「エロン/Eron」を編集中
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|カード=[[情け知らずのエロン/Eron the Relentless]] | |カード=[[情け知らずのエロン/Eron the Relentless]] | ||
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− | + | 大胆不敵、不老不死、傍若無人のゴブリン王。 | |
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==解説== | ==解説== | ||
===コスカン砦の王=== | ===コスカン砦の王=== | ||
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元々は[[アイゼン/Aysen]]生まれのけちな泥棒だったが、[[センギアの太母/Grandmother Sengir]]から盗んだ呪文書の魔法の力で年を取らない不死身の肉体を手に入れた。 | 元々は[[アイゼン/Aysen]]生まれのけちな泥棒だったが、[[センギアの太母/Grandmother Sengir]]から盗んだ呪文書の魔法の力で年を取らない不死身の肉体を手に入れた。 | ||
− | + | 不死身を武器に無謀ともいえる行動をすることで知られるが、これは生まれつきの性癖らしく、普通の人間であったときでも一か八かに命を賭け、思いつきの決断に運命を委ねたりしている。それでも生き残ってこれたのだから、余程の強運の持ち主なのだろう。 | |
+ | だが、勝負の仕掛け所には鼻が利くようで、勝てない喧嘩は売らないし、損になる取り引きもしない。その証拠に、[[センギア男爵/Baron Sengir]]とは事を構えないように注意し、アイゼンとは[[休戦/Truce|貿易協定]]を結んでいる。 | ||
エロンは規律に厳格だという。噂の伝えるところによると、エロンの不興を買った副長2人が[[アナーバのボディガード/Anaba Bodyguard#ストーリー|アナーバのボディガード]]たちに逮捕され、断頭台に引き出された。彼らの処刑の場には、彼らが愛する者が呼び出されている。いよいよ斧が振り下ろされる間際に、エロンは選択を迫る。「まず愛する者が拷問を受けるのを見た後で、処刑される」のがいいか、「拷問を受け醜い姿になった後、愛する者が処刑されるのを見る」のがいいか、と。これを表した[[カード]]が[[Retribution]]である。 | エロンは規律に厳格だという。噂の伝えるところによると、エロンの不興を買った副長2人が[[アナーバのボディガード/Anaba Bodyguard#ストーリー|アナーバのボディガード]]たちに逮捕され、断頭台に引き出された。彼らの処刑の場には、彼らが愛する者が呼び出されている。いよいよ斧が振り下ろされる間際に、エロンは選択を迫る。「まず愛する者が拷問を受けるのを見た後で、処刑される」のがいいか、「拷問を受け醜い姿になった後、愛する者が処刑されるのを見る」のがいいか、と。これを表した[[カード]]が[[Retribution]]である。 | ||
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不老不死の肉体となった経緯はこうである。 | 不老不死の肉体となった経緯はこうである。 | ||
− | 魔術学院の堕落した碩学魔術師[[ホームランドのその他のキャラクター#Bernatheen|Bernatheen(バーナシーン)]]に雇われたエロンは、[[Castle Sengir (ストーリー)|Castle Sengir(センギア城)]] | + | 魔術学院の堕落した碩学魔術師[[ホームランドのその他のキャラクター#Bernatheen|Bernatheen(バーナシーン)]]に雇われたエロンは、[[Castle Sengir (ストーリー)|Castle Sengir(センギア城)]]の太母の書庫から呪文書を奪ってくる仕事を請け負う。センギア城にまんまと潜入し、居眠りをしているセンギアの太母から呪文書(魔法の知識のないエロンは適当に本を選んでいる)を掠め取り無事に帰還。仕事の報酬に盗んだ呪文書の一番最後に書かれている呪文を自分にかけるよう要求(呪文がどんな効果をもたらすかもちろん知らないし、一番最後の呪文を選んだのも特に理由は記されていない)。運良く魔法の効果で、歳もとらず死にもしない無敵の肉体を手に入れた。 |
この肉体の恩恵を十二分に利用し気侭に振舞う。不死身となったエロンが起こした恐怖の事件はアイゼンではもはや伝説的ですらある。例えば、小刀(small knife)一振りだけで、激怒したアイゼンの守備兵隊全員を相手に立ち向かっていった、と伝えられている。 | この肉体の恩恵を十二分に利用し気侭に振舞う。不死身となったエロンが起こした恐怖の事件はアイゼンではもはや伝説的ですらある。例えば、小刀(small knife)一振りだけで、激怒したアイゼンの守備兵隊全員を相手に立ち向かっていった、と伝えられている。 | ||
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==経歴== | ==経歴== | ||
===[[ホームランド]]=== | ===[[ホームランド]]=== | ||
− | [[ホームランドの歴史|第22世代期]] | + | [[ホームランドの歴史|第22世代期]]、碩学魔術師バーナシーンに雇われ、仕事の成功報酬に不死身の肉体となった。 |
数ヵ月後、不死身の肉体にも犯罪生活にも飽きてきた頃、アイゼンを離れて[[ウルグローサ/Ulgrotha]]各所を1年間冒険する。その後コスカン砦に移り住むとゴブリン王となる。 | 数ヵ月後、不死身の肉体にも犯罪生活にも飽きてきた頃、アイゼンを離れて[[ウルグローサ/Ulgrotha]]各所を1年間冒険する。その後コスカン砦に移り住むとゴブリン王となる。 | ||
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コスカン砦の食料需要を満たすためアイゼンと休戦し貿易協定を結ぶ。 | コスカン砦の食料需要を満たすためアイゼンと休戦し貿易協定を結ぶ。 | ||
− | + | 第31世代期、不死身となってから2世紀近く歳を重ねたが、コスカンのゴブリン王は健在である。 | |
===[[時のらせん]]=== | ===[[時のらせん]]=== | ||
− | + | [[AR]]46世紀に再登場。[[時の裂け目/Rift]]から出現した過去のエロンと思われるが、不老のエロンならこの時代に生き延びていてもおかしくはない。 | |
残念ながら、[[時のらせん]]のストーリーでは小説[[Future Sight]]でウルグローサが登場したものの、エロンの活躍は描かれなかった。 | 残念ながら、[[時のらせん]]のストーリーでは小説[[Future Sight]]でウルグローサが登場したものの、エロンの活躍は描かれなかった。 | ||
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/library-leng-2009-10-19 Baron Sengir, Immortal Gentleman and Politician](Duelist10号の記事) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/library-leng-2009-10-19 Baron Sengir, Immortal Gentleman and Politician](Duelist10号の記事) | ||
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/sursi-lore-2007-05-08 Sursi Lore](公式サイトの記事) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/sursi-lore-2007-05-08 Sursi Lore](公式サイトの記事) | ||
− | *[[Homelands on the World of MAGIC:the Gathering]] | + | *[[Homelands on the World of MAGIC:the Gathering]](アメコミ版ホームランド) |
==訳語== | ==訳語== |