「変容」を編集中
提供:MTG Wiki
あなたはログインしていません。あなたのIPアドレスはこの項目の履歴に記録されます。
取り消しが可能です。
これが意図した操作であるか、下に表示されている差分を確認し、取り消しを確定させるために、変更を保存してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
16行: | 16行: | ||
'''変容'''<nowiki>[</nowiki>[[コスト]]<nowiki>]</nowiki>/''Mutate'' [cost]は「あなたはこの呪文の[[マナ・コスト]]を支払うのではなく[コスト]を[[支払う|支払って]]もよい。そうしたなら、これは'''変容させるクリーチャー・呪文'''/''mutating creature spell''となり、この呪文と同じ[[オーナー]]であって[[人間]]でない[[クリーチャー]]1体を[[対象]]とする。」を意味する。 | '''変容'''<nowiki>[</nowiki>[[コスト]]<nowiki>]</nowiki>/''Mutate'' [cost]は「あなたはこの呪文の[[マナ・コスト]]を支払うのではなく[コスト]を[[支払う|支払って]]もよい。そうしたなら、これは'''変容させるクリーチャー・呪文'''/''mutating creature spell''となり、この呪文と同じ[[オーナー]]であって[[人間]]でない[[クリーチャー]]1体を[[対象]]とする。」を意味する。 | ||
− | 変容させるクリーチャー・呪文の[[解決]]が始まるに際し、その対象が[[不正な対象|不適正]]であるなら、変容させるクリーチャー・呪文ではなくなり、クリーチャー・呪文として解決を続けて、その呪文の[[コントローラー]]の[[コントロール]]下で[[戦場に出る]]ことになる。 | + | 変容させるクリーチャー・呪文の[[解決]]が始まるに際し、その対象が[[不正な対象|不適正]]であるなら、変容させるクリーチャー・呪文ではなくなり、クリーチャー・呪文として解決を続けて、その呪文の[[コントローラー]]の[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]下で[[戦場に出る]]ことになる。 |
変容させるクリーチャー・呪文が解決が始まるに際し、その対象が適正であるなら、これは[[戦場]]に出ることはない。これは対象としたクリーチャーと'''合同'''/''Merge''し、複数の[[カード]]や[[トークン]]によって表される1個の[[オブジェクト]]となる。その呪文のコントローラーは、その呪文がそのクリーチャーの一番上か一番下かどちらに置くかを選ぶ。その結果のパーマネントは、'''変容したパーマネント'''/''mutated permanent''である。 | 変容させるクリーチャー・呪文が解決が始まるに際し、その対象が適正であるなら、これは[[戦場]]に出ることはない。これは対象としたクリーチャーと'''合同'''/''Merge''し、複数の[[カード]]や[[トークン]]によって表される1個の[[オブジェクト]]となる。その呪文のコントローラーは、その呪文がそのクリーチャーの一番上か一番下かどちらに置くかを選ぶ。その結果のパーマネントは、'''変容したパーマネント'''/''mutated permanent''である。 | ||
29行: | 29行: | ||
*変容を持つカードはカード[[枠]]が特別な仕様になっている。[[タイプ行]]と[[文章欄]]の変容能力が書かれた部分が半透明になっており、[[絵|イラスト]]が透過している({{Gatherer|id=480927|カード画像}})。 | *変容を持つカードはカード[[枠]]が特別な仕様になっている。[[タイプ行]]と[[文章欄]]の変容能力が書かれた部分が半透明になっており、[[絵|イラスト]]が透過している({{Gatherer|id=480927|カード画像}})。 | ||
*イコリア:巨獣の棲処のすべての変容を持つカードには[[ショーケース・フレーム]]版が存在する。 | *イコリア:巨獣の棲処のすべての変容を持つカードには[[ショーケース・フレーム]]版が存在する。 | ||
− | *過去のメカニズムでは[[授与]]、[[合体カード]]、[[ | + | *過去のメカニズムでは[[授与]]、[[合体カード]]、[[銀枠]]の[[宿主]]+[[拡張]]に近い。 |
− | + | ||
==ルール== | ==ルール== | ||
===変容で唱える=== | ===変容で唱える=== | ||
− | クリーチャー・呪文をその変容コストで唱えることを選択したとき、それは'''変容させるクリーチャー・呪文'''/''Mutating Creature Spell'' | + | クリーチャー・呪文をその変容コストで唱えることを選択したとき、それは'''変容させるクリーチャー・呪文'''/''Mutating Creature Spell''となり、「そのカードとオーナーが同じ人間でないクリーチャー1体」を対象として選ぶクリーチャー・呪文となる。 |
*変容で唱える場合もクリーチャー・呪文である。したがって、クリーチャー・呪文を唱えられるタイミング([[ソーサリー・タイミング]])でのみ唱えることができる。あなたがクリーチャー・呪文を唱えられるときならいつでも、それをマナ・コストではなく変容で唱えることを選べる。 | *変容で唱える場合もクリーチャー・呪文である。したがって、クリーチャー・呪文を唱えられるタイミング([[ソーサリー・タイミング]])でのみ唱えることができる。あなたがクリーチャー・呪文を唱えられるときならいつでも、それをマナ・コストではなく変容で唱えることを選べる。 | ||
