「タシグル/Tasigur」を編集中
提供:MTG Wiki
あなたはログインしていません。あなたのIPアドレスはこの項目の履歴に記録されます。
取り消しが可能です。
これが意図した操作であるか、下に表示されている差分を確認し、取り消しを確定させるために、変更を保存してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
2行: | 2行: | ||
==解説== | ==解説== | ||
− | [[タルキール/Tarkir]]の[[氏族/Clan]]、[[スゥルタイ群/The Sultai Brood]]の約1280年前<ref group="注釈">ここでは、サルカン・ヴォルや[[ナーセット/Narset]]の時代から見て約1280年前ということ。</ref>の[[カン/Khan]]。[[人間 | + | [[タルキール/Tarkir]]の[[氏族/Clan]]、[[スゥルタイ群/The Sultai Brood]]の約1280年前<ref group="注釈">ここでは、サルカン・ヴォルや[[ナーセット/Narset]]の時代から見て約1280年前ということ。</ref>の[[カン/Khan]]。[[人間]]の男性({{Gatherer|id=391937}})。 |
スゥルタイの富を受け継ぐ、甘やかされて育てられた若者<ref group="注釈">[[黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang]]のイラストは15~16歳という設定で描かれている。</ref>。'''黄金牙'''/''The Golden Fang''の二つ名を持つ。残忍な歓楽に耽る快楽主義者であり、スゥルタイの領土の統治には一切の関心を持っていない。彼は通常、[[ゾンビ#ストーリー|アンデッド]]が担ぐ豪華な輿に乗って宮殿内を移動する。彼は敵対者の血族をアンデッドに変え、その者のもとへ送り込むことを特に好んでいる。 | スゥルタイの富を受け継ぐ、甘やかされて育てられた若者<ref group="注釈">[[黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang]]のイラストは15~16歳という設定で描かれている。</ref>。'''黄金牙'''/''The Golden Fang''の二つ名を持つ。残忍な歓楽に耽る快楽主義者であり、スゥルタイの領土の統治には一切の関心を持っていない。彼は通常、[[ゾンビ#ストーリー|アンデッド]]が担ぐ豪華な輿に乗って宮殿内を移動する。彼は敵対者の血族をアンデッドに変え、その者のもとへ送り込むことを特に好んでいる。 | ||
8行: | 8行: | ||
外見は色白・痩身で、精巧な黄金の装飾を全身に纏っている。彼は先端に鋭利な刃を取り付けた長い鞭を持ち歩いており、機嫌を損ねたとき、もしくは単純に退屈したときにそれを他者に振るう。 | 外見は色白・痩身で、精巧な黄金の装飾を全身に纏っている。彼は先端に鋭利な刃を取り付けた長い鞭を持ち歩いており、機嫌を損ねたとき、もしくは単純に退屈したときにそれを他者に振るう。 | ||
− | タシグルは指先を他者の頭部に沈めることによって、その者の思考や記憶を読み取ることができる。この際、彼の手は紫色の光を帯びる({{Gatherer|id= | + | タシグルは指先を他者の頭部に沈めることによって、その者の思考や記憶を読み取ることができる。この際、彼の手は紫色の光を帯びる({{Gatherer|id=391938}})。 |
==経歴== | ==経歴== | ||
21行: | 21行: | ||
タシグルはヤーラを呼び出し、彼女に昨日の非礼を詫び、その英雄的行為に報いる「贈り物」を与えると言った。彼はヤーラに紹介した――アンデッドと化した彼女の夫を。タシグルは彼女を鞭で打ちながらその罪を責めたが、彼女は誤解だと主張するばかりであった。タシグルはヤーラの記憶を読み、彼女の言う通り、彼女が毒を盛った事実などないことを知った。彼は怒りに任せてヤーラを殺した。その瞬間、部屋は完全な闇に包まれ、クーダルが現れた。 | タシグルはヤーラを呼び出し、彼女に昨日の非礼を詫び、その英雄的行為に報いる「贈り物」を与えると言った。彼はヤーラに紹介した――アンデッドと化した彼女の夫を。タシグルは彼女を鞭で打ちながらその罪を責めたが、彼女は誤解だと主張するばかりであった。タシグルはヤーラの記憶を読み、彼女の言う通り、彼女が毒を盛った事実などないことを知った。彼は怒りに任せてヤーラを殺した。その瞬間、部屋は完全な闇に包まれ、クーダルが現れた。 | ||
