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− | '''白青黒ビートダウン'''(''White-Blue-Black Aggro'')は、その名の通り[[白青黒]]3[[色]]で構成される[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]の総称。 | + | '''白青黒ビートダウン'''(''White-Blue-Black Aggro'')は、その名の通り[[白青黒]]3[[色]]で構成される[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]の総称。 |
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| ==概要== | | ==概要== |
− | [[コントロール (俗語)|コントロール]]色の強い[[デッキカラー]]であり(→[[青白黒コントロール]]も参照)、[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]として組まれることは稀な部類に入る。[[白]]・[[黒]]の[[ウィニー]]・[[クリーチャー]]に[[青]]の[[打ち消す|カウンター]]や黒の[[手札破壊]]などを織り交ぜた[[ビート・コントロール]]ないし[[クロック・パーミッション]]の形態をとるのが普通である。 | + | [[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]色の強い[[デッキカラー]]であり(→[[青白黒コントロール]]も参照)、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]として組まれることは稀な部類に入る。[[白]]・[[黒]]の[[ウィニー]]・[[クリーチャー]]に[[青]]の[[打ち消す|カウンター]]や黒の[[手札破壊]]などを織り交ぜた[[ビート・コントロール]]ないし[[クロック・パーミッション]]の形態をとるのが普通である。 |
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| この色には[[ハンド・アドバンテージ]]や柔軟なコントロール要素を持つウィニーが複数存在するため([[闇の腹心/Dark Confidant]]や[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]はその代表例)、特に[[エターナル]]ではそれらを活用するためにこのデッキカラーを選ぶ場合も多い。 | | この色には[[ハンド・アドバンテージ]]や柔軟なコントロール要素を持つウィニーが複数存在するため([[闇の腹心/Dark Confidant]]や[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]はその代表例)、特に[[エターナル]]ではそれらを活用するためにこのデッキカラーを選ぶ場合も多い。 |
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− | ==[[イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期]]== | + | ==イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期== |
− | [[#イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期]]で一度は[[環境]]から消滅した'''エスパー・ミッドレンジ'''(''Esper Midrange'')だが、[[エルドレインの森]]参入と[[ローテーション]]期間の変更が合わさり復活を果たした。 | + | [[灯争大戦]]から多数の[[カード]]を獲得し、大幅に強化された。 |
− | {{#card:Virtue of Loyalty}}
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− | {{#card:Lord Skitter, Sewer King}}
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− | [[敬虔な新米、デニック/Dennick, Pious Apprentice]]や[[下水王、駆け抜け侯/Lord Skitter, Sewer King]]など2~3マナ域の[[クリーチャー]]を、[[婚礼の発表/Wedding Announcement]]や[[策謀の予見者、ラフィーン/Raffine, Scheming Seer]]などでバックアップしていく戦法が主体である。[[忠義の徳目/Virtue of Loyalty]]は軽量クリーチャー・強化手段の両方を兼ねられるため相性が良い。
| + | {{#card:Tyrant's Scorn}} |
| + | {{#card:Teferi, Time Raveler}} |
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− | 他には[[打ち消し]]や[[除去]]も多く、また[[放浪皇/The Wandering Emperor]]や[[黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse]]のような[[重い|重め]]の[[フィニッシャー]]もあり、結果として[[アグロ]]・[[ミッドレンジ]]・[[コントロールデッキ|コントロール]]と様々なゲームプランを建てられる臨機応変さが強みである。
| + | [[灯の燼滅/Despark]]や[[暴君の嘲笑/Tyrant's Scorn]]に加え、[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]や[[復讐に燃えた血王、ソリン/Sorin, Vengeful Bloodlord]]などの優秀な[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を獲得。[[クリーチャー]]の数を絞り、プレインズウォーカーを多くした構成に変わった。 |
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− | *同時期のスタンダードに存在する[[エスパー・レジェンズ]]と比較し、やや遅めのゲームレンジを目指すことが多い。
| + | ===サンプルレシピ=== |
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− | ;環境での立ち位置
