「プレインズウォーカー」を編集中
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#[[ウルザズ・サーガ]]を題材にした小説。:[[Planeswalker]]を参照。 | #[[ウルザズ・サーガ]]を題材にした小説。:[[Planeswalker]]を参照。 | ||
− | ここでは2. | + | ここでは2.について解説する。 |
==解説== | ==解説== | ||
{{#card:Ajani Goldmane}} | {{#card:Ajani Goldmane}} | ||
− | [[ローウィン]]から新たに追加されたカード・タイプ([[パーマネント・タイプ]])。[[プレイヤー]]と同等の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]であるキャラクターを表している。[[アラーラの断片ブロック]] | + | [[ローウィン]]から新たに追加されたカード・タイプ([[パーマネント・タイプ]])。[[プレイヤー]]と同等の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]であるキャラクターを表している。[[アラーラの断片ブロック]]からストーリー、ゲーム環境、広報など[[マジック:ザ・ギャザリング]]を象徴するものとして扱われるようになった。 |
[[忠誠度]]という(プレイヤーで言うところの[[ライフ]]に当たる)値を持ち、それを足し引きすることで各キャラクターが得意とする魔法を表した[[忠誠度能力]]を使うことができる。 | [[忠誠度]]という(プレイヤーで言うところの[[ライフ]]に当たる)値を持ち、それを足し引きすることで各キャラクターが得意とする魔法を表した[[忠誠度能力]]を使うことができる。 | ||
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*なお、イラストが枠からはみ出しているのは{{Gatherer|id=74252|アン・カードでは日常茶飯事}}だが、[[アン・カード]]以外では極めて珍しい。 | *なお、イラストが枠からはみ出しているのは{{Gatherer|id=74252|アン・カードでは日常茶飯事}}だが、[[アン・カード]]以外では極めて珍しい。 | ||
*[[フレイバー・テキスト]]を除く[[文章欄]]に初めて登場したのは、[[未来予知]]の[[タイムシフト#未来予知のタイムシフト|フューチャーシフト]]、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]の[[注釈文]]である。 | *[[フレイバー・テキスト]]を除く[[文章欄]]に初めて登場したのは、[[未来予知]]の[[タイムシフト#未来予知のタイムシフト|フューチャーシフト]]、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]の[[注釈文]]である。 | ||
− | *カード・タイプが追加されたのは、[[ミラージュ]]で[[マナ・ソース]]が追加されて以来実に11年ぶり(なおマナ・ソースはすでに廃止されている)。[[1997年]]に登場した[[ヴァンガード]] | + | *カード・タイプが追加されたのは、[[ミラージュ]]で[[マナ・ソース]]が追加されて以来実に11年ぶり(なおマナ・ソースはすでに廃止されている)。[[1997年]]に登場した[[ヴァンガード]]から数えても10年ぶりである。同時に登場した[[部族]]も同様。 |
==ルール== | ==ルール== | ||
43行: | 43行: | ||
===戦闘やダメージに関するルール=== | ===戦闘やダメージに関するルール=== | ||
プレインズウォーカーと[[戦闘]]や[[ダメージ]]に関するルールは以下の通りである。 | プレインズウォーカーと[[戦闘]]や[[ダメージ]]に関するルールは以下の通りである。 | ||
− | *プレインズウォーカーは[[クリーチャー]] | + | *プレインズウォーカーは[[クリーチャー]]ではない。それ自身は[[攻撃]]にも[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]にも参加できない。 |
− | *プレインズウォーカーにダメージが[[与える|与え]] | + | *プレインズウォーカーにダメージが[[与える|与え]]られた場合、その値に等しい数の忠誠カウンターが[[取り除く|取り除かれる]]。その結果、忠誠カウンターが0個になったならば、状況起因処理により墓地に置かれる。 |
− | *プレインズウォーカーを[[コントロール]] | + | *プレインズウォーカーを[[コントロール]]するプレイヤーに攻撃をする場合、攻撃側はプレインズウォーカーかプレイヤーのどちらを攻撃するかを選ぶ。戦闘に関しては通常通りの処理を行うが、ブロックされなかった場合は「選んだ攻撃先へ[[戦闘ダメージ]]を[[割り振る]]」ことになる。 |
