両面カード
両面カード/Double-Faced Cardとは、表裏両面に表面を持つカード群の総称。
クリーチャー — 人間(Human) 狼男(Werewolf)
各アップキープの開始時に、直前のターンに呪文が唱えられていなかった場合、エストワルドの村人を変身させる。
2/3
Howlpack of Estwald / エストワルドの吠え群れ 〔緑〕
クリーチャー — 狼男(Werewolf)
各アップキープの開始時に、直前のターンにプレイヤー1人が2つ以上の呪文を唱えていた場合、エストワルドの吠え群れを変身させる。
4/6
クリーチャー — ミノタウルス(Minotaur) 戦士(Warrior)
トランプル
4/5
Akoum Teeth / アクームの歯
土地
アクームの歯はタップ状態で戦場に出る。
(T):(赤)を加える。
解説
[編集]1枚のカードの表と裏、両方にマジックのカードの表面があるカードであり、定型のマジックのカードで初の裏が「デッキマスター」デザインになっていないカードである。イニストラード・ブロックで初登場して以降、いくつものカード・セットで登場しているメカニズムである。
「裏面では区別できない」というトレーディングカードゲームの基本原理に反する仕様である。当然、裸のままで通常のカードと混ぜて使うと不都合が生じるため、スリーブか差し替えカードの使用が必須となる。フレイバーとしては単純明快で美しいが、ゲームにおける扱いはかなり特殊。
両面カードには大きく分けて3つの種類があり、それぞれモードを持たない両面カード、モードを持つ両面カード(MDFC)、合体カードと呼ばれる。
- 両面カードに関するキーワード処理として、変身とトランスフォームが存在するが、それらは名称以外は同一のルールである。以下、特筆のない限り、「変身またはトランスフォーム」に言及する内容は簡略化のため「変身」のみの記述に留める。
共通ルール
[編集]両面カードの2つの面は対等ではなく、第1面と第2面として明確に区別されている。カードの両面の左上にはそのカードの第1面/第2面を表すシンボルが描かれている。このシンボルは、モードを持たない両面カードにおいてはカード・セットやカードごとに異なる。モードを持つ両面カードにおいてはカード・セットによらず共通である。詳細は第1面、および第2面の項を参照。
両面カードがライブラリーや手札といった非公開領域にあるとき、同じ領域にある他のカードと区別が付かないようにしなければならない。それゆえ両面カードをデッキに入れる場合、完全に不透明なスリーブを用いるか、差し替えカードを使わなければならない。
- 差し替えカードに関する基本的なルールは差し替えカード#ルールを参照。
- 特定の両面カードを差し替えカードで表す場合、その特定のカードについてデッキ内のすべての両面カードを差し替えカードで表さなければならない[1]。
- デッキに4枚の差し替えカードを入れて1枚しか所持していない両面カードを使いまわすような水増しはできない。差し替えカード1枚が両面カード1枚の代用品である。
- チェックリストカードのチェックや差し替えカードのカード名ははっきりと誰にでもわかる形で書かなければならない。
- トーナメントでは、スリーブが透けていて区別がつく状態になっていると、故意の違反として失格処分となる可能性があるので注意[2]。
両面カードの各面はそれぞれに独立した一連の特性を持つ。呪文、能力、効果、あるいはルールが両面パーマネントの情報を必要とする場合、それは現在有効になっている面が与える情報のみを見る。
戦場とスタックを除く各領域とゲームの外部において、両面カードは原則として第1面の特性を持つ(例外は後述)。
- 例:アクームの戦士/Akoum Warriorは、戦場とスタックを除く各領域とゲームの外部においては、常に赤のマナ総量6のクリーチャー・カードである。無色のマナ総量0の土地・カードではない。古きものの活性/Ancient Stirringsで手札に加えることはできず、成長のらせん/Growth Spiralで戦場に出すことはできず、夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denの相棒条件を満たさない。
上記のルールにおける例外として、統率者戦における固有色についてのみ、双方の面を考慮して決定する(CR:903.4d)。ただし、合体カードの第2面は合体したパーマネントである場合以外はいかなるルールや効果でも参照できないため、固有色にも影響しない。
プレイされることなく戦場に出る両面カードは、「変身した状態で戦場に出す」などの指示がない限り、第1面で戦場に出る。
- 例1:エストワルドの吠え群れ/Howlpack of Estwaldをちらつき/Flickerで明滅させた。それは第1面のエストワルドの村人/Villagers of Estwaldとして戦場に出る。
- 例2:絶え間ない悪夢/Persistent Nightmareをちらつきで明滅させた。第1面の驚恐の目覚め/Startled Awakeはソーサリーでありパーマネントでないため、戦場に出ることができず、(第1面の状態で)追放されたままになる(CR:304.4、CR:307.4)。
- 例3:成長のらせん/Growth Spiralで枝重なる小道/Branchloft Pathwayを戦場に出すなら、第1面の枝重なる小道として戦場に出る。第2面の石重なる小道/Boulderloft Pathwayとして戦場に出す事はできない。
両面カードが墓地に置かれたら、それは以前の領域でどちらの面がオモテになっていたかに関わらず第1面で墓地に置かれる。ただし誘発型能力によっては前の領域にあった時の特性を参照する事もあるので注意(領域変更誘発)。
第1面と第2面のカードはそれぞれ別の名前を持つため、名前を参照する効果はそれぞれ片一方のみに発揮される。