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− | 環境の変化や新カードによる強化が合わさり、[[世界選手権23]]では使用率トップとなった<ref>[https://magic.gg/news/magic-world-championship-xxix-metagame-breakdown Magic World Championship XXIX Metagame Breakdown]/[https://mtg-jp.com/coverage/mtgwc29th/info/0037245/ 第29回マジック世界選手権 メタゲームブレイクダウン](magic.gg [[2023年]]9月22日 [[Frank Karsten]]著)</ref>。決勝戦ではエスパー・レジェンズに敗れたものの、それでもトップ8にも3名を送り込んでいた。
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− | {{#card:Subterranean Schooner}}
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− | [[イクサラン:失われし洞窟]]追加後はラフィーンの前座の2マナ域として除去されにくく後続の強化ができる[[地底のスクーナー船/Subterranean Schooner]]、[[手札破壊]]を兼ねる[[大洞窟のコウモリ/Deep-Cavern Bat]]が追加されさらに強化された。[[ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder]]や[[分派の説教者/Preacher of the Schism]]も採用される事が多い。
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− | {{#card:No More Lies}}
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− | [[カルロフ邸殺人事件]]追加後は[[かき消し/Make Disappear]]を[[喝破/No More Lies]]に入れ替えて強化された。一方、[[環境]]に[[ドメイン#イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期|ドメイン・ランプ]]や[[青赤緑コントロール#イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期|世界魂ランプ]]といった相性の悪い[[ランプ]][[デッキ]]が増加したことで、より前のめりな[[クロック・パーミッション]]である[[青黒ビートダウン#イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期|ディミーア・ミッドレンジ]]にシェアを奪われ気味になっている。
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− | ===サンプルリスト=== | + | |
| *備考 | | *備考 |
− | **[[世界選手権23]] 準優勝([https://magic.gg/events/magic-world-championship-xxix 参考]) | + | **Standard Premier #11861749 on 05/04/2019 準優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-finals-2019-05-08 参考]) |
− | **使用者:[[小坂和音]] | + | **使用者:__Noob__ |
| *[[フォーマット]] | | *[[フォーマット]] |
− | **[[スタンダード]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]~[[エルドレインの森]]) | + | **[[スタンダード]]([[イクサラン・ブロック]]+[[ドミナリア]]+[[基本セット2019]]+[[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]+[[灯争大戦]]) |
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− | {{#MagicFactory:df322218}} | + | {{#MagicFactory:df319193}} |
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− | ===サンプルリスト(イクサラン:失われし洞窟後)=== | + | ==イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期== |
− | *備考
| + | [[ラヴニカの献身]]で[[神聖なる泉/Hallowed Fountain]]と[[神無き祭殿/Godless Shrine]]、および多数の戦力を獲得したことで'''エスパー・ミッドレンジ'''(''Esper Midrange'')が登場した。[[第1管区の勇士/Hero of Precinct One]]を[[キーカード]]としたものは'''エスパー・マルチカラー'''(''Esper Multicolor'')あるいは'''エスパー・ヒーロー'''(''Esper Hero'')等と呼称される。 |
− | **代表的デッキリスト([https://magic.gg/news/metagame-mentor-everything-you-need-to-win-your-early-2024-standard-rcq 参考])
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− | **使用者:-
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− | *[[フォーマット]]
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− | **[[スタンダード]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]~[[イクサラン:失われし洞窟]])
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− | {{#MagicFactory:df322800}} | + | {{#card:Hero of Precinct One}} |
| + | {{#card:Thief of Sanity}} |
| + | {{#card:Basilica Bell-Haunt}} |
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− | ==[[イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期]]==
