「ダブリエル・ケイン/Davriel Cane」を編集中
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ダブリエルの精神の中心には既に滅んだ次元の世界魂のかけら「エンティティ」が潜んでおり、なんらかの攻撃を受けた際には彼を回復させる役割を担っている。加えて、それを支配しきれないような緊急事態に陥った際には超絶的な能力をダブリエルに与える。ダブリエルがプレインズウォーカーとして覚醒したのもエンティティを得た結果である。エンティティには魔術をストレージする能力もあり、これによって人間であった頃は数分~数時間程度しか覚えておられず、また使い切りであった呪文の窃盗能力も一週間以上の保持と複数回の仕様を可能にする程度にまでブーストされている。 | ダブリエルの精神の中心には既に滅んだ次元の世界魂のかけら「エンティティ」が潜んでおり、なんらかの攻撃を受けた際には彼を回復させる役割を担っている。加えて、それを支配しきれないような緊急事態に陥った際には超絶的な能力をダブリエルに与える。ダブリエルがプレインズウォーカーとして覚醒したのもエンティティを得た結果である。エンティティには魔術をストレージする能力もあり、これによって人間であった頃は数分~数時間程度しか覚えておられず、また使い切りであった呪文の窃盗能力も一週間以上の保持と複数回の仕様を可能にする程度にまでブーストされている。 | ||
− | 本来ならば美味そうなエサで人間をたぶらかし、しかるのち契約の穴を突いて魂を奪うのが常道の悪魔を逆に食い物にして暮らすとんでもない人物である一方で存外に人が良く、後述するように常々から厄介事を避けようと立ち回ってはいるものの、それが裏目に出て、結局自分から誰かの手助けを行っていることも少なくはない。事実、[[Children of the Nameless]]では半ば脅される形でTacendaの依頼を受けて事件の解決に努め、灯争大戦ではニッサが永遠衆に掴まれる寸前、ダメージを受けることを承知で躊躇いなく永遠衆から[[古呪/The Elderspell]] | + | 本来ならば美味そうなエサで人間をたぶらかし、しかるのち契約の穴を突いて魂を奪うのが常道の悪魔を逆に食い物にして暮らすとんでもない人物である一方で存外に人が良く、後述するように常々から厄介事を避けようと立ち回ってはいるものの、それが裏目に出て、結局自分から誰かの手助けを行っていることも少なくはない。事実、[[Children of the Nameless]]では半ば脅される形でTacendaの依頼を受けて事件の解決に努め、灯争大戦ではニッサが永遠衆に掴まれる寸前、ダメージを受けることを承知で躊躇いなく永遠衆から[[古呪/The Elderspell]]の力を盗み取り、絶体絶命の危機から彼女を救った。また、ステンドグラス・デザイン版[[はぐれ影魔道士、ダブリエル/Davriel, Rogue Shadowmage]]の[[フレーバーテキスト]]では敵であるはずのリリアナのこれまでの失敗に対し、いかにも学者らしい言葉遣いでおせっかい気味の愚痴をこぼしている。 |
− | + | ''「このリリアナなる人物、交渉術はひどく苦手らしい。悪魔との契約において、但し書きも読まずに署名するやつがどこにいる?そこが肝要だというのに」''<br> | |
+ | ─ダヴリエル・ケイン | ||
− | + | ==オリジン・ストーリー== | |
− | + | 覚醒前のダブリエルは、いまだ名前の知られていない次元のとある組合で働いている若い会計士であった。当時の魔術の力も、あくまで一時的に呪文を盗む程度がせいぜいだった。だが、仔細あって死にかけた人物の精神からエンティティを得たとき、ダブリエルはそれがどれだけとてつもない存在であるのか即座に気がつき、一度だけエンティティの力を試してみている。これによって彼は「灯」が点く以前からプレインズウォーカーの能力に知らず適応することとなった。 | |
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− | エンティティは明確な個我を備えており、[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス | + | エンティティは明確な個我を備えており、[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー) |ニコル・ボーラス]]が[[多元宇宙/Multiverse]]のあちこちで強大な魔力を放出していることにより次元間の境界までもが揺らいでいることに気づいていた。これを利用し、完全な姿を取り戻すためのエージェントとしてエンティティはダブリエルに力を与えた。結果、獲得から3年後にダブリエルがプレインズウォーカーとして覚醒した際、(初めてのプレインズウォークとしては極めて珍しいことだが)故意にイニストラードを目的地として次元移動させている。なぜなら、エンティティは己の別のかけらである「沼地のエンティティ」がその次元に潜んでいることに気づいていたからである。 |
覚醒後、ダブリエルは何年かかけて多元宇宙を探検し、自分のいるこの世界がどれほど巨大であるかを学んだ。また、この間に悪魔学者としての技術と知識も多数得ている。 | 覚醒後、ダブリエルは何年かかけて多元宇宙を探検し、自分のいるこの世界がどれほど巨大であるかを学んだ。また、この間に悪魔学者としての技術と知識も多数得ている。 | ||
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なお、ダブリエルがもともと「灯」を持っていたかについては言明されていない。それさえエンティティが一方的に与えた可能性がある。 | なお、ダブリエルがもともと「灯」を持っていたかについては言明されていない。それさえエンティティが一方的に与えた可能性がある。 | ||
+ | == ダブリエルの従者達 == | ||
+ | ダブリエルは無数の悪魔と契約を結んでいる。契約に伴い、悪魔たちはダブリエルの魂を収穫できるまで彼に仕えることになっているが、契約書にはどうやっても悪魔たちには履行不能な条項が巧妙に隠されており、結果悪魔の側から契約を破棄して逃げ出すまで、彼のいいようにコキ使われるだけとなってしまう。 | ||
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+ | 一方で、もう少し良心的な契約を交わして彼に仕えている優秀な悪魔も存在する。 | ||
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+ | * Voluptara(別名Miss Highwater):灰色の肌と濃い赤の目を持つ女性の悪魔。団子に結った黒髪からは小さな角が覗いている。Nexrixにおいては、最も危険で賢いデーモンの一人として知られている。だがChildren of the Namelessの時点ではダブリエルの会計士としてグレーの女性向けスーツを与えられ働かされている。 | ||
+ | * Crunchgnar:体高7フィートにも及ぶマッシブで翼を持たないハートマート種デーモン。たてがみのような角を身体的特徴とする。高い治癒能力を備える熟練の戦闘要員で、皮の鎧と双剣を装備している。 | ||
+ | * Brerig:「無毛の犬」のような容貌をした、ひょろ長い奇妙な外見の悪魔。背中からは古木のような黒い翼が突き出ている。 | ||
+ | * GutmornとYledris:軽装備のナイトリーチ種デーモンで、骨と皮だけの体に長い山羊のような脚と巨大な翼を備える。同じ日に発生したことから、兄妹であると主張している。 | ||
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+ | ==経歴== | ||
===Children of the Nameless=== | ===Children of the Nameless=== | ||
ダブリエルは[[イニストラード/Innistrad]]にて[[ガヴォニー/Gavony]]のある一帯の領主の[[吸血鬼/Vampire]]を排し成り代わり、イニストラードの悪魔の研究をしていた。ある夜、領主の館に人間の少女が忍び込みダブリエルを殺そうとする。少女、Tacendaは自分の村の住民はダブリエルの操る[[霊/Geist]]に皆殺しにされ、その復讐に来たと主張するが、ダブリエルは自らの仕業で無い事を説明しTacendaを追い出そうとする。しかしその会話の中で魂を抜かれた村民はまだ助けられる方法があると知ったTacendaは、領主ならば住民を助ける義務があるとダブリエルを説得し、最終的には協力してくれなければ自分は霊になってでも村民を皆殺しにした領主がいると[[聖戦士/Cathar]]達に言いふらすとダブリエルを脅迫する。こうして、ダブリエルはその土地の古い信仰である"The Bog"に関わる事件に巻き込まれることになる。 | ダブリエルは[[イニストラード/Innistrad]]にて[[ガヴォニー/Gavony]]のある一帯の領主の[[吸血鬼/Vampire]]を排し成り代わり、イニストラードの悪魔の研究をしていた。ある夜、領主の館に人間の少女が忍び込みダブリエルを殺そうとする。少女、Tacendaは自分の村の住民はダブリエルの操る[[霊/Geist]]に皆殺しにされ、その復讐に来たと主張するが、ダブリエルは自らの仕業で無い事を説明しTacendaを追い出そうとする。しかしその会話の中で魂を抜かれた村民はまだ助けられる方法があると知ったTacendaは、領主ならば住民を助ける義務があるとダブリエルを説得し、最終的には協力してくれなければ自分は霊になってでも村民を皆殺しにした領主がいると[[聖戦士/Cathar]]達に言いふらすとダブリエルを脅迫する。こうして、ダブリエルはその土地の古い信仰である"The Bog"に関わる事件に巻き込まれることになる。 | ||
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;[[Jumpstart: Historic Horizons]] | ;[[Jumpstart: Historic Horizons]] | ||
:[[ダブリエルの萎縮/Davriel's Withering]] | :[[ダブリエルの萎縮/Davriel's Withering]] | ||
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===登場作品・登場記事=== | ===登場作品・登場記事=== |