トス

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
3行: 3行:
 
たいていの場合、片方がこの試合に勝てば決勝ラウンド進出や[[マネーフィニッシュ]]が見込める戦績だが、もう片方は勝敗に関わらずまるで目がない状態のとき、目がない側のプレイヤーが勝ちを譲る。例えば「同じ国のプレイヤー同士で潰しあうより、せめて国の代表として一人だけでも上位に送り込みたい」というような事情から行なわれることが多い。
 
たいていの場合、片方がこの試合に勝てば決勝ラウンド進出や[[マネーフィニッシュ]]が見込める戦績だが、もう片方は勝敗に関わらずまるで目がない状態のとき、目がない側のプレイヤーが勝ちを譲る。例えば「同じ国のプレイヤー同士で潰しあうより、せめて国の代表として一人だけでも上位に送り込みたい」というような事情から行なわれることが多い。
  
他のスポーツではこの手の「星の譲り合い」を八百長として処罰しているものが多いが、[[マジック]]の大会ルール上はまったく問題ない行為である(「プレイヤーはいつでも投了することができる」と明記されていると同時に、投了の理由まで規定した項目はない)。
+
他のスポーツではこの手の「星の譲り合い」を八百長として処罰しているものが多いが、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の大会ルール上はまったく問題ない行為である(「プレイヤーはいつでも投了することができる」と明記されていると同時に、投了の理由まで規定した項目はない)。
  
 
ただし当然ながら、合法なのはあくまで善意で行なわれたもののみである。強要すれば脅迫だし、また「俺が勝てば賞金が出る、その一部をやるから勝ちを譲れ」などと持ちかけたら買収である。それらは非紳士的行為であり[[違反行為]]として処罰の対象となる。
 
ただし当然ながら、合法なのはあくまで善意で行なわれたもののみである。強要すれば脅迫だし、また「俺が勝てば賞金が出る、その一部をやるから勝ちを譲れ」などと持ちかけたら買収である。それらは非紳士的行為であり[[違反行為]]として処罰の対象となる。

2012年5月15日 (火) 22:37時点における版

トス(Toss)とは、一方のプレイヤーが、もう一方のプレイヤーのために意図的に敗北すること。対戦開始前に申し出て、投了扱いでゲームを行なうことなく結果を提出する形になるのが一般的。

たいていの場合、片方がこの試合に勝てば決勝ラウンド進出やマネーフィニッシュが見込める戦績だが、もう片方は勝敗に関わらずまるで目がない状態のとき、目がない側のプレイヤーが勝ちを譲る。例えば「同じ国のプレイヤー同士で潰しあうより、せめて国の代表として一人だけでも上位に送り込みたい」というような事情から行なわれることが多い。

他のスポーツではこの手の「星の譲り合い」を八百長として処罰しているものが多いが、マジックの大会ルール上はまったく問題ない行為である(「プレイヤーはいつでも投了することができる」と明記されていると同時に、投了の理由まで規定した項目はない)。

ただし当然ながら、合法なのはあくまで善意で行なわれたもののみである。強要すれば脅迫だし、また「俺が勝てば賞金が出る、その一部をやるから勝ちを譲れ」などと持ちかけたら買収である。それらは非紳士的行為であり違反行為として処罰の対象となる。

  • 語源は、バレーボールにおけるトスボール、すなわちアタックを援護するために高く打ち上げるボールのこと。「他のプレイヤーを高い順位に押し上げるサポート」という意味から転じたもの。援護役のことを「トス役」と表現することは多い。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif