「両面カード」を編集中
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「裏面では区別できない」という[[トレーディングカードゲーム]]の基本原理に反する仕様である。当然、裸のままで通常のカードと混ぜて使うと不都合が生じるため、[[スリーブ]]か[[差し替えカード]]の使用が必須となる。フレイバーとしては単純明快で美しいが、ゲームにおける扱いはかなり特殊。 | 「裏面では区別できない」という[[トレーディングカードゲーム]]の基本原理に反する仕様である。当然、裸のままで通常のカードと混ぜて使うと不都合が生じるため、[[スリーブ]]か[[差し替えカード]]の使用が必須となる。フレイバーとしては単純明快で美しいが、ゲームにおける扱いはかなり特殊。 | ||
− | + | 両面カードには大きく分けて2つの種類があり、それぞれ'''[[変身する両面カード]]'''/''Transforming Double-Faced Card, TDFC''、'''[[モードを持つ両面カード]]'''/''Modal Double-Faced Card, MDFC''と呼ばれる。 | |
− | *[[ | + | *さらなる変種として[[合体カード]]というカード群も存在するが、合体カードは両面カードではない。詳細は同項目を参照。 |
==共通ルール== | ==共通ルール== | ||
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===[[特性]]=== | ===[[特性]]=== | ||
− | 両面カードの各面はそれぞれに独立した一連の[[特性]] | + | 両面カードの各面はそれぞれに独立した一連の[[特性]]を持ち、[[呪文]]、[[能力]]、[[効果]]、あるいはルールが両面[[パーマネント]]の情報を必要とする場合、それは現在有効になっている面が与える情報のみを見る([[統率者戦]]の[[固有色]]の決定を除く)。[[戦場]]および[[スタック]]以外の[[領域]]にある両面カードは原則として第1面の特性を持つ。 |
− | + | ||
− | [[ | + | |
第1面と第2面のカードはそれぞれ別の[[カード名]]を持つため、カード名を参照する効果はそれぞれ片一方のみに発揮される。 | 第1面と第2面のカードはそれぞれ別の[[カード名]]を持つため、カード名を参照する効果はそれぞれ片一方のみに発揮される。 | ||
*例:[[ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy]]を指定した[[真髄の針/Pithing Needle]]は[[ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy|束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound]]の能力の[[起動]]を禁止できず、逆も同じである。 | *例:[[ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy]]を指定した[[真髄の針/Pithing Needle]]は[[ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy|束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound]]の能力の[[起動]]を禁止できず、逆も同じである。 | ||
− | === | + | ===両面カードのコピー=== |
− | + | 両面カードの[[コピー可能な値]]は現在有効になっている面の特性のみである。反対の面の特性は一切コピーされない。[[反転]]後の特性もコピーする[[反転カード]]との違いに注意。 | |
− | + | ||
===[[裏向き]]の両面カード=== | ===[[裏向き]]の両面カード=== | ||
第1面か第2面かということと、[[表向き]]か[[裏向き]]かということは別のものである。両面カードは裏向きになる事は有り得る。ただし、既に表向きになっている両面パーマネントは裏向きにする事はできない。効果やルールがそうするよう指示した場合、それを無視する。また裏向きである間は両面カードは変身する事は無い。 | 第1面か第2面かということと、[[表向き]]か[[裏向き]]かということは別のものである。両面カードは裏向きになる事は有り得る。ただし、既に表向きになっている両面パーマネントは裏向きにする事はできない。効果やルールがそうするよう指示した場合、それを無視する。また裏向きである間は両面カードは変身する事は無い。 | ||
*[[イクシドロン/Ixidron]]の[[ETB]][[能力]]は、両面の[[クリーチャー]]には何も行わず、通常のクリーチャーのみを裏向きにする。 | *[[イクシドロン/Ixidron]]の[[ETB]][[能力]]は、両面の[[クリーチャー]]には何も行わず、通常のクリーチャーのみを裏向きにする。 | ||
− | *[[予示]]などで裏向きの状態で[[戦場に出す]] | + | *[[予示]]などで裏向きの状態で[[戦場に出す]]場合には、「第1面、裏向き」という状態で戦場に出る。それは他のカードと同じく表向きの特性は隠され、両面カードだと公開する必要は無い。クリーチャーの両面カードを予示した場合には第1面のマナ・コストを支払うことで[[位相]]を表向きにすることができる。無論第1面であることは変わらない。 |
===その他のルール=== | ===その他のルール=== | ||
