「エルドラージ変身」を編集中

'''エルドラージ変身'''(''Polymorph'')は、その名の通り[[変身/Polymorph]]を利用して[[巨大クリーチャー]]を召喚する[[コンボ]]・[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。単純に'''変身デッキ'''とも呼ばれる。

==概要==
{{#card:Polymorph}}
{{#card:Emrakul, the Aeons Torn}}

動きは単純明快。[[打ち消す|打ち消し]][[呪文]]を初めとする各種[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]向けの[[カード]]で序盤を凌ぎながら[[手札]]を整え、[[トークン]]や[[ミシュラランド]]を[[大型クリーチャー|大型]]の[[エルドラージ]]・[[クリーチャー]]に[[変身/Polymorph]]させて[[対戦相手]]を圧殺するだけである。

手札に来てしまったエルドラージを[[ライブラリー]]に戻すために、[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]はどの[[フォーマット]]でも確実に投入される。エルドラージは最も制圧力の高い[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]のみが採用されることが多いが、相手のデッキに応じてサイドボードから他の大型クリーチャーを投入することも可能。

==アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期==
{{#card:Khalni Garden}}
{{#card:Awakening Zone}}

主流は[[キーカード]]の[[変身/Polymorph]]＆防御手段の[[青]]に、[[トークン]]生成手段として[[緑]]を加えた[[緑青]]の構成。タネは[[カルニの庭/Khalni Garden]]の[[植物]]トークンと[[目覚めの領域/Awakening Zone]]の[[エルドラージ]]・[[落とし子]]トークン。

このタイプは、[[エルドラージ覚醒]]が発売されてから[[基本セット2011]]が発売されるまでの期間、[[トップメタ]]の一角として活躍した。

このように特化したタイプでなくとも、青入りのデッキなら変身4枚、カルニの庭4枚、[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]2枚の計10枚でこのコンボを組み込める。[[青赤昇天]]のシークレット・テクとして[[サイドボード]]からこれに変形させたり、[[青白コントロール]]をベースに[[遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant]]の出す[[兵士]]トークンや[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]を変身させたりと、このギミックは広く使われた。

===サンプルレシピ===
*備考
**[[グランプリマニラ10]] 準優勝 （[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpman10/welcome 参考]）
**使用者:[[Taufik Indrakesuma]]
*[[フォーマット]]
**[[スタンダード]]（[[基本セット2010]]＋[[アラーラの断片ブロック]]＋[[ゼンディカー・ブロック]]）

{{#MagicFactory:df303100}}

==エクステンデッド（ローウィン・ブロック期）==
{{#card:Bitterblossom}}
{{#card:Mutavault}}

[[エクステンデッド]]では[[青黒コントロール]]をベースに構築される。

タネは[[苦花/Bitterblossom]]の[[フェアリー]]・[[ならず者]][[トークン]]と[[変わり谷/Mutavault]]。[[思考囲い/Thoughtseize]]や[[謎めいた命令/Cryptic Command]]で[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]して、[[変身/Polymorph]]で勝負を決める。変身が通せずとも、苦花や[[忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit]]で[[クロック・パーミッション]]的な動きをすることも可能。

===サンプルレシピ===
*備考
**[[Magic Online]] Championship Series 2010 初日（エクステンデッド部門）全勝 （[http://mtg-jp.com/eventc/worlds10/article/010209/ 参考]）
**使用者:Archer（[[浅原晃]]）
*[[フォーマット]]
**[[エクステンデッド]]（[[基本セット2010]]・[[基本セット2011]]+[[ローウィン＝シャドウムーア・ブロック]]～[[ミラディンの傷跡]]）
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
|-
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
|-
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (2)
|-
|2||[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]
|-
!colspan="2" style="background-color:#ffeedd"|呪文 (32)
|-
|4||[[苦花/Bitterblossom]]
|-
|4||[[謎めいた命令/Cryptic Command]]
|-
|3||[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]
|-
|4||[[マナ漏出/Mana Leak]]
|-
|4||[[変身/Polymorph]]
|-
|4||[[定業/Preordain]]
|-
|3||[[思案/Ponder]]
|-
|2||[[呪文貫き/Spell Pierce]]
|-
|4||[[思考囲い/Thoughtseize]]
|-
!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (27)
|-
|4||[[忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit]]
|-
|4||[[闇滑りの岸/Darkslick Shores]]
|-
|2||[[水没した地下墓地/Drowned Catacomb]]
|-
|4||[[島/Island]]
|-
|2||[[カルニの庭/Khalni Garden]]
|-
|4||[[霧深い雨林/Misty Rainforest]]
|-
|1||[[つぶやき林/Murmuring Bosk]]
|-
|4||[[変わり谷/Mutavault]]
|-
|2||[[沈んだ廃墟/Sunken Ruins]]
|-
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
|-
|2||[[深淵の迫害者/Abyssal Persecutor]]
|-
|2||[[ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine]]
|-
|3||[[蔓延/Infest]]
|-
|1||[[墓所のタイタン/Grave Titan]]
|-
|2||[[燻し/Smother]]
|-
|1||[[破滅の刃/Doom Blade]]
|-
|3||[[強迫/Duress]]
|-
|1||[[漸増爆弾/Ratchet Bomb]]
|-
|}
*[[サイドボード]]から普通の青黒コントロールに変形できるようになっている。
*使用者の浅原曰く、デッキ名は「KTN?（気は確かなの？）」。相変わらずセンスに溢れたネーミング。

==参考==
*[[デッキ集]]