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;Q、ストーリー解説でリンクにめっちゃ動画上がってるけど違法じゃないの?
 
;Q、ストーリー解説でリンクにめっちゃ動画上がってるけど違法じゃないの?
 
:A、BBCがDVDの販促やSNSの活性化の ためにアップしています。商用じゃない限り大丈夫です。
 
:A、BBCがDVDの販促やSNSの活性化の ためにアップしています。商用じゃない限り大丈夫です。
 
追伸、誤字脱字の訂正本当にありがとうございます。
 
 
=sandbox=
 
*[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー基本土地]]
 
*[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード]]
 
*[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード_タイミーワイミー]]
 
*[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード_パラドックスパワー]]
 
*[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード_悪の支配者]]
 
 
  
 
==どうやってもどこにも入らないけど、知ってると言いたくなる豆知識 うまくいったらどこかにねじ込む==
 
==どうやってもどこにも入らないけど、知ってると言いたくなる豆知識 うまくいったらどこかにねじ込む==
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*大知性体よりマシーンのほうが目立ってしまい、またそのエピソードも多々ある。特にこのマシーンの着ぐるみを着た人が谷底まで転がり落ちて、スタッフ一同「え?死んだ?」と思って捜索したらフカフカな着ぐるみのおかげで助かった逸話がある。また撮影期間中は雨が降り続けたため、ヴィクトリア・ウォーターフィールド役の俳優は撮影の合間はずっと着ぐるみに抱き着いていたという。
 
*大知性体よりマシーンのほうが目立ってしまい、またそのエピソードも多々ある。特にこのマシーンの着ぐるみを着た人が谷底まで転がり落ちて、スタッフ一同「え?死んだ?」と思って捜索したらフカフカな着ぐるみのおかげで助かった逸話がある。また撮影期間中は雨が降り続けたため、ヴィクトリア・ウォーターフィールド役の俳優は撮影の合間はずっと着ぐるみに抱き着いていたという。
 
*シルベスター・マッコイはSurvivalで伝説のNGシーンがある。正確にはNGではなくてマッコイのお茶目な一面で、ドクターの制止を聞かずにエースが去った後ものすごい剣幕でアドリブの台詞を喋る。"WILL YOU F***ING STAY STILL!"は草。
 
*シルベスター・マッコイはSurvivalで伝説のNGシーンがある。正確にはNGではなくてマッコイのお茶目な一面で、ドクターの制止を聞かずにエースが去った後ものすごい剣幕でアドリブの台詞を喋る。"WILL YOU F***ING STAY STILL!"は草。
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==ラニ==
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タイムロードの女性科学者。
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"The Mark of the Rani"で初登場。"Time and the Rani"と30周年スペシャル"Dimensions in Time"の3話のみ登場する。
 +
科学に憑りつかれた科学者で、実験の目的達成のためにはすべての倫理観が捨て置かれるタイプ。不干渉主義のタイムロードの理念とは真反対の低いモラルを持ち、他者の未来や過去に平気で干渉するため、敵対的なタイムロードである「'''反逆のタイムロード'''」にあたる。反逆のタイムロード自体は初代ドクターの頃から登場していたが、女性はラニが初めて。
 +
キャラクターデザインとしては純然たる悪の科学者で、マスターとは違う「好奇心に狂った科学者」としての、ドクターとは反対の存在として描かれた。タイムロードであるため当然ターディスを所持しており、ドクターと違ってカメレオン回路が壊れていないため、周囲に偽装することが出来る。
  
