「ストンピィ」を編集中

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'''ストンピィ'''(''Stompy'')は、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]の一種。主に二つの意味で用いられる。
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'''ストンピィ'''(''Stompy'')は、高速[[ビートダウン]][[デッキ]]。狭義では[[緑]][[単色]]やそれに準じたのもの、広義には、[[多色]]や[[赤]]単なども含めて、[[パワー]]の高い[[クリーチャー]]を高速で[[展開]]して[[殴る|殴り切る]][[ウィニー]][[デッキ]]全般を呼ぶ。ただし、[[エルフ・ビート]]などの[[部族]][[デッキ]]は構造が特殊なためこの名では呼ばない。
  
#主に[[スタンダード]]や[[パウパー]]に存在する[[緑単色デッキ|緑単色]]の高速[[アグロ|アグロデッキ]]。このページで解説する。ただし、[[エルフ・ビート]]などの[[部族 (俗称)|部族]]デッキは構造が特殊なためこの名では呼ばれない。
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デッキ名の由来は英語の"stomp"から。象などの大きな生き物が何かを踏みつける擬音語であり、[[#ミラージュ・ブロック期|初期]]の[[キーカード|キー]]クリーチャーの一つ、[[はぐれ象/Rogue Elephant]]をイメージしている。
#*デッキ名の由来は英語の“stomp”から。象などの大きな生き物が何かを踏みつける擬音語であり、[[#ミラージュ・ブロック期|初期]]の[[キーカード|キー]]クリーチャーの一つである[[はぐれ象/Rogue Elephant]]をイメージしている。
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#**後に[[赤]]ではあるものの[[踏みつけ/Stomp]]という[[出来事]]も登場した。
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#主に[[レガシー]]に存在するアグロデッキ。[[2マナランド]]等による[[マナ加速]]から高速で妨害[[パーマネント]]を展開し、そのマナ加速から中高[[マナ]]域の[[クロック]]を投下する。デッキ名は初期の1.が中低速デッキを[[マナ拘束]]して殴りきるために妨害パーマネントを採用したことに由来する。[[セニョールストンピィ]]の[[冬の宝珠/Winter Orb]]、[[タングルストンピィ]]の[[からみつく鉄線/Tangle Wire]]など。
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#*採用するクロックは[[色]]により様々で、デッキ名はそれを冠して「○○ストンピィ」と呼ばれる。ほぼ確実に採用される[[虚空の杯/Chalice of the Void]]から'''Chalice Aggro'''とも。
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#**[[エンジェル・ストンピィ]]
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#**[[フェアリー・ストンピィ]]
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#**[[ドラゴン・ストンピィ]]
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#**[[デミゴッド・ストンピィ]]
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#**[[エルドラージ (デッキ)#レガシー|エルドラージ・ストンピィ]]
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#**ソルジャー・ストンピィ<ref>[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0031011/ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:ソルジャーズ(レガシー)](岩SHOWの「デイリー・デッキ」 [[2016年]]11月25日 [[岩SHOW]]著)</ref> - [[警備隊長/Captain of the Watch]]や[[スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben]]を使用するもの。
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#**スティール・ストンピィ<ref>[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0031011/ スティール・ストンピィ(レガシー)](岩SHOWの「デイリー・デッキ」 [[2018年]]8月29日 [[岩SHOW]]著)</ref> - [[5/3]]、[[MUD]]を参照。
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#**カース・ストンピィ<ref>[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0031011/ カース・ストンピィ(レガシー)](岩SHOWの「デイリー・デッキ」 [[2020年]]2月11日 [[岩SHOW]]著)</ref> - [[黒]]の[[呪い]]を使用するもの。
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*[[神河ブロック|神河]]+[[ラヴニカ・ブロック|ラヴニカ]]期の[[スタンダード]]における[[スノウ・ストンピィ]]や[[シー・ストンピィ]]、レガシーにおける[[Tomb Stompy]]等はいずれも[[クロック・パーミッション]]である。命名由来は各ページを参照。
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この項目では緑単色のものを紹介する。
 
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上述のとおり、このページでは1.について解説する。
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==概要==
 
==概要==
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{{#card:Giant Growth}}
 
{{#card:Giant Growth}}
  
極端に[[マナレシオ]]の良い[[クリーチャー]]を使用するか、あるいは[[マナ加速]]を併用して一気に[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]する。[[巨大化/Giant Growth]]系の[[強化]][[呪文]]を多用し、[[本体]]への[[ダメージ]]を強く追い求める構成が多い。[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]][[カード]]は、[[メインデッキ]]には数枚程度しか入っていないことが多い。
+
極端に[[マナレシオ]]の良いクリーチャーを使用するか、あるいは[[マナ加速]]を併用して一気にビートダウンする。[[巨大化/Giant Growth]]系の[[強化]][[呪文]]を多用し、本体への[[ダメージ]]を強く追い求める構成が多い。[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]][[カード]]は、[[メインデッキ]]には数枚程度しか入っていない事が多い。
  
他の[[単色]]アグロと比較すると[[白ウィニー]]と異なり[[全体強化]]が無く、[[スライ]]と異なり[[本体火力]]が無い。このため優れた[[緑]]のクリーチャー個々の性能で最後まで押し切る勝負になってくる。比較的安価で作れることから初心者にも[[構築]]しやすく、根強い人気を誇る[[デッキタイプ]]である。
+
比較的安価で作れることから初心者にも[[構築]]しやすく、根強い人気を誇る[[デッキタイプ]]である。1[[ターン]]目に[[マナ・クリーチャー]]を出すか、デメリット付きの[[中堅クリーチャー]]を出すかの見極めが付けば脱初心者も近いだろう。
  
*かつては1[[マナ]][[マナ・クリーチャー]]が常時存在していたため、爆発的な[[展開]]力も魅力であった。1[[ターン]]目にそれらを出すか、デメリット付きの[[中堅クリーチャー]]を出すかの見極めが付けば脱初心者も近いだろう。
+
*主に[[レガシー]]で活躍する、[[古えの墳墓/Ancient Tomb]][[裏切り者の都/City of Traitors]]の2種[[2マナランド]]による[[マナ加速]]から展開するデッキのことも「〜ストンピィ」というが、本項の緑単ストンピィとは別物である(→[[エンジェル・ストンピィ]]、[[フェアリー・ストンピィ]]、[[ドラゴン・ストンピィ]])。
 +
*また、[[神河ブロック|神河]]+[[ラヴニカ・ブロック|ラヴニカ]]期のスタンダードには[[スノウ・ストンピィ]]、[[シー・ストンピィ]]と呼ばれる[[グッドスタッフ]]系[[クロック・パーミッション]]デッキが存在するが、それも緑単ストンピィとは異なる(これらの「ストンピィ」の名の由来については[[スノウ・ストンピィ]]の名を参照のこと)。
  
==ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期==
+
==時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期==
[[ローテーション]]により[[恋煩いの野獣/Lovestruck Beast]]などを失ったものの、引き続き環境に存在している。
+
  
