「ギデオン・ジュラ/Gideon Jura」を編集中
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[[エルドラージ覚醒]]で登場した[[白]]の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]。[[忠誠度能力]]は自身への[[攻撃強制]]、[[クリーチャー]][[除去]]、自身の[[クリーチャー化]]。 | [[エルドラージ覚醒]]で登場した[[白]]の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]。[[忠誠度能力]]は自身への[[攻撃強制]]、[[クリーチャー]][[除去]]、自身の[[クリーチャー化]]。 | ||
− | [[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)| | + | [[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)|ギデオン]]本人の正義感の強さが色濃く反映されており、全体的にプレインズウォーカーとしてはかなりの変わり種である。 |
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[[構築]]での役割は、主に[[白]]系[[コントロール (デッキ)|コントロール]]での[[ブロッカー]]兼[[フィニッシャー]]。[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]を相手取った時、1番目の[[能力]]を使えば[[忘却の輪/Oblivion Ring]]などを受けない限り確実に1ターン凌ぐことができ、忠誠度が残っている限りプレイヤーや仲間のプレインズウォーカーを守り続けてくれる。[[ミラディンの傷跡ブロック]]の[[肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind|剣サイクル]]のような[[サボタージュ能力]]を封じ込めてしまうのも注目点。また、[[全体除去]]に強くブロッカーを能動的に排除できる5マナ6/6として中低速[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]に採用されることもある。派手な大技や明確な[[アドバンテージ]]を取れる能力こそ持たないが、堅実で強力なプレインズウォーカーと言える。 | [[構築]]での役割は、主に[[白]]系[[コントロール (デッキ)|コントロール]]での[[ブロッカー]]兼[[フィニッシャー]]。[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]を相手取った時、1番目の[[能力]]を使えば[[忘却の輪/Oblivion Ring]]などを受けない限り確実に1ターン凌ぐことができ、忠誠度が残っている限りプレイヤーや仲間のプレインズウォーカーを守り続けてくれる。[[ミラディンの傷跡ブロック]]の[[肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind|剣サイクル]]のような[[サボタージュ能力]]を封じ込めてしまうのも注目点。また、[[全体除去]]に強くブロッカーを能動的に排除できる5マナ6/6として中低速[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]に採用されることもある。派手な大技や明確な[[アドバンテージ]]を取れる能力こそ持たないが、堅実で強力なプレインズウォーカーと言える。 | ||
− | [[スタンダードの変遷#ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期|スタンダード]]はビートダウンが流行していたため採用率は低くなく、[[Magic Online]] | + | [[スタンダードの変遷#ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期|スタンダード]]はビートダウンが流行していたため採用率は低くなく、[[Magic Online]]のデイリーイベントで優勝した[[青白黒コントロール|エスパープレインズウォーカーコントロール]]にも採用されている。 |
クリーチャー同士の戦闘が多い[[リミテッド]]ではさらに支配的な強さを見せる。除去されづらい「1枚で勝てる」カードであり、余程の劣勢でなければ容易に逆転してしまう力を持っている。 | クリーチャー同士の戦闘が多い[[リミテッド]]ではさらに支配的な強さを見せる。除去されづらい「1枚で勝てる」カードであり、余程の劣勢でなければ容易に逆転してしまう力を持っている。 | ||
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+ | *[[Archenemy: Nicol Bolas]]に新規{{Gatherer|id=430549}}で収録された。 | ||
==ルール== | ==ルール== | ||
;+2能力 | ;+2能力 | ||
− | *この能力が与える攻撃強制は、[[解決]] | + | *この能力が与える攻撃強制は、[[解決]]時に対象の対戦相手がコントロールしていたクリーチャーに限らない。そのプレイヤーの次のターンの間、そのプレイヤーがコントロールするすべてのクリーチャーは可能ならギデオンを攻撃する。 |
− | *[[ノーンの別館/Norn's Annex]] | + | *[[ノーンの別館/Norn's Annex]]などでギデオンへの攻撃にコストが課される場合、強制は働かない。クリーチャーは自由に攻撃する先を選べるし、また攻撃に参加しなくてもよい。 |
*そのプレイヤーの次のターンの間に複数の[[戦闘フェイズ]]がある場合、そのすべてにおいて可能ならギデオンを攻撃しなければならない。 | *そのプレイヤーの次のターンの間に複数の[[戦闘フェイズ]]がある場合、そのすべてにおいて可能ならギデオンを攻撃しなければならない。 | ||
