と表記されているようだが出典が不明--> | ||
+ | *[[休賢者/Fallowsage|'''休賢者'''/''Fallowsage'']] - メロウの賢老。川べりの柳の影でくつろいでいる者が多い。 | ||
+ | *'''大喋り'''/''Wellgabber'' - 井戸で多種族とのやり取りを行う。話の中に'''幻触術'''/''Glamer''を織り込む者もいるため注意を要する。 | ||
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− | シャドウムーアのメロウは私利私欲に走る殺し屋と化し、[[大オーロラ/Great Aurora | + | シャドウムーアのメロウは私利私欲に走る殺し屋と化し、[[大オーロラ/Great Aurora]]の影響で悪化した水中を獲物を求めて徘徊する。その身勝手さと嫉妬心から、他の種族の持っている物なら何でも盗もうとし、ローウィンで持っていた策略はそのためにのみ発揮されている。 |
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==参考== | ==参考== | ||
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+ | *[https://web.archive.org/web/20211130102223/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/lorwyn-lore-2007-09-10 Lorwyn Lore(Internet Archive)](Feature [[2007年]]9月10日 [[Rei Nakazawa]]著) | ||
+ | *[https://web.archive.org/web/20071031224600/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/db8 Lorwyn Survival Guide(Internet Archive)](Taste the Magic 2007年10月31日 Doug Beyer著) | ||
*[[ローウィン]] | *[[ローウィン]] | ||
*[[Lorwyn]](小説) | *[[Lorwyn]](小説) | ||
*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] |
2024年7月1日 (月) 16:38時点における最新版
メロウ/Merrowは、ローウィン/Lorwynおよびシャドウムーア/Shadowmoorに住むマーフォーク。川を拠点に活動をする種族のため、青だけなく白にもカードが存在する(例:水流を読む者/Judge of Currents)。白単色のマーフォークはメロウが初めてである。
- 「メロウ」とは、もともとケルトの伝承に登場する人魚の妖精である。
目次 |
[編集] ストーリー
[編集] ローウィン
ローウィンのメロウは世界中に張り巡らされた川や小川に生棲する。ただ棲んでいるのではなく、水の魔法で新しい川を作ったり、捻じ曲げたりして、ローウィンの川を制御している。ローウィンの川はメロウ回廊/Merrow Lensと呼ばれており、メロウよりメロウ回廊に詳しい者は誰一人いない。川の中でもワンダーワイン/Wanderwineには多くのメロウが集まり、交易の拠点となっている。
メロウは共通の関心・目的に応じた群れ/Schoolsと呼ばれる集団を形成し、騎兵/Reejereyと呼ばれる指導者のもとで暮らしている。さらにこの群れの間で交易や協力関係が結ばれている。
例えば墨深み/Inkfathomの群れは闇うねり/Dark Meandersと呼ばれる地下河川に最も興味を抱いている。闇うねりには光が差さず迷いやすいが、経験豊富な者の案内があれば移動に利用することもでき、ワンダーワインの底にいくつかの口が開いているため、これを使いたければ墨深みの者を探すとよいだろう。他にも銀エラ/Silvergillや石ころ川/Stonybrook、紙ひれ/Paperfin、Weirwinderといった群れが知られている。
他の種族と比較すると、感情豊かではないが皆が話術に長けている。メロウがローウィンで担う多様な職業・役割の一部として以下がある。
- Rudder[1] - 回廊を熟知している案内人。
- 潮刻み/Tideshaper・水大工/Aquitect - 水の魔法に熟練し、岸の補強や流れの操作に長ける。
- Troutherd・Crawherd - マスやザリガニの群れを管理する。
- Landspanner - 水路から別の水路へと跳ぶことができる。熟練の者は槍とトゲつき網で陸上の大きな獲物を狩ったり、警備を行ったりする。
- 休賢者/Fallowsage - メロウの賢老。川べりの柳の影でくつろいでいる者が多い。
- 大喋り/Wellgabber - 井戸で多種族とのやり取りを行う。話の中に幻触術/Glamerを織り込む者もいるため注意を要する。
[編集] シャドウムーア
シャドウムーアのメロウは私利私欲に走る殺し屋と化し、大オーロラ/Great Auroraの影響で悪化した水中を獲物を求めて徘徊する。その身勝手さと嫉妬心から、他の種族の持っている物なら何でも盗もうとし、ローウィンで持っていた策略はそのためにのみ発揮されている。
メロウの一種としてセルキー/Selkieと呼ばれるものもいる。
[編集] 主なメロウ
[編集] 参考
- ↑ 防護の泡/Protective Bubbleのフレイバーテキストで触れられているが日本語への訳出なし
- Lorwyn Lore(Internet Archive)(Feature 2007年9月10日 Rei Nakazawa著)
- Lorwyn Survival Guide(Internet Archive)(Taste the Magic 2007年10月31日 Doug Beyer著)
- ローウィン
- Lorwyn(小説)
- 背景世界/ストーリー用語