| 最新版 |
編集中の文章 |
| 1行： |
1行： |
| | {{#card:Nahiri, the Harbinger}} | | {{#card:Nahiri, the Harbinger}} |
| | | | |
| − | [[イニストラードを覆う影]]で初めて[[スタンダード]]環境に登場した[[ナヒリ]]。[[忠誠度能力]]は[[ルーター]][[能力]]、[[対象]]の幅が広い[[追放]][[除去]]、[[ライブラリー]]からの[[クリーチャー]]もしくは[[アーティファクト]]の[[サーチ]]。 | + | [[イニストラードを覆う影]]で初めて[[スタンダード]]環境に登場した[[ナヒリ]]。 |
| − | | + | |
| | ;+2能力 | | ;+2能力 |
| − | :[[赤]]型の[[捨てる|捨てて]]から[[引く]][[ルーター]]。 | + | :[[赤]]型の捨ててから引く[[ルーター]]。捨てなくても引けないだけであり、-2能力や-8能力が使えない状況であっても、とりあえず[[忠誠度]]を貯めるだけに+能力を起動することも可能。 |
| − | :[[手札]]の質の向上はもちろん、[[昂揚]]の補助にもなるし、[[マッドネス]]を利用すれば[[カード・アドバンテージ]]にも期待できる。
| + | |
| − | :捨てないことも選べるため、とりあえず[[忠誠度]]を貯めるためだけに[[起動]]することも可能。
| + | |
| | | | |
| | ;-2能力 | | ;-2能力 |
| − | :制限つきの[[追放]][[除去]]。[[アーティファクト]]と[[クリーチャー]]は[[タップ]]状態である必要があるが、[[エンチャント]]のみ制限がない。 | + | :[[白]]によくある[[追放]]型の除去。ただし白らしく[[クリーチャー]]と[[アーティファクト]]は[[タップ]]状態である必要がある。[[エンチャント]]はタップされていなくとも追放出来るのは、[[テーロス]]以降白がエンチャントの扱いが得意となっている点が継続していることが分かる。 |
| − | :対アーティファクトとしては、タップ状態にならないものも少なくないため若干頼りない。しかし対エンチャントとしては確実であり、このカードの汎用性向上に大きく貢献している。
| + | :相手に[[攻撃]]された後の返しでナヒリを出して-2で除去、というのがベストな使い方。もしくは[[タッパー]]でタップしてから起動となるか。 |
| − | :また対クリーチャーに関しては、[[対戦相手]]に[[攻撃]]された返しの[[ターン]]にナヒリを[[唱える|唱えて]]奇襲したり、[[タッパー]]でタップしてから使用したりすれば確実。また起動せずともこの能力を匂わせるだけで対戦相手はうかつにクリーチャーをタップできなくなるため、牽制としても役に立つ。
| + | |
| − | :*[[追放]]であるため[[再生]]や[[破壊不能]]などの[[除去耐性]]を無視できるのも心強いが、[[対応して]][[アンタップ]]されると[[立ち消え]]る点には注意。
| + | |
| | | | |
| | ;-8能力 | | ;-8能力 |
| − | :クリーチャーもしくはアーティファクトを、ライブラリーからサーチして[[戦場]]へ一時的に出す。[[騙し討ち/Sneak Attack]]に似た挙動だが差異も多い。 | + | :[[ライブラリー]]から直接[[サーチ]]出来る[[騙し討ち/Sneak Attack]]。手札から出せない、ターン終了時に[[墓地]]では無く[[手札]]に戻るために[[PIG]]を生かせない等、純粋な騙し討ちとは若干性質が異なる。 |
| − | :この能力よりも先に[[手札]]に引いてしまうとサーチできないのがネック。忠誠度を貯めるための+2能力で引いてしまう可能性があるため、手札もしくは[[墓地]]からライブラリーに戻す手段との併用が望ましい。
| + | :出そうとするカードを手札に入れたく無いので、ライブラリーに戻す手段との併用が望ましい。出来るのであれば墓地に落ちた時にライブラリーに戻るタイプを2枚入れるのがベスト。この場合前のターンに+2で捨ててライブラリーをリセット、次のターンで[[トップデッキ]]したとしても、もう一枚をサーチ出来る。 |
| − | :強力な[[フィニッシャー]]をサーチして一気に勝負を決めたいところだが、それに頼って[[素出し]]は到底できない極端な[[ファッティ]]を[[デッキ]]に投入するのはリスクが伴う。
| + | :また、[[青]]を混ぜて[[渦まく知識/Brainstorm]]で戻して起動という手段も取れる。 |
| − | :[[終了ステップ]]に手札に戻ることを生かし、素出しもできる程度の[[マナ・コスト]]の[[ETB]]能力持ちカードで[[アドバンテージ]]を稼ぐ程度に留めたほうが扱いやすいかもしれない。 | + | |
| − | :*[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]はもし手札に来てしまっても+2能力で[[墓地]]に送れば勝手に[[ライブラリー]]に戻るので好相性。 | + | |
| | | | |