ところでマスターのテンプレの並び順をとても変えたい。
+
19世紀初頭の鉱山都市キリングワースで、労働者が凶暴化して手あたり次第に人を襲っている。彼らの首にはいつつけられたのか分からない、赤い円形の印があった。
催眠マスター、再誕マスター、増殖マスター、ミッシー、スパイマスターの順。
+
首謀者は銭湯を経営する老婆に化けたラニであり、麻酔を使って眠らせた労働者から脳液を抜き取り、自分の惑星で使うための睡眠安定薬を作っていた。結果的に労働者たちは不眠症になり、使用者に対して反乱を起こしていたのである。ちなみに自身の惑星が不眠に陥った原因は、'''ラニの別な実験のせいである'''。
 +
このエピソードを前提とすると、「ラニの印」というエンチャントは手術痕であるため、「ラニの痕跡」や「ラニによる傷跡」のような訳が適正だと思われる。(作中でも赤い丸のペイントでしか表現されていないため、イラストを見ただけで翻訳した可能性がある)
 +
この動きに気づいたマスターは早くにこの地域から産業革命を起こし、ラニと協力して地球を自身の産業基地にしようとたくらむ。しかし[[6代目ドクター/The Sixth Doctor]]とペリによる妨害で両者は破れ去る。
  
**エイリアンの定義は。とても微妙と言う話
+
"The time and the Rani"では冒頭でいきなりターディスを追撃し、6代目ドクターを[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]に再生させるほどの致命傷を負わせる。ただし、どのような経緯で襲ったのかは不明である。(相次ぐ視聴者数低下のため、BBCが6代目ドクターを降板させたため、かなり強引な展開になった)
ニッサ、アドリック、リーラは厳密には地球人ではないため、狭義ではエイリアンである。ターローはトリオンという種族だが、エイリアンではなく単に「ならず者」となっている。サイルリアンはトカゲ・戦士だが、サイルリアンが進化して枝分かれしたシー・デビルはエイリアンである。謎。
+
[[7代目ドクター/The Seventh Doctr]]とコンパニオンのメル・ブッシュは昏倒するなか、ラニはドクターを自分のラボに拉致し、過去から集めた人類の偉人たちの英知を使ってある計画を立てる。そして自身はメルに変装し、再生直後の錯乱で正確な判断ができないドクターを操ろうと企む。しかし機転を利かせたメルが現地のエイリアンと協力してドクターを正気に戻し、ラニのたくらみを挫く。ラニはターディスで逃げようとするが、現地のエイリアンたちにつかまり捕虜となった。その後の具体的な状況は明らかではない。
  
