トス
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+ | [[マジック・イベント規定]]により、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の[[トーナメント]]では、[[ゲーム]]や[[マッチ]]が終了していない限り、たとえマッチ内のゲームに勝利していても、いつでもゲームやマッチに投了することができる。 | ||
− | + | 片方がこの試合に勝てば決勝ラウンド進出や[[マネーフィニッシュ]]が見込める戦績だが、もう片方は勝敗に関わらずまるで目がない状態のとき、目がない側のプレイヤーが勝ちを譲ることが多い。例えば「同じ国のプレイヤー同士で潰しあうより、せめて国の代表として一人だけでも上位に送り込みたい」というような事情から行なわれることが多い。 | |
− | + | 他のスポーツではこの手の「星の譲り合い」を八百長として処罰しているものが多いが、マジックの大会ルール上はまったく問題ない行為である。ただし当然ながら、ルール上適正なのはあくまで「'''善意で行なわれた'''」場合のみである。強要すれば脅迫だし、また「俺が勝てば賞金が出る、その一部をやるから勝ちを譲れ」などと持ちかけたら買収である。それらは[[不正行為]]([[非紳士的行為]])として処罰の対象となる。 | |
− | * | + | *[[アジア太平洋選手権01]]の決勝ラウンドにて、逆買収(君が勝つから、賞金の一部をくれないか?)が成立して[[失格]]処分となった。 |
+ | **ちなみに、「せっかく決勝に残ったのに[[ドロップ]]せざるを得ない対戦相手に配慮をした」という'''善意で行なわれた'''結果、[[ペナルティ・ガイドライン]]の認識の甘さがモロに響いた形となる。 | ||
+ | *対戦開始前に申し出て、[[投了]]扱いで[[ゲーム]]を行なうことなく結果を提出する形になるのが一般的である。 | ||
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+ | ==語源== | ||
+ | バレーボールにおけるトスボール、すなわちアタックを援護するために高く打ち上げるボールのこと。「他のプレイヤーを高い順位に押し上げるサポート」という意味から転じたもの。 | ||
+ | *援護役のことを「トス役」と表現することも多い。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
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*[[インテンショナル・ドロー]] | *[[インテンショナル・ドロー]] | ||
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2022年10月14日 (金) 16:57時点における最新版
トス(Toss)とは、一方のプレイヤーが、もう一方のプレイヤーのために意図的に敗北すること。
[編集] 解説
マジック・イベント規定により、マジックのトーナメントでは、ゲームやマッチが終了していない限り、たとえマッチ内のゲームに勝利していても、いつでもゲームやマッチに投了することができる。
片方がこの試合に勝てば決勝ラウンド進出やマネーフィニッシュが見込める戦績だが、もう片方は勝敗に関わらずまるで目がない状態のとき、目がない側のプレイヤーが勝ちを譲ることが多い。例えば「同じ国のプレイヤー同士で潰しあうより、せめて国の代表として一人だけでも上位に送り込みたい」というような事情から行なわれることが多い。
他のスポーツではこの手の「星の譲り合い」を八百長として処罰しているものが多いが、マジックの大会ルール上はまったく問題ない行為である。ただし当然ながら、ルール上適正なのはあくまで「善意で行なわれた」場合のみである。強要すれば脅迫だし、また「俺が勝てば賞金が出る、その一部をやるから勝ちを譲れ」などと持ちかけたら買収である。それらは不正行為(非紳士的行為)として処罰の対象となる。
- アジア太平洋選手権01の決勝ラウンドにて、逆買収(君が勝つから、賞金の一部をくれないか?)が成立して失格処分となった。
- ちなみに、「せっかく決勝に残ったのにドロップせざるを得ない対戦相手に配慮をした」という善意で行なわれた結果、ペナルティ・ガイドラインの認識の甘さがモロに響いた形となる。
- 対戦開始前に申し出て、投了扱いでゲームを行なうことなく結果を提出する形になるのが一般的である。
[編集] 語源
バレーボールにおけるトスボール、すなわちアタックを援護するために高く打ち上げるボールのこと。「他のプレイヤーを高い順位に押し上げるサポート」という意味から転じたもの。
- 援護役のことを「トス役」と表現することも多い。