**例:対戦相手がAとBというクリーチャーをコントロールし、あなたはプレインズウォーカーをコントロールしており、またクリーチャーはコントロールしていない。Aの攻撃先をプレインズウォーカーとし、Bはあなたへと攻撃した場合、あなたはブロックするクリーチャーがいないため、Aはプレインズウォーカーに、Bはあなたに戦闘ダメージを与える。 | **例:対戦相手がAとBというクリーチャーをコントロールし、あなたはプレインズウォーカーをコントロールしており、またクリーチャーはコントロールしていない。Aの攻撃先をプレインズウォーカーとし、Bはあなたへと攻撃した場合、あなたはブロックするクリーチャーがいないため、Aはプレインズウォーカーに、Bはあなたに戦闘ダメージを与える。 | ||
− | **また[[トランプル]] | + | **また[[トランプル]]によるダメージも通常通り扱われ、余剰ダメージ分は攻撃している方へ与えることになる。注意すべきはプレインズウォーカーの忠誠度を越えるダメージがあっても、その余剰分をその[[コントローラー]]に与えることはできない点である。 |
− | *プレインズウォーカーが攻撃されているとき、そのプレインズウォーカーが[[戦場を離れる|戦場を離れ]] | + | *プレインズウォーカーが攻撃されているとき、そのプレインズウォーカーが[[戦場を離れる|戦場を離れ]]たり、コントローラーが変わったりした場合、そのプレインズウォーカーは戦闘から取り除かれる。しかし、それを攻撃しているクリーチャーは依然として[[攻撃クリーチャー]]のままである。この場合、それら攻撃クリーチャーは[[ブロック・クリーチャー]]に戦闘ダメージを与えるが、攻撃していたプレインズウォーカーがいないため、それに与えるはずだったダメージは発生しない。 |
===カード・タイプの変化=== | ===カード・タイプの変化=== | ||
70行: | 70行: | ||
プレインズウォーカーが初めて登場したときのルールでは、戦場に共通のプレインズウォーカー・タイプを持つプレインズウォーカーが2体以上存在した場合、そのすべてが[[オーナー]]の墓地に置かれる。これは[[状況起因処理]]である。 | プレインズウォーカーが初めて登場したときのルールでは、戦場に共通のプレインズウォーカー・タイプを持つプレインズウォーカーが2体以上存在した場合、そのすべてが[[オーナー]]の墓地に置かれる。これは[[状況起因処理]]である。 | ||
− | [[2013年]]7月の[[基本セット2014]]発売に伴うルール変更により、[[レジェンド・ルール]]と同じく、1人の[[プレイヤー]]が共通のプレインズウォーカー・タイプを持つプレインズウォーカーを2体以上[[コントロール]]している場合、そのプレイヤーがその中から選んだ1体だけ戦場に残り、残りは[[オーナー]]の[[墓地に置く|墓地に置かれる]]ように変更された。 | + | [[2013年]]7月の[[基本セット2014]]発売に伴うルール変更により、[[レジェンド・ルール]]と同じく、1人の[[プレイヤー]]が共通のプレインズウォーカー・タイプを持つプレインズウォーカーを2体以上[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している場合、そのプレイヤーがその中から選んだ1体だけ戦場に残り、残りは[[オーナー]]の[[墓地に置く|墓地に置かれる]]ように変更された。 |
[[2017年]]9月の[[イクサラン]]発売に伴うルール変更と[[オラクル]]変更により、プレインズウォーカーの唯一性ルールは廃止され、すべてのプレインズウォーカーは「伝説の」特殊タイプを持つようになった。 | [[2017年]]9月の[[イクサラン]]発売に伴うルール変更と[[オラクル]]変更により、プレインズウォーカーの唯一性ルールは廃止され、すべてのプレインズウォーカーは「伝説の」特殊タイプを持つようになった。 | ||
89行: | 89行: | ||
**プラスの忠誠度能力は、そのプレインズウォーカーにとって簡単で楽しいことなので、それを楽しんでそこに残ろうとする(=忠誠度が上昇する)。 | **プラスの忠誠度能力は、そのプレインズウォーカーにとって簡単で楽しいことなので、それを楽しんでそこに残ろうとする(=忠誠度が上昇する)。 | ||
**マイナスの忠誠度能力は、困難で労力がいる任務なので、プレインズウォークして去ろうという気分になる(=忠誠度が減少する)。 | **マイナスの忠誠度能力は、困難で労力がいる任務なので、プレインズウォークして去ろうという気分になる(=忠誠度が減少する)。 | ||
− | ** | + | **忠誠度が0になったプレインズウォーカーは墓地に置かれるが、それは彼らが死んだことを意味するのではなく、それ以上プレイヤーを助けるつもりがなくなっただけである(ゲーム的には[[死亡]]として扱う)。 |
*[[時のらせんブロック]]以前のプレインズウォーカーは神の如き力を持っており、カード1枚の能力として表現するには不適切であったため、カード化されなかった。しかし、[[大修復/The Mending]]によってプレインズウォーカーが大きく力を失ったため、カード化することが可能になった。 | *[[時のらせんブロック]]以前のプレインズウォーカーは神の如き力を持っており、カード1枚の能力として表現するには不適切であったため、カード化されなかった。しかし、[[大修復/The Mending]]によってプレインズウォーカーが大きく力を失ったため、カード化することが可能になった。 | ||
104行: | 104行: | ||