==ニッサ==
+
30周年スペシャルではすべての時代のすべてのドクターを拘束して、時空に閉じ込めるようとする。初代ドクターと2代目ドクターはすでにとらえられ、危険を察知した4代目ドクターが過去未来における各コンパニオンとドクターを呼び集め、時空を股にかけた戦いを行った。30周年スペシャルは[[[Wikipedia:イーストエンダーズ|イーストエンダーズ]]と不自然なコラボをしたり、予算がない中チャリティ番組だったので俳優はやたら豪華で対するラニは不釣り合いだったりと、ファンの間では諸々不評ではあったものの、ラニの存在感や俳優の演技は一定数評価された。
'''ニッサ/Nyssa'''は惑星トラケンの貴族、トレマス(Tremas)の娘である。初登場時で年齢は20歳。
+
科学技術が発展したトラケンで高い教養を受け、バイオエレクトロニクスの技術に明るい。
+
"The Keeper of Traken"で初登場。ここでは肉体が死に向かい、醜く焼け焦げたマスターが延命を目論んで暗躍、ニッサの継母を殺害、父の体を[[再誕者、マスター/The Master, Formed Anew|乗っ取った]](トレマスは死亡)。
+
次のエピソード、"Logopolis"で[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]]が[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]の再生を[[ティーガン・ジョヴァンカ/Tegan Jovanka|ティーガン]]、[[数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius|アドリック]]と共に見届ける。この過程でトラケン惑星連合は破壊され、ニッサは唯一のトラケン人の生き残りとなる。結果的にニッサは行く当てがなくなってしまったため、ドクターと旅を続けて自分の生きる道を見つけなくてはならなくなった。父の仇であり故郷を滅ぼしたマスターには深い憎悪を抱いている。<ref>ちなみに父トレマス('''Tremas''')はの名はマスター('''Master''')のアナグラムである。</ref>
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しかし貴族育ちのため、良くも悪くもお人よしで、ティーガンやドクターからは「この世界で生きるにはいい人すぎて無理」とまで言われる。
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旅の中でドクターに対しては強い信頼とほのかな恋愛感情が生まれる。ティーガンとは親友となり、アドリックとは時折悪態をつきながらもよい関係を築いていたものの、"Eearthshock"で死別し、深い悲しみを負う。
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"Mawdryn Undead"ではブラック・ガーデンからドクターの暗殺の密命を帯びた[[ヴィスラー・ターロー/Vislor Turlough]]が一行加わるが、この時ターローの工作によってターディスは未知の惑星に飛ばされてしまい、そこでニッサはラザール病という重い風土病に侵されている人々を目撃する。ニッサ自身もこの病にかかるが、自身のバイオエレクトロニクスの知識と技術で治癒が可能なことに気づく。そこでニッサはこの星の医者になる決意をし、[https://www.youtube.com/watch?v=DkJJv-xHink ドクターと別れた]。
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+
その後新シリーズでの出番はないものの、[[サラ・ジェーン・スミス/Sarah Jane Smith]]役のエリザベス・スレイデンの命日に公開された"Farwell,Sarah Jane"ではティーガンと交際しており、オーストラリアで共に生活していることが明かされる。
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オーディオドラマや小説ではラザール病を完全に駆逐したのち、同様に困っている人の助けになるため宇宙に再び飛び立った。タイム・ウォーの最中に[[8代目ドクター/The Eighth Doctor]]に助けられる一幕がある。
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能力の「ソニック・ブースター」は"The Visitation"で登場する、[[ターディス/TARDIS]]のコンソールの部品を使って作った装置である。このストーリーでは西暦1666年、[[Wikipedia:ロンドン大火|ロンドン大火]]前夜のロンドンで爬虫類型ヒューマノイドのテリレプリティル/Terileptilが操るアンドロイドが登場する。ターディスのコンソール内に侵入してきたアンドロイドを文字通り音波(Sonic)で破壊する。無差別的攻撃であるため、ターディスのコンソールや外部もとんでもない被害を受け、思わずドクターも目を背けた。
+
ニッサの[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=634606 イラスト]の手前にある装置([https://tardis.fandom.com/wiki/Sonic_booster?file=SonicBoosterTheVisitation.jpg 全体])がそれで、よく見るとニッサは音除けのためにヘッドフォンをしている。
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「ソニック」の響きから[[ソニック・ドライバー/Sonic Screwdriver]]を連想するかもしれないが、関係ない。ちなみにこのエピソードではソニックドライバーが破壊されており、それ以降旧シリーズでは再登場しない。
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;同行したドクター
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:[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]]
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:[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]
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==注釈==
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<references/>
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==エース==
 
==エース==
地球出身の18歳の少女。
+
冒険家サバロムグリッツの宇宙船でウェイトレスをしていた少女。
エース/Aceはあだ名で本名はドロシー/Dorothy。セカンドネームはテレビシリーズでは明かされず、作品によってはゲイル/Gale、マクシェーン/McShaneとするものがあり、定かではない。
+
実は地球出身の不良生徒で母親に対して生まれつきの嫌悪感から反発し、学校で問題行動を繰り返していた。科学のテストは0LEVELでも合格しなかったが、自前の爆弾を作ろうとしたときに失敗し(注:見ている人もよくわからない)、時空のゆがみタイムストームに巻き込まれ(ほんまによくわからない)、宇宙のかなたに飛ばされた((´・ω・`))。
アイスステーションで豪放な冒険家サバロムグリッツのウェイトレスをしていたところを、[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]とコンパニオンのメル・ブッシュと共に出会う。
+
喰いぶちを稼ぐために始めたウェイトレス業はドクターがメルと共に船を訪れた際、客からミルクセーキがまだ固まってるといわれて詰め寄られたため、あまたからぶっかけてクビになった((゚Д゚;))。
そこでメルと意気投合し、メルがサバロム・グリッツと共に新たな旅に出ることを決意したため、その後継としてコンパニオンになる。
+
ドクターのことは「教授/Professor」と呼ぶ。
+
  