- 例:ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigyを指定した真髄の針/Pithing Needleは束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unboundの能力の起動を禁止できず、逆も同じである。
原則として、両面オブジェクトのコピー可能な値は現在有効になっている面の特性のみである。反対の面の特性は一切コピーされない。反転後の特性もコピーする反転カードとの違いに注意。
- ただし、両面オブジェクトのコピーとしてトークンが生成されたり、スタック上の両面カードである呪文のコピーが解決された場合、それはもう片方の面の特性もコピーした両面トークンとして戦場に出る。コピー効果がそのトークンのコピー可能な値に修整を加えるなら、両方の面のコピー可能な値を修整する。
- 例1:大笑いの写し身/Cackling Counterpartでガツタフの羊飼い/Gatstaf Shepherdのコピー・トークンを生成した。これは第2面であるガツタフの咆哮者/Gatstaf Howlerに変身できる。ガツタフの咆哮者をコピーした場合も同様にガツタフの羊飼いに変身できる。
- 例2:大笑いの写し身/Cackling Counterpartでコピーになっていない水銀のガルガンチュアン/Quicksilver Gargantuanのコピー・トークンを生成し、それが戦場に出る際にガツタフの羊飼いを選んだ。これは置換効果によってガツタフの羊飼いになっただけであり、最初からガツタフの羊飼いとして生成されたものではないため両面トークンではない。
- 例3:無形の処刑者、ケイヤ/Kaya, Intangible Slayerの-3能力で婚礼の発表/Wedding Announcementのコピー・トークンを生成した。それは婚礼の発表の元の特性に加えて1/1の飛行を持つスピリット・クリーチャーであり、第2面の婚礼の祭典/Wedding Festivityも同様に元の特性に加えて1/1の飛行を持つスピリット・クリーチャーである。
両面でないオブジェクトが両面カードのいずれかの面のコピーになった場合、それを変身させる効果は無視される(CR:701.28c)。両面オブジェクトが両面オブジェクトのいずれかの面のコピーになった場合、それを変身させる効果は実際にそのカードを変身させるが、その特性はコピーされた特性のままである。
- 例1:クローン/Cloneが戦場に出る際、コピー先として第2面であるガツタフの咆哮者/Gatstaf Howlerを選んだ場合、クローンは第1面のガツタフの羊飼い/Gatstaf Shepherdではなく、現在表になっているガツタフの咆哮者のコピーとして戦場に出る。ガツタフの咆哮者であるクローンがアップキープに変身することになっても、それは両面カードではないので変身することはない。
- 例2:ガツタフの羊飼いが無謀な浮浪者/Reckless Waifのコピーになった場合、その後変身しガツタフの咆哮者の面が表になってもその特性はガツタフの咆哮者でも無慈悲な捕食者/Merciless Predatorでもなく、コピーされた無謀な浮浪者の特性のままになる。
オブジェクトが第2面のコピーとなった場合は(それが両面カードだったとしても)そのマナ総量は0である。コピー・トークンとして生成された場合は第1面の情報も持つため、第1面を基にマナ総量を算出する。
第1面か第2面かということと、表向きか裏向きかということは別のものである。両面カードは裏向きになる事は有り得る。ただし、既に表向きになっている両面パーマネントは裏向きにする事はできない。効果やルールがそうするよう指示した場合、何も起こらず、その効果によってそれの特性やコピー可能な値が変化することはない。また裏向きである間は両面カードは変身する事は無い。
- イクシドロン/IxidronのETB能力は、両面のクリーチャーには何も行わず、通常のクリーチャーのみを裏向きにする。
- 両面パーマネントに対してサイバーへの変換/Cyber Conversionを唱えても、それは裏向きになることはなく、2/2のサイバーマン・アーティファクト・クリーチャーになることもない。
- 予示などで裏向きの状態で戦場に出す場合には、「第1面、裏向き」という状態で戦場に出る。それは他のカードと同じく表向きの特性は隠され、両面カードだと公開する必要は無い。第1面がクリーチャーである両面カードを予示した場合には第1面のマナ・コストを支払うことで位相を表向きにすることができる。無論第1面であることは変わらない。
- 登場当初のルールでは裏向きになる事はできなかったが、予示の登場に伴い2015年1月23日の総合ルール更新で特定の条件下でのみ裏向きの位相になれるようになった。
その他のルール
[編集]- 両面カードを見ることができるプレイヤーは、その両方の面を見ることができる。
- 両面カードの各面の能力は関連している能力になりうる。ただし双方の能力は元々そのカードが持っている能力でなくてはならない。
- 例:薄暮薔薇の墓所/Tomb of the Dusk Roseは「このパーマネントにより追放されたクリーチャー・カードを戦場に出す」能力を持っている。これは第1面の「クリーチャー1体を追放する」起動型能力と関連しており、この方法で追放されたカードを参照できる。
- 統率者戦での固有色を決定する際、第1面と第2面の両方を考慮する。
- 例:情け知らずのガラク/Garruk Relentlessはその第1面は緑だが、第2面は黒緑の色指標を持っているため、その固有色は黒緑である。
- 第2面がクリーチャーである変身する能力を持つ両面カードには、第1面の文章欄右下に第2面のP/Tが灰色の文字で印刷されている(カード画像)。これは注釈文であり、ルールに影響しない。
