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− | {{Otheruses|カードタイプ|その他の用法|プレインズウォーカー}}
| + | #REDIRECT [[プレインズウォーカー]] |
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− | '''プレインズウォーカー'''/''Planeswalker''は、[[カード・タイプ]]の1つ。[[ローウィン]]で初めて登場した。
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− | {{#card:Ajani Goldmane}}
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− | ==解説==
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− | プレインズウォーカーは[[パーマネント]]であり、他の([[土地]]でない)[[パーマネント・カード]]と同様のルールに則って[[唱える|唱え]]られる。つまり、[[ソーサリー・タイミング]]でのみ唱えることが可能であり、唱えたあとは[[呪文]]として[[スタック]]に乗り、[[解決]]後は[[戦場に出る]]。
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− | プレインズウォーカーには専用のルールが数多く設けられている。以下にその専用ルールを記す。
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− | === プレインズウォーカー・タイプ ===
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− | プレインズウォーカーとしての[[サブタイプ]]は[[プレインズウォーカー・タイプ]]と呼ばれる。これは[[クリーチャー・タイプ]]とは異なる。
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− | 1人のプレイヤーが共通のプレインズウォーカー・タイプを持つプレインズウォーカーを2体以上[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している場合、そのプレイヤーがその中から選んだ1体だけ戦場に残り、残りは[[オーナー]]の[[墓地に置く|墓地に置かれる]]。これは[[状況起因処理]]であり、「[[プレインズウォーカーの唯一性ルール]]」と呼ばれる。
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− | *たとえ同名でなくても、プレインズウォーカー・タイプが共通しているなら、共通のプレインズウォーカー・タイプを持つプレインズウォーカーを1体残して墓地に置く。ストーリー上でプレインズウォーカーが別の姿で再びプレインズウォーカーとしてカード化された場合、基本的に同一のタイプを持つことになる。一部の[[伝説のクリーチャー]]の奇怪な現象が、プレインズウォーカーにおいてはゲーム上で起こらないわけである([[ピット・ファイター、カマール/Kamahl, Pit Fighter]]と[[クローサの拳カマール/Kamahl, Fist of Krosa]]が同時に戦場に存在するなど)。
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− | **[[黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane]]と[[復讐のアジャニ/Ajani Vengeant]]はこの関係に設定された最初のケースである。
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− | *プレインズウォーカーの唯一性ルールは[[基本セット2014]]で大幅に変更が行われた。変更前のルールについては、[[プレインズウォーカーの唯一性ルール#基本セット2014より前のルール|プレインズウォーカーの唯一性ルール]]を参照。
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− | === 忠誠度 ===
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− | プレインズウォーカーは[[忠誠度]]という独自の[[特性]]を持ち、カードの右下に記載されている数値がその基準である。プレインズウォーカーは戦場に出るに際し、その数値と同数の[[忠誠カウンター]]が置かれた状態で戦場に出る。戦場にある間はその上に乗っている忠誠カウンターの数が忠誠度である。
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− | *[[忠誠度]]の詳しいルールは該当項目を参照。
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− | === 忠誠度能力 ===
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− | プレインズウォーカーは[[忠誠度能力]]と呼ばれる、忠誠シンボルをコストに含む[[起動型能力]]を持っている。忠誠度能力には通常の起動型能力とは異なる特別なルールが存在する。
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− | *[[忠誠度能力]]の詳しいルールは該当項目を参照。
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− | === 戦闘やダメージに関するルール ===
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− | プレインズウォーカーと[[戦闘]]や[[ダメージ]]に関するルールは以下の通りである。
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− | *プレインズウォーカーは[[クリーチャー]]ではない。それ自身は[[攻撃]]にも[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]にも参加できない。
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− | *プレインズウォーカーに[[ダメージ]]が与えられた場合、その値に等しい数の忠誠カウンターが取り除かれる。その結果、忠誠カウンターが0個になったならば、[[状況起因処理]]により墓地に置かれる。
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− | *プレインズウォーカーを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するプレイヤーに攻撃をする場合、攻撃側はプレインズウォーカーかプレイヤーのどちらを攻撃するかを選ぶ。戦闘に関しては通常通りの処理を行うが、ブロックされなかった場合は「選んだ対象へ[[戦闘ダメージ]]を[[割り振る]]」ことになる。
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− | **例:対戦相手がAとBというクリーチャーをコントロールし、あなたはプレインズウォーカーをコントロールしており、またクリーチャーはコントロールしていない。<br>Aの攻撃対象をプレインズウォーカーとし、Bはあなたへと攻撃した場合、あなたはブロックするクリーチャーがいないため、Aはプレインズウォーカーに、Bはあなたに戦闘ダメージを与える。
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− | **また[[トランプル]]によるダメージも通常通り扱われ、余剰ダメージ分は攻撃している方へ与えることになる。注意すべきはプレインズウォーカーの忠誠度を越えるダメージがあっても、その余剰分をその[[コントローラー]]に与えることはできない点である。
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− | *プレインズウォーカーが攻撃されているとき、そのプレインズウォーカーが[[戦場を離れる|戦場を離れ]]たり、コントローラーが変わったりした場合、そのプレインズウォーカーは戦闘から取り除かれる。しかし、それを攻撃しているクリーチャーは依然として[[攻撃クリーチャー]]のままである。この場合、それら攻撃クリーチャーは[[ブロック・クリーチャー]]に戦闘ダメージを与えるが、攻撃していたプレインズウォーカーがいないため、それに与えるはずだったダメージは発生しない。
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− | *プレインズウォーカーをコントロールしているプレイヤーに、'''対戦相手である'''他のプレイヤーがコントロールする[[発生源]]が戦闘以外でダメージを与える場合、その発生源のコントローラーはプレイヤーではなくプレインズウォーカーにダメージを与えることを選んでもよい。これは置換効果である(→[[移し変え]])。
