プレインズウォーカーポイント

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プレインズウォーカーポイント/Planeswalker Pointsは、かつてのマジックの報奨プログラム、およびにプログラムで得られたポイントの呼称。DCIレーティング・ランキング・システムの後続として、2011年9月より開始された。現在は廃止されている。

目次

[編集] 概要

基本コンセプトは「プレイは良いことであり、勝利はさらに良いことである/Playing is good; winning is even better」。認定大会に参加するともれなくポイントが増え、勝利に対してもポイントが加算される。競技イベントに限らず、認定のカジュアルイベントの参加でも生涯合計に1点加算される。

今までのレーティングでは、敗北によるレート減少のリスク(DCIランキングによる参加資格の消失など)を避けるため、トーナメントの参加に消極的なプレイヤーもいた。それを解消する目的もある。

2012年8月2日から「実績」が実装された。

2020年5月27日に廃止され、翌日より累計ポイントやプレイ履歴の確認が行えなくなった。

[編集] ポイントの種類

プレインズウォーカーポイントは以下の3種類に分類される。

[編集] 生涯合計

DCIに登録した時点から現在までに獲得したポイントの総計。10のランクがあり、その中に5つのレベルに細分化される。このレベルやランクを上げることによって得られる特典は一切無く、単なる指標である。

ランク アイコン レベル 必要ポイント
Prodigy 放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer
覚醒のドルイド/Awakener Druid
虚空魔道士の沈黙者/Voidmage Husher
1 0
2 5
3 10
4 15
5 20
Apprentice 緑柄の練習生/Greenhilt Trainee
火花魔道士の弟子/Sparkmage Apprentice
思い起こし/Call to Mind
6 25
7 30
8 35
9 40
10 45
Task Mage 特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage
謎鍛冶/Riddlesmith
好奇心/Curiosity
11 50
12 60
13 70
14 80
15 90
Adept 熟達の魔術師アーテイ/Ertai, Wizard Adept
非実在の王/Lord of the Unreal
稲妻の勇気/Lightning Prowess
16 100
17 130
18 160
19 190
20 220
Spellshaper 心を削るものグリール/Greel, Mind Raker
真紅の魔道士/Crimson Mage
ガイアの伝令/Gaea's Herald
21 250
22 300
23 350
24 400
25 450
Guildmage ディミーアのギルド魔道士/Dimir Guildmage
ラクドスのギルド魔道士/Rakdos Guildmage
アゾリウスのギルド魔道士/Azorius Guildmage
26 500
27 600
28 700
29 800
30 900
Invoker 血儀式の発動者/Bloodrite Invoker
炎のブレス/Firebreathing
雪花石の魔道士/Alabaster Mage
31 1000
32 1400
33 1800
34 2200
35 2600
Sorcerer 目明き階級の魔術師/Sighted-Caste Sorcerer
卓絶の達人/Transcendent Master
西風の魔道士リネッサ/Linessa, Zephyr Mage
36 3000
37 4400
38 5800
39 7200
40 8600
Battlemage ナヤの戦闘魔道士/Naya Battlemage
ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld
堂々たる撤廃者/Grand Abolisher
41 10000
42 13000
43 16000
44 19000
45 22000
Archmage 物語の円/Story Circle
ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir
アニマのメイエル/Mayael the Anima
46 25000
47 31000
48 37000
49 43000
50 50000

[編集] 競技合計

指定された期間中に獲得した、カジュアル・イベント、プロツアー世界選手権ワールド・マジック・カップを除くイベントのポイント。

1年間の成績に基づいて、グランプリByeおよび国別選手権(旧ワールド・マジック・カップ予選含み)の出場資格とByeの判定に用いられる「年間ポイント」のカテゴリーが存在する。

  • かつては1シーズン(約3ヶ月)間で獲得したポイント数に応じて、そのシーズンと次のシーズンでのグランプリのByeが与えられる「期間ポイント」のカテゴリーがあったが、2014-15シーズン以降は廃止されている。
    • 経過措置として、2013-14年最終シーズンの期間ポイントは、2014年8月25日-11月30日までのグランプリのByeにも用いられる。

[編集] プロフェッショナル合計

プロツアー・ポイントのこと。プロプレイヤーズ・クラブのレベル決定と、プレイヤー・オブ・ザ・イヤーなどシーズン末タイトルと世界選手権ワールド・マジック・カップ出場権の決定に用いられる。

これのみ計算方法が他と異なる、詳しくは当該項目を参照。

[編集] ポイントの算出

ポイントは以下の計算で算出される。

(勝利数×3+引き分け数+参加ポイント)×イベント倍数+ボーナスポイント

[編集] 参加ポイント

競技イベントの参加者数によりポイントが決まる。

人数 ポイント
8〜15 1
16〜31 2
32〜63 3
64〜127 4
128〜255 5
256〜511 6
512〜1023 7
1024〜2047 8
2048〜 9

[編集] イベント倍数

大会の規模によって決まる倍率。(背景色の濃いセルは廃止された大会)

倍率 大会
1倍 マジック認定トーナメント
プレリリース・イベント
フライデー・ナイト・マジック
ドラフト・ウィークエンド
発売記念パーティ
旧制度The FinalsThe Limitsゲートウェイ予選(※1)
2倍 WPNプレミアム大会予選
マジック・ウィークエンド
ストアチャンピオンシップ
ゲームデー
スタンダード・ショーダウン(※2)
旧制度The FinalsThe Limits地区トーナメント(※1)
3倍 グランプリ・トライアル
グランプリサイドイベント(新制度プロツアー予選(PTQ)含み)
旧制度The FinalsThe Limitsチャンピオンシップ(※1)
4倍 プロツアー予備予選(PPTQ)
WPNプレミアム大会本戦
5倍(廃止) 旧制度プロツアー予選(※3)
ワールド・マジック・カップ予選
8倍 グランプリ本戦
プロツアー地域予選(RPTQ)
国別選手権(National Championship)(※4)
12倍
(生涯ポイントのみ加算)
ワールド・マジック・カップ
世界選手権(World Championship)
プロツアー
マジック・プレイヤー選手権

※1.2011年までの倍率。2017年のThe Finalsは、WPNプレミアム大会と同じように、店舗予選2倍・本戦4倍。
※2.アモンケット以前のスタンダード・ショーダウンの倍率は1倍。
※3.2013年-2014年8月までの旧制度プロツアー予選の優勝者は、通常に獲得したポイントとは別にボーナスポイント1000点が与えられていた。
※4.日本選手権19は6倍。それ以前は8倍。

[編集] 実績

2012年8月2日から実装されたシステム。大きく『単発実績』『累積実績』『連続実績』に分けられる。

[編集] 公式記事

[編集] 参考

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