| − | [[赤白]]という[[アグロ]]な色ではあるが、[[打点]]より[[アドバンテージ]]に主眼が置かれた[[コントロールデッキ|コントロール]]要素が強いカード。とはいえ「追放除去 兼 [[避雷針]]」と割り切って使うこともできるため純アグロなデッキでも採用の余地がある性能である。[[渦まく知識/Brainstorm]]と[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]や[[グリセルブランド/Griselbrand]]が併用できる[[レガシー]]では-8能力を軸にした運用も一考の価値があるだろう。 | + | [[スタンダード]]では、[[プロツアー「イニストラードを覆う影」]]でTop8入りした[[赤白]]型の[[ゴーグル]]に採用されている。（[http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptsoi/top-8-decklists-2016-04-238 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptsoi16/decklist/016810/# 翻訳]） |
| | | | |
| − | [[スタンダード]]では、[[プロツアー「イニストラードを覆う影」]]でTop8入りした[[赤白]]型の[[ゴーグル]]に採用された<ref>[https://web.archive.org/web/20160829030221/https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptsoi/top-8-decklists-2016-04-23 Top 8 Decklist(Internet Archive)]/[https://mtg-jp.com/coverage/ptsoi16/decklist/016810/ プロツアー『イニストラードを覆う影』 トップ８プレイヤーデッキリスト（スタンダード）]（Event Coverage [[2016年]]4月23日）</ref>。[[モダン]]では[[トリコロール|赤白青コントロール]]に[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]と共に入れるデッキが存在している。+2能力、-2能力が共に[[コントロールデッキ]]に適しており、[[フィニッシャー]]も兼ねている。また[[ヴァラクート]]デッキにも投入され、その場合は大マイナスで[[原始のタイタン/Primeval Titan]]を呼び[[戦場に出る|戦場に出た]]ことと[[攻撃]]で連続で能力を[[誘発]]させ大火力を叩き付けるフィニッシュとなる。 | + | [[白赤]]という[[アグロ]]な色ではあるが、+2能力によるだぶついた土地や腐っているカードの変換、-2能力の除去、そして奥義によるフィニッシュ性能など、コントロール色がかなり強いカードとなっている。<br /> |
| − | | + | ただ純アグロ型であっても-2を一度使い、返しで倒される4マナ除去相当としても十分ではある。<br /> |
| − | [[パイオニア]]では[[5色ニヴ＝ミゼット#パイオニア|5色ニヴ＝ミゼット]]を中心に使われる。
| + | 逆に純コントロールに入れるのであれば-8を活かせるデカブツが必要となり、デッキ構築の段階で配慮が必要となる。[[渦まく知識/Brainstorm]]と[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]や[[グリセルブランド/Griselbrand]]が併用できる[[レガシー]]では-8まで伸ばすのも一考の価値があるだろう。 |
| | | | |
| | ==関連カード== | | ==関連カード== |
| − | {{キャラクターを表すカード/ナヒリ}}
| + | [[石術師、ナヒリ/Nahiri, the Lithomancer]] |
| | | | |
| | ==ストーリー== | | ==ストーリー== |
| − | [[イニストラード/Innistrad]]の[[マナ]]を捻じ曲げる謎の石/Cryptolithを次々と建立し、何らかの目的を果たそうとするナヒリ。 | + | [[イニストラード/Innistrad]]の[[マナ]]を捻じ曲げる謎の石/Cryptlithを次々と建立し何らかの目的を果たそうとするナヒリ。 |
| | | | |
| | 詳細は[[ナヒリ/Nahiri]]を参照。 | | 詳細は[[ナヒリ/Nahiri]]を参照。 |
| − |
| |
| − | *[[異界月]]にて[[エムラクール/Emrakul]]を呼び出すことが目的と判明したが、偶然にも[[モダン]]などでの活躍と一致した。
| |
| − |
| |
| − | ==脚注==
| |
| − | <references/>
| |
| − |
| |
| | ==参考== | | ==参考== |
| − | *[[サーチカード]]
| |
| | *[[カード個別評価：イニストラードを覆う影]] - [[神話レア]] | | *[[カード個別評価：イニストラードを覆う影]] - [[神話レア]] |
| − | *[[カード個別評価：イニストラードを覆う影リマスター]] - [[神話レア]]
| |
| − | *[[War of the Spark Mythic Edition]]
| |
| − | __NOTOC__
| |
