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| *青黒の[[多色]]呪文を唱えた場合には、カードを2枚追放できる。[[混成カード]]も[[多色カード]]であることに注意。 | | *青黒の[[多色]]呪文を唱えた場合には、カードを2枚追放できる。[[混成カード]]も[[多色カード]]であることに注意。 |
− | *唱えることを禁止する[[能力]]は、このカードが[[戦場]]に出ている場合のみ有効である。また、唱えることを禁止されるのは、あくまでそのシアクーによって追放されたカード(と同名のカード)だけ。一度[[戦場を離れる|戦場を離れ]]たのならば、その後に新たに戦場に出してもそれは別のシアクーである。 | + | *[[領域]]であるライブラリーを[[対象]]とする、初めてのカードである。そのおかげで、[[象牙の仮面/Ivory Mask]]すらも通り抜ける。 |
| + | *カードを唱えることを禁止する[[能力]]は、このカードが[[戦場]]に出ている場合のみ有効である。また、唱えることを禁止されるのは、あくまでそのシアクーによって追放されたカード(と同名のカード)だけ。一度[[戦場を離れる|戦場を離れ]]たのならば、その後に新たに戦場に出してもそれは別のシアクーである。 |
| *自分のライブラリーのカードを追放することもできる。その場合もカードを唱えられないのは対戦相手である。 | | *自分のライブラリーのカードを追放することもできる。その場合もカードを唱えられないのは対戦相手である。 |
− | *[[多人数戦]]では[[対象]]のライブラリーの主以外にも唱えることを禁止する能力が適用される。 | + | *[[多人数戦]]では対象の[[ライブラリー]]の主以外にも唱えることを禁止する能力が適用される。 |
| **[[ハイランダー]]である[[統率者戦]]では[[ライブラリー破壊]]された本人がほとんど困らず、他の対戦相手が禁止されるという妙な事態になる。 | | **[[ハイランダー]]である[[統率者戦]]では[[ライブラリー破壊]]された本人がほとんど困らず、他の対戦相手が禁止されるという妙な事態になる。 |
− | *"Lobotomist"は直訳すれば脳葉切除術士([[ロボトミー/Lobotomy]]手術を行う人)となるが、実際は必ずしも脳外科医であったわけではない。術式開発者は神経科医であり、「精神外科」を標榜した。 | + | *"Lobotomist"は直訳すれば脳葉切除術士(ロボトミー手術を行う人)となるが、実際は必ずしも脳外科医であったわけではない。術式開発者は神経科医であり、「精神外科」を標榜した。 |
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− | ==[[オラクル]]の変遷==
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− | [[ラヴニカ:ギルドの都]]印刷当時の[[ルール文章]]は以下の通り。
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− | {{カードテキスト
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− | |カード名=Circu, Dimir Lobotomist / ディミーアの脳外科医、シアクー
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− | |コスト=(2)(青)(黒)
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− | |タイプ=伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
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− | |PT=2/3
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− | |カードテキスト=あなたが青の呪文をプレイするたび、ライブラリー1つを対象とし、その一番上のカードをゲームから取り除く。 <br>あなたが黒の呪文をプレイするたび、ライブラリー1つを対象とし、その一番上のカードをゲームから取り除く。<br>あなたの対戦相手は、ディミーアの脳外科医、シアクーによってゲームから取り除かれた、いずれかのカードと同じカード名を持つ土地でないカードをプレイできない。
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− | |背景=old
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− | }}
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− | 当時は[[追放]]は「カードをゲームから取り除く/remove a card from the game」 というルールだったため、3つの能力を持つこのカードには「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの~/target player's library.」まで書くスペースが無かった。そのため[[領域]]そのものも対象に選べるよう[[総合ルール]]が変更され、ライブラリーそのものを対象に選ぶ唯一のカードとなった。プレイヤー固有の領域を対象に取るデザインはプレイヤーが[[呪禁]]を得た場合以外には機能的に殆ど変わらないため、[[開発部]]は領域そのものを対象に選ぶデザインをこれ以降取り扱うことは無かった。
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− | [[基本セット2010]]による総合ルール&オラクル変更によりオラクル上のルール文章は大分スッキリし、プレイヤーを対象に選んでも[[文章欄]]に収まりそうになった。
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− | {{カードテキスト
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− | |カード名=Circu, Dimir Lobotomist / ディミーアの脳外科医、シアクー
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− | |コスト=(2)(青)(黒)
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− | |タイプ=伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
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− | |PT=2/3
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− | |カードテキスト=あなたが青の呪文を唱えるたび、ライブラリー1つを対象とし、その一番上のカードを追放する。 <br>あなたが黒の呪文を唱えるたび、ライブラリー1つを対象とし、その一番上のカードを追放する。 <br>あなたの対戦相手は、ディミーアの脳外科医、シアクーによって追放されたカードと同じカード名を持つ土地でないカードを唱えられない。
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− | |背景=old
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− | }}
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− | だがシアクーが[[再録]]される機会が無く、使用頻度も低いカードだったので特に変更されることもなく放置された。
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− | [[2017年]]4月のオラクル変更で3番目の能力が[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]などと共に、同じ名前のカードのプレイを禁止するのではなく同じ名前の呪文を唱えられなくなるよう変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/amonkhet-update-bulletin-2017-04-28 Amonkhet Update Bulletin](Feature [[2017年]]4月28日 [[Eli Shiffrin]]著)</ref>。これによって[[等時の王笏/Isochron Scepter]]などのカードの[[コピー]]を唱えることを禁止できるようになった。
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− | [[ギルド・キット]]でシアクーが[[再録]]されることを受け、開発部はいい機会と見て対象のルールから領域を除くとともに、[[2018年]]9月のオラクル変更とともに現在の文章のカードを印刷した<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/guilds-ravnica-oracle-changes-2018-09-28 Guilds of Ravnica Oracle Changes]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0031188/ 『ラヴニカのギルド』オラクル変更](News [[2018年]]9月28日 Eli Shiffrin著)</ref>。この変更でプレイヤーの[[呪禁]]を通り抜けられなくなった。
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− | *[[アン・ゲーム]]にはライブラリーを対象に取るカードが残っている。→[[Nerf War]]
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− | ==関連カード==
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| ===サイクル=== | | ===サイクル=== |
| {{サイクル/ラヴニカ・ブロックの伝説のクリーチャー2}} | | {{サイクル/ラヴニカ・ブロックの伝説のクリーチャー2}} |
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− | ==脚注==
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− | <references />
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| ==参考== | | ==参考== |
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| *[[ディミーア家/House Dimir]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | | *[[ディミーア家/House Dimir]]([[背景世界/ストーリー用語]]) |
| *[[カード個別評価:ラヴニカ:ギルドの都]] - [[レア]] | | *[[カード個別評価:ラヴニカ:ギルドの都]] - [[レア]] |
− | __NOTOC__
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