{{#card:Werewolf Pack Leader}}
+
[[ローウィン]]参入後はしばらくなりを潜めていたが、[[シャドウムーア]]で新たな戦力が加わり、[[スライ#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|スライ]]などの[[赤]]系[[デッキ]]が隆盛してきたことで再び顔を見せ始める。
{{#card:Old-Growth Troll}}
+
{{#card:Esika's Chariot}}
+
 
+
[[マナレシオ]]に優れる[[群れ率いの人狼/Werewolf Pack Leader]]や[[老樹林のトロール/Old-Growth Troll]]、自己[[強化]]可能な[[茨橋の追跡者/Briarbridge Tracker]]や[[カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth]]などの[[クリーチャー]]を連打し、その[[サイズ]]を[[吹雪の乱闘/Blizzard Brawl]]の[[格闘]]や[[エシカの戦車/Esika's Chariot]]の[[搭乗]]にも活かしながら[[殴る|殴り]]切る。
+
 
+
*[[レンジャー・クラス/Ranger Class]]、[[エシカの戦車/Esika's Chariot]]、[[レンと七番/Wrenn and Seven]]とクリーチャー・トークンを生成しながら別に機能する非クリーチャー・カードが主力となっているため、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]としてはクリーチャー[[除去]]に耐性がある反面、[[否認/Negate]]や[[強迫/Duress]]、[[スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben]]といった対[[コントロール (デッキ)|コントロール]]用のカードが刺さり易い弱点を抱えている。
+
 
+
===サンプルリスト===
+
====不自然な成長型====
+
*備考
+
**$5K SCG Tour Online Championship Qualifier 優勝([https://mtgmelee.com/Tournament/View/7870 参考])
+
**使用者:[[Simon Nielsen]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]+[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]+[[フォーゴトン・レルム探訪]]+[[イニストラード:真夜中の狩り]])
+
 
+
{{#MagicFactory:df320778}}
+
*[[メインデッキ]]に[[不自然な成長/Unnatural Growth]]を採用したリスト。
+
 
+
====レンと七番型====
+
*備考
+
**$5K SCG Tour Online Championship Qualifier 準優勝([https://mtgmelee.com/Tournament/View/7870 参考])
+
**使用者:[[Diogo Santos]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]+[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]+[[フォーゴトン・レルム探訪]]+[[イニストラード:真夜中の狩り]])
+
 
+
{{#MagicFactory:df320779}}
+
*メインデッキに[[レンと七番/Wrenn and Seven]]を採用したリスト。
+
 
+
====イニストラード:真紅の契り後====
+
*備考
+
**[[イニストラード・チャンピオンシップ]] 第7位、スタンダード部門7勝0敗([https://magic.gg/events/innistrad-championship 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/innchamps/ 参考])
+
**使用者:[[Christian Hauck]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]+[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]+[[フォーゴトン・レルム探訪]]+[[イニストラード:真夜中の狩り]]+[[イニストラード:真紅の契り]])
+
 
+
{{#MagicFactory: df320902}}
+
==エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期==
+
[[ローテーション]]により[[生皮収集家/Pelt Collector]]や[[樹皮革のトロール/Barkhide Troll]]を失ったものの、[[ゼンディカーの夜明け]]から[[群れのシャンブラー/Swarm Shambler]]や[[カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth]]などを獲得したこともあり、引き続き環境に存在している。
+
 
+
{{#card:Swarm Shambler}}
+
{{#card:Kazandu Mammoth}}
+
 
+
自己[[強化]]可能な[[漁る軟泥/Scavenging Ooze]]やカザンドゥのマンモス、[[サイズ]]に優れる[[恋煩いの野獣/Lovestruck Beast]]を[[展開]]し、[[原初の力/Primal Might]]や[[強行突破/Ram Through]]で[[ブロッカー]]を排除して攻め立てる。[[石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent]]を[[水晶壊し/Gemrazer]]で[[変容]]させる動きも強力。
+
 
+
{{#card:Werewolf Pack Leader}}
+
{{#card:Ranger Class}}
+
 
+
[[フォーゴトン・レルム探訪]]では[[群れ率いの人狼/Werewolf Pack Leader]]や[[レンジャー・クラス/Ranger Class]]を獲得し、大幅に強化された。
+
 
+
===サンプルリスト===
+
====初期型====
+
*備考
+
**Standard Champs #12211131 on 09/27/2020 ベスト8([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-champ-qual-2020-09-28 参考])
+
**使用者:Edel
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]])
+
 
+
{{#MagicFactory:df320228}}
+
*[[自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath]][[禁止カード|禁止]]前のリスト。
+
 
+
====フォーゴトン・レルム探訪後====
+
*備考
+
**[[日本選手権21 SEASON2]] ベスト8([https://mtg-jp.com/coverage/mtgjc21season2/ 参考])
+
**使用者:[[簗瀬要]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]+[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]+[[フォーゴトン・レルム探訪]])
+
 
+
{{#MagicFactory: df320647}}
+
==ラヴニカのギルド~基本セット2021期==
+
[[ローテーション]]で[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]や[[鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion]]を失い大きく弱体化したものの、[[緑単色デッキ|緑単色]]の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]が引き続き環境に存在している。
+
 
+
{{#card:Pelt Collector}}
+
{{#card:Yorvo, Lord of Garenbrig}}
+
 
+
[[生皮収集家/Pelt Collector]]や[[僻森の追跡者/Wildwood Tracker]]といった自己[[強化]]可能な1[[マナ]][[クリーチャー]]を[[展開]]し、さらに[[樹皮革のトロール/Barkhide Troll]]や[[ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig]]などの[[マナレシオ]]に優れたクリーチャーを連打して攻め立てる。
+
 
+
[[イコリア:巨獣の棲処]]からは新たに[[水晶壊し/Gemrazer]]や[[怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters' Advocate]]を獲得した。
+
 
+
[[基本セット2021]]からは[[漁る軟泥/Scavenging Ooze]]や[[原初の力/Primal Might]]などを獲得し、大幅に強化された。さらに[[荒野の再生/Wilderness Reclamation]]などの[[禁止カード|禁止]]後に[[緑青黒コントロール#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|スゥルタイ・ランプ]]が[[トップメタ]]になると、[[黒]]からの[[呪禁]]を持つ[[ガラクの先触れ/Garruk's Harbinger]]を使える点が評価され、大きく躍進した。
+
 
+
{{#card:Garruk's Harbinger}}
+
{{#card:Primal Might}}
+
 
+
===サンプルリスト===
+
====初期型====
+
*備考
+
**Standard League 5勝0敗([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-league-2019-10-07 参考])
+
**使用者:AlphaFrog
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]+[[灯争大戦]]+[[基本セット2020]]+[[エルドレインの王権]])
+
 