:*'''[[ファイレクシア:完全なる統一]]''' - 神話レアに[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]によって[[完成化]]したプレインズウォーカー5人が、レアに完成化を免れたプレインズウォーカー5人の計10枚が収録された。 | :*'''[[ファイレクシア:完全なる統一]]''' - 神話レアに[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]によって[[完成化]]したプレインズウォーカー5人が、レアに完成化を免れたプレインズウォーカー5人の計10枚が収録された。 | ||
:*'''[[統率者マスターズ]]''' - [[統率者2014]]の[[統率者]]に指定できるプレインズウォーカーの[[サイクル]]がレアで再録された。 | :*'''[[統率者マスターズ]]''' - [[統率者2014]]の[[統率者]]に指定できるプレインズウォーカーの[[サイクル]]がレアで再録された。 | ||
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;収録枚数 | ;収録枚数 | ||
− | :基本的に、各[[基本セット]]にはプレインズウォーカーが各色1枚の計5枚([[多色]]カードか[[無色]]カードとして6枚目のプレインズウォーカーが収録される場合もある)、[[エキスパンション]]か新規カードを含めた[[ | + | :基本的に、各[[基本セット]]にはプレインズウォーカーが各色1枚の計5枚([[多色]]カードか[[無色]]カードとして6枚目のプレインズウォーカーが収録される場合もある)、[[エキスパンション]]か新規カードを含めた[[カードセット一覧#特殊セット|特殊セット]]には2~3枚のプレインズウォーカーが収録される。特殊セットでも、[[ブースターパック]]ではなく[[構築済みデッキ]]の販売形式を持つ[[統率者戦用セット]]などでは4~5枚のプレインズウォーカーが収録されることがある。プレインズウォーカーは収録セットだけでなく、[[スタンダード]]全体の環境を考慮に入れて色や性能のバランスが考慮されることになる。 |
:*灯争大戦では、過去最多の37枚([[BOX特典カード]]を含む)ものプレインズウォーカー・カードが一度に収録された。 | :*灯争大戦では、過去最多の37枚([[BOX特典カード]]を含む)ものプレインズウォーカー・カードが一度に収録された。 | ||
− | :[[機械兵団の進軍:決戦の後に]] | + | :[[機械兵団の進軍:決戦の後に]]のストーリーにて多くのキャラクターがプレインズウォーカーの灯を失い、またプレインズウォーカーでなくても次元間を行き来できる領界路が開くという背景世界設定の刷新が行われた。それに伴い、[[エルドレインの森]]からはプレインズウォーカーの収録は基本的に1セット1枚がベースになるという開発部の方針が開示された<ref>[https://twitter.com/wizards_magic/status/1684894367448723456 Magic: The Gathering](マジック米国公式Twitter [[2023年]]7月28日)</ref><ref>[https://twitter.com/mtgjp/status/1684895904598556672 マジック:ザ・ギャザリング](マジック日本公式Twitter [[2023年]]7月28日)</ref>。 |
;カードデザイン | ;カードデザイン | ||
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:[[ルール文章]]で特にプレインズウォーカーに言及しているカードも[[稀少度]]が高く設定されることが多い。これは「複雑なカードほど稀少度を高くする」というデザイン方針による。また「プレインズウォーカーに直接手出しするのは特別なことである」という[[フレイバー]]性も含んでいる<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/card-days-night-2012-09-24 Card Day's Night]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0004199/ ラヴニカがやって来る!ヤァ!ヤァ!ヤァ!](Making Magic [[2012年]]9月24日 Mark Rosewater著) - [[戦慄掘り/Dreadbore]]の項目</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/theroses-are-red-and-white-blue-black-and-green-part-1-2013-09-23 Theroses Are Red (and White, Blue, Black, and Green), Part 1 ]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0004245/ テーロス、それは赤き者(とか白とか青とか黒とか緑とか) その1](Making Magic 2013年9月23日 Mark Rosewater著) - [[英雄の破滅/Hero's Downfall]]の項目</ref>。 | :[[ルール文章]]で特にプレインズウォーカーに言及しているカードも[[稀少度]]が高く設定されることが多い。これは「複雑なカードほど稀少度を高くする」というデザイン方針による。