エースはロンドンのペリヴェール出身であり、祖母は軍人の家系であった。しかし母とは折ありが悪く学校でも不良行為を重ね、時に美術室を手製の爆弾で爆破して退学になるなど、社会的にも過激な姿勢を取る。
+
エースは旧シリーズ最後のコンパニオンであり、従来路線の「知能担当のドクターと戦士」のコンセプトで設計されたコンパニオンで、上述の手製の爆弾、ニトロ-9を使って施設を破壊したり、バットでダーレクをぶん殴ったりするなど、80年代初頭の不良生徒のような表現が多い。バットは彼女の象徴d的なアイテム。
科学試験はOレベル(小学生と中学生相当の間の試験)でも不合格だったものの、爆薬に対して独自の知識があり、ドクターとの旅では「ニトロ9」と名付けた手製の爆弾はしばし役になった。ダーレクとの闘いで折れるまではバットも武器として持っていた。
+
後に彼女のこのどう考えても無茶苦茶な人生はフェンリックという宇宙の悪の根源が仕組んだものだったことが発覚する。
(ちなみにイギリスではこの放送年の3年ほど前に爆発物規制法が出来ているため、同様の行為をした場合は最高で終身刑が課せられる)
+
 
+
性格はかなり過激ではあるものの、それは幼少期に幼馴染が人種差別の攻撃で家を焼きだされたことにショックを受け、自身をタフな外見で固めようとした結果である。ワッペンがいくつも縫い付けられた黒いジャケット、黒のミニスカートに、赤い稲妻のラインが入った黒いストッキングをユニフォームとしている。
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しかし基本的にはやや短気な部分は否めない。手製の爆弾を製作中に時空のゆがみタイムストームに巻き込まれ、宇宙のかなたに飛ばされてしまい、食いぶちを稼ぐために始めたウェイトレス業はドクターがメルと共に船を訪れた際、客からミルクセーキがまだ固まってるといわれて詰め寄られたため、中身を客の頭にかけてクビになった。
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エースは旧シリーズ最後のコンパニオンであり、従来路線の「知能担当のドクターと戦士」のコンセプトで設計されたコンパニオンで、上述の手製の爆弾、ニトロ-9を使って施設を破壊したり、バットでダーレクをぶん殴ったりするなど、80年代初頭の不良生徒のような表現が多い。
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ドクターと別れた経緯は不明だが、のちに何らかのフォールアウトが発生して別れたと語っている。少なくとも7代目ドクターが8代目ドクターに再生する映画版の冒頭にはターディスに乗っておらず、7代目ドクターは一人でマスターの遺骨を運んでいた。
 
ドクターと別れた経緯は不明だが、のちに何らかのフォールアウトが発生して別れたと語っている。少なくとも7代目ドクターが8代目ドクターに再生する映画版の冒頭にはターディスに乗っておらず、7代目ドクターは一人でマスターの遺骨を運んでいた。
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※8代目ドクターに再生したときは既にエースと別れた後であるが、どのように分かれたたのかは不明である。(エースは後にドクタ―と何かのFalloutがあったと語っている)
 