+
{{#MagicFactory:df319431}}
+
*[[エルドレインの王権]]参入後のリスト。
+
 
+
====イコリア:巨獣の棲処後====
+
*備考
+
**MagicFest Online Season 2 - Wednesday Qualifier 1 - Week 2 5勝1敗([https://my.cfbevents.com/deck/view/3cea98d6-f4ba-47df-ba5c-c39b10fdd9ab 参考])
+
**使用者:Rint#31833
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]+[[灯争大戦]]+[[基本セット2020]]+[[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]])
+
 
+
{{#MagicFactory:df319875}}
+
*[[イコリア:巨獣の棲処]]参入後のリスト。
+
 
+
====荒野の再生禁止後====
+
*備考
+
**Standard Challenge #12195655 on 08/16/2020 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-challenge-2020-08-17 参考])
+
**使用者:Edel
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]+[[灯争大戦]]+[[基本セット2020]]+[[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]])
+
 
+
{{#MagicFactory:df320227}}
+
*[[荒野の再生/Wilderness Reclamation]]などの[[禁止カード|禁止]]後のリスト。
+
 
+
==ドミナリア期==
+
[[イクサランの相克]]参入後、'''緑単ガルタ'''(''Mono-Green Ghalta'')と呼ばれる[[デッキ]]が登場。この時点では[[地雷デッキ]]に過ぎなかったが、[[ドミナリア]]から[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]や[[鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion]]を獲得したことにより、[[メタゲーム]]の一角を占めるまでになった。鉄葉のチャンピオン獲得後は'''鉄葉ストンピィ'''(''Steel Leaf Stompy'')とも呼ばれる。
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{{#card:Llanowar Elves}}
+
{{#card:Steel Leaf Champion}}
+
{{#card:Ghalta, Primal Hunger}}
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詳細は[[鉄葉ストンピィ]]を参照。
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==時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期==
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[[時のらせんブロック]]+[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[シャドウムーア]]で新たな戦力が追加され、さらに[[スライ/スタンダード/時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|スライ]]などの[[赤]]系[[デッキ]]が隆盛してきたことで再び顔を見せ始める。
+
  
 
{{#card:Nettle Sentinel}}
 
{{#card:Nettle Sentinel}}
 
{{#card:Garruk Wildspeaker}}
 
{{#card:Garruk Wildspeaker}}
  
動きは伝統的なストンピィのそれであり、序盤から高速で[[軽い|軽量]][[クリーチャー]]を[[展開]]。最後は[[地壊し/Groundbreaker]]で押し切る。
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動きは伝統的な[[ストンピィ]]のそれであり、序盤から高速で[[軽い|軽量]][[クリーチャー]]を[[展開]]。最後は[[地壊し/Groundbreaker]]で押し切る。
  
[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]の常として[[神の怒り/Wrath of God]]などの[[全体除去]]を苦手とするが、[[樹上の村/Treetop Village]]や[[野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker]]などで弱点をある程度補っている。
+
弱点も明快で、[[神の怒り/Wrath of God]]などの[[全体除去]]に弱いが、[[樹上の村/Treetop Village]]や[[野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker]]などで弱点をある程度補っている。
  
===サンプルリスト===
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===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[ドイツ選手権08]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gernat08/welcome 参考])
+
**[[ドイツ選手権08]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gernat08/welcome 参考])
 
**使用者:[[Babak Mojtahedy]]
 
**使用者:[[Babak Mojtahedy]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
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==ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期==
 
==ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期==
[[時のらせんブロック]]期は、多くの優秀[[クリーチャー]]が追加された[[次元の混乱]]参入以降に復活を果たす。
 
  
まずは[[時のらせんブロック構築]]で台頭し、後に[[ラヴニカ・ブロック]]+時のらせんブロックの[[スタンダード]]でも活躍していった。
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[[次元の混乱]]で多くの優秀[[クリーチャー]]を獲得したことで復活を果たす。
  
 
{{#card:Groundbreaker}}
 
{{#card:Groundbreaker}}
 
{{#card:Timbermare}}
 
{{#card:Timbermare}}
  
[[軽い|軽量]][[クリーチャー]]を並べて押し切る従来のコンセプトからやや外れ、[[地壊し/Groundbreaker]]や[[ティンバーメア/Timbermare]]などの高性能[[速攻]]クリーチャーを[[火力]][[呪文]]のように叩き付けるタイプの[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]が登場した。
+
[[軽い|軽量]]クリーチャーを並べて押し切る従来のコンセプトからやや外れ、[[地壊し/Groundbreaker]]や[[ティンバーメア/Timbermare]]などの高性能[[速攻]]クリーチャーを[[火力]][[呪文]]のように叩き付けるタイプの[[ビートダウン]]が登場した。
  
[[環境]]が大量のクリーチャーを並べることに逆風のため、単体の質と即効性を上げることで[[コントロール (デッキ)|コントロール]]への耐性を意識した変化である。また、環境に[[クァーグノス/Quagnoth]]という非常に[[除去]]もしづらい、[[打ち消す|打ち消され]]づらいクリーチャーがいることも追い風になった。
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[[環境]]が大量のクリーチャーを並べることに逆風のため、単体の質と即効性を上げることで[[コントロール (デッキ)|コントロール]]への耐性を得た点が大きな違いである。また、環境に[[クァーグノス/Quagnoth]]という非常に[[除去]]もしづらい、[[カウンター]]もできないクリーチャーがいることも追い風になった。
  
 
動きが噛み合ったときのスピードもあるが、速攻クリーチャーの大半が+αの[[回避能力]]を持つため、最後の数点をもぎ取る能力も緑ビートダウンとして優秀な部類に入る。
 
動きが噛み合ったときのスピードもあるが、速攻クリーチャーの大半が+αの[[回避能力]]を持つため、最後の数点をもぎ取る能力も緑ビートダウンとして優秀な部類に入る。
  
[[コスト]]・高[[パワー]]・使い捨てという性質を持つ速攻クリーチャーを利用して[[よりよい品物/Greater Good]]で息切れを防ぐバージョンや、速攻と相性がよく[[マナカーブ]]もかみ合っている[[原初の腕力魔道士/Primal Forcemage]]を利用したバージョンもある。特に次元の混乱で得た[[ウークタビー・ドレイク/Uktabi Drake]]との[[シナジー]]が強力。
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こういった速攻クリーチャーが低[[コスト]]、高[[パワー]]、元々使い捨てである点を利用し[[よりよい品物/Greater Good]]で息切れを防ぐバージョンや、速攻と相性が良く、[[マナカーブ]]的にも投入しやすい[[原初の腕力魔道士/Primal Forcemage]]を利用したバージョンもある。特に[[次元の混乱]]で得た[[ウークタビー・ドレイク/Uktabi Drake]]との[[シナジー]]が強力。
  
===サンプルリスト===
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[[スタンダード]]でも活躍を見せつつある。
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===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[アメリカ選手権07]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/usnat07/welcome 参考])
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**[[アメリカ選手権07]] ベスト4([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/usnat07/welcome 参考])
 
**使用者:[[Michael Jacob]]
 
**使用者:[[Michael Jacob]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第10版]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[時のらせんブロック]]+[[コールドスナップ]])
 