− | タシグルはクーダルの嘘を糾弾したが、クーダルはそれをあっさり認めたばかりか、真犯人は自分であると明かした。これはすべて、タシグルに[[デーモン | + | タシグルはクーダルの嘘を糾弾したが、クーダルはそれをあっさり認めたばかりか、真犯人は自分であると明かした。これはすべて、タシグルに[[デーモン#ストーリー|悪魔]]たるラクシャーサとの契約を破らせるための計画だったのだ。彼は人間がスゥルタイを統べているのは単にラクシャーサとナーガがそうさせているからに過ぎないのに、タシグルのせいでそれも終わると言った。クーダルは彼のもとを去り、そしてシディーキも去った。「間もなくスゥルタイは滅びる」という、同じ言葉を残して。 |
その日からタシグルの生活は一変した。ナーガの[[スゥルタイ群/The Sultai Brood#屍術|屍術]]なしでは、アンデッドの召使いたちを制御することはできなかった。宮殿の兵士の半数は他氏族の攻撃で、あるいはタシグルの怒りを恐れて自らの意志で、いなくなってしまった。彼は満足な食事を得ることもできなかった。やがて、龍の襲撃がカンの宮殿にまで及ぶようになった。彼は奥の部屋に逃げ込んだが、それも一時凌ぎに過ぎなかった。 | その日からタシグルの生活は一変した。ナーガの[[スゥルタイ群/The Sultai Brood#屍術|屍術]]なしでは、アンデッドの召使いたちを制御することはできなかった。宮殿の兵士の半数は他氏族の攻撃で、あるいはタシグルの怒りを恐れて自らの意志で、いなくなってしまった。彼は満足な食事を得ることもできなかった。やがて、龍の襲撃がカンの宮殿にまで及ぶようになった。彼は奥の部屋に逃げ込んだが、それも一時凌ぎに過ぎなかった。 | ||
27行: | 27行: | ||
タシグルは[[スゥルタイ群/The Sultai Brood#重要地点|マラング川/The Marang River]]の浅瀬に立ち、[[シルムガル/Silumgar]]に貢ぎ物を捧げた。彼がいよいよもって諦めねばならなくなった、[[カード名百科事典#翡翠|翡翠]]の玉座を。シルムガルが彼に襲いかかってくるのが分かった。彼は惨めに跪き、死を覚悟した。 | タシグルは[[スゥルタイ群/The Sultai Brood#重要地点|マラング川/The Marang River]]の浅瀬に立ち、[[シルムガル/Silumgar]]に貢ぎ物を捧げた。彼がいよいよもって諦めねばならなくなった、[[カード名百科事典#翡翠|翡翠]]の玉座を。シルムガルが彼に襲いかかってくるのが分かった。彼は惨めに跪き、死を覚悟した。 | ||
− | *これは[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]が[[ウギン/Ugin]]の命を助け、歴史が変わったタルキールにおける物語である<ref>[ | + | *これは[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]が[[ウギン/Ugin]]の命を助け、歴史が変わったタルキールにおける物語である<ref>[http://dougbeyermtg.tumblr.com/post/110566429684/did-the-events-of-doom-of-the-golden-fang-happen A Voice for Vorthos]([[Doug Beyer]]ブログ)</ref>。 |
===カンの落日/Khanfall=== | ===カンの落日/Khanfall=== | ||
41行: | 41行: | ||
タシグルの肉体は死後も魔法で防腐処理を施され、1000年以上にわたって保存されている。シルムガルは彼の死体の頭部に紐を通して首飾りにしており、特別な行事の際にそれを「着用」する。 | タシグルの肉体は死後も魔法で防腐処理を施され、1000年以上にわたって保存されている。シルムガルは彼の死体の頭部に紐を通して首飾りにしており、特別な行事の際にそれを「着用」する。 | ||
− | *これはあくまでも腐らないようにしただけの単なる死体であり、ゾンビのように活動を行える状態にはされていない<ref>[ | + | *これはあくまでも腐らないようにしただけの単なる死体であり、ゾンビのように活動を行える状態にはされていない<ref>[http://wizardsmagic.tumblr.com/post/112619525441/when-you-say-magically-preserved-do-you-mean Magic: The Gathering](The Official Magic: The Gathering Tumblr)</ref>。 |
==登場== | ==登場== |