66行: | 65行: | ||
変容させるクリーチャー・呪文を上下のどちらに置いたとしても、合同パーマネントは戦場に元あったクリーチャーと同一の[[オブジェクト]]である。[[つける|つけられている]][[オーラ]]や[[装備品]]、置かれている各種[[カウンター (目印)|カウンター]]、[[タップ状態]]などの[[位相]]、[[召喚酔い]]や[[攻撃]]/[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]している状態、そのターンに負った[[ダメージ]]、その他その合同パーマネントに適用されている[[継続的効果]]なども元々戦場に出ていたクリーチャーと変わることはない。 | 変容させるクリーチャー・呪文を上下のどちらに置いたとしても、合同パーマネントは戦場に元あったクリーチャーと同一の[[オブジェクト]]である。[[つける|つけられている]][[オーラ]]や[[装備品]]、置かれている各種[[カウンター (目印)|カウンター]]、[[タップ状態]]などの[[位相]]、[[召喚酔い]]や[[攻撃]]/[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]している状態、そのターンに負った[[ダメージ]]、その他その合同パーマネントに適用されている[[継続的効果]]なども元々戦場に出ていたクリーチャーと変わることはない。 | ||
− | 下に置かれたカードやトークンが、自身を[[名前]]で参照する能力を持っているなら、その名前は「このクリーチャー」を意味する({{CR|201. | + | 下に置かれたカードやトークンが、自身を[[カード名|名前]]で参照する能力を持っているなら、その名前は「このクリーチャー」を意味する({{CR|201.4}})。これは合同パーマネント独特のルールではなくカード名に関するルールであり、変容に限ったことではない。[[カード名#カード名の参照]]の項も参照。 |
*例1:「(1)(青):微光クラゲをアンタップする。」という能力を持つ[[微光クラゲ/Glimmerbell]]を下に含む合同パーマネントがある。この場合、その能力は「(1)(青):このクリーチャーをアンタップする。」と読み替える。 | *例1:「(1)(青):微光クラゲをアンタップする。」という能力を持つ[[微光クラゲ/Glimmerbell]]を下に含む合同パーマネントがある。この場合、その能力は「(1)(青):このクリーチャーをアンタップする。」と読み替える。 | ||
*例2:「あなたのライブラリーから《成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian》という名前のカード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加える」[[効果]]を持つ[[成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian]]を下に含む合同パーマネントがある。この能力に書かれたカード名は自身を参照しているわけでは無いので、合同パーマネントのカード名に関わらず成長室の守護者というカードしか探すことはできない。 | *例2:「あなたのライブラリーから《成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian》という名前のカード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加える」[[効果]]を持つ[[成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian]]を下に含む合同パーマネントがある。この能力に書かれたカード名は自身を参照しているわけでは無いので、合同パーマネントのカード名に関わらず成長室の守護者というカードしか探すことはできない。 | ||
89行: | 88行: | ||
合同パーマネントが戦場から別の領域に移りそれがなる新しいオブジェクトを、ある効果が見つけることができるなら、その効果は重ねられていたすべてのカードを見つける({{CR|400.7}})その効果によりそれらのカードに対して処理を行うなら、その処理はそれらのカードについてそれぞれ行う。 | 合同パーマネントが戦場から別の領域に移りそれがなる新しいオブジェクトを、ある効果が見つけることができるなら、その効果は重ねられていたすべてのカードを見つける({{CR|400.7}})その効果によりそれらのカードに対して処理を行うなら、その処理はそれらのカードについてそれぞれ行う。 | ||
− | 合同パーマネントが他の領域に移動するなら、すべてのカードがその領域に移動する。1つの領域変更に2つ以上の置換効果が適用され得るなら、2枚のうちの一方のカードに1つの置換効果を適用すると、両方のカードが影響を受ける。ただし、重ねられているカードに統率者が混ざっているなら、それはこのルールの例外になることがある({{CR|903. | + | 合同パーマネントが他の領域に移動するなら、すべてのカードがその領域に移動する。1つの領域変更に2つ以上の置換効果が適用され得るなら、2枚のうちの一方のカードに1つの置換効果を適用すると、両方のカードが影響を受ける。ただし、重ねられているカードに統率者が混ざっているなら、それはこのルールの例外になることがある({{CR|903.9a}} )。 |
