ヒルダ/Hylda
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ヒルダ/Hyldaはエルドレインの森初出のキャラクター。カードとしての初出はエルドレインの森の氷冠のヒルダ/Hylda of the Icy Crown。
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解説
エルドレイン/Eldraine出身の人間/Human。女性。豪奢な白いドレスに身を包み、純白の肌を持つ。その手には氷で出来た杖が握られている。
氷を操る魔女。タリオン/Talionから授かった氷の冠の力で、ラレント湖/Loch Larent一帯を極寒の地にするほどの力を得た。しかし、冠無しの独力では小屋ひとつを維持するのがやっとである。
アガサ/Agatha、エリエット/Eriette、そして名称不明の四人目の魔女(ローアン/Rowanとウィル/Willの実母)とは姉妹にあたる。だが彼女は力に貪欲な他の姉妹には辟易しており、ただ孤独のみを欲している。
- モチーフは童話『雪の女王』の登場人物である雪の女王[1]。
- エルドレインの王権では交換される牛/Bartered Cowのフレイバー・テキストにヒルダ/Hirdaという人物が登場しているが、綴りが違うため別人である。
経歴
エルドレインの森
タリオン/Talionから王冠を授かり、他の魔女と共に忌まわしき眠り/Wicked Slumberを作り出した。その後は冠の力でラレント湖/Loch Larentを氷結させ、極寒の気候と氷の戦士により何人も寄せ付けぬ氷の城の中に閉じこもっていた。
忌まわしき眠りを止めるため、魔女を倒す探索行に出ていたケラン/Kellanとルビー/Rubyは、彼女の氷の城に侵入しようとする。ヒルダは猛吹雪とともに命が惜しくば引き返せと警告するが、それでも屈しない二人に対し、氷の戦士を差し向けて排除しようとする。戦士はケランの発現させた光の刃に撃退されるも、限界を迎えたケランは倒れてしまう。
ケランを抱きかかえて進むルビーに対し、ヒルダは語りかけた。彼を見捨てなければ自分の元にはたどり着けないだろうと。しかしルビーに彼を見捨てる気など毛頭なかった。それどころか、彼女はヒルダは寂しさゆえに自分たちを冷やかしてくるのだと見抜いた。例え自らが死の淵に立とうと、友のために前に進む。そんなルビーの姿に、魔女の凍った心は溶けていた。彼女は二人の前に姿を現すと、額に眠りの口づけをした。
ヒルダは眠った二人を城の中へ運び、温かい食事をもってもてなした。彼女は二人に贈り物を与えた。自身を倒した証拠である氷の冠、ルビーの武器となる氷の大剣、……そしてケランを遣わせたタリオンもまた、この呪いに関わっていたという知識の贈り物を。
登場
登場記事・登場作品
- Wilds of Eldraine | Episode 1: Pure of Heart/第1話 純なる心(Magic Story 2023年8月3日 K. Arsenault Rivera著、名前のみ)
- Wilds of Eldraine | Episode 2: Wandering Knight, Budding Hero/第2話 流浪の騎士、新米英雄(Magic Story 2023年8月9日 K. Arsenault Rivera著、名前のみ)
- Wilds of Eldraine | Episode 3: Two Great Banquets/第3話 二つのもてなし(Magic Story 2023年8月10日 K. Arsenault Rivera著、名前のみ)
- Wilds of Eldraine | Episode 4: Ruby and the Frozen Heart/第4話 ルビーと凍てついた心(Magic Story 2023年8月11日 K. Arsenault Rivera著)
- Wilds of Eldraine | Episode 5: Broken Oaths/第5話 破られた誓約(Magic Story 2023年8月14日 K. Arsenault Rivera著、名前のみ)
脚注
- ↑ @wizards_magic(MTG公式Twitter 2023年7月28日)