| + | [[思考消去/Thought Erasure]]・[[聖堂の鐘憑き/Basilica Bell-Haunt]]といった[[手札破壊]]で反撃の芽を摘み取り、[[正気泥棒/Thief of Sanity]]で有効札を弾きながら[[アドバンテージ]]を獲得。[[戦場]]に出されてしまったものは[[人質取り/Hostage Taker]]や[[拘留代理人/Deputy of Detention]]および各種優秀な[[除去]][[呪文]]で対処していく。最終的に第1管区の勇士でずらりと並べた[[兵士]][[トークン]]、正気泥棒や人質取りで奪った[[クリーチャー]]、[[破滅を囁くもの/Doom Whisperer]]等の[[フィニッシャー]]で[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]する。 |
− | [[#ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期]]から引き続き、'''エスパー・ミッドレンジ'''(''Esper Midrange'')が活躍している。 | + | |
− | {{#card:Raffine, Scheming Seer}}
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− | {{#card:Wedding Announcement}}
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− | {{#card:The Wandering Emperor}}
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− | [[策謀の予見者、ラフィーン/Raffine, Scheming Seer]]、[[婚礼の発表/Wedding Announcement]]、[[放浪皇/The Wandering Emperor]]を主軸に、2[[マナ]]域は[[敬虔な新米、デニック/Dennick, Pious Apprentice]]や[[しつこい負け犬/Tenacious Underdog]]、4マナ域以降は[[黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse]]、[[夜明けの空、猗旺/Ao, the Dawn Sky]]といった[[除去耐性]]を備えたクリーチャー達で攻める。 | + | |
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− | また、[[スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben]]を採用した型も存在するが、これは'''エスパー・レジェンズ'''''(Esper Legends)''と呼ばれ別[[アーキタイプ]]扱いされることが多い。詳細は[[エスパー・レジェンズ]]を参照。
| + | 継続的なアドバンテージ源として[[ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria]]を採用するほか、[[虚報活動/Disinformation Campaign]]を使った[[諜報]][[シナジー]]を取り入れる場合もある。見ようによっては[[ディミーア諜報]]に不足していたパーツを[[白]]を足して補った形と言えるだろう。 |
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− | ;環境での立ち位置
| + | [[青]]を含むため[[サイドボード]]から[[打ち消し]]が採用でき、手札破壊と併せて[[全体除去]]に対する耐性が高いのが特徴。 |
− | エスパー・ミッドレンジは環境開始当初は[[ジャパンオープン2022]]で優勝。[[世界選手権22]]でも[[トップメタ]]となりトップ4に3人を送り込むが、グリクシス・ミッドレンジに敗北。徐々にトップメタから滑り落ちていき、[[ファイレクシア:完全なる統一]]期にはエスパー・レジェンズが主流となった。
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− | その後、2023年5月29日の禁止改定でグリクシス・ミッドレンジは衰退。リソース戦において圧倒的なそれが退場したことで[[白青黒]]の主流は[[コントロールデッキ]]へと移り変わっていった。
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| ===サンプルレシピ=== | | ===サンプルレシピ=== |
| *備考 | | *備考 |
− | **[[世界選手権22]] 準優勝([https://magic.gg/events/magic-world-championship-xxviii 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/mtgwc28th/ 参考]) | + | **Competitive Standard League 2019-02-21, (5勝0敗) ([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-standard-constructed-league-2019-02-21 参考]) |
− | **使用者:[[Eli Kassis]]
| + | **使用者:_Falcon_ |
− | **[[スタンダード]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]+[[イニストラード:真紅の契り]]+[[神河:輝ける世界]]+[[ニューカペナの街角]]+[[団結のドミナリア]])
| + | *[[フォーマット]] |
− | | + | **[[スタンダード]]([[イクサラン・ブロック]]+[[ドミナリア]]+[[基本セット2019]]+[[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]) |
− | {{#MagicFactory: df321587}}
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− | ==ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期==
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− | [[神河:輝ける世界]]期から'''エスパー・ミッドレンジ'''(''Esper Midrange'')が存在していたが(→[[青白黒コントロール#ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期]])、[[ニューカペナの街角]]で[[ビートダウン]]寄りの新戦力を入手するとより攻撃的な構成に変わっていった。
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− | {{#card:Tenacious Underdog}}
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− | {{#card:Raffine, Scheming Seer}}