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==[[変身する両面カード]]に関するルール== | ==[[変身する両面カード]]に関するルール== | ||
− | 両面カードのうち、[[第1面]]か[[第2面]] | + | 両面カードのうち、[[第1面]]か[[第2面]]のどちらか、あるいは両方に、「そのカードを[[変身]]させる」、あるいは「そのカードを変身した状態で戦場に出す」という能力を持つものを、'''[[変身する両面カード]]'''と呼ぶ。 |
− | 変身する両面カードを[[唱える]] | + | 変身する両面カードを[[唱える]]場合、それは第1面で[[スタック]]に置かれる。また、[[戦場に出る]]場合、「変身させた状態で戦場に出す」[[効果]]でない限り、第1面で戦場に出る。 |
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*変身した両面カードが[[墓地]]に置かれたら、それは[[第1面]]で墓地に置かれる。ただし[[誘発型能力]]によっては戦場にあった時の特性を参照する事もあるので注意([[領域変更誘発]])。 | *変身した両面カードが[[墓地]]に置かれたら、それは[[第1面]]で墓地に置かれる。ただし[[誘発型能力]]によっては戦場にあった時の特性を参照する事もあるので注意([[領域変更誘発]])。 | ||
− | + | 変身する両面カードで表される[[パーマネント]]が[[変身]]した場合、それは新たに[[戦場に出る|戦場に出た]]のではなく変身後も同一の[[オブジェクト]]のままである。[[つける|ついて]]いる[[オーラ]]や[[装備品]]、負った[[ダメージ]]、配置されている[[カウンター (目印)|カウンター]]、受けている[[修整]]などはそのまま残り続ける。詳細は[[変身]]の項を参照。 | |
− | *例1:[[ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy|束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound]] | + | 変身する両面カードの第2面は[[マナ・コスト]]を持たない([[マナ・コストの無いカード]])が、第2面の[[点数で見たマナ・コスト]]を参照する場合のみ、第1面のマナ・コストに基づいた値を参照する。ただしオブジェクトが第2面の[[コピー]]となった場合は、(それが変身する両面カードだったとしても)その点数で見たマナ・コストは0である。 |
− | *例2:[[賢いなりすまし/Clever Impersonator]] | + | *例1:[[ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy|束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound]]の点数で見たマナ・コストは、第1面の[[ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy]]のものを参照するため、2である。 |
− | + | *例2:[[賢いなりすまし/Clever Impersonator]]が束縛なきテレパス、ジェイスのコピーになった。その点数で見たマナ・コストは0である。 | |
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− | + | 変身する両面カードの[[コピー可能な値]]は現在有効になっている面の特性のみである。反対の面の特性は一切コピーされない。[[反転]]後の特性もコピーする[[反転カード]]との違いに注意。また上述の通り、第2面のコピーとなった場合はコピーになっているパーマネント自身が変身する両面カードだったとしても、その点数で見たマナ・コストは0である。 | |
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− | 変身する両面カードではないカードが変身する両面カードのいずれかの面のコピーになった場合、それを変身させる効果は無視される({{CR|701. | + | 変身する両面カードではないカードが変身する両面カードのいずれかの面のコピーになった場合、それを変身させる効果は無視される({{CR|701.25c}})。変身する両面カードが変身する両面カードのいずれかの面のコピーになった場合、それを変身させる効果は実際にそのカードを変身させるが、その特性はコピーされた特性のままである。[[モードを持つ両面カード]]は変身しないことに注意。 |
*例1:[[クローン/Clone]]が戦場に出る際、コピー先として第2面である[[ガツタフの羊飼い/Gatstaf Shepherd|ガツタフの咆哮者/Gatstaf Howler]]を選んだ場合、クローンは第1面の[[ガツタフの羊飼い/Gatstaf Shepherd]]ではなく、現在表になっているガツタフの咆哮者のコピーとして戦場に出る。ガツタフの咆哮者であるクローンが[[アップキープ]]に変身することになっても、それは変身する両面カードではないので変身することはない。 | *例1:[[クローン/Clone]]が戦場に出る際、コピー先として第2面である[[ガツタフの羊飼い/Gatstaf Shepherd|ガツタフの咆哮者/Gatstaf Howler]]を選んだ場合、クローンは第1面の[[ガツタフの羊飼い/Gatstaf Shepherd]]ではなく、現在表になっているガツタフの咆哮者のコピーとして戦場に出る。ガツタフの咆哮者であるクローンが[[アップキープ]]に変身することになっても、それは変身する両面カードではないので変身することはない。 | ||