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− | **あなたが[[ショック/Shock]]を、プレインズウォーカーをコントロールしているプレイヤーを[[対象]]に唱える場合、ショックが与えるダメージをプレインズウォーカーに与えることを選んでもよい。そうした場合、ショックからプレインズウォーカーに2点のダメージを与えることになる。
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− | ***逆に、あなたが唱えた[[地震/Earthquake]]等があなたに与えるダメージは、あなたがコントロールするプレインズウォーカーに移し変えることはできない。
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− | **[[双頭巨人戦]]でのダメージの割り振りの際、あるプレイヤーに与えるダメージを他の[[チームメイト]]がコントロールするプレインズウォーカーに与えることはできない。
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− | *[[物語の円/Story Circle]]のような[[軽減]]系のカードを使うときは注意が必要。[[ショック/Shock]]等の直接的なダメージは、プレインズウォーカーに移し変えられる前に軽減することが可能だが、戦闘ダメージの場合は直接プレインズウォーカーに与えられるため、プレイヤーへのダメージ軽減でそのダメージを防ぐことはできない。
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− | == ストーリー ==
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− | [[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の[[プレイヤー]]は[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]という設定である。プレインズウォーカーを[[唱える]]ということは、そのプレインズウォーカーに協力を要請するということであり、プレインズウォーカーをコントロールしているということは、一緒に戦っているということである。
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− | *戦闘やダメージに関するルールも、この設定に準じたものになっている。彼らは基本的に[[あなた]]の要求に従い力を貸してくれるが、[[対戦相手]]がそのプレインズウォーカーを直接狙ってきた場合でもなければ、わざわざ[[あなた]]の身代わりになってはくれないのである。
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− | **逆に、あなたの意思であなたがプレインズウォーカーの身代わりになることもできないので、そもそもプレインズウォーカー同士が身を護ること自体が難しいのかもしれない。
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− | **唯一、戦闘のみでならあなたの身代わりのように戦ってくれる[[能力]]を持つ者は[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]がいる。
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− | == その他 ==
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− | *[[基本セット2014]]現在、すべてのプレインズウォーカーは他の[[カード・タイプ]]を持たない。これは他のいかなる特性もプレインズウォーカー性によってかき消される設定から。そのため、[[黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane]]は[[レオニン/Leonin]](猫族)という設定だが[[猫]]の[[クリーチャー・タイプ]]を持たず、また、[[求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker]]は[[エーテリウム/Etherium]]を含んだ[[人間]]だが、他のエーテリウム生物のように[[アーティファクト]]の[[カード・タイプ]]を持たない。(→[http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/7 An Angel's Eye View of Bant]参照)
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− | **プレインズウォーカーとして目覚めることで、元の世界とその世界を支配する法から解放され、その弱点に捕らわれることなく世界の理を学べる神話的存在になる、という設定付けのほかに、「部族プレインズウォーカー ― 猫・アジャニ」だと語感が悪いことや、他のカード・タイプと複合させることによって、プレインズウォーカーの悪用を回避できなくなるおそれがあることが理由として挙げられている。(→[http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/7 An Angel's Eye View of Bant]、[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/mm/6 Cards of Alara]参照)
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− | *[[神話レア]]が存在しなかったローウィンの5枚([[レア]])を除き、すべてのプレインズウォーカーは神話レアである。この5枚も、後の[[再録]]では神話レアになっている。
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− | *カードデザインは他のカード・タイプと全く異なる物が用いられ、[[絵|イラスト]]に描かれたプレインズウォーカーがイラストの枠から(わずかではあるが)はみ出ている物が過半数を超えている。
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− | **なお、イラストが枠からはみ出しているのは[[銀枠]]では日常茶飯事だが、銀枠以外では極めて珍しい。
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− | *[[フレイバー・テキスト]]を除く[[文章欄]]に初めて登場したのは、[[未来予知]]の[[タイムシフト#未来予知のタイムシフト|フューチャーシフト]]、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]の[[注釈文]]である。
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− | *現在の[[R&D]]の方針では1つの[[ブロック (総称)|ブロック]]につきプレインズウォーカー・カードの収録は5枚まで、[[基本セット]]では6枚までとされている。
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− | **例外的に[[ゼンディカー・ブロック]]に収録されているプレインズウォーカー・カードは6枚である。
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− | == 参考 ==
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− | *[http://web.archive.org/web/20100420042847/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/asahara/20071001/index.html プレインズウォーカー・ファーストインパクト] ([[タカラトミー]]、文:[[浅原晃]])
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− | *[[忠誠度]]
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− | *[[忠誠度能力]]
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− | *[[プレインズウォーカー・タイプ]]
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− | *[[カード・タイプ]]
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− | *[[ルーリング]]
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− | {{#CR:306}}
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