「ラッキーチャーム」を編集中
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'''ラッキーチャーム'''(''Lucky Charm'')は、 | '''ラッキーチャーム'''(''Lucky Charm'')は、 | ||
− | #[[ | + | #[[アルファ]]から存在する「特定の[[色]]の[[呪文]]が[[唱える|唱え]]られるたびに(1)を[[支払う|支払え]]ば1点の[[ライフ]]を得られる」[[アーティファクト]]の[[サイクル]]の俗称。 |
#*俗称の由来は、[[Beth Moursund]]によると、ラッキーチャーム印のシリアルに入ってる着色マシュマロかららしい([[ホビージャパン]]刊行 マジック:ザ・ギャザリング 公式プレイングガイドより抜粋)。 | #*俗称の由来は、[[Beth Moursund]]によると、ラッキーチャーム印のシリアルに入ってる着色マシュマロかららしい([[ホビージャパン]]刊行 マジック:ザ・ギャザリング 公式プレイングガイドより抜粋)。 | ||
#特定の[[誘発条件]]を満たすことでライフを得られるアーティファクトの俗称。1のサイクルに由来する。 | #特定の[[誘発条件]]を満たすことでライフを得られるアーティファクトの俗称。1のサイクルに由来する。 | ||
− | #[[ボロスの反攻者/Boros Reckoner]]と[[絆魂]]・[[破壊不能]]を与えるカード([[アゾリウスの魔除け/Azorius Charm]]+[[ボロスの魔除け/Boros Charm]]など)の組み合わせによる[[無限ライフ]][[コンボ]] | + | #[[ボロスの反攻者/Boros Reckoner]]と[[絆魂]]・[[破壊不能]]を与えるカード([[アゾリウスの魔除け/Azorius Charm]]+[[ボロスの魔除け/Boros Charm]]など)の組み合わせによる[[無限ライフ]][[コンボ]]([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/td/235 参考])。詳細は[[ボロスの反攻者/Boros Reckoner]]を参照。 |
− | + | 本頁では主に1および2について解説する。 | |
− | == | + | ==アルファのラッキーチャーム・サイクル== |
{{#card:Crystal Rod}} | {{#card:Crystal Rod}} | ||
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*[[森の宝球/Wooden Sphere]] | *[[森の宝球/Wooden Sphere]] | ||
− | マジック最初期から存在しており、[[ | + | マジック最初期から存在しており、[[アルファ]]から[[第8版]]までのすべての基本セットに収録された。[[第9版]]以降は後述の[[#ダークスティールのラッキーチャーム・サイクル|ダークスティールのサイクル]]に取って代わられている。 |
ライフ[[回復]]を過大評価しがちな初心者はこれらのカードを好む傾向にある。しかし、勝利に直結するわけではなく、回復量も些細であることから、[[トーナメント]]向けのカードとは言えず、初心者を卒業したプレイヤーからは忌避される。[[アンコモン]]の枠を5枚も占めていたことも忌避される要因となっていた。 | ライフ[[回復]]を過大評価しがちな初心者はこれらのカードを好む傾向にある。しかし、勝利に直結するわけではなく、回復量も些細であることから、[[トーナメント]]向けのカードとは言えず、初心者を卒業したプレイヤーからは忌避される。[[アンコモン]]の枠を5枚も占めていたことも忌避される要因となっていた。 | ||
− | [[Mark Rosewater]] | + | [[Mark Rosewater]]はこれらのカードを「マジックを続けてもらうために初心者を興奮させるカード」、「初心者に『マジックで勝つためには受動的より積極的になる必要がある』ことを教えるカード」と評している(→[http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr80 Let's Start at the Very Beginning]参照)。 |
*[[第6版]]で現在の[[誘発型能力]]に変更される前は、1点のライフを得る[[起動型能力]]であり、「誰かが(色)の呪文を[[かけるのに成功したとき]]にしか使えず、1つの呪文について1回しか使えない」という制限がついていた。 | *[[第6版]]で現在の[[誘発型能力]]に変更される前は、1点のライフを得る[[起動型能力]]であり、「誰かが(色)の呪文を[[かけるのに成功したとき]]にしか使えず、1つの呪文について1回しか使えない」という制限がついていた。 | ||
− | *トーナメントではまず使われないカードと評されるが、[[鉄の星/Iron Star]]と[[森の宝球/Wooden Sphere]]に関しては、初期の[[世界選手権]] | + | *トーナメントではまず使われないカードと評されるが、[[鉄の星/Iron Star]]と[[森の宝球/Wooden Sphere]]に関しては、初期の[[世界選手権]]でトップ8のデッキに採用された実績がある(→[http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr80 Let's Start at the Very Beginning]参照)。 |
===主なバリエーション===<!--同期の魂の網を「亜種」と書くのは違和感があるので、「バリエーション」と表記しています。--> | ===主なバリエーション===<!--同期の魂の網を「亜種」と書くのは違和感があるので、「バリエーション」と表記しています。--> | ||
特筆のない限り、[[マナ・コスト]]が(1)のアーティファクトで、(1)を支払い1点のライフを得る効果である。 | 特筆のない限り、[[マナ・コスト]]が(1)のアーティファクトで、(1)を支払い1点のライフを得る効果である。 | ||
− | *[[魂の網/Soul Net]] - | + | *[[魂の網/Soul Net]] - クリーチャーの[[死亡]]に対して誘発する。([[アルファ]]) |
