「香港型黒ウィニー」を編集中

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'''香港型黒ウィニー'''(''Type in Hong Kong'')は、[[アイスエイジ・ブロック]][[ミラージュ・ブロック]]期の[[スタンダード]]で活躍した[[黒ウィニー]][[デッキ]]。
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'''香港型黒ウィニー'''(''Type in Hong Kong'')は、[[アイスエイジ・ブロック]][[ミラージュ・ブロック]]期の[[スタンダード]]で活躍した[[黒ウィニー]][[デッキ]]。
  
 
1997年2月に香港で行われた第1回の[[アジア太平洋選手権]]を制し、その後あたかもインフルエンザのように日本に襲来したことから「'''香港型'''」と呼ばれる。また、[[墓石の階段/Tombstone Stairwell]]を[[フィニッシャー]]にしたことから「''Tombstone Black''」「'''墓石ウィニー'''」の別名もある。
 
1997年2月に香港で行われた第1回の[[アジア太平洋選手権]]を制し、その後あたかもインフルエンザのように日本に襲来したことから「'''香港型'''」と呼ばれる。また、[[墓石の階段/Tombstone Stairwell]]を[[フィニッシャー]]にしたことから「''Tombstone Black''」「'''墓石ウィニー'''」の別名もある。
  
 
{{#card:Tombstone Stairwell}}
 
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{{#card:Krovikan Horror}}
 
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{{#card:Vampire Bats}}
 
{{#card:Vampire Bats}}
  
[[クリーチャー]][[除去]]やサポート[[呪文]]を徹底的に減らし、高速化を実現した[[メインデッキ]]には[[ミシュラの工廠/Mishra's Factory]]を含む合計30枚前後のクリーチャーを擁する。その速度は[[ネクロディスク]]をも上回り、[[スーサイドブラック]]が登場するまでの間、速攻[[デッキ]]の昇り詰めた1つの頂点であった。
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[[クリーチャー]][[除去]]やサポート[[呪文]]を徹底的に減らし、高速化を実現した[[メインデッキ]]には[[ミシュラの工廠/Mishra's Factory]]を含む合計30枚前後のクリーチャーを擁する。
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その速度は[[ネクロディスク]]をも上回り、[[スーサイドブラック]]が登場するまでの間、速攻[[デッキ]]の昇り詰めた1つの頂点であった。
  
当時絶頂を極めていた[[カウンターポスト]]を意識し、対カウンターポストに特化したクリーチャーが選択された。[[プロテクション]]([[白]])持ちの[[黒騎士/Black Knight]]・[[ストロームガルドの騎士/Knight of Stromgald]]は[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]が効かず、[[Kjeldoran Outpost]]から産み出される[[兵士]][[トークン]]に[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]されないため最優先で投入された。加えて採用された[[吸血コウモリ/Vampire Bats]]・[[卑屈な幽霊/Skulking Ghost]]といったクリーチャーも兵士・トークンをかわせる[[回避能力]]を持っている。
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当時絶頂を極めていた[[カウンターポスト]]を意識し、対カウンターポストに特化したクリーチャーが選択された。
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[[プロテクション]]([[白]])持ちの[[黒騎士/Black Knight]]・[[ストロームガルドの騎士/Knight of Stromgald]]は[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]が効かず、[[Kjeldoran Outpost]]から産み出される[[兵士]][[トークン]]に[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]されないため最優先で投入された。
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加えて採用された[[吸血コウモリ/Vampire Bats]]・[[卑屈な幽霊/Skulking Ghost]]といったクリーチャーも兵士トークンをかわせる[[回避能力]]を持っている。
  
一見[[神の怒り/Wrath of God]]に弱そうに見えるが、[[エンチャント]]ながら[[フィニッシャー]]に採用された[[墓石の階段/Tombstone Stairwell]]により、除去にも高い耐性を誇る。墓石の階段は中盤以降の息切れを防ぎ、自[[ターン]]に生み出される[[ゾンビ]]・トークンは[[ソーサリー・タイミング]]での駆除を困難にする。この戦略を確実なものにするため、剣を鍬にの[[対象]]になったクリーチャーを[[Krovikan Horror]]で[[生け贄に捧げる]]ことで[[墓地]]を[[肥やす|肥やした]]。
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一見[[神の怒り/Wrath of God]]に弱そうに見えるが、[[エンチャント]]ながら[[フィニッシャー]]に採用された[[墓石の階段/Tombstone Stairwell]]により、除去にも高い耐性を誇る。
*決勝では[[政略/Political Trickery]]でマナ源を奪われて起動できなくなった所でKrovikan Horrorが剣を鍬にされそうになったが、[[ピッチスペル|ピッチ]]の[[Contagion]]で事なきを得た。
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墓石の階段は中盤以降の息切れを防ぎ、自[[ターン]]に生み出される[[ゾンビ]]トークンは[[ソーサリー]]タイミングでの駆除を困難にする。
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この戦略を確実なものにする為、剣を鍬にの[[対象]]になったクリーチャーを[[Krovikan Horror]]で[[生け贄に捧げる]]ことで[[墓地]]を肥やした。
  
Krovikan Horrorはまた、どの道死んでいくゾンビトークンを対象指定可能な[[ダメージ]]に変換する役目をも担っていた。このデッキにおけるKrovikan Horrorは自身も生け贄に捧げられ、自力で墓地から[[戻す|戻れる]]ため[[打ち消す|打ち消し]]への耐性も同時に備える強力なフィニッシャーであった。
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Krovikan Horrorはまた、どの道死んでいくゾンビトークンを対象指定可能な[[ダメージ]]に変換する役目をも担っていた。
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このデッキにおけるKrovikan Horrorは自身も生け贄に捧げられ、自力で[[墓地]]から[[戻す|戻れる]]ため[[打ち消し]]への耐性も同時に備える強力なフィニッシャーであった。
  
