ファイレクシア戦争/The Phyrexian invasion

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ファイレクシア戦争/The Phyrexian invasionとは機械兵団の進軍で描かれた、新ファイレクシア/New Phyrexiaによる侵略戦争。多くの次元/Planeに甚大な被害をもたらし、その余波は多元宇宙/Multiverseそのものに大きな変化をもたらした。

目次

[編集] 解説

カルドハイムから続く長編ストーリーの最終章。

世界樹/The World Treeの歪んだ複製である次元壊し/Realmbreakerによって次元は接続され、新ファイレクシアは他の次元への侵略を開始した。

各地のプレインズウォーカー/Planeswalkerの尽力によりファイレクシアの脅威は打ち払われたが、各次元の住人がファイレクシア人へと完成化されたり戦いで命を落とした。

[編集] 灯の破裂

久遠の闇/Blind Eternities酒杯/Sylexが爆発したためか、あるいは次元壊しによって多元宇宙に穴が開いたためか、あるいはその両方の影響か多元宇宙の法則が変化し、多くのプレインズウォーカーは内なるプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark失った。元プレインズウォーカー達が次元/Planeを渡るには、次元壊しの枝によって生じたポータル/Portal領界路/Omenpath」に頼る必要がある。

詳細は灯の破裂/Spark Rupture#ストーリーおよび灯を失った/Desparkedを参照。

[編集] 領界路/Omenpathの開通

ファイレクシア戦争の中で、久遠の闇/Blind Eternitiesは大きく引き裂かれ、次元壊しの枝によって生じたポータル/Portal領界路/Omenpath」によってプレインズウォーカーでない一般の人々も次元を越え始めた。これにより次元間を越えたレース「ギラプール・グランプリ/The Ghirapur Grand Prix」が開かれたり、未開の次元サンダー・ジャンクション/Thunder Junctionへ開拓に向かうものが現われた。

一方で次元固有の脅威が拡散し始める。ダスクモーン/Duskmournに誘い込まれる犠牲者が増え、タルキール/Tarkirドラゴンの嵐/Dragonstormが他の次元に被害をもたらすようになった。

[編集] 次元ごとの影響

以下、次元ごとの被害をストーリー登場順で列挙する。

[編集] ドミナリア/Dominaria

ファイレクシア戦争が本格化する少し前、ドミナリアにシェオルドレッド/Sheoldred率いる軍勢が送り込まれた。この次元には旧ファイレクシアの遺物やローナ/Ronaのようなファイレクシア信奉者が存在し、それらは新たな侵略を進める上で格好の道具となった。

侵略は大体的に行われ、アロン・キャパシェン/Aron Capashenなど現地の有力者や、多数のクリーチャーが完成化された。

[編集] テーロス/Theros

アジャニ/Ajaniは機械の母の命に従い、テーロスの神々を堕落させるために動き始めた。彼はテーロスの神が人々の信仰から形作られていることを利用した――すなわち、銀白の刻文/The Argent Etchingsを用い、信奉者を完成化させれば、自ずと神も完成化すると。その目論見通り、ヘリオッドは金属の徒党/Chrome Hostの軍門に下った。

他の次元と比べて技術の未熟なテーロスは、新ファイレクシアに蹂躙されるがままだった。ブリマーズ/Brimazポルクラノス/Polukranosなどに加え、エレボス/Erebosら他の神々も次々に完成化されていった。

[編集] エルドレイン/Eldraine

まずロークスワイン/Locthwainが陥落し、アヤーラ/Ayaraがファイレクシアの手に堕ちた。

ハイフェイ/High Faeの王タリオン/Talionは侵略者からこの次元/Planeを守る術として、魔女エリエット/Erietteの眠りの呪いを用いることを提案した。だが、それほどの強大な呪文を唱えるためには彼女とその姉妹であるアガサ/Agathaヒルダ/Hyldaだけでは力不足であった。

そこでタリオンは自らも呪文に加わることで忌まわしき眠り/Wicked Slumberを作り出すことに成功し、姉妹三人に報酬として林檎大釜王冠の贈り物を与えた。こうして侵略者は動きを止め、エルドレインは救われたに思われたのだが、忌まわしき眠りはエリエットの策略によって暴走し、エルドレインの住民をも蝕み始めていた。タリオンはこの呪いを止めるため、半フェイの少年ケラン/Kellanを召喚し三人の魔女を倒す旅へ向かわせた。

[編集] ラヴニカ/Ravnica

灯争大戦に至るまでの一連の出来事によりヴラスカ/Vraskaゴルガリ団/The Golgariギルドマスターに就任していたが、彼女は完成化され、ゴルガリ団をファイレクシアンの軍勢へと変貌させた。またイゼット団/The Izzetシミック連合/The Simic Combineの中から好奇心から進んで完成化を受け入れるものが現われ、被害が拡大した。

戦争終結後、ギルド/Guildは弱体化した。そして侵略により消えない傷を負った者の嘆きが、カルロフ邸殺人事件へと繋がっていく。

[編集] ダスクモーン/Duskmourn

ダスクモーンは強大なデーモン/Demonