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コイン投げ

提供: MTG Wiki

コイン投げ/coin flipは、コインを宙に投げ、落下した際の状態が「表/heads」か「裏/tails」かを予想・観察する行動。無作為に何かを決定する効果として、一部のカードで指示されている。ライブラリー以外でこのゲームに持ち込まれる代表的なランダム(無作為)要素である。俗に「コイントス」とも。

Fighting Chance / ファイティング・チャンス (赤)
インスタント
ブロックしているクリーチャー1体につき、コインを1枚投げる。あなたがコイン投げに勝った場合、このターン、そのクリーチャーが与えるすべての戦闘ダメージを軽減する。
Krark's Thumb / クラークの親指 (2)
伝説のアーティファクト
あなたがコインを1枚投げる場合、代わりにコインを2枚投げ一方を無視する。

ルール

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カードに「コインを投げる/Flip a coin」と書かれていた場合、その影響を受けるプレイヤーがコインを投げる。その後、以下のいずれかを行う。

  1. コイン投げの勝敗が問われている場合、コイン投げをしたプレイヤーは、コインが「表/heads」になるか「裏/tails」になるかを宣言する。予想が的中したプレイヤーはコイン投げに「勝ち」、外したプレイヤーは「負け」となる。それ以外のプレイヤーに勝敗はつかない。
  2. そのコインが表か裏かだけを参照しており、勝敗が問われていない場合、どのプレイヤーにも勝敗はつかない。
  3. 「コインを投げる」とだけあり、その勝敗も表裏も問われていない場合、コイン投げをしたプレイヤーは(1と同様に)予想をし勝敗をつける。
  • 勝敗がつかない場合、投げたプレイヤーの偶然の出合い/Chance Encounterに運勢カウンターが乗るようなことも無い。
  • コイン投げを特定の結果にしたり、特定のプレイヤーをコイン投げに勝利させる効果が存在する(フィガロの国王、エドガー/Edgar, King of Figaro)。この場合コイン投げの実際の結果に関わらず特定の結果を参照し、またプレイヤーの勝利を問わないものでもプレイヤーが勝利した事になる。
    • 勝敗を問わないコイン投げでもプレイヤーが勝利したことになり、偶然の出会いを誘発させる事になる。

コイン

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投げるために使うコインは、どちらの面か容易に区別でき、かつほぼ等確率でそれぞれの面が上になる、2面の物体でなければならない。投げられるコインの表と裏がはっきりしていない場合、どちらが表であるかを明確にしておかなければならない。

両方のプレイヤーが同意できるなら、「2つの事象がそれぞれ同じ確率で発生するもの」を代わりに用いてもよく、またその際に「表」「裏」をそれぞれ別のもので代用するもしくは置き換えてよい。

  • 例えば、6面ダイスなどの偶数の面を持つサイコロでは偶数の目と奇数の目でそれぞれ出る確率は1/2であるため代用でき、その際「偶数を表、奇数を裏とする」として「表」「裏」を言い当てるように進めてもよいし、あるいは「表」「裏」という言葉を使わずに「偶数」「奇数」を言い当てる形で進めてもよい。
  • 2枚のカードを伏せて無作為に選ぶことで50%の勝敗を決める方法もあるが、サイドボードや墓地・追放領域のカードなどを使うとトラブルの元になるので注意。

ルールの変遷

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コイン投げに関するルールは当初は総合ルール本文中には無く、用語集の中にのみ書かれていた。コインを投げたプレイヤーの対戦相手の1人がコインが空中にある間に表か裏かを宣言し、勝ち負けを決めていた[1]。

コールドスナップにてコイン投げの勝ちと負けの両方を参照するカープルーザンのミノタウルス/Karplusan Minotaurが登場したことにより、2006年の総合ルール更新で総合ルール中に取り入れられ、コインを投げたプレイヤーが表裏の宣言をし、そのプレイヤーのみが勝敗の結果を得ることが規定された[2]。

2006年の時のらせん発売時の総合ルール更新で「空中にある間に」表裏の宣言をする旨が削除された[3]。

2018年7月の総合ルール更新でコインの勝敗を見る「オブジェクト」が「効果」に変更され、これは機能的変更では無いとされていたが[4]、実際は能力そのものに勝敗を決める文が無いカープルーザンのミノタウルスが機能不全に陥っていた。

2022年6月の総合ルール更新で、酒場の悪漢/Tavern Scoundrelにも同様の機能的不備があったことで、ただコインを投げる効果にも勝敗が付くように変更された[5]。

解説

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  • 「コイン投げ」はマジックの世界だけではなく、試合の先攻後攻を決めたり(特にサッカーのものが有名だろう)、決断に迷ったときに簡易な占いとして使ったりなど、広く一般的に行われている行為。日本語では「コイントス」とよく言われる(参考:コイントス(Wikipedia))が、欧米では「コインフリップ」のほうが通りがいい。
  • 「親指で回転を加えつつはじき上げ、手の甲で受け止めつつ逆の手の掌でバシンと隠す」という動作がおそらくもっとも共通したコイントスのイメージだろうが、ルールでは特にこの動作をせねばならないと決められてはいない。
    • はじかずに普通に放り投げてもいいし、キャッチせず床に落としても構わない。あるいは投げないでテーブルの上で立てたまま回転させて倒れるのを待つという方法もある。
      • とはいえ、テーブルの上にコインを落とすのは避けた方が賢明だろう。テーブル上に置かれているカードの上に落ちた場合、衝撃で傷をつけてしまうことになりかねない。
    • コインを扱うのが苦手なら、前述したように、サイコロなどで代用するのが無難だろう。フリップ用コインを持ち歩いているプレイヤーは少ないが、サイコロはカウンターに使うためにデッキケースに常備している人も多い。
  • アメリカのMagic:The Gathering専門誌Duelistのトッププレイヤー座談会にて「よりこのゲームをメジャーにするために」という提言として、「大会優勝賞金の大幅な増額」と共に「ゲームの実力が全く関係ないコイン投げは全廃されるべき」という発言がある。
  • 一応、技術で表裏をコントロールできるなら、積み込みなどと違いイカサマにはならない。そこまでする価値があるかはまた別だが。
    • ただし当然、「投げたフリをしてスリカエる」「覗き見する」「両面とも同じ柄のコインを使う」などの行為はイカサマになる。
  • コイン投げの行為をゲーム中(テキスト中)に採用した最古のカードは、アラビアンナイト収録のMijae DjinnとYdwen Efreet、そしてスレイマンの壺/Bottle of Suleimanの3枚。
  • 日本の硬貨は法律上裏表が決まっていないが、造幣局の見解[6]では発行年が刻まれている方が裏となっている。例えば十円硬貨なら、平等院鳳凰堂は表で、算用数字で10と刻まれているのが裏。
  • コイン投げをテーマとした製品としてHeads I Win, Tails You Loseがある。

脚注

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参考

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引用:総合ルール 20260807.0