- モードを持つ両面カードの両方の面の左下隅には、もう一方の面に関する情報を含むヒントバーが描かれている(カード画像)。これは注釈文であり、ルールに影響しない。
- テーブルトップのドラフトにおいて、一部のルール適用度(REL)「プロ」のイベントを除く、両面カードは公開情報となる。通常のドラフトと同じように、ピックした両面カードは次のピックまでの間、ピックしたカードの束の一番上に置いておかなければならない。なお、ピックした両面カードは、好きな面を上にして置くことができる。
- 両面カードを含むセットのREL「プロ」のドラフトにおいて、使用したブースターパックの両面カードの出現率によりさらなるルールが追加される。
- イニストラードを覆う影ブロックドラフトの場合、事前にジャッジによりパックが開封され、マーキング終了後スリーブに収めた形でプレイヤーに配布され、全カードは非公開情報となった[3][4]。
- イクサラン・ブロック、基本セット2019のドラフトの場合、プレイヤーによりパックが開封され、各自が開封したパックに入っていた両面カードをすべてのプレイヤーに公開し、その後、通常ドラフトと同じように進行した。
- 両面カードの発表当初は「公開してもよいし、適切な手段(束の一番下に置くなど)で隠してもよい」というルールであったが、プレイヤーの物理的な能力による有利不利が生じないよう、イニストラード発売を待たずしてルールが変更された。
- 両面カードを含むセットのREL「プロ」のドラフトにおいて、使用したブースターパックの両面カードの出現率によりさらなるルールが追加される。
- コンピューターゲームにおけるドラフトでは、両面カードは非公開情報である。
モードを持たない両面カードに関するルール
[編集]両面カードのうち、第1面か第2面のどちらか、あるいは両方に、そのカードを「変身/transformさせる、あるいはそのカードを「変身した状態で/transformed」唱えたり戦場に出す能力を持つものを、モードを持たない両面カードと呼ぶ。
モードを持たない両面カードを唱える場合、通常それは第1面でスタックに置かれる。しかしながら、効果によってプレイヤーがモードを持たない両面カードを「変身した状態で」唱えることができる場合、その呪文は第2面をオモテにし、第2面の特性だけを持つ。そのマナ総量は第1面のマナ・コストを用いて計算される。
モードを持たない両面カードの第2面はマナ・コストを持たない(マナ・コストの無いカード)が、第2面のマナ総量を参照する場合のみ、第1面のマナ・コストに基づいた値を参照する。ただしオブジェクトが第2面のコピーとなった場合は、(それが両面カードだったとしても)そのマナ総量は0である。コピー・トークンとして生成された場合は第1面の情報も持つため、第1面を基にマナ総量を算出する。
- 例1:束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unboundのマナ総量は、第1面のヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigyのものを参照するため、2である。
- 例2:賢いなりすまし/Clever Impersonatorが束縛なきテレパス、ジェイスのコピーになった。そのマナ総量は0である。
- 例3:イルーナの神話/Mythos of Illunaで束縛なきテレパス、ジェイスのコピー・トークンを生成した。それはモードを持たない両面トークンであるため、マナ総量は2である。
- 例4:マナ総量はもつがマナ・コストは持たない。あなたが束縛なきテレパス、ジェイスのみをコントロールしているならば、それがコピーかどうかに関わらずマナ・コストを持たないため、あなたの青への信心は0である。
その他変身に関する詳細なルールは変身の項も参照のこと。
モードを持つ両面カードに関するルール
[編集]両面カードのうち、お互いに独立している面を持つカードをモードを持つ両面カードと呼ぶ。幾つかのモードを持つ両面カードはもう片方の面に変身する能力を持つ。
モードを持つ両面カードは両面ともに土地またはマナ・コストを持つ呪文である。(通常は手札から)プレイする際には、唱え始める時にどちらかを選んでプレイする。
モードを持つ両面カードをプレイすることが適正であるかどうかを判定するには、あなたがプレイしようとしている面の特性のみを考慮し、他の面の特性は無視する。
- 「あなたのライブラリーの一番上からクリーチャー呪文を唱えてもよい。」を持つガラクの大軍/Garruk's Hordeがあるとき、ライブラリーの一番上が星界の神、アールンド/Alrund, God of the Cosmosであった場合、第1面も第2面もクリーチャーであるためあなたはそれをどちらの面でも唱えることができる。だが一番上が戦闘の神、ハルヴァール/Halvar, God of Battleであった場合、クリーチャーであるハルヴァールとして唱えることはできるが、アーティファクトである領界の剣/Sword of the Realmsとして唱えることはできない。
- 白日の下に/Bring to Lightなど一部の効果はある条件のカードを見つけた後、それを単に唱えさせる。その場合第2面の特性が前段の条件と合致していなくても唱えられる。かつては続唱も同様の効果だったが、ルール変更により不可能になった。
何らかの効果がプレイヤーにモードを持つ両面カードをプレイさせるなら、どちらの面をプレイすることを選んだかに応じて、それを呪文として唱えても土地としてプレイしてもよい。効果がモードを持つ両面カードを(「プレイする」のではなく)唱えさせるなら、それを土地として唱えることはできない。
