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− | 回顧[[エキスパンション]]の[[コールドスナップ]]以来の登場となる、[[マナを出さない土地カード]]で[[マナ]]の生産にも一切関わりのないカード。代わりに、[[無色]]の[[エルドラージ]][[呪文]]を[[唱える]]ための[[コスト]]を減らす[[能力]]を持つ。また、[[ライブラリー]]から無色の[[クリーチャー]]・カードを[[サーチ]]できる。 | + | 回顧[[エキスパンション]]の[[時のらせん]]以来の登場となる[[マナを出さない土地カード]]。[[エルドラージ覚醒]]現在、唯一の[[神話レア]]の[[土地]]でもある。 |
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− | サーチ能力とコスト減少能力が噛み合っており、[[カード・アドバンテージ]]を獲得しながらエルドラージを素早く展開できる。[[デッキ]]内の[[重い]]エルドラージの比率を減らす代わりにこれを採用することで、[[事故]]の確率を下げつつ[[フィニッシャー]]にアクセスできる。ただし[[伝説の土地]]であり[[手札]]に複数あると[[腐る]]ため、投入枚数はよく考える必要がある。
| + | [[マナ]]を出さない代わりに、[[無色]]の[[エルドラージ]][[呪文]]を[[唱える]]ための[[コスト]]を減らす[[能力]]を持つ。また、都合8マナで[[ライブラリー]]から無色の[[クリーチャー]]・カードを[[サーチ]]できる。 |
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− | [[スタンダード]]や[[ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築|ブロック構築]]の[[エルドラージ・ランプ#ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築|エルドラージ・ランプ]]ではサーチ用に[[挿す|1枚挿し]]された。 | + | サーチ能力とコスト軽減能力が噛み合っており、[[アドバンテージ]]を獲得しながら連鎖的にエルドラージを出していけるのは優秀。しかし、エルドラージは大抵[[重い]]ため、序盤に引くと[[事故]]を起こしやすく、また[[伝説の土地]]なので、[[デッキ]]に複数枚投入するのは躊躇われる。エルドラージを積極的に活用するデッキに少数投入されるような使い方になるだろう。 |
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− | [[モダン]]の[[12post#モダン|12post]]や[[ウルザトロン#モダン|ウルザトロン]]でも各種エルドラージや[[ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine]]のサーチ用に1枚挿しされた。[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]以降は[[欠色]]持ちも含めて[[軽い]]無色のエルドラージが大量に登場したため、[[アグロ]]型の[[エルドラージ (デッキ)#モダン|エルドラージ・デッキ]]で[[エルドラージの寺院/Eldrazi Temple]]と共に4枚ずつ採用され、デッキの中核として活躍した。
| + | *エルドラージ覚醒が出るまで、エルドラージのクリーチャー・タイプを持つカードは存在しなかった([[多相]]持ちなどを除く)。登場時点では、多相呪文(あるいは[[奸謀/Conspiracy]]でエルドラージにしたクリーチャー呪文)を[[マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice]]で[[無色]]化することでのみ、そのコストを軽減することができた。 |
− | | + | **エルドラージ覚醒でエルドラージのカードは登場したが、[[リミテッド]]は[[ゼンディカー]]や[[ワールドウェイク]]とはわけて行われるため、リミテッドにおいては完全に無駄カード。 |
− | [[リミテッド]]では収録された[[エキスパンション]]によってかなり事情が異なる。[[ワールドウェイク]]の際は基本的にリミテッドはエルドラージが登場する[[エルドラージ覚醒]]は使わず、[[ゼンディカー]]とワールドウェイクの組み合わせでしか行われないため、単に[[アーティファクト・クリーチャー]]をサーチするためのカードでしかなく、マナを出さない上に[[起動コスト]]も重いため、とても採用できるようなカードではなかった。[[モダンマスターズ2015]]では無色のエルドラージの一部が同時に収録されておりそれらのサポートになるもののその数は少なく、やはり採用するにはかなりのリスクを伴う。しかし、[[ゲートウォッチの誓い]]の[[Zendikar Expeditions]]から登場した場合は欠色持ちも含めて多くの無色のエルドラージが存在するので、デッキによってはかなり強力なカードになり得る。
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− | *エルドラージ覚醒が出るまで、エルドラージの[[クリーチャー・タイプ]]が印刷されている[[カード]]は存在しなかった(ただし、[[多相]]持ちなどはエルドラージとなっている)。登場時点では、多相呪文(あるいは[[奸謀/Conspiracy]]でエルドラージにしたクリーチャー呪文)を[[マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice]]で[[無色]]化することでのみ、そのコストを減らすことができた。 | + | |