**[[スタンダード]]([[第10版]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[時のらせんブロック]]+[[コールドスナップ]])
  
{{#MagicFactory:df303417}}
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 +
|-
 +
 
 +
|-
 +
!colspan="2"|[[メインデッキ]] (60)
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#ffddee"|[[クリーチャー]] (27)
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|-
 +
|4||[[ボリアルのドルイド/Boreal Druid]]
 +
|-
 +
|4||[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]
 +
|-
 +
|4||[[スクリブのレインジャー/Scryb Ranger]]
 +
|-
 +
|4||[[シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker]]
 +
|-
 +
|4||[[トロールの苦行者/Troll Ascetic]]
 +
|-
 +
|4||[[巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge]]
 +
|-
 +
|3||[[ティンバーメア/Timbermare]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#eeddff"|[[呪文]] (11)
 +
|-
 +
|4||[[腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak]]
 +
|-
 +
|4||[[古きクローサの力/Might of Old Krosa]]
 +
|-
 +
|2||[[ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer]]
 +
|-
 +
|1||[[岩石樹の祈り/Stonewood Invocation]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#ddffee"|[[土地]] (22)
 +
|-
 +
|16||[[森/Forest]]
 +
|-
 +
|2||[[ペンデルヘイヴン/Pendelhaven]]
 +
|-
 +
|4||[[樹上の村/Treetop Village]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#ddeeff"|[[サイドボード]]
 +
|-
 +
|4||[[地壊し/Groundbreaker]]
 +
|-
 +
|3||[[幽体の魔力/Spectral Force]]
 +
|-
 +
|3||[[鋸刃の矢/Serrated Arrows]]
 +
|-
 +
|2||[[ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman]]
 +
|-
 +
|3||[[真髄の針/Pithing Needle]]
 +
|}
 +
 
 
*速攻クリーチャーを多数抱えているが使い捨て的な物を極力削った従来のストンピィに近いタイプ。12体もの敵からの呪文を受け付けないクリーチャー群が[[単体除去]]を強く[[メタる|メタった]]構造になっている。それに対して、[[アドバンテージ]]を得やすいが[[除去]]自体はされやすい[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]は不採用となっている。
 
*速攻クリーチャーを多数抱えているが使い捨て的な物を極力削った従来のストンピィに近いタイプ。12体もの敵からの呪文を受け付けないクリーチャー群が[[単体除去]]を強く[[メタる|メタった]]構造になっている。それに対して、[[アドバンテージ]]を得やすいが[[除去]]自体はされやすい[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]は不採用となっている。
  
 
==ミラディン・ブロック+神河ブロック期==
 
==ミラディン・ブロック+神河ブロック期==
[[ミラディン・ブロック]]+[[神河ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[親和 (デッキ)#ミラディン・ブロック期|親和]]全盛期は[[アーティファクト]][[破壊]]メインの[[緑コントロール#ミラディン・ブロック期|緑コントロール]]が中心だったが、[[禁止カード]]による親和消滅後は[[装備品]]などを使った[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]タイプの[[デッキ]]が登場した。
+
 
 +
[[ミラディン・ブロック]]+[[神河ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[親和 (デッキ)|親和]]全盛期は[[アーティファクト]][[破壊]]メインの[[緑コントロール#ミラディン・ブロック期|緑コントロール]]が中心だったが、[[禁止カード]]による親和消滅後は[[装備品]]などを使った[[ビートダウン]]タイプの[[デッキ]]が登場した。
  
 
{{#card:Troll Ascetic}}
 
{{#card:Troll Ascetic}}
212行: 127行:
 
[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]]の[[土地|ランド]][[マナ加速|ブースト]]から[[創造の標/Beacon of Creation]]や[[ブランチウッドの鎧/Blanchwood Armor]]に繋ぐ[[シナジー]]も盛り込まれている。
 
[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]]の[[土地|ランド]][[マナ加速|ブースト]]から[[創造の標/Beacon of Creation]]や[[ブランチウッドの鎧/Blanchwood Armor]]に繋ぐ[[シナジー]]も盛り込まれている。
  
*[[赤]]を足して[[火力]]などを搭載した[[ステロイド/スタンダード/ミラディン・ブロック+神河ブロック期|ステロイド]]タイプのデッキも存在した。
+
*[[赤]]を足して[[火力]]などを搭載した[[ステロイド#ミラディン・ブロック+神河ブロック期|ステロイド]]タイプのデッキも存在した。
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===サンプルレシピ===
  
===サンプルリスト===
 
 
*備考
 
*備考
**[[オランダ選手権05]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/nethnat05/welcome 参考])
+
**[[オランダ選手権05]] ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/nethnat05/welcome 参考])
 
**使用者:[[Rudy Meijer]]
 
**使用者:[[Rudy Meijer]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[ミラディン・ブロック]]+[[神河ブロック]])
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[ミラディン・ブロック]]+[[神河ブロック]])
  
{{#MagicFactory:df303418}}
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
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|-
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|-
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!colspan="2"|[[メインデッキ]] (60)
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|-
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!colspan="2" style="background:#ffddee"|[[クリーチャー]] (28)
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|4||[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]
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|4||[[エルフの戦士/Elvish Warrior]]
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|4||[[トロールの苦行者/Troll Ascetic]]
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|-
 +
|4||[[ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman]]
 +
|-
 +
|4||[[永遠の証人/Eternal Witness]]
 +
|-
 +
|3||[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]]
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|-
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|3||[[暴走する氈鹿/Stampeding Serow]]
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|-
 +
|2||[[ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot]]
 +
|-
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!colspan="2" style="background:#eeddff"|[[呪文]] (12)
 +
|-
 +
|2||[[捕食者の一撃/Predator's Strike]]
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|-
 +
|3||[[創造の標/Beacon of Creation]]
 +
|-
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|4||[[ブランチウッドの鎧/Blanchwood Armor]]
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|-
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|3||[[樫の力/Might of Oaks]]
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!colspan="2" style="background:#ddffee"|[[土地]] (20)
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|20||[[森/Forest]]
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!colspan="2" style="background:#ddeeff"|[[サイドボード]]
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|4||[[火と氷の剣/Sword of Fire and Ice]]
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|-
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|4||[[光と影の剣/Sword of Light and Shadow]]
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|-
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|3||[[帰化/Naturalize]]
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|3||[[腐食ナメクジ/Molder Slug]]
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|-
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|1||[[空を引き裂くもの、閼螺示/Arashi, the Sky Asunder]]
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|}
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==ミラディン・ブロック構築==
 
==ミラディン・ブロック構築==
[[ミラディン・ブロック構築]]では、[[親和 (デッキ)#ミラディン・ブロック期|親和]][[メタる|メタ]]の[[緑コントロール#ミラディン・ブロック期|緑コントロール]]が主体だったが、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]にシフトしたアグレッシブな[[デッキ]]も登場した。
+
 