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− | [[光輝王の野心家/Luminarch Aspirant]]、[[しつこい負け犬/Tenacious Underdog]]といった[[軽い]][[クロック]]を設置し、それらの[[攻撃]]を起点に[[策謀の予見者、ラフィーン/Raffine, Scheming Seer]]などの優秀な3[[マナ]][[パーマネント]]でアドバンテージを取っていく。しつこい負け犬の[[奇襲]]や各種[[プレインズウォーカー]]の存在により、長期戦にも対応可能。
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− | 特徴として、核となる3マナ域がラフィーン([[クリーチャー]])、[[婚礼の発表/Wedding Announcement]]([[エンチャント]])、[[漆月魁渡/Kaito Shizuki]](プレインズウォーカー)と[[カード・タイプ]]がばらけており、多角的な攻めが可能になっている点が挙げられる。これらは[[除去耐性]]持ちであったり[[トークン]]を生成できたりと[[除去]]1枚では対処が難しいのもポイント。
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− | ニューカペナの街角参入直後は[[メタゲーム]]上の立ち位置が良く[[ニューカペナ・チャンピオンシップ]]でも活躍した。しかし上記の3マナパーマネント群はクリーチャーの攻撃を参照するため、「2マナのクリーチャーを処理されると動きが大きく鈍る」という弱点を突かれ立場が悪化。[[Magic Online]]などでは除去も[[打ち消す|打ち消し]]も多い[[ジェスカイ日向]]などに押され数を減らす。
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− | 上記の弱点を改善するために[[インスタント・タイミング]]の[[展開]]手段を増やしたタイプは、[[フラッシュ#ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|エスパー・フィッシュ]]に派生した。
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− | *攻撃をもとにアドバンテージを取るという性質から、[[先攻]]・[[後攻]]で強さが変動しやすい。特に[[ミラーマッチ]]において顕著であり、[[レイ・オヴ・エンフィーブルメント/Ray of Enfeeblement]]など先攻後攻の関係をひっくり返せる対応札が重要視される。
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− | ===サンプルレシピ===
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− | *備考
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− | **[[ニューカペナ・チャンピオンシップ]] 準優勝([https://magic.gg/events/new-capenna-championship 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/sncchamps/ 参考])
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− | **使用者:[[Simon Nielsen]] | + | |
− | **[[スタンダード]]([[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]+[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]+[[フォーゴトン・レルム探訪]]+[[イニストラード:真夜中の狩り]]+[[イニストラード:真紅の契り]]+[[神河:輝ける世界]]+[[ニューカペナの街角]]) | + | |
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− | {{#MagicFactory: df321208}}
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− | *Simon Nielsen本人による解説動画も参照<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=3NgDdESoCs8 My New Capenna Championship decks! Esper in standard and GW Humans in Historic](Youtube 英語 [[ヒストリック]]の[[人間 (デッキ)#ヒストリック|セレズニア人間]]の解説も付属)</ref>。
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− | ==イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期==
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− | [[ラヴニカの献身]]で[[神聖なる泉/Hallowed Fountain]]と[[神無き祭殿/Godless Shrine]]、および多数の戦力を獲得したことで'''エスパー・ミッドレンジ'''(''Esper Midrange'')が登場した。[[第1管区の勇士/Hero of Precinct One]]を[[キーカード]]としたものは'''エスパー・ヒーロー'''(''Esper Hero'')あるいは'''エスパー・マルチカラー'''(''Esper Multicolor'')などと呼称される。
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− | {{#card:Hero of Precinct One}}
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− | {{#card:Thief of Sanity}}
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− | 登場当初はあまり大きな結果を残せなかったものの、[[灯争大戦]]参入後は大幅に強化され、[[メタゲーム|メタ]]の一角となった。
| + | {{#MagicFactory:df319057}} |
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− | 詳細は[[エスパー・ヒーロー]]を参照。
| + | *ヒーロー型。虚報活動を使った諜報シナジーを取り入れている。 |
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| ==戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期== | | ==戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期== |
