「Old Fogey」を編集中
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{{#card:Old Fogey}} | {{#card:Old Fogey}} | ||
− | [[マジック:ザ・ギャザリング]] | + | [[マジック:ザ・ギャザリング]]の「過去の遺物」を寄せ集めたデザインの[[クリーチャー]]。 |
− | [[スカージ]]以前までの[[旧枠]]デザイン([[タイプ行]]などが太字なので、正確には[[ポータル]]などに類する)、しかもタイプ行は[[第6版]]ルール以前の「[[恐竜]]の[[召喚]]」(Summon Dinosaur)という表記で、更には[[Douglas Shuler|イラストレーターの誤植]]までそのまま。もちろん[[プレミアム・カード]] | + | ずらずらと並んだ古い[[キーワード能力]]、[[スカージ]]以前までの[[旧枠]]デザイン([[タイプ行]]などが太字なので、正確には[[ポータル]]などに類する)、しかもタイプ行は[[第6版]]ルール以前の「[[恐竜]]の[[召喚]]」(Summon Dinosaur)という表記で、更には[[Douglas Shuler|イラストレーターの誤植]]までそのまま。もちろん[[プレミアム・カード]]には流星マークまでついている。またそのクリーチャー・タイプの[[恐竜]]も、これ以前には[[アイスエイジ]]に登場した[[Pygmy Allosaurus]]の1体のみで、その後には一時廃止されてしまうほどのマイナー[[種族]]と徹底されている。 |
*[[フレイバー・テキスト]]でも頑固じいさんっぷりを遺憾なく発揮している。[[4枚制限ルール]]も60枚ルールもない黎明期から遊んでいる彼から言わせれば、[[コレクター番号]]がつけられた[[エクソダス]]どころか、[[タップ・シンボル]]が制定された[[リバイズド]]から始めた連中すら新参者のガキなのだろう。 | *[[フレイバー・テキスト]]でも頑固じいさんっぷりを遺憾なく発揮している。[[4枚制限ルール]]も60枚ルールもない黎明期から遊んでいる彼から言わせれば、[[コレクター番号]]がつけられた[[エクソダス]]どころか、[[タップ・シンボル]]が制定された[[リバイズド]]から始めた連中すら新参者のガキなのだろう。 | ||
− | {{フレイバーテキスト|最近のガキときたらやれコレクター番号だ目新しいタップシンボルだ。[[ | + | {{フレイバーテキスト|最近のガキときたらやれコレクター番号だ目新しいタップシンボルだ。[[Black Lotus|ブラック・ロータス]]20枚と[[疫病ネズミ/Plague Rats|疫病ネズミ]]20枚。これこそが本当のマジックじゃ。}} |
− | *[[カード名]]だけではわかりづらいが{{Gatherer|id=74235}}は普通に[[恐竜]] | + | |
+ | *[[カード名]]だけではわかりづらいが{{Gatherer|id=74235}}は普通に[[恐竜]]である。こんなのが雪かぶりの平地を歩いていたらすぐにばれそうなものだが。 | ||
**渡り能力に関しては、これ以前の唯一の恐竜である[[Pygmy Allosaurus]]から受け継いだものと思われる。雪かぶりの平地しか渡れないことについては、マイナー要素を愛してやまない彼なりの頑固なこだわりなのだろう。 | **渡り能力に関しては、これ以前の唯一の恐竜である[[Pygmy Allosaurus]]から受け継いだものと思われる。雪かぶりの平地しか渡れないことについては、マイナー要素を愛してやまない彼なりの頑固なこだわりなのだろう。 | ||
**マジック・プレイヤーであらせられるようなので、もしかしたら"Plain's Walker"と[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]を掛けた洒落なのかもしれない。 | **マジック・プレイヤーであらせられるようなので、もしかしたら"Plain's Walker"と[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]を掛けた洒落なのかもしれない。 | ||
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===過去要素=== | ===過去要素=== | ||
登場時点では「過去の遺物」の塊であったのだが、その後、各要素が順次再利用・復活されている。 | 登場時点では「過去の遺物」の塊であったのだが、その後、各要素が順次再利用・復活されている。 | ||
− | 特に[[コールドスナップ]]と[[時のらせんブロック]]では、大半のキーワード能力が一気に復活。後者に至っては[[タイムシフト]]によって、突然[[旧枠]]デザインが混じるという視覚的おもしろさまでお株を奪われてしまった。[[クリーチャー・タイプ]] | + | 特に[[コールドスナップ]]と[[時のらせんブロック]]では、大半のキーワード能力が一気に復活。後者に至っては[[タイムシフト]]によって、突然[[旧枠]]デザインが混じるという視覚的おもしろさまでお株を奪われてしまった。[[クリーチャー・タイプ]]の[[恐竜]]も[[イクサラン・ブロック]]にて復活。ルーリング上の問題児で復活がほぼありえないとされていた[[フェイジング]]さえも、[[フェイズ・アウト]]のみと限定的ながら[[統率者2017]]で新規収録された。 |
− | + | 現時点では、このカードの登場後も一切復活していない要素は、[[バンド]]だけになってしまった状態である。 | |
===実用性=== | ===実用性=== | ||
− | 2マナで7/7と[[マナレシオ]]が非常に大きい。しかし[[フェイジング]]と[[ | + | 2マナで7/7と[[マナレシオ]]が非常に大きい。しかし[[フェイジング]]と[[エコー]]と[[消散]]と[[累加アップキープ]]があるため序盤に出しても制約が大きい。それに、これらの[[能力]]が同じカードにあるため処理も面倒である。[[回避能力]]はあるものの、雪かぶり平地渡りとプロテクション(ホマリッド)なのでそこまで期待できない。ただ[[コールドスナップ]]の影響で渡りは強化されたと言えるし、側面攻撃とランページを持つため、クリーチャー同士の戦闘ではほぼ無敵である。他の恐竜と併用した際は[[バンド]]によってさらなる猛威を振るうことだろう。[[ローウィン・ブロック]]の[[多相]]の登場でプロテクションの適用範囲が大きくなり、バンドを組めるクリーチャーが増えたのも嬉しい(なお、基本セット2010で[[他の〜とのバンド]]のルールが変更される以前は、他のOld Fogeyとしか組めなかった)。 |