 +
[[親和 (デッキ)|親和]][[メタ]]の[[緑コントロール#ミラディン・ブロック期|緑コントロール]]が主体の[[ミラディン・ブロック構築]][[環境]]において、[[ビートダウン]]にシフトしたアグレッシブな[[デッキ]]も登場した。
  
 
{{#card:Troll Ascetic}}
 
{{#card:Troll Ascetic}}
230行: 197行:
 
[[トロールの苦行者/Troll Ascetic]]などの[[クリーチャー]]を[[展開]]しつつ、[[アーティファクト]][[破壊]]で相手の足を止めて[[殴る|殴り殺す]]。いわゆる[[ウィニー]]よりもかなり[[重い|重め]]の構成になっている。
 
[[トロールの苦行者/Troll Ascetic]]などの[[クリーチャー]]を[[展開]]しつつ、[[アーティファクト]][[破壊]]で相手の足を止めて[[殴る|殴り殺す]]。いわゆる[[ウィニー]]よりもかなり[[重い|重め]]の構成になっている。
  
===サンプルリスト===
+
===サンプルレシピ===
 +
 
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリチューリッヒ04]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpzur04/welcome 参考])
+
**[[グランプリチューリッヒ04]] ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpzur04/welcome 参考])
 
**使用者:[[Charles Delvaux]]
 
**使用者:[[Charles Delvaux]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[ミラディン・ブロック構築]]([[ミラディン]]+[[ダークスティール]]+[[フィフス・ドーン]])
 
**[[ミラディン・ブロック構築]]([[ミラディン]]+[[ダークスティール]]+[[フィフス・ドーン]])
  
{{#MagicFactory:df303419}}
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 +
|-
 +
 
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|-
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!colspan="2"|[[メインデッキ]] (60)
 +
|-
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!colspan="2" style="background:#ffddee"|[[クリーチャー]] (25)
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|-
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|3||[[テル=ジラードに選ばれし者/Tel-Jilad Chosen]]
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|-
 +
|4||[[ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman]]
 +
|-
 +
|2||[[ファングレンの初仔/Fangren Firstborn]]
 +
|-
 +
|4||[[トロールの苦行者/Troll Ascetic]]
 +
|-
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|4||[[永遠の証人/Eternal Witness]]
 +
|-
 +
|4||[[ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot]]
 +
|-
 +
|4||[[腐食ナメクジ/Molder Slug]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#eeddff"|[[呪文]] (10)
 +
|-
 +
|2||[[絡み森の脈動/Pulse of the Tangle]]
 +
|-
 +
|4||[[酸化/Oxidize]]
 +
|-
 +
|4||[[テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justice]]
 +
|-
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!colspan="2" style="background:#ddffee"|[[土地]] (25)
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|-
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|21||[[森/Forest]]
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|4||[[ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus]]
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|-
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!colspan="2" style="background:#ddeeff"|[[サイドボード]]
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|-
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|1||[[テル=ジラードに選ばれし者/Tel-Jilad Chosen]]
 +
|-
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|3||[[血の臭い/Bloodscent]]
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|-
 +
|2||[[ファングレンの初仔/Fangren Firstborn]]
 +
|-
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|1||[[捕食者の一撃/Predator's Strike]]
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|-
 +
|1||[[残忍な突進/Ferocious Charge]]
 +
|-
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|1||[[カルストダーム/Karstoderm]]
 +
|-
 +
|3||[[アウフの蛮人/Ouphe Vandals]]
 +
|-
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|2||[[火と氷の剣/Sword of Fire and Ice]]
 +
|-
 +
|1||[[光と影の剣/Sword of Light and Shadow]]
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|}
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==オデッセイ・ブロック構築==
 
==オデッセイ・ブロック構築==
[[オデッセイ・ブロック構築]]では、[[オデッセイ・ブロック]]の強力な[[緑]][[クリーチャー]]をベースにした[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]。
+
 
 +
[[オデッセイ・ブロック構築]]では、[[オデッセイ・ブロック]]の強力な[[緑]][[クリーチャー]]をベースにした[[ビートダウン]][[デッキ]]。
  
 
{{#card:Wild Mongrel}}
 
{{#card:Wild Mongrel}}
246行: 271行:
 
[[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]や[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]などの優秀なクリーチャーを[[展開]]し、最後は[[踏み荒らし/Overrun]]で押し潰す。
 
[[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]や[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]などの優秀なクリーチャーを[[展開]]し、最後は[[踏み荒らし/Overrun]]で押し潰す。
  
クリーチャーの質自体は他の時期のものと比べても遜色ないが、[[環境]]に[[黒コントロール#オデッセイ・ブロック期|黒コントロール]]などの[[マス・デストラクション]]系[[コントロールデッキ]]が溢れており、また[[デッキパワー]]の点でも他のデッキに劣っていたためほとんど活躍を上げることはできなかった。
+
クリーチャーの質自体は他の時期のものと比べても遜色ないが、[[環境]]に[[黒コントロール#オデッセイ・ブロック期|黒コントロール]]などの[[マス・デストラクション]]系[[コントロール|コントロールデッキ]]が溢れており、また[[デッキパワー]]の点でも他のデッキに劣っていたためほとんど活躍を上げることはできなかった。
  
 
==ウルザ・ブロック期==
 
==ウルザ・ブロック期==
[[ウルザ・ブロック]]期では、[[野生の犬/Wild Dogs]][[飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguar]]、[[アルビノ・トロール/Albino Troll]]などを高速[[展開]]する[[デッキ]]。同時期の[[スタンダード]]や[[ウルザ・ブロック構築]]などで活躍した。
+
 
 +
[[ウルザ・ブロック]]期では、[[野生の犬/Wild Dogs]][[飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguar]]、[[アルビノ・トロール/Albino Troll]]などを高速[[展開]]する[[デッキ]]。同時期の[[スタンダード]]や[[ウルザ・ブロック構築]]などで活躍した。
  
 
{{#card:Pouncing Jaguar}}
 
{{#card:Pouncing Jaguar}}
256行: 282行:
 
上記の優秀な[[ウィニー]][[クリーチャー]]に加え、[[ウルザズ・レガシー]]当時で最強の[[緑]][[カード]]と謳われた[[怨恨/Rancor]]の存在が大きい。
 
上記の優秀な[[ウィニー]][[クリーチャー]]に加え、[[ウルザズ・レガシー]]当時で最強の[[緑]][[カード]]と謳われた[[怨恨/Rancor]]の存在が大きい。
  
[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]による[[マナ加速]]を生かして非常に強力な[[マスティコア/Masticore]]の[[除去]]を活用する場合もある(ガイアの揺籃の地は1999年7月1日付けでウルザ・ブロック構築の[[禁止カード]]に指定されている)。
+
[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]による[[マナ加速]]を生かして非常に強力な[[マスティコア/Masticore]]の[[除去]]を活用する場合もある([[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]は1999年7月1日付けで[[ウルザ・ブロック構築]]の[[禁止カード]]に指定されている)。
  
