「ライブラリー破壊」を編集中
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また、この手のカードは[[ゲーム]]開始時の[[デッキ]]枚数が60枚([[初期手札]]7枚を差し引くので実際には53枚)程度であることを想定しているので、ライブラリーがその枚数を大きく超える[[バベル]]など[[タワーデッキ]]とは相性が悪い。一方で、ライブラリーが少ない[[リミテッド]]では有力な追加の勝ち手段となることもままある。 | また、この手のカードは[[ゲーム]]開始時の[[デッキ]]枚数が60枚([[初期手札]]7枚を差し引くので実際には53枚)程度であることを想定しているので、ライブラリーがその枚数を大きく超える[[バベル]]など[[タワーデッキ]]とは相性が悪い。一方で、ライブラリーが少ない[[リミテッド]]では有力な追加の勝ち手段となることもままある。 | ||
− | これが主軸のデッキは基本的に勝つまでに時間がかかるため、何らかの防御手段が必要になることが多い。そのため、ライブラリー破壊デッキは[[コントロールデッキ]]の一種になりやすい。他方、何らかの[[コンボ]]によってライブラリーの大部分もしくはすべてを一撃で削り取るデッキ([[玉虫アルター]]や[[キメラ]]、[[ペインター・グラインドストーン]]など)もある。[[無限ライブラリー破壊]]も参照。 | + | これが主軸のデッキは基本的に勝つまでに時間がかかるため、何らかの防御手段が必要になることが多い。そのため、ライブラリー破壊デッキは[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]の一種になりやすい。他方、何らかの[[コンボ]]によってライブラリーの大部分もしくはすべてを一撃で削り取るデッキ([[玉虫アルター]]や[[キメラ]]、[[ペインター・グラインドストーン]]など)もある。[[無限ライブラリー破壊]]も参照。 |
*[[基本セット2021]]で[[キーワード処理]]の'''[[切削]]'''/''Mill''が制定され、長らく「[[ライブラリーの一番上]]からN枚のカードを墓地に置く」と記述されていた[[ルール文章]]は「カードをN枚切削する」という書式に改められた。詳細については[[切削]]の項を参照。 | *[[基本セット2021]]で[[キーワード処理]]の'''[[切削]]'''/''Mill''が制定され、長らく「[[ライブラリーの一番上]]からN枚のカードを墓地に置く」と記述されていた[[ルール文章]]は「カードをN枚切削する」という書式に改められた。詳細については[[切削]]の項を参照。 | ||
− | **切削が制定される以前から、ライブラリーを破壊する行為は俗に「[[削る]]/''Mill''」と呼ばれていた。俗語ではあるが多くの[[プレイヤー]]が理解しており、[[開発部]]も[[キーワード処理]]としてこれを採用しようとしてきたが、あまり直感的でないという理由から見送られ続けていた<ref>[https://magic.wizards.com/en/ | + | **切削が制定される以前から、ライブラリーを破壊する行為は俗に「[[削る]]/''Mill''」と呼ばれていた。俗語ではあるが多くの[[プレイヤー]]が理解しており、[[開発部]]も[[キーワード処理]]としてこれを採用しようとしてきたが、あまり直感的でないという理由から見送られ続けていた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/say-when-2014-12-08 Say When]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0011702/ 「いつ」の話]([[Making Magic]] [[2014年]]12月8日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 |
− | *[[フェルドンの杖/Feldon's Cane]]や[[ガイアの祝福/Gaea's Blessing]]、[[セラのアバター/Serra Avatar]]、[[ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus]]、[[大祖始/Progenitus]]、[[真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth]] | + | *[[フェルドンの杖/Feldon's Cane]]や[[ガイアの祝福/Gaea's Blessing]]、[[セラのアバター/Serra Avatar]]、[[ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus]]、[[大祖始/Progenitus]]、[[真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth]]などの[[伝説の]][[エルドラージ]]といった天敵も存在する。特に[[モダン]]や[[エターナル]]では[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]が絶望的で、遭遇率が高い上にデッキに1枚あるだけで対策されてしまう。 |
*これを得意とするのは[[青]]と黒、そして[[アーティファクト]]。[[ラヴニカ・ブロック]]および[[ラヴニカへの回帰ブロック]]では、[[青黒]]の[[ディミーア家/House Dimir]]が特にこれを得意としている。 | *これを得意とするのは[[青]]と黒、そして[[アーティファクト]]。[[ラヴニカ・ブロック]]および[[ラヴニカへの回帰ブロック]]では、[[青黒]]の[[ディミーア家/House Dimir]]が特にこれを得意としている。 | ||
**青やアーティファクトは無差別に、黒は選んで抜き取るタイプが多い傾向にある。 | **青やアーティファクトは無差別に、黒は選んで抜き取るタイプが多い傾向にある。 | ||
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==有名なライブラリー破壊カード== | ==有名なライブラリー破壊カード== | ||
*[[石臼/Millstone]] (→[[ミルストーリー]]など) | *[[石臼/Millstone]] (→[[ミルストーリー]]など) | ||
− | *[[狂気の祭壇/Altar of Dementia]] (→[[玉虫アルター | + | *[[狂気の祭壇/Altar of Dementia]] (→[[玉虫アルター]]など) |
*[[丸砥石/Grindstone]] (→[[ヒューミリティオアリム]]、[[ペインター・グラインドストーン]]など) | *[[丸砥石/Grindstone]] (→[[ヒューミリティオアリム]]、[[ペインター・グラインドストーン]]など) | ||
*[[研磨石/Whetstone]] (→[[キメラ]]など) | *[[研磨石/Whetstone]] (→[[キメラ]]など) | ||
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*[[天才のひらめき/Stroke of Genius]] (→ドロー。[[MoMa]]など) | *[[天才のひらめき/Stroke of Genius]] (→ドロー。[[MoMa]]など) | ||
*[[消えないこだま/Haunting Echoes]] (→[[追放]]。[[オデッセイ・ブロック]]期の[[黒コントロール]]など) | *[[消えないこだま/Haunting Echoes]] (→[[追放]]。[[オデッセイ・ブロック]]期の[[黒コントロール]]など) | ||
− | + | *[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]] (→追放。青系[[コントロール (デッキ)|コントロール]]全般) | |
− | *[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]] (→追放。青系[[ | + | |
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*使用者のライブラリーを破壊してしまうカードでは[[Demonic Consultation]]や[[弧炎撒き/Arc-Slogger]]などが有名。 | *使用者のライブラリーを破壊してしまうカードでは[[Demonic Consultation]]や[[弧炎撒き/Arc-Slogger]]などが有名。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
− | *[https://magic.wizards.com/en/ | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/milling-about-2010-01-11 Milling, About]/[https://web.archive.org/web/20121030105131/http://archive.mtg-jp.com/reading/translated/002251/ 「削るってさぁ」 (Internet Archive)](Feature [[2010年]]1月11日 [[Mark Rosewater]]著) |
*[[切削]] | *[[切削]] | ||
*[[ライブラリー破壊カード]] | *[[ライブラリー破壊カード]] | ||
*[[用語集]] | *[[用語集]] |