- 第1面/第2面を選択できるのはプレイする際だけで、それ以外では両面カードの共通ルールである「普段の特性は第1面」「単に戦場に出る際は第1面」に従うことに注意。詳細は#共通ルールを参照。
モードを持つ両面カードのマナ総量は、考慮している面の特性に基づいて決まる。スタックと戦場では、表向きの面を考慮する。他のすべての領域では、第1面のみを考慮する。モードを持たない両面カードとは第2面のマナ総量の決定方法が異なるので要注意。
旧ルール
[編集]両面カードがフィーチャーされた一部のセットにおいて、いくつかの重要なルールの変更が行われた。以下、変更前のルールを記す。
マーベル スパイダーマン登場前
[編集]- ゼンディカーの夜明けでモードを持つ両面カードが出た当初はモードを持つ両面カードは変身することは出来ず、既存の両面カードは「変身する両面カード/Transoforming double faced card」として分けられていた。
- 変身する両面カードのコピーとして戦場に出たトークンは、現在有効になっている面の特性のみをコピーしていた。(変身するトークンのルールがなかったため)
- 合体カードのCR番号は713であり、ルール上両面カードとは別扱いであった。旧CR713には合体カードは両面カードではない。と明記されていた。
イニストラードを覆う影登場前
[編集]- 両面カードの第2面はマナ・コストを持たない(マナ・コストの無いカード)であるため、戦場にある第2面を向いた両面カードのマナ総量は0であった。
- 両面カードが起動型能力または誘発型能力でそれ自身を変身させる場合、そのパーマネントはその能力がスタックに置かれている間にすでに変身している場合でも再度変身できた。
- これにより起動型能力をコピーする事で礼儀正しい識者/Civilized Scholarを無限に変身させ続けるなどといったプレイングが可能であった。
- 高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fellsが持つ「《カード名》に変身するたび」に誘発する能力は、変身する前と後で別々の名前でなければ能力が誘発しなかった。そのため両面カードがコピーしても能力を使用する事ができなかった。
リバーシブル・カード
[編集]カードの裏面が、表面と同じカードのイラスト違いになっているカードが存在する(Heads I Win, Tails You Lose、Transformers: Optimus Prime vs. Megatron、Just Add Milkなど)。これらは不透明スリーブに入れて好きなイラストの面を使えるというコンセプトのカードであり、リバーシブル・カード/Reversible Cardと呼ばれる。これらはルール上は通常のカードと同じ扱いであり、両面カードではない。
その他
[編集]- デュエル・マスターズからの逆輸入システムである。もっとも、あちらはデッキの外部の領域に用意して特別なカードで場に出すカードであるのに対し、こちらはメインデッキに入れて使うカードであるため、かなり事情が違う。
- 開発中には反転カードのシステムを使用することも検討されていたが、最終的に両面カードを用いることとなった。そのためこの2つのシステムには似ている部分が多い。
- 反転カードが没となった理由については、Mark Rosewaterはコラム(#参考参照)で、「市場調査で反転カードの評価が低く、R&Dは失敗作とみなしている。そのため失敗を繰り返すよりも新規開拓を選択した」と回答している。
- 非常に評価の高いメカニズムであることを何度も公式に言及されている。両面カードのストーム値は2とされ(変身は3)、マジック史上最も愛されたメカニズムの最高位とまで言われている[5]。一方、それほどの高評価でありながら毎セットに入れない理由についても幾つか挙げられている[6][7]。また、あまりにも突飛な発想であったため、当初は賛否両論であった[8]。
- 異界月以前の狼男はすべて同じ変身条件を持つ。文章量削減のために変身条件をキーワード化することも検討されたが、既に「変身」がキーワード処理であるため、キーワード内にキーワードを含んでしまうとルール上の問題になりやすいため避けられた。
- 結局これはイニストラード:真夜中の狩りで日暮/夜明メカニズムとして(変身条件を一部調整して)実装された。
- 当然ながら、エラーカードではない。
- 機械兵団の進軍では両面カードそのものを参照するカードが初登場した。
- イニストラード・ブロックでは両面カードの第1面は「太陽」、第2面は「月」で表していたため、闇の隆盛発売時に第1面には「昼の面」、第2面には「夜の面」という訳語があてられていた。マジック・オリジンの両面カードはプレインズウォーカー・シンボルが用いられているため、現在の訳語に変更された。
- マジック・オリジンや基本セット2019の伝説のクリーチャー/プレインズウォーカー・カードは、月霧/Moonmistなどで変身させる場合、忠誠カウンターは置かれない。そのため、変身後には忠誠度が0であるため状況起因処理で墓地に置かれる。
- 機械兵団の進軍の伝説のクリーチャー/英雄譚・カードは、月霧などで変身させる場合、伝承カウンターは置かれない。そのため、変身した次のあなたの戦闘前メイン・フェイズ開始時に第I章が誘発する。
- イラストが両面にあるトークン・カードもある。詳細はトークン・カードの項を参照。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ↑ マジックイベント規定
- ↑ Feature: ジャッジ、世界の舞台で(Event Coverage)
- ↑ Update to Pro Tour Shadows over Innistrad Draft(GatheringMagic.com)
- ↑ Double-Faced Cards Procedure for Professional REL Drafts(News 2016年5月25日 WotC著)