※8代目ドクターに再生したときは既にエースと別れた後であるが、どのように分かれたたのかは不明である。(エースは後にドクタ―と何かのFalloutがあったと語っている)
==ティーガン・ジョヴァンカ==
+
==4代目ドクター==
カードデザインとしては同行した4代目ドクターと5代目ドクターは攻撃時誘発型能力を持っておらず、攻撃することにも長けていないが、これはニッサとの相性が考慮されている。
+
[[3代目ドクター/The Third Doctor]]が"Planet of the Spiders"で致死量の放射線を浴びて再生した姿。 再生を知らず涙を流すサラに対し、「泣くな…サラ・ジェーン……」と言い遺した余韻もつかの間、突如チベットの僧侶風のタイムロード、チョー・ジェ(cho-je)がテレポートしてきて、[https://www.youtube.com/watch?v=q6gRZ7iq4W4&t=18s 再生についてあれこれ説明してくれた]。
ニッサと共に攻撃をすると、互いが死なないように補い合うようにデザインされている。そのためドクターよりもニッサと相性が良いというかなりレアな統率者でもある。
+
<ref>(元はカンポというタイムロードが前の話で再生したもの。後に4代目の再生にかかわるウォッチャーのような存在</ref>
  
ティーガン・ジョバンカ/Tegan Jovankaは1981年のオーストラリア・エア航空会社に勤務するスチュワーデス(現在でいうところのフライトアテンダンド)。
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旧シリーズを代表するドクターであり、また1970年代のイギリスを代表する最も有名なSFドラマの主人公である。 その人気は1974年のシリーズで平均視聴者数1000万人を記録した。しかしこの3年後に後のSFの金字塔[[Wikipedia:ja:スター・ウォーズシリーズ|スターウォーズ]]の一作目、翌年には[[Wikipedia:ja:未知との遭遇|未知との遭遇]]が公開。それまでマニアックなジャンルだったSFが社会に浸透し、未曽有のブーム到来で大量のSF作品が生まれた結果、ドクター・フーは時代遅れとなってゆき、ここをピークに視聴者数は徐々に減少傾向になっていく。ドクター・フーの絶頂と凋落の兆しを知るドクターでもある。 出演期間は7年であり、新リーズを通してもこの年数を上回るドクターは存在しない。
小説によれば出生が1960年であるため、初登場の"Logopolis"では21歳。オーストラリア先住民の言葉を流暢に話し、重火器の扱いの心得がある。
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新しい勤務先であるヒースロー空港に向かう途中、叔母の車のタイヤがパンクし、助けを求めるために入った交番がターディスで、[[数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius|アドリック]]と[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]]に[https://www.youtube.com/watch?v=TotMWCvE37A 鉢合わせする]。
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3代目ドクターの時代に行われていたアクションは、親世代から子供番組にしては暴力的すぎるとの苦情があったため、徹底的にそうした描写を排除する方針を採った。4代目以降のドクターは基本的に知的だが戦う力はなく、完全に知恵と工夫で乗り切ることが主体になったのはこのころからである。やむを得ずアクションを行うのはコンパニオンか、UNITの軍人たちの役割となっていく。
その後交番の外で叔母がマスターによって縮小されて殺害された状態で見つかり、マスターの企みに巻き込まれる。このエピソードの最後にドクターはマスターとの戦いでアンテナから落下し死亡、[[トラケンのニッサ/Nyssa of Traken|ニッサ]]、アドリックとと共に[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]への再生を見届ける。
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ティーガンは年長者としてドクターを手当てするため、なんとかターディスまで連れていく。再生サイクルに入ったドクターは昏倒して動けないが、マスターの策略により人造世界カストロヴァルアヴァにターディスは飛ばされてしまう。これ以降、ドクターが再覚醒したのちも「ヒースロー空港に戻りたいが戻れない」状態が続く。前半のティーガンは史上初の「ターディスを降りたくて仕方がないコンパニオン」である。しかしターディス自体もあまりドクターの言うことを聞かない他、マスターの介入や全宇宙の危機などの様々な事件のせいでなかなか空港に戻ることが出来なかった。ドクターに空港に戻ることを忘れられないよう、最初はスチュワーデスの制服を着たまま旅をしていたほどである。
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4代目ドクターは何をするにしても奇想天外だが、意味不明に見える行動が事件解決に対して理にかなっているという、のちのドクター・フーのストーリーの典型の走りとなった。特徴的なしぐさをいくつか持っており、白い歯をむき出しにして、人をからかうような笑顔をする(いわゆる「変顔」に近い)
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。ショーケース版の[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?printed=true&multiverseid=635522 イラスト]はその一例。反対に窮地に陥るとわかりやすくイライラしだすなど、毎回どう転ぶかわからないところも人気の要素。
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衣装も斬新であり、中折れ帽、アスコット・タイ、フロックコートにベストというスタイルは[https://en.wikipedia.org/wiki/Ambassadeurs_(lithograph)#/media/File:Lautrec_ambassadeurs,_aristide_bruant_(poster)_1892.jpg アンバサドールのアリスティード・ブリュアン]のリトグラフから影響を受けた。
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最も特徴的な足元まで届くような[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=635957 マフラー]は、衣装デザイナーの発案で、ストーリーの雰囲気に合わせた服装にそろうように3パターンほど存在するという。基本的にコートから脱ぐので、シャツもしくはチョッキの上にマフラーを着た状態という何とも奇妙なスタイルになることがある([https://www.youtube.com/watch?v=thAvfrBO6x8 "The Hand of Fear"冒頭部分])。
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[https://mtg-jp.com/img_sys/articleReading/jp_91af243d41.png ジェリービーンズ]というお菓子を好み、敵味方問わず唐突に「いかがかな……?」と勧めてくるのがお決まりのしぐさ。
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カードのフレイバーは、ライブラリートップから「何が出てくるかわからない」奇想天外さと、ジェリービーンズを勧めてくる食物トークンの生成によって再現されている。また4マナで4/4と、マナコストとパワーとタフネスを代数でそろえているため、ドクターの中では[[マナレシオ]]が高い。
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再生後のドクターは依然UNITに所属し、3代目ドクターから継いで、[[サラ・ジェーン・スミス/Sarah Jane Smith]]と、新たにUNITの担当者として外科大尉、ハリー・サリバンと旅をする。ハリーはそのシーズンの終わりに"Terror of the Zygons"で[[ザイゴンの侵入者/Zygon Infiltrator|ザイゴン]]の脅威を退けたのち、地球に残る。また、2代目ドクターが地球に来て以来長らくレギュラー出演していた、[[アリステア准将/Alistair, the Brigadier]]と[[ジョン・ベントン伍長/Sergeant John Benton]]も降板し、UNITの存在は影が薄くなっていく。
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<ref>ハリーはドクターの役者がまた高齢になる可能性を考えたアクション担当だったが、4代目ドクターを演じたトム・ベイカーが40歳と若かったため、当時のディレクターの判断で1シーズンで降板した。UNITのキャラクターを削減したのはマンネリ化を回避するため。</ref>。
  