− | *初めて登場した[[神話レア]]の[[土地]]である。 | + | |
− | *ワールドウェイク初出時は神話レアだったが、モダンマスターズ2015[[再録]]時に[[レア]]に変更された。 | + | |
− | *このカード自体はマナを出さないが、実質的な働きから[[2マナランド]]の一種として扱われることがある。
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− | [[2016年]]4月8日([[Magic Online]]では2016年4月13日)よりモダンで[[禁止カード]]に指定された。上記のアグロ型エルドラージ・デッキが支配的になりすぎたことで、[[環境]]の健全性を損なうと判断されたためである([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/banned-and-restricted-announcement-2016-04-04 参考]/[http://mtg-jp.com/publicity/0016665/# 翻訳])。
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| ==開発秘話== | | ==開発秘話== |
− | 元々、ウギンの目は[[タップ]]で[[無色マナ]]を1つ生み、[[滅殺]]1を持つ7/7のエルドラージに[[クリーチャー化]]できるという、[[ワールドウェイク]]で多数登場した[[ミシュラランド]]の中で最も大きな[[サイズ]]に位置づけられた土地であった。エルドラージ覚醒の[[コモン]]で同ステータスのエルドラージを出すという話(実際には[[エムラクールの手/Hand of Emrakul]]が登場している)があり、「『目』を通り抜けた最初のクリーチャーは、エルドラージの小さな斥候だった」というアイデアである。 | + | 元々、ウギンの目は[[タップ]]で[[無色マナ]]を1つ生み、[[滅殺]]1を持つ7/7のエルドラージに[[クリーチャー化]]できるという、[[ワールドウェイク]]で多数登場した[[ミシュラランド]]の中で最も大きな[[サイズ]]に位置づけられた土地であった。エルドラージ覚醒の[[コモン]]で同ステータスのエルドラージを出すという話(実際には[[エムラクールの手/Hand of Emrakul]]が登場している)があり、「『目』を通した最初のクリーチャーは、エルドラージの小さな斥候だった」というアイデアである。 |
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− | しかし、クリエイティブ・ディレクターの[[Brady Dommermuth]]は、ウギンの目自身がクリーチャー化することを快く思わなかった。7/7エルドラージ・クリーチャー・[[トークン]]を生み出すことも検討していたが、Bradyはこれも快く思わなかった。また、これには無色用の新しいフレームや新キーワード能力を1セット早く出す必要があるという問題もあった。(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/85a Commonly Large]参照)
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− | *上記のアイデアは、のちに登場した[[次元]]カード・[[アガディームの面晶体原/Hedron Fields of Agadeem (次元カード)|アガディームの面晶体原/Hedron Fields of Agadeem]]に反映されている。
| + | しかし、クリエイティブ・ディレクターの[[Brady Dommermuth]]は、ウギンの目自身がクリーチャー化することを快く思わなかった。7/7エルドラージ・クリーチャー・トークンを生み出すことも検討していたが、Bradyはこれも快く思わなかった。また、これには無色用の新しいフレームや新キーワード能力を1セット早く出す必要があるという問題もあった。(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/85a Commonly Large]参照) |
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| ==ストーリー== | | ==ストーリー== |
− | 詳細は[[ウギン/Ugin#ウギンの目]]を参照。
| + | →詳細は[[ウギン/Ugin#ウギンの目]]を参照。 |
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| ==参考== | | ==参考== |
− | *[[マナを出さない土地カード]] | + | *[[コスト軽減カード]] |
− | *[[非マナ能力を持つ土地]]
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− | *[[コスト減少カード]]
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| *[[カード個別評価:ワールドウェイク]] - [[神話レア]] | | *[[カード個別評価:ワールドウェイク]] - [[神話レア]] |
− | *[[カード個別評価:モダンマスターズ2015]] - [[レア]]
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− | *[[Zendikar Expeditions]]
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