 
他にも、[[ビジョンズ]]発売後は[[吸血の教示者/Vampiric Tutor]]によって必要な[[カード]]を必要なときに持ってくることができたため、[[ケアヴェクの悪意/Kaervek's Spite]]という[[エンドカード]]を1枚積みすることがあった。
 
他にも、[[ビジョンズ]]発売後は[[吸血の教示者/Vampiric Tutor]]によって必要な[[カード]]を必要なときに持ってくることができたため、[[ケアヴェクの悪意/Kaervek's Spite]]という[[エンドカード]]を1枚積みすることがあった。
  
[[サイドボード]]には[[黒の防御円/Circle of Protection: Black]]対策の[[Dystopia]]が採用される。これは[[白ウィニー]]や[[ストンピィ#ミラージュ・ブロック期|緑ウィニー]]にも有効であった。一方、アイスエイジ~ミラージュ・ブロックの時期の黒には序盤からの[[捨てる|捨て]]させ戦略を担うカードは[[惑乱の死霊/Hypnotic Specter]]くらいしかなく、[[コンボ]]や[[ロック]]デッキへの対策に乏しかったことは否めない。もっとも、それらのデッキに対しては速さで上回っていたため、あまり問題とならなかった。
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[[サイドボード]]には[[黒の防御円/Circle of Protection: Black]]対策の[[Dystopia]]が採用される。
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これは[[白ウィニー]]や[[ストンピィ#ミラージュ・ブロック期|緑ウィニー]]にも有効であった。
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一方、アイスエイジ〜ミラージュ・ブロックの時期の黒には序盤からの[[捨てる|捨て]]させ戦略を担うカードは[[惑乱の死霊/Hypnotic Specter]]くらいしかなく、[[コンボ]]や[[ロック]]デッキへの対策に乏しかったことは否めない。
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もっとも、それらのデッキに対しては速さで上回っていた為、あまり問題とならなかった。
  
1997年4月1日、[[第5版]]の登場に伴う[[第4版]]の退場と共に惑乱の死霊を失うが、宿敵であるカウンターポストは剣を鍬にを失くし、高速デッキを止める力を奪われることとなった。この事態に香港型は[[環境]]最速のデッキとして数々のトーナメントを制し、[[メタゲーム]]の中心に君臨することができたのである。
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1997年4月1日、[[第5版]]の登場に伴う[[第4版]]の退場と共に惑乱の死霊を失うが、宿敵であるカウンターポストは剣を鍬にを失くし、高速デッキを止める力を奪われることとなった。
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この事態に香港型は[[環境]]最速のデッキとして数々のトーナメントを制し、[[メタゲーム]]の中心に君臨することができたのである。
  
しかし、栄光の日々は長く続かなかった。1997年7月1日、[[アイスエイジ]]の復活とともに剣を鍬にを取り戻し復活を遂げたカウンターポストに王座を明け渡す。その後の大きな発展はなく、黒の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン・デッキ]]としては[[5CB]]に後進を譲ることとなる。
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しかし、栄光の日々は長く続かなかった。
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1997年7月1日、[[アイスエイジ]]の復活とともに剣を鍬にを取り戻し復活を遂げたカウンターポストに王座を明け渡す。
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その後の大きな発展はなく、黒の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン・デッキ]]としては[[5CB]]に後進を譲ることとなる。
  
 
==サンプルレシピ==
 
==サンプルレシピ==
 
*備考
 
*備考
**[[アジア太平洋選手権97]] 優勝
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**[[アジア太平洋選手権97]]優勝
 
**使用者:[[Nathan Russell]]
 
**使用者:[[Nathan Russell]]
 
*フォーマット:[[スタンダード]]([[第4版]]+[[クロニクル]]+[[ホームランド]]+[[アライアンス]]+[[ミラージュ]])
 
*フォーマット:[[スタンダード]]([[第4版]]+[[クロニクル]]+[[ホームランド]]+[[アライアンス]]+[[ミラージュ]])
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
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!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
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!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 
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*[[ビジョンズ]]発売前ということもあり[[流砂/Quicksand]]がまだないことから、[[飛行]]を持たないクリーチャーが打撃力として投入されている。
 
*[[ビジョンズ]]発売前ということもあり[[流砂/Quicksand]]がまだないことから、[[飛行]]を持たないクリーチャーが打撃力として投入されている。
*Krovikan Horror・墓石の階段と相性がよい[[Ritual of the Machine]]が使われている他、[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]]も両カードと強力な[[シナジー]]を形成する。
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*Krovikan Horror・墓石の階段と相性のいい[[Ritual of the Machine]]が使われている他[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]]も両カードと強力な[[シナジー]]を形成する。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[黒ウィニー]]
 
*[[黒ウィニー]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
 
[[Category:黒単色デッキ|ほんこんかたくろういにい]]
 
[[Category:ビートダウンデッキ|ほんこんかたくろういにい]]
 
[[Category:ウィニーデッキ|ほんこんかたくろういにい]]
 
[[Category:黒単ビートダウンデッキ|ほんこんかたくろういにい]]
 
[[Category:黒単ウィニーデッキ|ほんこんかたくろういにい]]
 
[[Category:アイスエイジ・ブロックを含むスタンダードデッキ|ほんこんかたくろういにい]]
 
[[Category:ミラージュ・ブロックを含むスタンダードデッキ|ほんこんかたくろういにい]]
 

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