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− | [[ETB]][[能力]]で[[天使]]以外を[[明滅]]させる天使。 | + | [[CIP]][[能力]]で[[天使]]以外を[[明滅]]させる天使。 |
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− | 単純に、4[[マナ]][[シングルシンボル]]で3/4[[飛行]]・[[瞬速]]という基本性能だけでも十分過ぎるほどの[[コスト・パフォーマンス]]。[[環境]]で大暴れしている[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]を始めとする、3/3以下の[[攻撃クリーチャー]]を、例え飛んでいようとも奇襲で一方的に撃破することが可能。 | + | 単純に、4[[マナ]]3/4[[飛行]]・[[瞬速]]というだけでも優秀な[[コスト・パフォーマンス]]。そのうえ[[カード・アドバンテージ]]に繋げやすい[[効果]]を[[戦場に出る]]だけで発揮するのだから便利である。 |
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− | それだけでも強いのに、そのうえ[[カード・アドバンテージ]]に繋げやすい[[効果]]を[[戦場に出る]]だけで発揮するのだから強烈。組み合わせ次第で防御的にも攻撃的にも使える器用な能力で、無駄になることはまずない。[[187クリーチャー]]と相性がよく、特に同じ[[イニストラード・ブロック]]に[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]、続く[[基本セット2013]]に[[スラーグ牙/Thragtusk]]と極めて優秀な相棒が揃っていることも強さに拍車をかけており、[[スタンダード]]では[[フラッシュ|青白Flash]]や[[白緑ビートダウン/スタンダード/イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|緑白ビートダウン]](およびそれらにもう1[[色]][[タッチ]]したバリエーション)などで大活躍している。
| + | [[雲隠れ/Cloudshift]]同様さまざまな用途に使える器用な能力で、無駄になることはまずない。特に[[リミテッド]]では、[[アンタップ状態]]で戻ることを利用して[[ブロッカー]]を用意できること、[[結魂]]の組を変更するのに使えることを覚えておきたい。ただし天使を明滅できないことは忘れてはならない欠点で、特に天使が豊富な[[アヴァシンの帰還]]の[[リミテッド]]では問題になりやすい。 |
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− | 年月が経ちカードパワーやゲームスピードの向上により現在では中々見られなくなってはいるが、当時では[[モダン]]以下の環境でも一線級の[[パワーカード]]で、スタンダード同様に[[クロック・パーミッション]]などに採用されていた。[[鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker]]と[[無限コンボ]]となることから[[欠片の双子#モダン|欠片の双子]]系[[コンボデッキ]]でも使われた他、特にデッキの性質上187クリーチャーが多用される[[出産の殻#モダン|出産の殻]]では単なる[[コンボパーツ]]に収まらない働きを見せる。
| + | *[[微光角の鹿/Glimmerpoint Stag]]や[[ちらつき鬼火/Flickerwisp]]に似ている。[[シングルシンボル]]である点、[[インスタント・タイミング]]で使える点、何より能力抜きでのコスト・パフォーマンスで勝っているが、[[クリーチャー]]以外の[[パーマネント]]を[[対象]]にできない点、[[対戦相手]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するものを対象にできない点は劣る。また[[追放]][[領域]]から戻ってくるタイミングも異なるが、これは用途によりけりで一長一短。 |
− | | + | *CIP能力は任意である。日本語の[[ルール文章]]は「追放するのは強制、その後戻すかどうかは任意」と読めなくもないが、「『追放し、戻す』を選んでもよい」と読むのが正しい。 |
− | [[リミテッド]]では、[[アンタップ]]状態で戻ることを利用して[[ブロッカー]]を用意できること、[[結魂]]の組を変更するのにも使えることを覚えておきたい。ただし天使を明滅できないことは忘れてはならない欠点で、特に天使が豊富な[[アヴァシンの帰還]]のリミテッドでは問題になりやすい。
| + | *[[奸謀/Conspiracy]]で天使でなくしてしまえば自身を明滅して[[無限ループ]]を構成できる。 |
− | | + | *[[アヴァシンの帰還]]の[[発売記念週末]]の[[プロモーション・カード]]として、5月4日の[[フライデー・ナイト・マジック]]で配布された([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/947 画像])。 |
− | *ETB能力の正確な挙動は「[[対象]]をとり、その後『それを[[追放]]し、[[戻す]]』ことを選んでもよい」という流れ。
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− | **日本語の[[ルール文章]]だと「追放するのは強制、その後で戻すかどうかは任意」と読めなくもないが、それは間違い。追放しないことを選んでもよいし、また追放することを選んだ場合は戻す効果も必ずセットでついてくる。
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− | **明滅させる気のあるなしに関わらず、対象を取るのは強制である。他に天使でないクリーチャーを1体しか[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していない場合、それを対象にとらねばならない。[[幻影の像/Phantasmal Image]]と併用する際には注意。
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− | *修復の天使自身は天使であるため、明滅させられない点に注意。2枚使っても無理である。
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− | **[[奸謀/Conspiracy]]で天使でなくしてしまえば可能。1枚だけで自身を明滅することを繰り返せる。その際、追放しないこともできるので、ほかのクリーチャーがいなくとも[[無限ループ]]で[[引き分け]]になることはない。
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− | *同じ瞬速+飛行を持つ[[ネファリアの海鳶/Nephalia Seakite]](4マナ2/3)や[[摩天楼の捕食者/Skyline Predator]](6マナ3/4)と比べれば、このカードの4マナ3/4という基本性能がいかに高いかがよく分かる。そのうえで強力なメリット能力を持っているのだから弱い訳がない。 | + | |
− | *[[微光角の鹿/Glimmerpoint Stag]]や[[ちらつき鬼火/Flickerwisp]]に似ているが、用途は大きく異なる。あちらは能力が幅広く、クリーチャー以外のパーマネントや[[対戦相手]]が[[コントロール]]するものを対象にでき、より[[コンボ]]向け。一方、このカードは単体でのコスト・パフォーマンスに優れる瞬速持ちで、汎用性が非常に高い。 | + | |
− | *[[アヴァシンの帰還]]の[[発売記念プロモ]]として、別[[イラスト]]の[[プレミアム・カード]]が2012年5月4日の[[フライデー・ナイト・マジック]]で配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/avacyn-restored-promo-cards-2012-04-10 Avacyn Restored Promo Cards](Arcana 2012年4月10日)</ref>。[[アイコニックマスターズ]]でもこの{{Gatherer|id=438843}}で[[再録]]された。 | + | |
− | *[[カルドハイム統率者デッキ]]にて新規{{Gatherer|id=508836}}で収録された。
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| ==参考== | | ==参考== |
− | <references />
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− | *[[明滅]]・[[一時的に追放するカード]]
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| *[[カード個別評価:アヴァシンの帰還]] - [[レア]] | | *[[カード個別評価:アヴァシンの帰還]] - [[レア]] |
− | *[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[レア]]
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− | *[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[レア]]
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− | *[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[レア]]
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− | *[[カード個別評価:モダンマスターズ2017]] - [[レア]]
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− | *[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - 旧枠加工カード
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− | *[[Secret Lair Drop Series/2023年#Secret Lair x Doctor Who™: The Weeping Angel|Secret Lair Drop Series: Secret Lair x Doctor Who™: The Weeping Angel]]
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− | *[[カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons]] - [[レア]]
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