- ↑ Storm Scale: Innistrad and Shadows over Innistrad/ストーム値:『イニストラード』『イニストラードを覆う影』(Making Magic 2017年3月27日 Mark Rosewater著)
- ↑ Odds & Ends: Amonkhet, Part 1/こぼれ話:『アモンケット』 その1(Making Magic 2017年5月22日 Mark Rosewater著)
- ↑ Odds & Ends: Ixalan, Part 2/こぼれ話:『イクサラン』 その2(Making Magic 2017年10月16日 Mark Rosewater著)
- ↑ 『マナバーン2022』(ホビージャパン、2021年12月23日初版)p.92 ISBN 9784798626918
参考
[編集]- 「両面」でテキスト検索
- Every Two Sides Has a Story/両面それぞれの物語(Feature 2011年8月29日 Mark Rosewater著)
- Werewolves Gone Wild/狼男、猛る(Latest Developments 2011年9月16日 Tom LaPille著)
- Unanswered Questions: Innistrad/未回答問題:イニストラード(Feature 2011年10月10日 Mark Rosewater著)
- 『イニストラード』両面カード よくある質問集
- 両面カード よくある質問集 2017 年 9 月 25 日更新(WPN、PDF文書)
- Zendikar Rising Release Notes
- From the Vault:Transform
引用:総合ルール 20260807.0
- 7 その他のルール
- 712 両面カード
- 712.1 両面カードとは、カードの一方にマジックのカードのオモテ面、もう一方にマジックのカードのオモテ面か大判カードのオモテ面の半分があるカードである。(マジックの裏面が存在しない。)両面カードには3種類存在し、モードを持たない両面カード(これは以前は"変身する両面カード"と呼ばれていた。)、モードを持つ両面カード、合体カードである。
- 712.2 モードを持たない両面カードは、両方の面にマジックのカードがあり、その一方あるいは両方の面にそのカードを「変身/transform」または「トランスフォーム/convert」させる(もう一方の面へ裏返す)、あるいはそのカードを「変身した状態で/transformed」または「トランスフォームした状態で/converted」(第2面をオモテにして)唱えたり戦場に出したりする能力を持つ。
- 712.2a モードを持たない両面カードの第1面には、左上の角に第1面シンボルが記されている。『兄弟戦争』の発売以降に印刷されたカードでは、黒い円の中にある白い上向きの三角である。それ以前のモードを持たない両面カードでは、異なる第1面シンボルが使われている。『マジック・オリジン』『基本セット2019』の両面カードでは、第1面シンボルはプレインズウォーカー・アイコンを元にしたシンボルである。『イニストラード』ブロックと『イニストラードを覆う影』セットと『イニストラード:真夜中の狩り』セットと、『異界月』の《爪の群れのウルリッチ》では、第1面シンボルは太陽である。それ以外の『異界月』の両面カードでは、第1面シンボルは満月である。『イクサラン』と『イクサランの相克』のカードでは、第1面シンボルは羅針図である。『神河:輝ける世界』のカードでは、第1面シンボルは閉じた扇である。
- 712.2b モードを持たない両面カードの第2面には、左上か右上の角に第2面シンボルが記されている。『兄弟戦争』の発売以降に印刷されたカードでは、黒い円の中にある白い下向きの三角である。それ以前のモードを持たない両面カードでは、異なる第2面シンボルが使われている。『マジック・オリジン』『基本セット2019』の両面カードでは、第2面シンボルはプレインズウォーカー・アイコンである。『イニストラード』ブロックと『イニストラードを覆う影』セットと『イニストラード:真夜中の狩り』セットと、『異界月』の《揺るぎない頭目、ウルリッチ》では、第2面シンボルは三日月である。それ以外の『異界月』の両面カードでは、第2面シンボルはエルドラージの巨人エムラクールを元にしたシンボルである。『イクサラン』と『イクサランの相克』のカードでは、第2面シンボルは土地アイコンである。『神河:輝ける世界』のカードでは、第2面シンボルは開いた扇である。
- 712.2c モードを持たない両面カードの第2面がクリーチャーである場合、そのカードの第1面には、その第2面のパワーとタフネスが、パワー/タフネス欄の上に斜体灰色の文字で書かれている。これは注釈文であり、ゲーム上は効果を持たない。
- 712.3 モードを持つ両面カードは2つのオモテ面を持ち、それらの面は通常はお互いに独立しているが、そのカードを「変身/transform」または「トランスフォーム/convert」させる能力を持つことがある。
- 712.3a モードを持つ両面カードの第1面には、左上の角に第1面シンボルが記されている。第1面シンボルは、横向きの水滴型の中に描かれた黒い単一の三角形である。
- 712.3b モードを持つ両面カードの第2面には、左上の角に第2面シンボルが記されている。第2面シンボルは、横向きの水滴型の中に描かれた白い2つの三角形である。
- 712.3c モードを持つ両面カードの両方の面には、もう一方の面に関する情報を含むヒントバーが左下隅に描かれている。これは注釈文であり、ゲームプレイ上の効果はない。