この旅の中でコンパニオンたちとの交流を通して心変わりをしていく。ニッサとは親友となったほか、若く生意気な面があるアドリックに対して最初はきつく当たる場面もあったが、徐々に打ち解けていく。
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その後、サラとしばらく2人で旅をするが、たび重なる歴史の介入の疑惑から[[タイムロード]]の母星、ギャリフレイに召喚される。ギャリフレイには人類を連れていけない決まりがあるため、サラを地球に残す形で別れる。この後ドクターはサラに遭いに行くことはなかった。しばらく一人で旅をしたのち、惑星サバティームの戦士、[[サバティームの戦士、リーラ/Leela, Sevateem Warrior|リーラ]]をコンパニオンとする。その後51世紀の科学者、マリウス博士から事件解決の礼に[[K-9 マークI型/K-9, Mark I|K-9]]を受け取り、この2者と旅をする(シーズン14)
しかし"Earthshock"でアドリックが犠牲となった際には今すぐターディスで戻りアドリックを救うべきだと主張するがドクターに退けられ、一時ドクターとの関係に溝が生まれる。次のエピソードでターディスがついにヒースロー空港に到着したため、そのエピソードの最後にドクターたちはティーガンを置き去りにしていく。残されたティーガンは1年間スチュワーデスとして勤務したが、過激なクレームを立てた乗客を殴り飛ばしてしまい、解雇される。時を同じくしてタイムロードの始祖で反逆者であるオメガの陰謀に巻き込まれ従兄が行方不明になり、オメガによって人質にされる。ここでドクターと再会、事件を解決した後再び旅に同行する。
+
その後は活発かつ胆力の強さから周囲を鼓舞する姿を「ブレイブ・ハート、ティーガン」とドクターから呼ばれる。惑星テヴァ・ロカ/Teva Lokaでは[[マーラによる誘惑/Ensnared by the Mara|マーラ]]に寄生される憂き目に遭うなど困難に直面するが、仲間との絆で乗り越えていく。後半ではニッサと別れ、[[ヴィスラー・ターロー/Vislor Turlough]]とアンドロイド型のコンパニオン、カメリオンが加わる。しかし"Resurrection of the Daleks"で起きた[[ダーレク]]の虐殺にショックを受け、これ以上旅を続けることにストレスを感じてターディスを降りた。
+
  