[[ネメシス]]参入後は[[からみつく鉄線/Tangle Wire]]で[[対戦相手]]の動きを妨害する[[タングルストンピィ]]というデッキも現れた。
+
[[ネメシス]]参入後は[[からみつく鉄線/Tangle Wire]]で相手の動きを妨害する[[タングルストンピィ]]というデッキも現れた。
  
 
===スタンダード版===
 
===スタンダード版===
267行: 293行:
 
**[[スタンダード]]([[第6版]]+[[ウルザ・ブロック]]+[[メルカディアン・マスクス]])
 
**[[スタンダード]]([[第6版]]+[[ウルザ・ブロック]]+[[メルカディアン・マスクス]])
  
{{#MagicFactory:df303420}}
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
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|-
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!colspan="2"|[[メインデッキ]] (60)
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!colspan="2" style="background:#ffddee"|[[クリーチャー]] (27)
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|4||[[アルビノ・トロール/Albino Troll]]
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|4||[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]
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|4||[[リバー・ボア/River Boa]]
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|3||[[エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist]]
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|4||[[飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguar]]
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|4||[[野生の犬/Wild Dogs]]
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|2||[[マスティコア/Masticore]]
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|2||[[ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan]]
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!colspan="2" style="background:#eeddff"|[[呪文]] (12)
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|4||[[巨大化/Giant Growth]]
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|2||[[樫の力/Might of Oaks]]
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|4||[[怨恨/Rancor]]
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|2||[[激励/Invigorate]]
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!colspan="2" style="background:#ddffee"|[[土地]] (21)
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|13||[[森/Forest]]
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|4||[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]
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|4||[[樹上の村/Treetop Village]]
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!colspan="2" style="background:#ddeeff"|[[サイドボード]]
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|1||[[エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist]]
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|3||[[ティタニアの選ばれしもの/Titania's Chosen]]
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|2||[[ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan]]
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|1||[[マスティコア/Masticore]]
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|3||[[呪われたトーテム像/Cursed Totem]]
 +
|-
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|2||[[平穏/Tranquility]]
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|1||[[樫の力/Might of Oaks]]
 +
|-
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|2||[[たい肥/Compost]]
 +
|}
 +
 
 
*[[マスクス・ブロック]]参入直後の[[スタンダード]]版。
 
*[[マスクス・ブロック]]参入直後の[[スタンダード]]版。
 
*[[テンペスト・ブロック]]期のレシピは、[[World Championship Decks 1999]]を参照のこと。
 
*[[テンペスト・ブロック]]期のレシピは、[[World Championship Decks 1999]]を参照のこと。
  
 
===ウルザ・ブロック構築版===
 
===ウルザ・ブロック構築版===
 +
 
*備考
 
*備考
**[[プロツアーニューヨーク99]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpzur04/welcome 参考])
+
**[[プロツアーニューヨーク99]] ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpzur04/welcome 参考])
 
**使用者:Christian L&uuml;hrs
 
**使用者:Christian L&uuml;hrs
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[ウルザ・ブロック構築]]([[ウルザズ・サーガ]]+[[ウルザズ・レガシー]])
 
**[[ウルザ・ブロック構築]]([[ウルザズ・サーガ]]+[[ウルザズ・レガシー]])
  
{{#MagicFactory:df303421}}
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
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|-
 +
 
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|-
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!colspan="2"|[[メインデッキ]] (60)
 +
|-
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!colspan="2" style="background:#ffddee"|[[クリーチャー]] (22)
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|-
 +
|4||[[アルビノ・トロール/Albino Troll]]
 +
|-
 +
|2||[[エルフの牧人/Elvish Herder]]
 +
|-
 +
|4||[[エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist]]
 +
|-
 +
|4||[[飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguar]]
 +
|-
 +
|4||[[野生の犬/Wild Dogs]]
 +
|-
 +
|4||[[ティタニアの選ばれしもの/Titania's Chosen]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#eeddff"|[[呪文]] (18)
 +
|-
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|4||[[輪作/Crop Rotation]]
 +
|-
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|4||[[隠れたる雄ジカ/Hidden Stag]]
 +
|-
 +
|2||[[樫の力/Might of Oaks]]
 +
|-
 +
|4||[[怨恨/Rancor]]
 +
|-
 +
|4||[[共生/Symbiosis]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#ddffee"|[[土地]] (20)
 +
|-
 +
|14||[[森/Forest]]
 +
|-
 +
|4||[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]
 +
|-
 +
|2||[[樹上の村/Treetop Village]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#ddeeff"|[[サイドボード]]
 +
|-
 +
|4||[[隠れたる捕食者/Hidden Predators]]
 +
|-
 +
|4||[[隠れたるゲリラ/Hidden Guerrillas]]
 +
|-
 +
|3||[[静穏/Hush]]
 +
|-
 +
|2||[[ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor]]
 +
|-
 +
|2||[[樹上の村/Treetop Village]]
 +
|}
 +
 
 
*こちらは[[ウルザ・ブロック構築]]のバージョン。
 
*こちらは[[ウルザ・ブロック構築]]のバージョン。
 
*[[休眠エンチャント]]の[[隠れたる雄ジカ/Hidden Stag]]を入れた、"'''Hidden Green'''"と呼ばれるタイプ。
 
*[[休眠エンチャント]]の[[隠れたる雄ジカ/Hidden Stag]]を入れた、"'''Hidden Green'''"と呼ばれるタイプ。
  
==テンペスト・ブロック期==
+
==ミラージュ・ブロック期==
[[テンペスト・ブロック構築]]の開幕戦となった[[プロツアーロサンゼルス98]]で、[[Team CMU]]が[[スリヴァー]][[シナジー]]を組み込んだデッキを持ち込んでいる。
+
  
{{#card: Muscle Sliver}}
 
{{#card: Ancient Tomb}}
 
 
同環境の[[デッドガイレッド|赤単]]の隆盛とそれによる[[赤の防御円/Circle of Protection: Red]]の流行を見越しての採用で、使用者5人全員が2日目進出、トップ16に2人を送り込んだが、最終的には赤単の完成度の前に沈んでしまった。
 
 
===サンプルリスト===
 
*備考
 
**[[プロツアーロサンゼルス98]] 11位([https://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=results/PTLA98 参考1]/[https://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=sb20010206a 参考2])
 
**使用者: [[Brian Schneider]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[テンペスト・ブロック構築]]([[テンペスト]])
 
{{#MagicFactory: df318412}}
 
*サイドボードは不明。
 
 
==ミラージュ・ブロック期==
 
 
[[ミラージュ・ブロック]]期には、[[冬の宝珠/Winter Orb]]による[[マナ]][[ロック]]を[[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]と[[マナ・クリーチャー]]で維持しながら[[殴る|殴り]]殺す[[セニョールストンピィ]]と呼ばれる[[デッキ]]が登場。
 
[[ミラージュ・ブロック]]期には、[[冬の宝珠/Winter Orb]]による[[マナ]][[ロック]]を[[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]と[[マナ・クリーチャー]]で維持しながら[[殴る|殴り]]殺す[[セニョールストンピィ]]と呼ばれる[[デッキ]]が登場。
  
