最新版 |
編集中の文章 |
1行: |
1行: |
| {{#card:Painter's Servant}} | | {{#card:Painter's Servant}} |
| | | |
− | [[変容する大空/Shifting Sky]]に似た[[能力]]を持つ[[カカシ]]。こちらは[[戦場]]以外の[[領域]]の[[カード]]や[[呪文]]、[[土地]]にも影響するし、また[[色]]を上書きせず追加するだけ。 | + | [[変容する大空/Shifting Sky]]に似た[[能力]]を持つ[[カカシ]]。こっちは[[戦場]]以外の[[領域]]の[[カード]]や[[呪文]]、[[土地]]にも影響するし、また[[色]]を上書きせず追加するだけ。 |
| | | |
− | 色を追加するだけという一見単純な能力だが、その影響範囲が非常に広いことが他のカードにはない強み。[[あなた|自分]]のカードに色を追加することで恩恵を受けることも、[[対戦相手]]のカードに色を追加することで被害を与えることもできる。[[無色]]であるために[[デッキカラー]]を問わず使えることも、[[コンボパーツ]]としては重要な利点。
| + | 一見地味だが危険な[[シナジー]]を持つカードは多い。[[リミテッド]]や[[ブロック構築]]では、[[混沌とした反発/Chaotic Backlash]]との[[コンボ]]で10点以上もの大[[ダメージ]]を狙える。また、[[レガシー]]などの[[フォーマット]]で実現する[[丸砥石/Grindstone]]とのコンボはさらに凶悪であり、たった2枚の[[アーティファクト]]と合計6[[マナ]]で[[ライブラリー]]の残りが0~1枚にまで吹っ飛ぶ(→[[ペインター]])。 |
| | | |
− | *[[旧枠]]加工カードが[[2023年]]第1四半期の[[ジャッジ褒賞]]となっている<ref>[https://twitter.com/JudgeAcademy/status/1600544291822125056?cxt=HHwWgICylbWjo7YsAAAA Judge Academy](ジャッジアカデミーのTwitter [[2022年]]12月8日)</ref>。 | + | *絵描きの召使いが影響を及ぼすのは、'''「戦場に出ていないすべてのカード」と「戦場に出ていない呪文」と「戦場に出ていない[[パーマネント]]」'''ではない。'''「戦場に出ていないすべてのカード」と「すべての呪文」と「すべてのパーマネント」'''である。Wisdom Guild訳における「すべての」の位置が誤読の原因であるが、[[オラクル]]や印刷されているカードを読めば誤解は無い。 |
− | | + | |
− | ==利用==
| + | |
− | *[[混沌とした反発/Chaotic Backlash]]との[[コンボ]](→[[ペインター・バックラッシュ]]) - 一気に10点以上の[[ダメージ]]も狙えるコンボ。[[リミテッド]]や[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築]]で用いられる。
| + | |
− | *[[丸砥石/Grindstone]]とのコンボ(→[[ペインター・グラインドストーン]]) - [[ライブラリー]]を即座に空にできるコンボ。どちらも[[アーティファクト]]であり、計6[[マナ]]しかかからない手軽さも強み。[[レガシー]]などの[[フォーマット]]で実現する。
| + | |
− | *[[エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria]]とのコンボ(→[[ペインター・イオナ]]) - 対戦相手の呪文を封殺するコンボ。[[歯と爪/Tooth and Nail]]などを経由する場合が多い。
| + | |
− | *[[色対策カード]]とのコンボ - 特に[[赤霊破/Red Elemental Blast]]とその亜種は1マナの[[対抗呪文/Counterspell]]兼[[名誉回復/Vindicate]]と化すため非常に強力。
| + | |
− | *[[燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze]]の-7能力とのコンボ - インスタントかソーサリーでさえあればどのカードでも使えるようになる。また、上記の色対策カードとの併用も容易。
| + | |
− | | + | |
− | ==ルール==
| + | |
− | *この能力は[[色]]変更効果であり、[[種類別]]第5種にあたる。そのため、既に戦場に出ている絵描きの召使いの能力を能力を失わせる効果(第6種)で失わせても、この能力による色追加は有効である。
| + | |
− | **[[激しい叱責/Dress Down]]などが既に出ているときに絵描きの召使いが戦場に出る場合、戦場に出るに際して色を選ぶ能力が機能しないため、色を選ばずに戦場に出る。その後激しい叱責が戦場を離れても、色が追加されることはない。
| + | |
− | *「戦場に出ていないすべてのカード」とは、戦場以外の各領域にあるカードを指す。[[ゲームの外部]]([[サイドボード]]など)にあるカードは、この能力の影響を受けない({{CR|400.11c}}、[https://web.archive.org/web/20080605001203/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/askwizards/0608 Ask WizardsのJune 2, 2008(Internet Archive)]も参照)。
| + | |
− | **例えば、サイドボードにある[[単色カード]]を絵描きの召使いの能力によって[[多色]]にして、[[きらめく願い/Glittering Wish]]で持ってくる、ということはできない。
| + | |
− | **[[手札]]にある[[土地]]や[[アーティファクト]]も有色になるため、色が合えば一部の[[ピッチスペル]]のコストに充てることができるようになる。
| + | |
− | *Wisdom Guild訳だとルール文章の「戦場に出ていない」が「呪文」「パーマネント」にもかかっているように読めなくもないが、実際は「戦場に出ていないすべてのカード」と「呪文」と「パーマネント」である。
| + | |
− | **[[オラクル]]を読めば誤解は無い。
| + | |
| **呪文とは[[スタック]]上の(=戦場にない)カード(や[[コピー]])、パーマネントとは戦場にあるカード(や[[トークン]])を示す言葉であるため、そもそもどちらも「戦場に出ていない○○」と修飾する意味が無い。 | | **呪文とは[[スタック]]上の(=戦場にない)カード(や[[コピー]])、パーマネントとは戦場にあるカード(や[[トークン]])を示す言葉であるため、そもそもどちらも「戦場に出ていない○○」と修飾する意味が無い。 |
| + | *「戦場に出ていないすべてのカード」とは、戦場以外の各領域にあるカードを指す。[[ゲームの外部]]([[サイドボード]]など)にあるカードは、この能力の影響を受けない([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/askwizards/0608 Ask WizardsのJune 2, 2008]参照)。 |
| + | **例えば、サイドボードにある[[単色]]のカードを絵描きの召使いの能力によって[[多色]]にして、[[きらめく願い/Glittering Wish]]で持ってくる、ということはできない。 |
| | | |
− | ==脚注==
| |
− | <references />
| |
| ==参考== | | ==参考== |
| *[[カード個別評価:シャドウムーア]] - [[レア]] | | *[[カード個別評価:シャドウムーア]] - [[レア]] |
− | *[[Kaladesh Inventions]]
| |
− | __NOTOC__
| |