最新版 |
編集中の文章 |
1行: |
1行: |
− | {{情報ボックス/キーワード能力
| + | =憑依/Haunt= |
− | |名前=憑依
| + | |
− | |英名=Haunt
| + | |
− | |種別=[[誘発型能力]]
| + | |
− | |登場セット=[[ギルドパクト]]
| + | |
− | |リーガル=legal
| + | |
− | }}
| + | |
− | '''憑依'''(ひょうい)/''Haunt''は、[[ラヴニカ・ブロック]]で[[オルゾフ組/The Orzhov Syndicate|オルゾフ]]・[[ギルド/Guild|ギルド]]([[白]]と[[黒]])に割り当てられた[[キーワード能力]]。[[誘発型能力]]である。また、憑依を持つ[[カード]]は、[[追放]][[領域]]で[[誘発]]する、憑依と[[関連している能力|関連している]]誘発型能力も持つ。
| + | |
− | | + | |
| {{#card:Absolver Thrull}} | | {{#card:Absolver Thrull}} |
| + | |
| {{#card:Benediction of Moons}} | | {{#card:Benediction of Moons}} |
| | | |
− | ==定義==
| + | [[ラヴニカ・ブロック]]で[[オルゾフ組/The Orzhov Syndicate|オルゾフ]]・[[ギルド/Guild|ギルド]]([[白]]と[[黒]])に割り当てられた[[キーワード能力]]で、[[ゲーム外]][[領域]]から他の[[誘発型能力]]を発生させる誘発型能力である。 |
− | [[パーマネント]]が持つ'''憑依'''/''Haunt''は、「このパーマネントが[[戦場]]からいずれかの[[墓地に置く|墓地に置かれた]]とき、[[クリーチャー]]1体を[[対象]]とする。このカードを[[追放]]し、そのクリーチャーに憑依する。」を意味する。[[インスタント]]か[[ソーサリー]]が持つ'''憑依'''/''Haunt''は、「この[[呪文]]がそれの[[解決]]中にいずれかの墓地に置かれたとき、クリーチャー1体を対象とする。このカードを追放し、そのクリーチャーに憑依する。」を意味する。 | + | |
| | | |
− | 憑依能力の結果として追放領域にあるカードは、その能力によって対象となったクリーチャーに「憑依している」。「憑依している」クリーチャーとは、憑依能力の対象となった[[オブジェクト]]を指す。
| + | [[パーマネント]]が持つ「憑依」とは、「このパーマネントが[[場]]からいずれかの[[墓地]]に置かれたとき、[[クリーチャー]]1体を[[対象]]とする。この[[カード]]を[[ゲームから取り除く]]。このカードがこれにより場から取り除かれ続けているかぎり、これはそのクリーチャーに憑依している。」を意味する。 |
| | | |
− | 憑依を持つカードの「憑依しているクリーチャー」を参照する誘発型能力は、それが追放領域にある間に誘発できる。
| + | [[インスタント]]か[[ソーサリー]]が持つ「憑依」とは、「この[[呪文]]が[[解決]]されたとき、クリーチャー1体を対象とする。このカードをゲームから取り除く。このカードがこれにより場から取り除かれ続けているかぎり、これはそのクリーチャーに憑依している。」を意味する。 |
| | | |
− | ==解説==
| + | *憑依先のクリーチャーの[[コントローラー]]は問わない。 |
− | 上の方法で憑依されたクリーチャーがいずれかの墓地に置かれたとき、それに憑依している追放領域にある各カードの能力が誘発する。
| + | 1体のクリーチャーに複数のカードが憑依していてもよい。 |
− | *[[ストーム値]]はほぼ最低の9。人気は最下層でデザイン空間も極小、またプレイヤーに忘れられがちな動きをするため。素晴らしいものになるべき潜在能力はあったが「実際のプレイ感は最悪」と語られている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/storm-scale-ravnica-and-return-ravnica-2016-05-02 STORM SCALE: RAVNICA AND RETURN TO RAVNICA]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0016858/ ストーム値:『ラヴニカ』と『ラヴニカへの回帰』]([[Making Magic]] [[2016年]]5月2日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | + | |
− | **その後、より扱いやすい[[降霊]][[オーラ]]としてリメイクされた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/vow-part-2-2021-11-08 FROM VOW ON, PART 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035573/ 『契り』から その2]([[Making Magic]] [[2021年]]11月8日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | + | *インスタント呪文やソーサリー呪文の憑依能力は、呪文の解決が[[誘発条件]]であるため、[[打ち消し|打ち消された]]場合は憑依できない。 |
| + | |
| + | *憑依能力が誘発したあと解決前にその憑依能力を持つカードが墓地を離れた場合、憑依することに失敗する。 |
| | | |
− | ===ルール===
| |
− | *憑依先のクリーチャーの[[コントローラー]]は問わない。また、1体のクリーチャーに複数のカードが憑依していてもよい。