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*この能力でクリーチャー化している間も引き続きプレインズウォーカーであるため、[[忠誠度]]と[[タフネス]]を別々に持つというダメージの処理においてややこしい存在になる。ただし、ダメージを軽減する[[効果]]があるため通常は気にしなくともよい。 | *この能力でクリーチャー化している間も引き続きプレインズウォーカーであるため、[[忠誠度]]と[[タフネス]]を別々に持つというダメージの処理においてややこしい存在になる。ただし、ダメージを軽減する[[効果]]があるため通常は気にしなくともよい。 | ||
− | **[[焼却/Combust]]などで[[軽減されない]]ダメージを与えられた場合、[[忠誠カウンター]] | + | **[[焼却/Combust]]などで[[軽減されない]]ダメージを与えられた場合、[[忠誠カウンター]]をその数だけ取り除くと同時に、その点数分のダメージを[[負う]]ことになる。 |
*[[戦場に出る|戦場に出た]]ターンにも能力を[[起動]]することはできるが、そのターンは[[召喚酔い]]の影響を受けてしまうため、そのままでは攻撃に参加できない。 | *[[戦場に出る|戦場に出た]]ターンにも能力を[[起動]]することはできるが、そのターンは[[召喚酔い]]の影響を受けてしまうため、そのままでは攻撃に参加できない。 | ||
− | * | + | *クリーチャー化しても[[伝説のクリーチャー]]にはならない。[[レジェンド・ルール]]は適用されないし、[[カラカス/Karakas]]などの能力の対象にもならない。ただし[[あなた|自分]]の[[クローン/Clone]]などで自分のギデオンを[[コピー]]した場合は、[[プレインズウォーカーの唯一性ルール]]によりどちらか一方を墓地に置くことになる。 |
− | + | **[[騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor]]でコピーしてもどちらか一方の[[墓地送り]]を避けることはできない。[[名前]]は異なるが[[プレインズウォーカー・タイプ]]が同じなので、プレインズウォーカーの唯一性ルールが適用される。 | |
− | *[[正義の勇者ギデオン/Gideon, Champion of Justice]] | + | *[[正義の勇者ギデオン/Gideon, Champion of Justice]]以降のギデオンはすべてクリーチャー化するときに[[破壊不能]]を得るが、このカードは得ない。[[破滅の刃/Doom Blade]]などの[[破壊]]する効果や、軽減されない[[致死ダメージ]]を受けた場合は破壊される。 |
==関連カード== | ==関連カード== | ||
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==その他== | ==その他== | ||
− | + | 日本語版の[[ルール文章]]に「'''彼'''」と書かれている珍しいカード。原文は「him」。そのカード自身を指す代名詞としては通常「it」が使われるが、これ以降、ストーリー上で[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]であるカードを指す場合には「he」か「she」の格変化が用いられるようになった。 | |
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− | + | 後の[[正義の勇者ギデオン/Gideon, Champion of Justice]]でも同様に「彼」と訳されているが、[[マジック・オリジン]]以降は[[テンプレート|定訳]]が「これ」もしくは「それ」に変更され、日本語版のルール文章で「彼」「彼女」が使われることはなくなった。 | |
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− | + | *なお英語版のルール文章に「he/she」が登場するのはこれが初めてではなく、プレイヤーを指す代名詞として以前から「he or she」が用いられていた。この語は、日本語版では「そのプレイヤー」などと訳されている。 | |
− | + | *伝説のクリーチャー・カードが自分自身を指す場合は、従来通りitが使われる([[首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana]]、[[龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai]]など)。ただしマジック・オリジンの[[両面カード]][[サイクル]]([[アクロスの英雄、キテオン/Kytheon, Hero of Akros]]など)の[[第1面]]では「him」「her」が使われており、[[カード・タイプ]]ではなくキャラクターが判断基準になるものと思われる。 | |
==参考== | ==参考== | ||
− | + | *[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/wallpaper-week-sarkhan-mad-and-gideon-jura-2010-04-16 壁紙] | |
− | *[ | + | *[http://mtg-jp.com/reading/tsumura/003115/ 第94回:プレインズウォーカーコントロールとコンボデッキの最新型] (mtg-jp.com) |
− | *[ | + | |
*[[カード個別評価:エルドラージ覚醒]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:エルドラージ覚醒]] - [[神話レア]] | ||
*[[カード個別評価:基本セット2012]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:基本セット2012]] - [[神話レア]] | ||
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