- 712.4 合体カードは、一方の面にマジックのカードのオモテ、もう一方に大判のマジックのカードのオモテの半分が書かれている。
- 712.4a 合体する組それぞれのうち1枚は、そのオブジェクトとその対になるものを追放して合体させる能力を持つ。合体する組のカード2枚を合体させるとは、それらを第2面をオモテにして戦場に出し結合させる(rule 701.42〔合体する〕参照)ことである。結果のパーマネントは、カード2枚によって表される単一のオブジェクトである。
- 712.4b 合体する組の第2面は、その組がなる合体したパーマネントの戦場での特性を決定するためにのみ用いられる。ルールや効果が戦場にある合体したパーマネントの一部でない合体カードの第2面を参照する場合、そのカードの第2面に合体したパーマネントのどの部分が書かれていようとも、特性を決定することに失敗する。
- 712.4c 他の種類の両面カードとは異なり、合体カードは変身したりトランスフォームすることはできない。そのようにする指示は無視される。
- 712.5 合体する組は7つ存在する。つ存在する。
- 712.5a 《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》が合体すると《騒がしい徒党》になる。
- 712.5b 《ハンウィアー守備隊》と《ハンウィアーの要塞》が合体すると《のたうつ居住区、ハンウィアー》になる。
- 712.5c 《消えゆく光、ブルーナ》と《折れた刃、ギセラ》が合体すると《悪夢の声、ブリセラ》になる。
- 712.5d 《ファイレクシアのドラゴン・エンジン》と《ギックスに拾われし者、ミシュラ》が合体すると《ファイレクシアに下りし者、ミシュラ》になる。
- 712.5e 《マイトストーンとウィークストーン》と《護国卿、ウルザ》が合体すると《プレインズウォーカー、ウルザ》になる。
- 712.5f 《自然の聖域、アルゴス》と《ガイアの声、ティタニア》が合体すると《ガイアの具現、ティタニア》になる。
- 712.5g 《恐れなきルシ、ファング》と《陽気なルシ、ヴァニラ》が合体すると《神聖なる救済者、ラグナロク》になる。
- 712.6 両面カードを見ることができるプレイヤーは、その両方の面を見ることができる。
- 712.7 プレイヤーは、非公開領域にある両面カードを、同じ領域にある他のカードと区別ができないようにしなければならない。そのため、両面カードのオーナーは完全に不透明なスリーブか、差し替えカードを用いることができる(rule 713〔差し替えカード〕参照)。認定イベントでの両面カードの使用に関しては、追加の規定が存在する。rule 100.6 参照。
- 712.8 合体カードではない両面カードの各面はそれぞれに独立した一連の特性を持つ。合体カードの第1面と合体する組によって作られる結合した面はそれぞれに独立した一連の特性を待つ。
- 712.8a 両面カードがゲーム外あるいは戦場やスタック以外のゲーム内にある場合、それは第1面の特性のみを持つ。
- 712.8b スタック上にある合体カードは、第1面の特性だけを持つ。
- 712.8c 通常、モードを持たない両面呪文がスタックにある間は第1面をオモテにしており、その第1面の特性のみを持つ。しかしながら、効果によってプレイヤーがモードを持たない両面カードを「変身した状態で/transformed」または「トランスフォームした状態で/converted」唱えることができる場合、その呪文は第2面をオモテにし、第2面の特性だけを持つ。そのマナ総量は第1面のマナ・コストを用いて計算される。
- 712.8d 両面パーマネントが第1面をオモテにしている間、それは第1面の特性だけを持つ。
- 712.8e 変身するパーマネントの第2面がオモテになっている場合、それは第2面の特性のみを持つ。ただし、マナ総量は第1面のマナ・コストから計算される。そのパーマネントが変身する両面パーマネントの第2面をコピーしていた場合(そのコピーであるオブジェクトがもともと両面パーマネントだったとしても)、そのパーマネントのマナ総量は0である。rule 202.3b 参照。
- 712.8f モードを持つ両面呪文がスタックにある間、あるいはモードを持つ両面パーマネントが戦場にある間、それはオモテになっている面の特性のみを持つ。
- 712.8g 合体する組のカード2枚が合体 パーマネントとして戦場にある間、それらのカードが表すオブジェクトはその合体した第2面の特性だけを持つ。パーマネントが合体 パーマネントをコピーした場合、そのコピーのマナ総量は0である。rule 202.3c 参照。
- 712.9 両面トークンや合体カードではない両面カードで表されるパーマネントだけが、変身またはトランスフォームできる(rule 701.27〔変身する〕、rule 701.28〔トランスフォーム〕参照)。呪文や能力がプレイヤーに両面カードでも両面トークンでもないパーマネントを変身させようとしても、何も起こらない。
例:《クローン》が戦場の《野生の血の群れ》(両面カードの第2面)をコピーした状態で戦場に出る。その《クローン》は《野生の血の群れ》のコピーとなる。《クローン》自身は両面カードではないため、それは変身できない。
例:プレイヤーが《細胞形成》をプレイし、《クルーインの無法者》(両面カードの第1面)をターン終了時まで《先兵の精鋭》(2/1の人間・兵士クリーチャー)のコピーにした。その後、そのプレイヤーは「すべての人間を変身させる。」という効果を持つ《月霧》を唱えた。《先兵の精鋭》のコピーは両面カードであるため、それは変身する。その結果、そのパーマネントは第2面がオモテになるが、そのターンの間は《先兵の精鋭》のコピーのままである。