*例1:合同パーマネントを対象として[[霊気の疾風/Aether Gust]]が解決されたなら、合同パーマネントのコントローラーは重なっていたカードすべてを、ライブラリーの一番上か一番下かに望む順番で置く。一番上と一番下に分けて置くことはできない。それらをどの順番で置いたかは公開されない({{CR|401.4}})。 | *例1:合同パーマネントを対象として[[霊気の疾風/Aether Gust]]が解決されたなら、合同パーマネントのコントローラーは重なっていたカードすべてを、ライブラリーの一番上か一番下かに望む順番で置く。一番上と一番下に分けて置くことはできない。それらをどの順番で置いたかは公開されない({{CR|401.4}})。 | ||
95行: | 94行: | ||
*例3:[[安らかなる眠り/Rest in Peace]]と[[太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon]]が戦場にある場合、変容したクリーチャーが死亡するなら、そのコントローラーはそのイベントに適用する効果を1つ選び、変容していたカードすべてを該当する1つの領域に移動する。 | *例3:[[安らかなる眠り/Rest in Peace]]と[[太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon]]が戦場にある場合、変容したクリーチャーが死亡するなら、そのコントローラーはそのイベントに適用する効果を1つ選び、変容していたカードすべてを該当する1つの領域に移動する。 | ||
− | 合同パーマネントが追放されるなら、そのパーマネントを追放するプレイヤーがその時点でそれらのカードの間の[[タイムスタンプ]]順を決める。これは{{CR|613. | + | 合同パーマネントが追放されるなら、そのパーマネントを追放するプレイヤーがその時点でそれらのカードの間の[[タイムスタンプ]]順を決める。これは{{CR|613.7k}}の定める手順の例外である。 |
− | *例:[[映し身人形/Duplicant]]は「映し身人形が戦場に出たとき、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。」と「映し身人形によって追放されたカードがクリーチャー・カードであるかぎり、映し身人形は、映し身人形によって最後に追放されたクリーチャー・カードの[[パワー | + | *例:[[映し身人形/Duplicant]]は「映し身人形が戦場に出たとき、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。」と「映し身人形によって追放されたカードがクリーチャー・カードであるかぎり、映し身人形は、映し身人形によって最後に追放されたクリーチャー・カードの[[パワー]]と[[タフネス]]と[[クリーチャー・タイプ]]を持つ。これは[[多相の戦士]]でもある。」という能力を持つカードである。映し身人形の1つ目の能力によって、変容したクリーチャーを追放する際には、映し身人形のコントローラーが、変容していたクリーチャー・カードのうちどれが最後に追放されたクリーチャー・カードなのかを選ぶ。 |
合同パーマネントが戦場を離れることに関するルールは[[合体カード]]と類似する挙動が多いので、併せて確認しておきたい。 | 合同パーマネントが戦場を離れることに関するルールは[[合体カード]]と類似する挙動が多いので、併せて確認しておきたい。 | ||
128行: | 127行: | ||
またデザイン中は除去による[[カード・アドバンテージ]]の損失を減らすため、変容したクリーチャーが戦場を離れる場合1番上に置かれたカードのみが戦場を離れることになっていた。[[Mark Rosewater]]はこの頃のルールで記事を書いてしまい、訂正が入るという一幕もあった<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/614662573946699776/isnt-the-ikoria-article-wrong-about-how-mutate#notes Blogatog]([[Mark Rosewater]]のTumblr 2020年4月6日)</ref>。 | またデザイン中は除去による[[カード・アドバンテージ]]の損失を減らすため、変容したクリーチャーが戦場を離れる場合1番上に置かれたカードのみが戦場を離れることになっていた。[[Mark Rosewater]]はこの頃のルールで記事を書いてしまい、訂正が入るという一幕もあった<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/614662573946699776/isnt-the-ikoria-article-wrong-about-how-mutate#notes Blogatog]([[Mark Rosewater]]のTumblr 2020年4月6日)</ref>。 | ||
− | |||
− | |||
==脚注== | ==脚注== | ||
139行: | 136行: | ||
*[[キーワード能力]] | *[[キーワード能力]] | ||
*[[ルーリング]] | *[[ルーリング]] | ||
− | |||
{{#cr:{{キーワード能力のCR番号|変容}}}} | {{#cr:{{キーワード能力のCR番号|変容}}}} | ||
− | {{#CR: | + | {{#CR:724}} |
[[Category:キーワード能力|へんよう]] | [[Category:キーワード能力|へんよう]] |