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| {{#card:Spell Queller}} | | {{#card:Spell Queller}} |
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− | [[模範的な造り手/Toolcraft Exemplar]]や[[栄光半ばの修練者/Glory-Bound Initiate]]などの[[軽い|軽量]][[クリーチャー]]、[[キランの真意号/Heart of Kiran]]などの[[機体]]、[[ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar]]で[[ビートダウン (俗語)|ビートダウン]]を行い、[[対戦相手]]の行動は[[呪文捕らえ/Spell Queller]]や[[金属の叱責/Metallic Rebuke]]で妨害する。 | + | [[模範的な造り手/Toolcraft Exemplar]]や[[栄光半ばの修練者/Glory-Bound Initiate]]などの[[軽い|軽量]][[クリーチャー]]、[[キランの真意号/Heart of Kiran]]などの[[機体]]、[[ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar]]で[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]を行い、[[対戦相手]]の行動は[[呪文捕らえ/Spell Queller]]や[[金属の叱責/Metallic Rebuke]]で妨害する。 |
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| 黒をタッチする最大の目的は[[屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger]]。この[[カード]]を含む多数の[[アーティファクト]]により、模範的な造り手の自己[[強化]][[能力]]や金属の叱責の[[即席]]を活かしやすい構成になっている。 | | 黒をタッチする最大の目的は[[屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger]]。この[[カード]]を含む多数の[[アーティファクト]]により、模範的な造り手の自己[[強化]][[能力]]や金属の叱責の[[即席]]を活かしやすい構成になっている。 |
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| ===サンプルレシピ=== | | ===サンプルレシピ=== |
| *備考 | | *備考 |
− | **[[グランプリマニラ17]] 準優勝 ([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpman17 参考]) | + | **[[グランプリマニラ17]] 準優勝 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpman17 参考]) |
| **使用者:[[Qi Wentao]] | | **使用者:[[Qi Wentao]] |
| *[[フォーマット]] | | *[[フォーマット]] |
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| {{#card:Obzedat, Ghost Council}} | | {{#card:Obzedat, Ghost Council}} |
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− | 序盤は[[万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon]]などの[[軽い|軽量]][[クリーチャー]]と各種[[除去]][[呪文]]で盤面を支え、最後は[[幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council]]で[[ゲーム]]を決める。ベースは[[白黒]]だが、[[青]]を足したことで優秀なクリーチャーである[[リーヴの空騎士/Lyev Skyknight]]や、[[神 (テーロス・ブロック)|テーロス・ブロックの神]]や[[群れネズミ/Pack Rat]]などの厄介な[[パーマネント]]を対処できる[[拘留の宝球/Detention Sphere]]を使えるようになっている。 | + | 序盤は[[万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon]]などの[[軽い|軽量]][[クリーチャー]]と各種[[除去]][[呪文]]で盤面を支え、最後は[[幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council]]で[[ゲーム]]を決める。ベースは[[白黒]]だが、[[青]]を足したことで優秀なクリーチャーである[[リーヴの空騎士/Lyev Skyknight]]や、[[神]]や[[群れネズミ/Pack Rat]]などの厄介な[[パーマネント]]を対処できる[[拘留の宝球/Detention Sphere]]を使えるようになっている。 |
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| 元は[[高尾翔太]]がデザインしたオリジナルデッキで、[[グランプリ静岡13]]において[[メタ外]]から準優勝という成果を上げたことでその強さが知れ渡り、[[環境]]の一角となった。この頃は[[人間]]クリーチャーとの[[シナジー]]を持つ[[ザスリッドの屍術師/Xathrid Necromancer]]が採用されており、'''エスパー人間'''(''Esper Humans'')の名で呼ばれることも多かった。 | | 元は[[高尾翔太]]がデザインしたオリジナルデッキで、[[グランプリ静岡13]]において[[メタ外]]から準優勝という成果を上げたことでその強さが知れ渡り、[[環境]]の一角となった。この頃は[[人間]]クリーチャーとの[[シナジー]]を持つ[[ザスリッドの屍術師/Xathrid Necromancer]]が採用されており、'''エスパー人間'''(''Esper Humans'')の名で呼ばれることも多かった。 |
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| ===サンプルレシピ(初期型)=== | | ===サンプルレシピ(初期型)=== |
| *備考 | | *備考 |