*[[Urza's Chalice]] - アーティファクト呪文を唱えたことに対して誘発する。([[アンティキティー]]) | *[[Urza's Chalice]] - アーティファクト呪文を唱えたことに対して誘発する。([[アンティキティー]]) | ||
− | *[[Tablet of Epityr]] - | + | *[[Tablet of Epityr]] - アーティファクトが戦場から墓地に置かれたことに対して誘発する。(アンティキティー) |
− | *[[宝飾の首飾り/Jeweled Torque]] - | + | *[[宝飾の首飾り/Jeweled Torque]] - 反応する色を選択できる。各種コストと回復量が2倍になっている。([[メルカディアン・マスクス]]) |
==ダークスティールのラッキーチャーム・サイクル== | ==ダークスティールのラッキーチャーム・サイクル== | ||
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オリジナルと比べて[[テンポ]]面で大幅に強化され、現実的に得られるライフも増えた。そのため、デッキの構成によって[[コンボ]]補助のように使われたり、色対策として[[サイドボード]]に入ることもある。 | オリジナルと比べて[[テンポ]]面で大幅に強化され、現実的に得られるライフも増えた。そのため、デッキの構成によって[[コンボ]]補助のように使われたり、色対策として[[サイドボード]]に入ることもある。 | ||
− | *ダークスティールより前に収録しようと検討していたが、セットのテーマと関係のない5枚サイクルが入る余地がなく、なかなか収録することができなかった。アーティファクトがテーマの[[ミラディン]]でも枠の関係で収録できず、ダークスティールでも「色を扱うカードは[[ミラディン・ブロック]]として良くない」という理由で[[デベロップ・チーム|リード・デベロッパー]]の[[Henry Stern]] | + | *ダークスティールより前に収録しようと検討していたが、セットのテーマと関係のない5枚サイクルが入る余地がなく、なかなか収録することができなかった。アーティファクトがテーマの[[ミラディン]]でも枠の関係で収録できず、ダークスティールでも「色を扱うカードは[[ミラディン・ブロック]]として良くない」という理由で[[デベロップ・チーム|リード・デベロッパー]]の[[Henry Stern]]に取り除かれようとしていた。(→[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/daily/mr309 What Do You Know, Part II]参照) |
*[[第9版]]や[[第10版]]の、対応する色の[[テーマデッキ]]に1枚ずつ入っている。 | *[[第9版]]や[[第10版]]の、対応する色の[[テーマデッキ]]に1枚ずつ入っている。 | ||
===主なバリエーション=== | ===主なバリエーション=== | ||
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*[[屑鉄の山/Scrapheap]] - アーティファクトや[[エンチャント]]が戦場から墓地に置かれたことに対して誘発する。3マナ。([[ウルザズ・サーガ]]) | *[[屑鉄の山/Scrapheap]] - アーティファクトや[[エンチャント]]が戦場から墓地に置かれたことに対して誘発する。3マナ。([[ウルザズ・サーガ]]) | ||
− | *[[極楽の羽飾り/Paradise Plume]] - | + | *[[極楽の羽飾り/Paradise Plume]] - 反応する色を選択でき、選択した[[色マナ]]を生み出すこともできる。4マナ。([[時のらせん]]) |
− | *[[ゴーレムの心臓/Golem's Heart]] - | + | *[[ゴーレムの心臓/Golem's Heart]] - アーティファクト呪文を唱えたことに対して誘発する。2マナ。([[ミラディンの傷跡]]) |
− | *[[ギルドのタブレット/Tablet of the Guilds]] - | + | *[[ギルドのタブレット/Tablet of the Guilds]] - 自身の呪文にしか反応しないが、反応する色を2色選べる。2マナ。([[ラヴニカへの回帰]]) |
− | *[[プリズムの指輪/Prism Ring]] - | + | *[[プリズムの指輪/Prism Ring]] - 自身の呪文にしか反応しないが、反応する色を1色選べる。1マナ。([[マジック・オリジン]]) |
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==基本セット2014の大魔術師の杖サイクル== | ==基本セット2014の大魔術師の杖サイクル== | ||
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*[[野生の大魔術師の杖/Staff of the Wild Magus]] | *[[野生の大魔術師の杖/Staff of the Wild Magus]] | ||
− | 対応する色の呪文を唱えるだけでなく、その色に対応した[[基本土地タイプ]]の[[土地]]が[[戦場に出る]]ことでも[[誘発]] | + | 対応する色の呪文を唱えるだけでなく、その色に対応した[[基本土地タイプ]]の[[土地]]が[[戦場に出る]]ことでも[[誘発]]する。ただし、いずれも自身が唱えるか自身の[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]下で戦場に出たものでしか誘発しない。この性質から、過去のラッキーチャームとは違い、[[色対策カード]]としては利用できない。 |
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==参考== | ==参考== | ||
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*[[用語集]] | *[[用語集]] | ||
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