また「プレインズウォーカーに直接手出しするのは特別なことである」という[[フレイバー]]性も含んでいる<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/card-days-night-2012-09-24 Card Day's Night]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0004199/ ラヴニカがやって来る!ヤァ!ヤァ!ヤァ!](Making Magic [[2012年]]9月24日 Mark Rosewater著) - [[戦慄掘り/Dreadbore]]の項目</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/theroses-are-red-and-white-blue-black-and-green-part-1-2013-09-23 Theroses Are Red (and White, Blue, Black, and Green), Part 1 ]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0004245/ テーロス、それは赤き者(とか白とか青とか黒とか緑とか) その1](Making Magic 2013年9月23日 Mark Rosewater著) - [[英雄の破滅/Hero's Downfall]]の項目</ref>。 | ||
:[[ドミナリア]]での[[#プレインズウォーカーへのダメージの移し替え(廃止)|ダメージの移し替えルールの変更]]に伴う[[テンプレート]]変更により、[[ダメージ]](主に[[本体火力]])や[[軽減]]の[[効果]]を扱うカードにおいては稀少度に関係なくプレインズウォーカーへの言及が見られるようになった(例:[[溶岩の斧/Lava Axe]])。灯争大戦では[[立ち上がる民衆/Rising Populace]]のように、ダメージや軽減に限らずプレインズウォーカーへ言及した低稀少度カードが多数登場した。またその後も[[焦熱の竜火/Scorching Dragonfire]]や[[とどめの一撃/Finishing Blow]]など、除去に関してはクリーチャーと同等に扱うカードがコモンに登場するようになっている。 | :[[ドミナリア]]での[[#プレインズウォーカーへのダメージの移し替え(廃止)|ダメージの移し替えルールの変更]]に伴う[[テンプレート]]変更により、[[ダメージ]](主に[[本体火力]])や[[軽減]]の[[効果]]を扱うカードにおいては稀少度に関係なくプレインズウォーカーへの言及が見られるようになった(例:[[溶岩の斧/Lava Axe]])。灯争大戦では[[立ち上がる民衆/Rising Populace]]のように、ダメージや軽減に限らずプレインズウォーカーへ言及した低稀少度カードが多数登場した。またその後も[[焦熱の竜火/Scorching Dragonfire]]や[[とどめの一撃/Finishing Blow]]など、除去に関してはクリーチャーと同等に扱うカードがコモンに登場するようになっている。 | ||
− | :*日本語版では「[[任意の対象]] | + | :*日本語版では「[[任意の対象]]」の対訳が存在しない都合上、プレインズウォーカーへ言及した低稀少度カードがさらに多く見られる(例:[[ショック/Shock]])。詳細は[[任意の対象]]の項を参照。 |
;[[プレインズウォーカーデッキ]] | ;[[プレインズウォーカーデッキ]] | ||
− | :プレインズウォーカーはマジックの華とも言えるものであり、特別なものであることを意図する一方、初心者プレイヤーの手に行き渡らないことは問題であった。それを解決するため、[[カラデシュ]] | + | :プレインズウォーカーはマジックの華とも言えるものであり、特別なものであることを意図する一方、初心者プレイヤーの手に行き渡らないことは問題であった。それを解決するため、[[カラデシュ]]からは[[プレインズウォーカーデッキ]]が発売されることとなった。プレインズウォーカーデッキのプレインズウォーカーは初心者が好きになるような派手な強さを持つ一方、[[トーナメント]]で必須にはならないようにデザインされ、前述のスタンダード環境のバランスの制約を受けない<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/ramp-approval-2016-05-16 Ramp of Approval]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0016971/ 試供品の次は] (Making Magic [[2016年]]5月16日 Mark Rosewater著) </ref><ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/146769102073/starting-with-kaladesh-were-going-to-have-those Starting with Kaladesh, we're going to have those...]([[Blogatog]] 2016年6月1日)</ref>。 |
==その他== | ==その他== | ||