*例2:ガツタフの羊飼いが[[無謀な浮浪者/Reckless Waif]]のコピーになった場合、その後変身しガツタフの咆哮者の面が表になってもその特性はガツタフの咆哮者でも[[無謀な浮浪者/Reckless Waif|無慈悲な捕食者/Merciless Predator]]でもなく、コピーされた無謀な浮浪者の特性のままになる。 | *例2:ガツタフの羊飼いが[[無謀な浮浪者/Reckless Waif]]のコピーになった場合、その後変身しガツタフの咆哮者の面が表になってもその特性はガツタフの咆哮者でも[[無謀な浮浪者/Reckless Waif|無慈悲な捕食者/Merciless Predator]]でもなく、コピーされた無謀な浮浪者の特性のままになる。 | ||
− | + | オブジェクトが特定の特性を持つオブジェクトに「変身した」ときに誘発する誘発型能力は、そのオブジェクトが変身し、変身した直後にその指定された特性を持っている場合に誘発する({{CR|701.25e}})。 | |
− | * | + | *[[高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells]]のコピーになっている、変身する両面カードではないカードと変身する両面カードがある。アップキープにそれぞれの変身する能力が誘発し解決された場合、どちらも変身後の特性は高原の狩りの達人のままであることは変わりないが、変身する両面カードではない方のコピーは実際に変身しないので自身の「このクリーチャーが《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》に変身するたび」という能力を誘発させることは無い。変身する両面カードであるコピーは変身するので「変身するたび」の能力が誘発する。 |
− | + | *変身する両面カードが[[起動型能力]]または[[誘発型能力]]でそれ自身を変身させる場合、そのパーマネントはその能力がスタックに置かれている間に変身していない場合にのみ変身する。 | |
+ | **例:[[神出鬼没な拷問者/Elusive Tormentor]]の[[起動型能力]]を何度も起動しスタックに乗せた場合、最初に[[解決]]した能力はそれを変身させるが、2つ目以降については何もしない。 | ||
+ | *変身させた状態で戦場に出す効果により変身する両面カードでないカードが戦場に出ようとする場合、それは代わりに元の領域に留まる。 | ||
+ | **例:[[忠実な聖戦士/Loyal Cathar]]のコピーである[[クローン/Clone]]が[[死亡]]した場合、それは戦場に戻ることはなく、墓地に留まる。 | ||
===旧ルール=== | ===旧ルール=== | ||
− | + | イニストラードを覆う影での両面カードの再登場に際し、いくつか重要なルールの変更が行われた。以下に変更前のルールを記す。 | |
− | + | *両面カードの第2面は[[マナ・コスト]]を持たない([[マナ・コストの無いカード]])であるため、戦場にある第2面を向いた両面カードの[[点数で見たマナ・コスト]]は0であった。 | |
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− | *両面カードの第2面は[[マナ・コスト]]を持たない([[マナ・コストの無いカード]])であるため、戦場にある第2面を向いた両面カードの[[ | + | |
*両面カードが[[起動型能力]]または[[誘発型能力]]でそれ自身を変身させる場合、そのパーマネントはその能力がスタックに置かれている間にすでに変身している場合でも再度変身できた。 | *両面カードが[[起動型能力]]または[[誘発型能力]]でそれ自身を変身させる場合、そのパーマネントはその能力がスタックに置かれている間にすでに変身している場合でも再度変身できた。 | ||
**これにより起動型能力をコピーする事で[[礼儀正しい識者/Civilized Scholar]]を[[無限]]に変身させ続けるなどといった[[プレイング]]が可能であった。 | **これにより起動型能力をコピーする事で[[礼儀正しい識者/Civilized Scholar]]を[[無限]]に変身させ続けるなどといった[[プレイング]]が可能であった。 | ||
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==[[モードを持つ両面カード]]に関するルール== | ==[[モードを持つ両面カード]]に関するルール== | ||
− | + | 両面カードのうち、「そのカードを[[変身]]させる」または「そのカードを変身した状態で戦場に出す」という能力を持たないもの(=[[変身する両面カード]]でないもの)を、'''[[モードを持つ両面カード]]'''と呼ぶ。 | |
モードを持つ両面カードは両面ともに土地またはマナ・コストを持つ[[呪文]]である。(通常は手札から)[[プレイ]]する際には、[[唱え]]始める時にどちらかを選んでプレイする。 | モードを持つ両面カードは両面ともに土地またはマナ・コストを持つ[[呪文]]である。(通常は手札から)[[プレイ]]する際には、[[唱え]]始める時にどちらかを選んでプレイする。 | ||
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モードを持つ両面カードをプレイすることが適正であるかどうかを判定するには、あなたがプレイしようとしている面の特性のみを考慮し、他の面の特性は無視する。 | モードを持つ両面カードをプレイすることが適正であるかどうかを判定するには、あなたがプレイしようとしている面の特性のみを考慮し、他の面の特性は無視する。 | ||