| |
− | *インスタント呪文やソーサリー呪文の憑依能力は、呪文の解決中が[[誘発条件]]に含まれるため、[[打ち消す|打ち消された]]場合は憑依できない。
| |
− | *インスタント呪文やソーサリー呪文の憑依能力は[[墓地]]で誘発する。[[スタック]]ではない。[[イクスリッドの看守/Yixlid Jailer]]がいる場合は憑依できない。
| |
− | *憑依能力が誘発したあと解決前にその憑依能力を持つカードが墓地を離れた場合、憑依することに失敗する({{CR|400.7}})。
| |
| *憑依することは強制である。適正な対象があるのに憑依しないことはできない。 | | *憑依することは強制である。適正な対象があるのに憑依しないことはできない。 |
− | *憑依しているカードが[[永遠からの引き抜き/Pull from Eternity]]などにより追放領域を離れた場合、憑依している状態ではなくなる。
| |
| | | |
− | *誘発する能力の[[発生源]]は、そのクリーチャーではなく憑依している追放領域のカードである。よって、能力のコントローラーはその追放領域にあるカードの[[オーナー]]である。 | + | *憑依しているカードが[[願い]]などによりゲーム外を離れた場合、憑依している状態ではなくなる。 |
− | *[[対戦相手]]が[[あなた]]の憑依持ちクリーチャーの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を奪い、そのクリーチャーが墓地に置かれたのならば、憑依先は対戦相手が選ぶ。しかし、憑依されたクリーチャーが墓地に落ちたときに誘発する能力のコントローラーは、あなたである。 | + | |
− | *インスタント呪文やソーサリー呪文の憑依は、墓地にある状態を基準に誘発する。そのため、その呪文のコントローラーによらず、憑依する能力をコントロールするのはそのカードのオーナーである。 | + | そして、上の方法で憑依されたクリーチャーがいずれかの[[墓地]]に置かれたとき、それに憑依しているゲーム外にある各カードの能力が[[誘発]]する。 |
| + | 憑依されたクリーチャーが墓地に置かれても、憑依していたカードはゲームから取り除かれたままである。勘違いしないように注意。 |
| + | |
| + | *誘発する能力の[[発生源]]は、そのクリーチャーではなく憑依しているゲーム外のカードである。 |
| + | よって、能力のコントローラーはそのゲーム外のカードの[[オーナー]]である。 |
| + | |
| + | *[[コピーカード]]が憑依を持つカードをコピーして、クリーチャーに憑依しても、憑依されたクリーチャーが墓地に置かれたときの能力は誘発しない。なぜなら、ゲームから取り除かれた時点でコピーしている情報を失うからである。 |
| + | |
| + | *憑依されたクリーチャーがクリーチャーでなくなっても、墓地に置かれたときに憑依したカードの能力は誘発する。(「クリーチャー」と書いてあるのは、単に憑依の対象がクリーチャーだからにすぎない) |
| | | |
− | *[[コピーカード]]が憑依を持つカードをコピーして、それがクリーチャーに憑依しても、それは墓地に置かれた時点でコピーしている情報を失うため、憑依能力は誘発し解決されるが、憑依されたクリーチャーが墓地に置かれたときの能力は誘発しない。 | + | *[[対戦相手]]が[[あなた]]の憑依持ちクリーチャーの[[コントロール]]を奪い、そのクリーチャーが墓地に置かれたのならば、憑依先は対戦相手が選ぶ。 |
− | *同様に憑依を持つ呪文のコピーや憑依を持つトークンも、憑依能力の解決前に存在しなくなるため、「クリーチャーに憑依している」状態になることはなく、憑依されたクリーチャーが墓地に置かれたときの能力は誘発しない。
| + | しかし、憑依されたクリーチャーが墓地に落ちたときに誘発する能力のコントローラーは、あなたである。 |
− | *「憑依している」状態は「(オーラ等が)[[つける|つけ]]られている」状態と違い[[プロテクション]]に影響されない。クリーチャーが憑依された後でそのクリーチャーがプロテクションを得てもそれは憑依されたままである(勿論、憑依する段階では対象を取るためプロテクションに影響される)。
| + | |
− | *憑依されたクリーチャーがクリーチャーでなくなっても、墓地に置かれたときに憑依したカードの能力は誘発する(「クリーチャー」と書いてあるのは、単に憑依の対象がクリーチャーだからにすぎない)。
| + | |
− | *憑依されたクリーチャーが墓地に置かれても、憑依していたカードは追放されたままである。
| + | |
| | | |
| ==参考== | | ==参考== |
− | <references />
| |
| *{{WHISPER検索/カードテキスト|憑依}} | | *{{WHISPER検索/カードテキスト|憑依}} |
− | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/af101 君の夢に憑依] ([[WotC]]、文:[[Aaron Forsythe]])
| |
| *[[キーワード能力]] | | *[[キーワード能力]] |
| *[[ルーリング]] | | *[[ルーリング]] |
| + | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/af101,,ja 君の夢に憑依]([[WotC]]、文:[[Aaron Forsythe]]) |
| | | |
− | {{#cr:{{キーワード能力のCR番号|憑依}}}} | + | ===総合ルール=== |
− | [[Category:キーワード能力|ひようい]]
| + | {{#cr:502.51}} |
− | __NOTOC__
| + | |