その後の足跡は新シリーズでも断片的に語られており、DVDコレクションの特典映像では航空会社の社長になっていたことが判明する。
+
リーラがタイムロードの男性と恋に落ち、K-9も護衛として残るものの、ターディスの中にあった箱から新しいK-9MarkIIが登場(シーズン15)。タイムロードから宇宙に散らばる鍵を回収する様に依頼され、その助手としてタイムロードの科学者、ロマーナがつけられる。ロマーナとはそのまま旅をするが(シーズン16)、シーズン17の冒頭で突然脈略なく再生し、ロマーナIIになる。
親友だったニッサとは情熱的な感情を互いに持っており、"Sarah Jane Adventure"のサラの葬儀に二人で現れ、オーストラリアで共に生活していることが明かされる。このことからニッサが地球に来ていたこともここで初めて明かされた。
+
その後ようやくターディスのデバイスを捨てて任意の場所にゆけるようになったドクターは、並行宇宙E-spaseに行く。この並行宇宙で発生したトラブルの解決のため、ロマーナは人質としてK-9共に残る選択をして別れるが、若き数学の天才[[数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius|アドリック]]がターディスに密航しており、コンパニオンに加わる。
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惑星トラケンではマスターが復活を目論んで暗躍、貴族のトレマスの体を乗っ取る。その後トレマスの娘の[[トラケンのニッサ/Nyssa of Traken|ニッサ]]が加わる。そして"Logopolice"で叔母にマスターを殺されたスチュワーデス、[[ティーガン・ジョヴァンカ/Tegan Jovanka]が登場。このエピソードでドクターはマスターとの闘いにおいて、アンテナから落下して死亡、アドリック、ニッサ、ティーガンに見守られながら5代目ドクターに再生した。
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;コンパニオン
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:[[サラ・ジェーン・スミス/Sarah Jane Smith]]
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:ハリー・サリバン/Harry Sullivan
 +
:[[サバティームの戦士、リーラ/Leela, Sevateem Warrior]]
 +
:[[K-9 マークI型/K-9, Mark I]]
 +
:[[トラケンのニッサ/Nyssa of Traken]]
 +
:[[数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius]]
 +
:[[ティーガン・ジョヴァンカ/Tegan Jovanka]]
  
新シリーズではBBC100周年記念番組で、[[13代目ドクター/The Thirteenth Doctor]]の最後の物語、"The Power of Doctor"に7代目ドクターのコンパニオン、[[恐れなき反逆者、エース/Ace, Fearless Rebel|エース]]と共に再登場しドクターと再会する。作中でサイバーマンに囲まれた際にドクターに「こんなとき、何を思い出す?」と問いかけ、ドクターは「アドリック」と答えた。
+
==脚注==
 +
<references/>
  