*「あなたのライブラリーの一番上からクリーチャー呪文を唱えてもよい。」を持つ[[ガラクの大軍/Garruk's Horde]]があるとき、ライブラリーの一番上が[[星界の神、アールンド/Alrund, God of the Cosmos]]であった場合、第1面も第2面もクリーチャーであるためあなたはそれをどちらの面でも唱えることができる。だが一番上が[[戦闘の神、ハルヴァール/Halvar, God of Battle]]であった場合、クリーチャーであるハルヴァールとして唱えることはできるが、アーティファクトである[[領界の剣/Sword of the Realms]]として唱えることはできない。 | *「あなたのライブラリーの一番上からクリーチャー呪文を唱えてもよい。」を持つ[[ガラクの大軍/Garruk's Horde]]があるとき、ライブラリーの一番上が[[星界の神、アールンド/Alrund, God of the Cosmos]]であった場合、第1面も第2面もクリーチャーであるためあなたはそれをどちらの面でも唱えることができる。だが一番上が[[戦闘の神、ハルヴァール/Halvar, God of Battle]]であった場合、クリーチャーであるハルヴァールとして唱えることはできるが、アーティファクトである[[領界の剣/Sword of the Realms]]として唱えることはできない。 | ||
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何らかの効果がプレイヤーにモードを持つ両面カードをプレイさせるなら、どちらの面をプレイすることを選んだかに応じて、それを呪文として唱えても土地としてプレイしてもよい。効果がモードを持つ両面カードを(「プレイする」のではなく)唱えさせるなら、それを土地として唱えることはできない。 | 何らかの効果がプレイヤーにモードを持つ両面カードをプレイさせるなら、どちらの面をプレイすることを選んだかに応じて、それを呪文として唱えても土地としてプレイしてもよい。効果がモードを持つ両面カードを(「プレイする」のではなく)唱えさせるなら、それを土地として唱えることはできない。 | ||
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**例2:[[戦場]]に出ている第2面の[[石重なる小道/Boulderloft Pathway]]を[[一時的に追放するカード]]で[[追放]]した場合、第1面の[[枝重なる小道/Branchloft Pathway]]として戦場に戻る。戦場に出ている第2面の[[セジーリの氷河/Sejiri Glacier]]を同様に追放した場合、第1面は[[パーマネント]]でない[[セジーリの防護/Sejiri Shelter]]であるため、戦場に戻ることができず追放されたままになる({{CR|304.4}}、{{CR|307.4}})。 | **例2:[[戦場]]に出ている第2面の[[石重なる小道/Boulderloft Pathway]]を[[一時的に追放するカード]]で[[追放]]した場合、第1面の[[枝重なる小道/Branchloft Pathway]]として戦場に戻る。戦場に出ている第2面の[[セジーリの氷河/Sejiri Glacier]]を同様に追放した場合、第1面は[[パーマネント]]でない[[セジーリの防護/Sejiri Shelter]]であるため、戦場に戻ることができず追放されたままになる({{CR|304.4}}、{{CR|307.4}})。 | ||
− | + | モードを持つ両面カードの点数で見たマナ・コストは、考慮している面の特性に基づいて決まる。スタックと戦場では、表向きの面を考慮する。他のすべての領域では、第1面のみを考慮する。変身する両面カードとは第2面の点数で見たマナ・コストの決定方法が異なるので要注意。 | |
変身させたり変身させた状態で戦場に出したりできるのは、[[変身する両面カード]]のみである。モードを持つ両面カードを変身させたり変身させた状態で戦場に出したりするという指示は無視する。 | 変身させたり変身させた状態で戦場に出したりできるのは、[[変身する両面カード]]のみである。モードを持つ両面カードを変身させたり変身させた状態で戦場に出したりするという指示は無視する。 | ||
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**反転カードが没となった理由については、[[Mark Rosewater]]はコラム([[#参考]]参照)で、「市場調査で反転カードの評価が低く、[[R&D]]は失敗作とみなしている。そのため失敗を繰り返すよりも新規開拓を選択した」と回答している。 | **反転カードが没となった理由については、[[Mark Rosewater]]はコラム([[#参考]]参照)で、「市場調査で反転カードの評価が低く、[[R&D]]は失敗作とみなしている。そのため失敗を繰り返すよりも新規開拓を選択した」と回答している。 | ||