307行: 430行:
 
詳細は[[セニョールストンピィ]]のページを参照のこと。
 
詳細は[[セニョールストンピィ]]のページを参照のこと。
  
===サンプルリスト===
+
===サンプルレシピ===
 +
 
 
*備考
 
*備考
 
**[[The Finals97]] ベスト8
 
**[[The Finals97]] ベスト8
314行: 438行:
 
**[[スタンダード]]([[第5版]]+[[ミラージュ・ブロック]]+[[テンペスト]])
 
**[[スタンダード]]([[第5版]]+[[ミラージュ・ブロック]]+[[テンペスト]])
  
{{#MagicFactory:df303422}}
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
==旧エクステンデッド==
+
|-
2002年[[ローテーション]]前の[[エクステンデッド]]には、[[クレイジーグリーン]]という[[デッキ]]が存在していた。
+
 
 +
|-
 +
!colspan="2"|[[メインデッキ]] (60)
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#ffddee"|[[クリーチャー]] (28)
 +
|-
 +
|4||[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]
 +
|-
 +
|4||[[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]
 +
|-
 +
|4||[[筋肉スリヴァー/Muscle Sliver]]
 +
|-
 +
|3||[[リバー・ボア/River Boa]]
 +
|-
 +
|2||[[ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan]]
 +
|-
 +
|4||[[訓練されたアーモドン/Trained Armodon]]
 +
|-
 +
|4||[[ジョルレイルのケンタウルス/Jolrael's Centaur]]
 +
|-
 +
|1||[[ルアゴイフ/Lhurgoyf]]
 +
|-
 +
|1||[[暴走するヌー/Stampeding Wildebeests]]
 +
|-
 +
|1||[[ボトルのノーム/Bottle Gnomes]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#eeddff"|[[呪文]] (16)
 +
|-
 +
|4||[[巨大化/Giant Growth]]
 +
|-
 +
|3||[[エルフの憤激/Elvish Fury]]
 +
|-
 +
|2||[[踏み荒らし/Overrun]]
 +
|-
 +
|1||[[中休み/Respite]]
 +
|-
 +
|2||[[平穏/Tranquility]]
 +
|-
 +
|1||[[ハリケーン/Hurricane]]
 +
|-
 +
|1||[[呪われた巻物/Cursed Scroll]]
 +
|-
 +
|2||[[冬の宝珠/Winter Orb]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#ddffee"|[[土地]] (16)
 +
|-
 +
|16||[[森/Forest]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#ddeeff"|[[サイドボード]]
 +
|-
 +
|1||[[平穏/Tranquility]]
 +
|-
 +
|1||[[地に平穏/Tranquil Domain]]
 +
|-
 +
|1||[[孤独の都/City of Solitude]]
 +
|-
 +
|2||[[自然の泉/Natural Spring]]
 +
|-
 +
|1||[[中休み/Respite]]
 +
|-
 +
|2||[[刈り取り/Reap]]
 +
|-
 +
|2||[[豪雨前線/Storm Front]]
 +
|-
 +
|1||[[スクラーグノス/Scragnoth]]
 +
|-
 +
|2||[[魔の魅惑/Aluren]]
 +
|-
 +
|2||[[不毛の大地/Wasteland]]
 +
|}
 +
 
 +
==旧[[エクステンデッド]]==
 +
 
 +
2002年[[ローテーション]]前の[[エクステンデッド]]には[[クレイジーグリーン]]という[[デッキ]]が存在していた。
  
 
{{#card:Land Grant}}
 
{{#card:Land Grant}}
325行: 522行:
 
詳細は[[クレイジーグリーン]]のページを参照のこと。
 
詳細は[[クレイジーグリーン]]のページを参照のこと。
  
===サンプルリスト===
+
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリウィーン99]] ベスト8
+
**[[グランプリウィーン99]] ベスト8
 
**使用者:[[Peer Krouger]]
 
**使用者:[[Peer Krouger]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[エクステンデッド]]([[リバイズド・エディション]]~[[第5版]]、[[ザ・ダーク]]~[[ウルザズ・レガシー]])
+
**[[エクステンデッド]]([[リバイズド]]~[[第5版]]、[[ザ・ダーク]]~[[ウルザズ・レガシー]])
  
 
{{#MagicFactory:df301186}}
 
{{#MagicFactory:df301186}}
*初期[[エクステンデッド]]の超[[軽い|軽量]]構造のデッキで、ほとんどが1[[マナ]]以下で構成される。
+
 
 +
*初期[[エクステンデッド]]の超[[軽い|軽量]]構造のデッキで、ほとんどが1[[マナ]]以下で構成される。
  
 
==レガシー==
 
==レガシー==
 +
 
[[レガシー]]でも、少数ではあるが存在する。その中でも「バーサクストンピィ」という超高速型が主流。
 
[[レガシー]]でも、少数ではあるが存在する。その中でも「バーサクストンピィ」という超高速型が主流。
  
342行: 541行:
 
{{#card:Berserk}}
 
{{#card:Berserk}}
  
まず、[[スクリブ・スプライト/Scryb Sprites]]、[[スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk]]、[[シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker]]といった、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]されづらいクリーチャーを[[展開]]する。さらにそれらを、[[怨恨/Rancor]]、[[古きクローサの力/Might of Old Krosa]]、[[力の印章/Seal of Strength]]などで[[強化]]し、そのパワーを[[狂暴化/Berserk]]によって爆発させトドメをさす。
+
まず、[[スクリブ・スプライト/Scryb Sprites]]、[[スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk]]、[[シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker]]といった、ブロックされづらい特性のクリーチャーを展開する。さらにそれらを、[[怨恨/Rancor]]、[[古きクローサの力/Might of Old Krosa]]、[[力の印章/Seal of Strength]]などで強化し、そのパワーを[[Berserk]]によって爆発させトドメをさす。
  
[[カヴーの捕食者/Kavu Predator]]を獲得してからは、[[激励/Invigorate]]との[[シナジー]]も同時に搭載される事が多くなった。
+
また、[[カヴーの捕食者/Kavu Predator]]を獲得してからは、[[激励/Invigorate]]との[[シナジー]]も同時に搭載される事が多くなった。
  
一種の[[コンボデッキ]]として捉えることもできるほどの爆発力を持つ反面、安定性に欠ける部分も非常に大きい。
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一種の[[コンボ]][[デッキ]]として捉えることもできるほどの爆発力を持つ反面、安定性に欠ける部分も非常に大きい。
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===サンプルレシピ===
  