− | [[永劫の中軸/Eon Hub]]で[[アップキープ]] | + | [[永劫の中軸/Eon Hub]]で[[アップキープ]]を飛ばすのが最も有力。また、[[ブラストダーム/Blastoderm]]同様[[速攻]]をつけるのもよい。最後は[[投げ飛ばし/Fling]]か何かで[[投げる|投げ]]よう。 |
以下は[[Mark Rosewater]]によるFAQ(TIWDAWCC)から参考にした、簡単なガイド。 | 以下は[[Mark Rosewater]]によるFAQ(TIWDAWCC)から参考にした、簡単なガイド。 | ||
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|'''第2ターン'''||アンタップ・ステップの開始時に、これが[[フェイズ・アウト]]する。 | |'''第2ターン'''||アンタップ・ステップの開始時に、これが[[フェイズ・アウト]]する。 | ||
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− | |'''第3ターン'''||[[フェイズ・イン]] | + | |'''第3ターン'''||[[フェイズ・イン]]する。アップキープに[[累加アップキープ]]を支払う。前のターンのアップキープより前からコントロールし続けているのでエコーは誘発しない。[[消散カウンター]]は残り2。 |
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− | |'''第4ターン'''|| | + | |'''第4ターン'''||[[フェイズ・アウト]]する。 |
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− | |'''第5ターン'''|| | + | |'''第5ターン'''||[[フェイズ・イン]]する。[[累加アップキープ]]を支払う。[[消散]]カウンターは残り1。 |
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− | |'''第6ターン'''|| | + | |'''第6ターン'''||[[フェイズ・アウト]]する。 |
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− | |'''第7ターン'''|| | + | |'''第7ターン'''||[[フェイズ・イン]]する。[[累加アップキープ]]を支払う。[[消散]]カウンターは無くなる。 |
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− | |'''第8ターン'''|| | + | |'''第8ターン'''||[[フェイズ・アウト]]する。 |
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− | |'''第9ターン'''|| | + | |'''第9ターン'''||[[フェイズ・イン]]する。[[累加アップキープ]]を支払うまでもなく(支払いは可能)、[[消散]]のために生け贄に捧げられる。 |
|} | |} | ||
− | + | この手順を冷静に見てみると、これが実は普通に強いクリーチャーであることがわかる。2[[ターン]]目に唱えれば、4ターン目には7/7+αで殴りかかれる。現在ではエコーを支払う必要がなくなったおかげで、維持のための[[マナ]]が激減し、たいした負担でもなくなった。 | |
− | *現在の[[ルーリング]]に合わせた表記へ書き換えるとすれば、以下のようになる。[[ | + | *現在の[[ルーリング]]に合わせた表記へ書き換えるとすれば、以下のようになる。[[エコー]]にはエコー・コストの表記が加わり、[[雪かぶり]]は[[氷雪]]に置き換えられることになる。 |
{{カードテキスト | {{カードテキスト | ||
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*現在のルールでは、エコー能力が誘発するタイミングはほぼない。これは[[基本セット2010]]発売に伴うルール変更によるものである。それ以前は、フェイズ・アウトは[[フェイズ・アウト|フェイズ・アウト領域]]に移動するという[[効果]]であった。[[フェイズ・イン]]の際に「ターンの開始時からコントロールしている」状態ではないため、エコー能力が誘発していた。 | *現在のルールでは、エコー能力が誘発するタイミングはほぼない。これは[[基本セット2010]]発売に伴うルール変更によるものである。それ以前は、フェイズ・アウトは[[フェイズ・アウト|フェイズ・アウト領域]]に移動するという[[効果]]であった。[[フェイズ・イン]]の際に「ターンの開始時からコントロールしている」状態ではないため、エコー能力が誘発していた。 | ||
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===その他=== | ===その他=== | ||
*[[他の〜とのバンド]]を元から持っている唯一のカード。他にもプロテクション(ホマリッド)、雪かぶり平地渡り(氷雪平地渡り)を持つのはこのカードのみ。 | *[[他の〜とのバンド]]を元から持っている唯一のカード。他にもプロテクション(ホマリッド)、雪かぶり平地渡り(氷雪平地渡り)を持つのはこのカードのみ。 | ||
*[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]で最多の9個キーワード能力(のみ)を持つクリーチャー。次点は[[怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath]]の7個。 | *[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]で最多の9個キーワード能力(のみ)を持つクリーチャー。次点は[[怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath]]の7個。 | ||
− | * | + | *イラストの背後で[[Time Machine]]が墜落している。 |
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==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:アンヒンジド]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:アンヒンジド]] - [[レア]] | ||
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