*非常に評価の高いメカニズムであることを何度も公式に言及されている。両面カードの[[ストーム値]]は2とされ(変身は3)、マジック史上最も愛されたメカニズムの最高位とまで言われている<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/storm-scale-innistrad-and-shadows-over-innistrad-2017-03-27 Storm Scale: Innistrad and Shadows over Innistrad]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0018619/# ストーム値:『イニストラード』『イニストラードを覆う影』](Making Magic [[2017年]]3月27日 [[Mark Rosewater]]著) | *非常に評価の高いメカニズムであることを何度も公式に言及されている。両面カードの[[ストーム値]]は2とされ(変身は3)、マジック史上最も愛されたメカニズムの最高位とまで言われている<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/storm-scale-innistrad-and-shadows-over-innistrad-2017-03-27 Storm Scale: Innistrad and Shadows over Innistrad]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0018619/# ストーム値:『イニストラード』『イニストラードを覆う影』](Making Magic [[2017年]]3月27日 [[Mark Rosewater]]著) | ||
− | </ref>。一方、それほどの高評価でありながら毎セットに入れない理由についても幾つか挙げられている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/odds-ends-amonkhet-part-1-2017-05-22 Odds & Ends: Amonkhet, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0018873/ こぼれ話:『アモンケット』 その1](Making Magic 2017年5月22日 Mark Rosewater著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/odds-ends-ixalan-part-2-2017-10-16 Odds & Ends: Ixalan, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0019796/ こぼれ話:『イクサラン』 その2](Making Magic 2017年10月16日 Mark Rosewater著) | + | </ref>。一方、それほどの高評価でありながら毎セットに入れない理由についても幾つか挙げられている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/odds-ends-amonkhet-part-1-2017-05-22 Odds & Ends: Amonkhet, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0018873/ こぼれ話:『アモンケット』 その1](Making Magic 2017年5月22日 Mark Rosewater著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/odds-ends-ixalan-part-2-2017-10-16 Odds & Ends: Ixalan, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0019796/ こぼれ話:『イクサラン』 その2](Making Magic 2017年10月16日 Mark Rosewater著)</ref>。 |
− | *[[異界月]] | + | *[[異界月]]以外の[[狼男]]はすべて同じ変身条件を持つ。文章量削減のために変身条件を[[キーワード能力|キーワード化]]することも検討されたが、既に「変身」がキーワード処理であるため、キーワード内にキーワードを含んでしまうとルール上の問題になりやすいため避けられた。 |
− | * | + | *イラストが両面にある[[トークン・カード]]もある。詳細は[[トークン・カード]]の項を参照。 |
*当然ながら、[[エラーカード]]ではない。 | *当然ながら、[[エラーカード]]ではない。 | ||
− | *登場当初のルールでは裏向きになる事はできなかったが、[[予示]] | + | *登場当初のルールでは裏向きになる事はできなかったが、[[予示]]の登場により[[2015年]]1月23日の総合ルール更新で裏向きの位相になれるようになった。 |
− | + | ||
*[[イニストラード・ブロック]]では{{Gatherer|id=274531|両面カードの第1面は「太陽」、第2面は「月」で表していた}}ため、[[闇の隆盛]]発売時に第1面には「昼の面」、第2面には「夜の面」という訳語があてられていた。[[マジック・オリジン]]の両面カードは{{Gatherer|id=400104|プレインズウォーカー・シンボルが用いられている}}ため、現在の訳語に変更された。 | *[[イニストラード・ブロック]]では{{Gatherer|id=274531|両面カードの第1面は「太陽」、第2面は「月」で表していた}}ため、[[闇の隆盛]]発売時に第1面には「昼の面」、第2面には「夜の面」という訳語があてられていた。[[マジック・オリジン]]の両面カードは{{Gatherer|id=400104|プレインズウォーカー・シンボルが用いられている}}ため、現在の訳語に変更された。 | ||