例:プレイヤーが人間・ならず者でありモードを持つ両面カードの第1面である《ブラックブルームのならず者》をコントロールしていて、《月霧》を唱えた。《ブラックブルームのならず者》は変身しない。 - 712.10 呪文や能力に、プレイヤーに変身またはトランスフォーム先の面がインスタントやソーサリー になるパーマネントを変身またはトランスフォームさせるよう指示がある場合、何も起こらない。
- 712.11 両面呪文は、通常、第1面をオモテにして唱える。rule 601〔呪文を唱えること〕参照。
- 712.11a 両面カードや両面カードのコピーを「変身した状態で/transformed」または「トランスフォームした状態で/converted」唱える場合、その第2面をオモテにしてスタックに置く。
- 712.11b モードを持つ両面カードやモードを持つ両面カードのコピーを呪文として唱えるプレイヤーは、それをスタックに置く前にどちらの面を唱えているのかを選ぶ。
- 712.11c 唱えられるかどうかを決定するために評価されるのは、スタック上でオモテになる面だけである。その面だけがスタックに置かれるとして扱われる。
- 712.11d 両面カードの第1面の能力がそれを「変身した状態で/transformed」または「トランスフォームした状態で/converted」唱えることを認めている場合、その能力はその呪文を唱えられるかどうか決定するためにその呪文を評価するときに考慮に入れる。これはrule 712.11cの例外である。
- 712.12 モードを持つ両面カードやモードを持つ両面カードのコピーを土地としてプレイしているプレイヤーは、それを戦場に出す前に土地であるオモテ面1つを選ぶ。それはその面をオモテにして戦場に出る。rule 305〔土地〕参照。
- 712.13 通常、パーマネント になる両面呪文は、解決されるとスタック上でオモテだった面をオモテにして戦場に出る。
- 712.13a 能力により、第1面をオモテにしてスタックにある両面呪文が、変身したあるいはトランスフォームした状態で戦場に出ることがある。その呪文を表すカードの第2面がインスタントやソーサリーであるカードであったり、その呪文がインスタントやソーサリーである第2面を持って生成された両面カードのコピーであったりする場合、それは戦場に出ず、代わりに オーナーの墓地に置かれる。
例:プレイヤーが、組み合わせた効果によりすべてのパーマネントは他のタイプに加えてアーティファクト・クリーチャー になる、《マイコシンスの格子》と《機械の行進》をコントロールしている。さらに、戦場にあり日暮を持つクリーチャー《鳥の称賛者》のコピーである《クローン》をコントロールしている。現在が夜であるが、そのパーマネントは両面カードで表されていないので変身できない。そのコントローラーがそれを対象にして《神秘の反射》を唱え、その後、第2面がソーサリーである包囲戦・バトルである《ケイレムへの侵攻》を唱えた。《ケイレムへの侵攻》はクリーチャーとして戦場に出るので、《神秘の反射》の置換効果が適用されて、《鳥の称賛者》のコピーとして戦場に出ようとする。今が夜なので、日暮 能力により通常ならそれは第2面をオモテにして戦場に出ることになる。しかし、それの第2面はソーサリーなので、代わりにそれはオーナーの墓地に置かれる。
- 712.13a 能力により、第1面をオモテにしてスタックにある両面呪文が、変身したあるいはトランスフォームした状態で戦場に出ることがある。その呪文を表すカードの第2面がインスタントやソーサリーであるカードであったり、その呪文がインスタントやソーサリーである第2面を持って生成された両面カードのコピーであったりする場合、それは戦場に出ず、代わりに オーナーの墓地に置かれる。
- 712.14 スタック以外の領域から戦場に出る両面カードは、通常、第1面をオモテにした状態で戦場に出る。
- 712.14a 呪文や能力が両面カードを「変身した状態で/transformed」または「トランスフォームした状態で/converted」戦場に出す場合、それは第2面をオモテにした状態で戦場に出る。プレイヤーが両面カードでないカードを変身またはトランスフォームした状態で戦場に出すように指示された場合、そのカードは現在の領域に残る。
- 712.14b プレイヤーがモードを持つ両面カードを戦場に出すように指示され、その第1面がパーマネント・カードでなかった場合、そのカードは現在の領域に残る。
- 712.14c 合体カードがその対になるものと合体する場合、それらのカードはそれらの第2面をオモテにして単一のパーマネントとして戦場に出る。
- 712.15 効果によってプレイヤーが両面カードを裏向きのクリーチャー・呪文として唱える場合、あるいは両面カードが裏向きで戦場に出る場合、それはそれを裏向きにしたルールや効果が得させた特性を持つ。そのカードは、裏向きの差し替えカード(rule 713 参照)あるいは不透明のスリーブを使い、非公開であり続ける。rule 708〔裏向きの呪文やパーマネント〕参照。
- 712.16 合体パーマネントや両面パーマネントを裏向きにすることはできない。呪文や能力が両面パーマネントを裏向きにしようとしたなら、何も起こらず、その効果によってそれの特性やコピー可能な値が変化することはない。
- 712.17 裏向きで追放された両面カードは、裏向きの差し替えカードあるいは不透明のスリーブを使い、非公開であり続ける。rule 713〔差し替えカード〕参照。
- 712.18 両面パーマネントが変身またはトランスフォームする場合、それは新しいオブジェクト になるわけではない。そのパーマネントに適用される効果は適用され続ける。
例:《村の鉄鍛冶》(両面カードの第1面)がターン終了時まで+2/+2の修整を受ける効果を受けていて、その後に《村の鉄鍛冶》は《鉄牙》へと変身した。《鉄牙》はターン終了時まで+2/+2の修整を受け続ける。 - 712.19 何らかの効果によりプレイヤーが名前1つを選ぶ場合、そのプレイヤーは両面カードのいずれか一方の面の名前を選ぶことができるが、両方は指定できない。同様に、合体カードの第1面や合体する組の結合した第2面の名前のいずれかを選ぶことができる。