===サンプルリスト===
 
 
*備考
 
*備考
 
**[[プロツアーヴァレンシア07]] レガシーオープン 優勝
 
**[[プロツアーヴァレンシア07]] レガシーオープン 優勝
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**[[レガシー]](~[[未来予知]])
 
**[[レガシー]](~[[未来予知]])
  
{{#MagicFactory:df303423}}
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
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|-
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!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
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|-
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!colspan="2" style="background:#ffddee"|クリーチャー (24)
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|-
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|4||[[ジャングル・ライオン/Jungle Lion]]
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|4||[[カヴーの捕食者/Kavu Predator]]
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|2||[[スクリブ・スプライト/Scryb Sprites]]
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|-
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|4||[[シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker]]
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|-
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|4||[[スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk]]
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|-
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|4||[[スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite]]
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|-
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|2||[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]
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|-
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!colspan="2" style="background:#ffeedd"|インスタント・ソーサリー (12)
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|-
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|4||[[Berserk]]
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|-
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|4||[[激励/Invigorate]]
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|-
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|4||[[古きクローサの力/Might of Old Krosa]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#eeeeee"|エンチャント・アーティファクト (7)
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|-
 +
|4||[[怨恨/Rancor]]
 +
|-
 +
|3||[[力の印章/Seal of Strength]]
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|-
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!colspan="2" style="background:#ddffee"|土地 (17)
 +
|-
 +
|10||[[森/Forest]]
 +
|-
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|3||[[吹きさらしの荒野/Windswept Heath]]
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|-
 +
|4||[[樹木茂る山麓/Wooded Foothills]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background:#ddeeff"|サイドボード
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|-
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|1||[[ガイアの祝福/Gaea's Blessing]]
 +
|-
 +
|4||[[ラッシュウッドの使節/Rushwood Legate]]
 +
|-
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|4||[[無垢への回帰/Seeds of Innocence]]
 +
|-
 +
|3||[[トーモッドの墓所/Tormod's Crypt]]
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|-
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|3||[[ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot]]
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|}
 
*186人参加のPTサイドイベント。
 
*186人参加のPTサイドイベント。
 
==パウパー==
 
[[パウパー]]でも古くから存在している。
 
 
{{#card:Young Wolf}}
 
{{#card:Rancor}}
 
 
[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]や[[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]、[[若き狼/Young Wolf]]といった1~2[[マナ]]のクリーチャーを、[[巨森の蔦/Vines of Vastwood]]や[[地うねり/Groundswell]]、[[怨恨/Rancor]]でバックアップする。
 
 
黎明期より存在し、[[トップメタ]]である[[Delver-Go#パウパー|青単デルバー]]に強く常に一定の人気のあるデッキタイプである。[[ミラディンの傷跡]]参入後は、より爆発力が高い[[感染 (デッキ)#パウパー|感染デッキ]]に移行する形で一時期衰退したが、[[激励/Invigorate]]の[[禁止カード|禁止]]により感染デッキが弱体化すると再び[[メタゲーム]]の一角に浮上してきた。
 
 
{{#card:Burning-Tree Emissary}}
 
 
その後[[モダンマスターズ2017]]で[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]を獲得。展開の速さに磨きがかかった。それと同時に炎樹族の使者と相性の良い[[巣の侵略者/Nest Invader]]、その巣の侵略者により[[陰鬱]]を能動的に達成できるようになった[[吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack]]をフル投入したタイプが成績を残している。
 
 
{{#card:Savage Swipe}}
 
 
[[モダンホライゾン]]では[[凶暴な一振り/Savage Swipe]]を獲得。[[メインデッキ]]から採用に値する[[格闘]][[呪文]]であり、[[システムクリーチャー]]などを[[除去]]しやすくなった。
 
 
{{#card:Bayou Groff}}
 
 
[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]では[[湿地帯のグロフ/Bayou Groff]]を獲得。2マナ5/4は破格の[[マナレシオ]]であり、デメリットの軽減のために若き狼や[[カルニの庭/Khalni Garden]]を採用した構成が登場した。
 
 
===サンプルリスト1===
 
*備考
 
**Pauper Daily #7650887 on 11/03/2014 4-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-daily-2014-11-04 参考])
 
**使用者:rrwoods
 
*[[フォーマット]]
 
**[[パウパー]](~[[タルキール覇王譚]])
 
 
{{#MagicFactory:df312260}}
 
*強化スペルやエンチャントを多く取ったタイプ。
 
 
===サンプルリスト2===
 
*備考
 
**Pauper Daily #8022261 on 03/03/2015 4-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-daily-2015-03-04-0 参考])
 
**使用者:madarameBK
 
*[[フォーマット]]
 
**[[パウパー]](~[[運命再編]])
 
 
{{#MagicFactory:df312791}}
 
*[[巣の侵略者/Nest Invader]]を採用したタイプ。[[Thermokarst]]や[[ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow]]の装備コストなどストンピィとしてはマナコストがやや重いカードを使用しやすくなっている。
 
 
===サンプルリスト3===
 
*備考
 
**Pauper Daily #7424602 on 08/31/2014 4-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-daily-2014-09-01 参考])
 
**使用者:JASPAX
 
*[[フォーマット]]
 
**[[パウパー]](~[[基本セット2015]])
 
 
{{#MagicFactory:df313029}}
 
*[[マッドネス (デッキ)|マッドネス]]の要素を取り入れたタイプ。
 
 
===サンプルリスト4===
 
*備考
 
**Pauper Challenge #11740713 on 12/16/2018 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2018-12-17 参考])
 
**使用者:_DissonancE_
 
*[[フォーマット]]
 
**[[パウパー]](~[[アルティメットマスターズ]])
 
 
{{#MagicFactory: df318952}}
 
*[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]獲得後のリスト。
 
 
===サンプルリスト5===
 
*備考
 
**Pauper Challenge #12285855 on 04/18/2021 ベスト4([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2021-04-19 参考])
 
**使用者:Milkk
 
*[[フォーマット]]
 
**[[パウパー]](~[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
 
 
{{#MagicFactory: df320501}}
 
*[[湿地帯のグロフ/Bayou Groff]]獲得後のリスト。
 
  
 
==参考==
 
==参考==
<references />
+
*[http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=sb20010607a,,en Finding the Tinker Deck]([[WotC]]、文:[[Mike Flores]])
*[http://web.archive.org/web/20190602184053/http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=sb20010607a,,en Finding the Tinker Deck(Internet Archive)]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/tinker-%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AD%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%8E%A2%E7%A9%B6-2000-01-01 Tinkerデッキへの探究]([[WotC]]、文:[[Mike Flores]]
+
*[http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=sb20010607a,,ja Tinkerデッキへの探求](上の邦訳)
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
 
{{DEFAULTSORT:すとんひい}}
 
[[Category:緑単色デッキ|*]]
 
[[Category:ビートダウンデッキ|*]]
 
[[Category:ウィニーデッキ|*]]
 
[[Category:緑単ビートダウンデッキ|*]]
 
[[Category:緑単ウィニーデッキ|*]]
 
[[Category:テンペスト・ブロック構築デッキ]]
 
[[Category:ウルザ・ブロック構築デッキ]]
 
[[Category:ミラディン・ブロック構築デッキ]]
 
[[Category:スタンダードデッキ]]
 
[[Category:エクステンデッドデッキ]]
 
[[Category:レガシーデッキ]]
 
[[Category:パウパーデッキ]]
 

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