− | *[[マジック・オリジン]]や[[基本セット2019]]の[[伝説のクリーチャー]]/[[プレインズウォーカー]]・カードは、[[月霧/Moonmist]]などで変身させる場合、[[忠誠カウンター]]は置かれない。そのため、変身後には[[忠誠度]] | + | *[[マジック・オリジン]]や[[基本セット2019]]の[[伝説のクリーチャー]]/[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]・カードは、[[月霧/Moonmist]]などで変身させる場合、[[忠誠カウンター]]は置かれない。そのため、変身後には[[忠誠度]]0であるため[[状況起因処理]]で[[墓地に置く|墓地に置かれる]]。 |
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==関連項目== | ==関連項目== | ||
*[[変身する両面カード]] | *[[変身する両面カード]] | ||
*[[モードを持つ両面カード]] | *[[モードを持つ両面カード]] | ||
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*[[第1面]] | *[[第1面]] | ||
*[[第2面]] | *[[第2面]] | ||
*[[変身]] | *[[変身]] | ||
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*[[差し替えカード]] | *[[差し替えカード]] | ||
*[[反転カード]] | *[[反転カード]] | ||
+ | *[[合体カード]] | ||
*[[ルーリング]] | *[[ルーリング]] | ||
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==参考== | ==参考== | ||
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/every-two-sides-has-story-2011-08-29 Every Two Sides Has a Story]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003989/ 両面それぞれの物語](Feature [[2011年]]8月29日 Mark Rosewater著) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/every-two-sides-has-story-2011-08-29 Every Two Sides Has a Story]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003989/ 両面それぞれの物語](Feature [[2011年]]8月29日 Mark Rosewater著) | ||
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/werewolves-gone-wild-2011-09-16 Werewolves Gone Wild]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003997/ 狼男、猛る](Latest Developments 2011年9月16日 [[Tom LaPille]]著) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/werewolves-gone-wild-2011-09-16 Werewolves Gone Wild]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003997/ 狼男、猛る](Latest Developments 2011年9月16日 [[Tom LaPille]]著) | ||
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*[https://mtg-jp.com/gameplay/rules/docs/0016678/ 『イニストラード』両面カード よくある質問集] | *[https://mtg-jp.com/gameplay/rules/docs/0016678/ 『イニストラード』両面カード よくある質問集] | ||
*[https://wpn.wizards.com/sites/wpn/files/attachements/dfc_faq_jp_2017-09-25.pdf 両面カード よくある質問集 2017 年 9 月 25 日更新]([[WPN]]、PDF文書) | *[https://wpn.wizards.com/sites/wpn/files/attachements/dfc_faq_jp_2017-09-25.pdf 両面カード よくある質問集 2017 年 9 月 25 日更新]([[WPN]]、PDF文書) | ||
− | *[https://magic.wizards.com/ja/node/1509097 Zendikar Rising Release Notes] | + | *[https://magic.wizards.com/ja/node/1509097 Zendikar Rising Release Notes]( |
*[[From the Vault:Transform]] | *[[From the Vault:Transform]] | ||
− | {{#cr: | + | {{#cr:711}} |