− | **[[グランプリ静岡13]] 準優勝 ([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpshi13 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/gpshz14/ 参考]) | + | **[[グランプリ静岡13]] 準優勝 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpshi13 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/gpshz14/ 参考]) |
| **使用者:[[高尾翔太]] | | **使用者:[[高尾翔太]] |
| *[[フォーマット]] | | *[[フォーマット]] |
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| {{#MagicFactory:df311425}} | | {{#MagicFactory:df311425}} |
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− | *[https://mtg-jp.com/coverage/gpshz14/article/006726/ Deck Tech:高尾 翔太の「エスパー人間」]も参照。 | + | *[http://coverage.mtg-jp.com/gpshz14/article/006726/ Deck Tech:高尾 翔太の「エスパー人間」]も参照。 |
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| ===サンプルレシピ(神々の軍勢後)=== | | ===サンプルレシピ(神々の軍勢後)=== |
| *備考 | | *備考 |
− | **[[グランプリ北京14]] ベスト4 ([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpbei14 参考]) | + | **[[グランプリ北京14]] ベスト4 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpbei14 参考]) |
| **使用者:[[澤田健]] | | **使用者:[[澤田健]] |
| *[[フォーマット]] | | *[[フォーマット]] |
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| [[闇の腹心/Dark Confidant]]などの[[アドバンテージ]]・[[ウィニー]]や[[嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice]]などの[[ボードコントロール]]を持つものを利用するためにこの[[デッキカラー]]になることが多い。 | | [[闇の腹心/Dark Confidant]]などの[[アドバンテージ]]・[[ウィニー]]や[[嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice]]などの[[ボードコントロール]]を持つものを利用するためにこの[[デッキカラー]]になることが多い。 |
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− | 時は流れ、[[2020年]]頃から[[レガシー]]で[[霊気の薬瓶/Aether Vial]]を利用して妨害クリーチャーを展開する[[ビート・コントロール]]デッキが登場している。デッキ名はこの重要な[[アーティファクト]]から'''エスパーバイアル'''/'''Esper Vial'''と呼ばれる。
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− | {{#card:Aether Vial}}
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− | 「霊気の薬瓶から妨害クリーチャーを展開する[[ビート・コントロール|攪乱的アグロ]]」というコンセプトは[[Death & Taxes]]に近く、かつて[[青]]を[[タッチ]]したDeath & Taxesも存在したが、エスパーバイアルは更にこれを推し進めている。[[青]]と[[黒]]が足されたことで[[悪意の大梟/Baleful Strix]]や[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]といった優秀な妨害・[[アドバンテージ]]クリーチャーを採用することが可能になっており、また[[打ち消し]]や各[[フォーマット]]で存在感を示す[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]も投入することから、[[白]]いアグロでよく見られる[[スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben]]は採用されない。
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− | ===サンプルリスト===
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− | *備考
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− | **MTGO Legacy Premier #12218024(2020/Oct/18) 8位([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/legacy-premier-2020-10-19 参考])
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− | **使用者:HeyNongMan
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− | *[[フォーマット]]
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− | **[[レガシー]](~[[ゼンディカーの夜明け]])
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− | {{#MagicFactory:df320294}}
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− | *クリーチャーの[[ETB]]能力、[[明滅]]能力による[[シナジー]]が重視されている。翻弄する魔道士や[[疫病を仕組むもの/Plague Engineer]]も明滅によって柔軟に指定し直すことができる。
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− | ==脚注==
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− | <references />
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| ==参考== | | ==参考== |
| *[[白青黒]] | | *[[白青黒]] |