;同行したドクター
+
==8代目ドクター==
:[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]]
+
タイムロードの依頼で[[ダーレク]]に処刑されて遺骨となったマスターを運搬中の[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]が、憑依体として復活したマスターによって1999年サンフランシスコのチャイナタウンに不時着させられてギャングの銃撃戦に巻き込まれ、搬送先の病院で死亡し、死体安置所で再生した姿。マスターは救急救命士の体を乗っ取るとドクターから残りの再生エネルギーを吸収し生き永らえようと企む。
:[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]
+
 
 +
1996年の映画版ドクター・フーの主人公で、1990代唯一の新しいドクターである。ドクター・フーの映画はこれまでいくつか作られたものの、アメリカで作られたのは初めてである。シリーズの復活を模索するなか、ユニバーサル・スタジオの出資による大規模な予算によって作られた、正統な続編のドクター・フーである。
 +
映画といってもいわゆるテレビ映画で、映画館で一定期間放映するものではなく、一回きりのテレビ放送のスペシャルを映画館でも放送する形態だった。
 +
結果的にこの映画はイギリスでは高い視聴者数があったものの、肝心のアメリカ本土では9%どまりで、シリーズ化には至らなかった。
 +
 
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ちなみに日本語字幕版のVHSが存在しし、一定数流通したが、明らかにドクター・フーに詳しくない人が翻訳している。ドクターの名前は「フー」だと勘違いしていたり、"時の帝王"ドクター・フーが立ち上がった!!というキャッチコピーは今見るとなかなかのものである。
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 +
コンパニオンはグレース・ホロウェイ(Grace Holloway)、心臓外科医である。7代目ドクターを治療する際に二つの心臓の処置が(当たり前だが)出来ず、結果的に医療過誤を起こして死なせてしまい、ドクターの再生のきっかけを作る。全編のヒロインとして扱われ、ドクターとの恋愛要素やそれを思わせるシーンが[https://www.youtube.com/watch?v=IXT-iZNbQwM 見らええれる]。今回のユニバース・ビヨンドでは8代目ドクター以外最低一人のコンパニオンがカード化されており、グレース・ホロウェイがないのは不自然であるが、これはグレースの版権をユニバーサル・スタジオが所持している関係で、彼女を登場させるには別な交渉が必要だったと思われる。過去にも同様の理由で小説に登場できなかったことがある。また今回のセットには8代目ドクターはすべてテレビシリーズのキャラクターやフレイバーテキストはあるものの、映画版由来のシーンやカットは存在しない。ちなみにマスターもテレビシリーズおなじみの[[再誕者、マスター/The Master, Formed Anew|マスター]]ではなく、エリック・ロバーツを起用したこの映画版のみのマスターだが、同様にカード化されていない。
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 +
ストーリー終盤では2000年の元旦に"調和の目"を開き、地球を滅ぼそうとするマスターと死闘を繰り広げ、これを打ち倒すとグレースを旅に誘うが、医師としてキャリアを続けたいグレースは断り、ドクターは何処かへと去っていった。
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新シリーズではドクターの日の前日譚、[[ドクター前夜/The Night of the Doctor]]に再登場。ポール・マグギャン本人が演じた。ダーレクとの全面戦争の果てにタイムロードは狂気に陥る中、ギャリフレイから距離を置きつつ、ターディスで戦乱に困窮する人を少しずつ助けるという消極的姿勢を取っていたことが明らかになる。
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最終的に[[カーンのシスターフッド/Sisterhood of Karn]]から再生のエリクサーを受け取り、[https://www.youtube.com/watch?v=-U3jrS-uhuo 「ドクターはもういらない」]と言葉を残し、自らを戦士にすることを選択。[[ウォードクター/The War Doctor]]へと再生する。
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8代目ドクターは映画の1エピソードの出演にもかかわらず、2024年時点で最も多くのオーディオ・ドラマ、コミック、サイドストーリーに出演したドクターである。こうした人気がサプライズ要素になると判断され、新シリーズに再登場を果たした。
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;コンパニオン
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:[[Wikipedia:Grace_Holloway|グレース・ホロウェイ/Grace Holloway]]

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