- 712.20 両面カードが、変身またはトランスフォーム後に「[このパーマネント]が変身するに際し……/As [this permanent] transforms . . .」という能力を持つことになる場合、その能力が適用されるのはそのパーマネントが変身やトランスフォームする間であり、その後ではない。
- 712.21 合体したパーマネントが戦場を離れる場合は、1つのパーマネントが戦場を離れ、2枚のカードが該当する領域に置かれる。
- 712.21a 合体したパーマネントがオーナーの墓地かライブラリーに置かれるなら、そのプレイヤーは、それを表していた2枚のカードを望む順番に並べ変えてもよい。それがオーナーのライブラリーに置かれるなら、そのプレイヤーはその順番を公開しない。
- 712.21b プレイヤーが合体したパーマネントを追放するなら、そのプレイヤーはその時点で2枚のカードの間のタイムスタンプ順を決める。これはrule 613.7mの定める手順の例外である。
例:《映し身人形》は「映し身人形が戦場に出たとき、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。」と「映し身人形によって追放されたカードがクリーチャー・カードであるかぎり、映し身人形は、映し身人形によって最後に追放されたクリーチャー・カードのパワーとタフネスとクリーチャー・タイプを持つ。これは多相の戦士でもある。」という能力を持つカードである。《映し身人形》の1つ目の能力によって、合体したパーマネントである《騒がしい徒党》を追放する際には、《映し身人形》のコントローラーが、最後に追放されたクリーチャー・カードが《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》のどちらなのかを選ぶ。 - 712.21c 合体したパーマネントが戦場を離れる時点でそれがなる新しいオブジェクトを見つけることができる効果は、両方のカードを見つける(rule 400.7 参照)。その効果がそれらのカードに対して処理を行うなら、それらのカードそれぞれにその処理を行う。
例:《来世への旅》は「クリーチャー1体を対象とする。それを追放する。次の終了ステップの開始時に、そのカードをオーナーのコントロール下で、+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に戻す。」と書かれたインスタントである。プレイヤーが合体したパーマネントである《騒がしい徒党》を対象として《来世への旅》を唱えたとする。《騒がしい徒党》が追放される。次の終了ステップの開始時に、《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》の両方が、+1/+1カウンターがそれぞれ1個ずつ置かれた状態で戦場に戻る。
例:《まやかしの死》は「エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、そのカードをあなたの コントロール下で戦場に戻す。」という能力を持つオーラである。《まやかしの死》によってエンチャントされている《騒がしい徒党》が死亡したとする。その誘発型能力によって《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》の両方が戦場に戻る。
例:《ミミックの大桶》は「トークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、あなたはそのカードを追放してもよい。」という能力を持つアーティファクトである。《騒がしい徒党》が死亡したとき、《ミミックの大桶》の誘発型能力の解決時に、そのコントローラーは、《騒がしい徒党》を表す2枚のカードの両方を追放するかどちらも追放しないかを選ぶ。 - 712.21d 合体したパーマネントが戦場を離れたり他の領域に移動したりすることに複数の置換効果が適用されうるなら、2枚のカードのうち一方にいずれかの置換効果を適用すると、両方のカードに影響を及ぼす。ただし、その合体したパーマネントが統率者であるなら、それはこのルールの例外になることがある。rule 903.9b-c 参照。
例:《虚空の力線》は「いずこかからカードが対戦相手の墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。」という能力を持つエンチャントである。《太陽と月の輪》は、エンチャント(プレイヤー)と「いずこかからカードがエンチャントしているプレイヤーの墓地に置かれるなら、代わりに、そのカードを公開してオーナーのライブラリーの一番下に置く。」という能力を持つオーラである。《騒がしい徒党》のコントローラーが両方のカードの効果の影響を受けているなら、そのプレイヤーがそのイベントに適用する効果1つを選び、《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》の両方が該当する1つの領域に移動する。 - 712.21e 効果が、領域を変更したオブジェクトの数を知る必要がある場合、合体したパーマネントは1つのオブジェクトとして数える。効果が、領域を変更したカードの数を知る必要がある場合、合体したパーマネントは2枚のカードとして数える。
例:合体したパーマネントである《騒がしい徒党》が死亡したとする。「クリーチャーが1体死亡するたび」の誘発型能力は1回誘発する。「いずこかからカード1枚が墓地に置かれるたび」の誘発型能力は2回誘発する。
- 712 両面カード