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*すべてのプレインズウォーカー・カードは他の[[タイプ]]を持たない。例えば[[黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane]]は[[レオニン/Leonin]](猫族)という設定だが[[猫]]の[[クリーチャー・タイプ]]を持たないし、[[求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker]]は[[エーテリウム/Etherium]]を含んだ[[人間]]だがエーテリウム生物の特徴である[[アーティファクト]]のカード・タイプを持たない。 | *すべてのプレインズウォーカー・カードは他の[[タイプ]]を持たない。例えば[[黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane]]は[[レオニン/Leonin]](猫族)という設定だが[[猫]]の[[クリーチャー・タイプ]]を持たないし、[[求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker]]は[[エーテリウム/Etherium]]を含んだ[[人間]]だがエーテリウム生物の特徴である[[アーティファクト]]のカード・タイプを持たない。 | ||
− | **「伝説の[[ | + | **「伝説の[[部族]]・プレインズウォーカー ― 猫・アジャニ」だと語感が悪いことや、他のカード・タイプに関連する様々な[[シナジー]]が生まれると悪用手段が増えてしまうため、[[カードパワー]]の調整が困難になることが理由として挙げられている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/cards-alara-2008-09-26 Cards of Alara](Making Magic [[2008年]]9月26日 Mark Rosewater著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/angels-eye-view-bant-2008-10-08 An Angel's Eye View of Bant](Savor of Flavor 2008年10月8日 [[Doug Beyer]]著)</ref>。 |
**背景ストーリーにおける「プレインズウォーカーとして目覚めることで、[[次元/Plane]]の制約から解放され、[[多元宇宙/Multiverse]]の理を学べる神話的存在になる」という設定も反映されている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/odds-ends-amonkhet-part-2-2017-05-29 Odds & Ends: Amonkhet, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0018990/ こぼれ話:『アモンケット』 その2](Making Magic [[2017年]]5月29日 Mark Rosewater著)</ref>。 | **背景ストーリーにおける「プレインズウォーカーとして目覚めることで、[[次元/Plane]]の制約から解放され、[[多元宇宙/Multiverse]]の理を学べる神話的存在になる」という設定も反映されている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/odds-ends-amonkhet-part-2-2017-05-29 Odds & Ends: Amonkhet, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0018990/ こぼれ話:『アモンケット』 その2](Making Magic [[2017年]]5月29日 Mark Rosewater著)</ref>。 | ||
**なんらかの[[効果]]によって他のカード・タイプを得ることはありうる。[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]などは自身の[[忠誠度能力]]で[[クリーチャー化]]するし、[[液鋼の塗膜/Liquimetal Coating]]で[[アーティファクト化]]したりもできる。 | **なんらかの[[効果]]によって他のカード・タイプを得ることはありうる。[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]などは自身の[[忠誠度能力]]で[[クリーチャー化]]するし、[[液鋼の塗膜/Liquimetal Coating]]で[[アーティファクト化]]したりもできる。 | ||
*背景ストーリーにおいて、「主役」と呼べる人物(達)は[[ブロック (総称)|ブロック]]ごとに異なる場合が多かったが、[[マジック・オリジン]]から[[灯争大戦]]までの背景ストーリーでは[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)|ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]、[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]、[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)|リリアナ・ヴェス/Liliana Vess]]、[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)|チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]]、[[ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)|ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane]]の5人(後の[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]])が主役を務めた。[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]も参照。 | *背景ストーリーにおいて、「主役」と呼べる人物(達)は[[ブロック (総称)|ブロック]]ごとに異なる場合が多かったが、[[マジック・オリジン]]から[[灯争大戦]]までの背景ストーリーでは[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)|ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]、[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]、[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)|リリアナ・ヴェス/Liliana Vess]]、[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)|チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]]、[[ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)|ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane]]の5人(後の[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]])が主役を務めた。[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]も参照。 | ||
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*英語では発音が同じ[[平地|平地(Plain)]]と間違えないように。Plainswalkerでは[[土地渡り|平地渡り]](をする者)になりフレイバーが台無しである。 | *英語では発音が同じ[[平地|平地(Plain)]]と間違えないように。Plainswalkerでは[[土地渡り|平地渡り]](をする者)になりフレイバーが台無しである。 | ||
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*[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]との[[コラボレーション]]・セット、[[フォーゴトン・レルム探訪]]においてもプレインズウォーカー・カードは収録され、背景設定上プレインズウォーカーではないプレインズウォーカー・カードが登場することとなった。開発部はプレインズウォーカー・カードは現在のマジックに不可欠であるという前提の上で、ゲーム内でプレインズウォーカー・カードとして扱うものに他の呼び名をつけるべきかどうかについて時間をかけて話し合った。結論として、他の知財をマジックに持ち込むということはマジックの用語を採用することであり、フレイバーの再現よりゲームの用語として明瞭であるべきとなった<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035213/ ダンジョンズ・アンド・デザインズ その1]([[Making Magic]] 2021年7月5日)</ref>。 | *[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]との[[コラボレーション]]・セット、[[フォーゴトン・レルム探訪]]においてもプレインズウォーカー・カードは収録され、背景設定上プレインズウォーカーではないプレインズウォーカー・カードが登場することとなった。開発部はプレインズウォーカー・カードは現在のマジックに不可欠であるという前提の上で、ゲーム内でプレインズウォーカー・カードとして扱うものに他の呼び名をつけるべきかどうかについて時間をかけて話し合った。結論として、他の知財をマジックに持ち込むということはマジックの用語を採用することであり、フレイバーの再現よりゲームの用語として明瞭であるべきとなった<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035213/ ダンジョンズ・アンド・デザインズ その1]([[Making Magic]] 2021年7月5日)</ref>。 | ||
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==脚注== | ==脚注== |