「再帰誘発型能力」を編集中
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呪文によって生成された再帰誘発型能力の[[発生源]]はその呪文であり、他の能力によって生成された再帰誘発型能力の発生源はその能力の発生源と同じである。再帰誘発型能力の[[コントローラー]]は、それを生成した時点での呪文や能力のコントローラーと同じである。 | 呪文によって生成された再帰誘発型能力の[[発生源]]はその呪文であり、他の能力によって生成された再帰誘発型能力の発生源はその能力の発生源と同じである。再帰誘発型能力の[[コントローラー]]は、それを生成した時点での呪文や能力のコントローラーと同じである。 | ||
− | *「そうしたなら、/If you do,」という[[ルール・テキスト]] | + | *「そうしたなら、/If you do,」という[[ルール・テキスト]]の場合は再帰誘発型能力ではない。 |
*再帰誘発型能力が誘発するかどうかは、誘発条件である[[イベント]]が実際に起きたかどうかを見る。結果が[[置換効果]]などによって変化した結果、再帰誘発型能力が誘発しなくなることがある。 | *再帰誘発型能力が誘発するかどうかは、誘発条件である[[イベント]]が実際に起きたかどうかを見る。結果が[[置換効果]]などによって変化した結果、再帰誘発型能力が誘発しなくなることがある。 | ||
**例:[[王家の跡継ぎ/The Royal Scions]]の-8[[忠誠度能力]]の再帰誘発型能力は、[[覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils]]などにより[[カード]]を4枚[[引く]]ことができなかった場合誘発しない。 | **例:[[王家の跡継ぎ/The Royal Scions]]の-8[[忠誠度能力]]の再帰誘発型能力は、[[覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils]]などにより[[カード]]を4枚[[引く]]ことができなかった場合誘発しない。 | ||
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==その他== | ==その他== | ||
*「再帰/Reflexive」とは、記述の中で記述するもの自身を参照することをいう。[[遅延誘発型能力]]が効果がそれが誘発するために別の[[イベント]]を必要とするのに対し、生成する呪文や能力の最中にその誘発型能力が誘発させるイベントが含まれている事を示していると思われる。 | *「再帰/Reflexive」とは、記述の中で記述するもの自身を参照することをいう。[[遅延誘発型能力]]が効果がそれが誘発するために別の[[イベント]]を必要とするのに対し、生成する呪文や能力の最中にその誘発型能力が誘発させるイベントが含まれている事を示していると思われる。 | ||
*[[アモンケット]]で制定され、[[心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticore]]で初めて使用された。アモンケットよりも前の[[カード・セット]]においても再帰誘発型能力であるかのようなルール・テキストのカードが稀に存在するが、これらは[[誤訳]]である([[定命の者の強情/Mortal Obstinacy]]など)。 | *[[アモンケット]]で制定され、[[心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticore]]で初めて使用された。アモンケットよりも前の[[カード・セット]]においても再帰誘発型能力であるかのようなルール・テキストのカードが稀に存在するが、これらは[[誤訳]]である([[定命の者の強情/Mortal Obstinacy]]など)。 | ||
+ | *[[開発部]]からデザイン意図についての解説は無いが、再帰誘発型能力が使用されているのは、「コストを支払った結果、対応を迫られる効果が発揮される」ものが多い。つまり、「コストを支払って[[除去]]する対象を定めた後に、対戦相手は対応して行動する機会を得る」という[[ゲーム]]上の[[プレイング]]を肯定したものと思われる。そのため[[向こう見ずな探偵/Reckless Detective]]のように、自分に恩恵を与えるだけの効果は基本的に再帰誘発型能力は使われていない。一方で[[甦りし悪夢、ブレイズ/Braids, Arisen Nightmare]]のように、再帰誘発型能力を使わず、コストの支払いからその効果の発揮まで相手に対応の隙を与えないことを強みとするカードも変わらずに印刷されている。 | ||
+ | **再帰誘発型能力が実装される前のカードを挙げれば、[[盲目の盲信者/Blind Zealot]]は「盲目の盲信者がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。あなたはこれを生け贄に捧げてもよい。そうした場合、それを破壊する。」という能力を持つ。これは誘発したときに破壊するクリーチャーを対象に選ぶ。対戦相手はそれに対応して、例えば対象に選ばれたクリーチャーに[[破壊不能]]を与えるという対応を取れる。そうした場合、あなたは盲目の教信者を生け贄に捧げない、という選択肢を取って[[アドバンテージ]]を得ることができる。また対応して対戦相手が対象となったクリーチャーを生け贄に捧げれば、能力そのものが[[立ち消え]]るためやはり盲目の盲信者を生け贄に捧げる必要は無い。もちろんこれらはルール上適正なメリットではあるが、[[ナイトメア能力]]がその悪用を好ましくないものとして[[放逐する僧侶/Banisher Priest]]に変えられていったように、コストの消費とそれに対応するアクションというプレイングを適正なものとして扱う意図があったものと思われる。 | ||
==参考== | ==参考== |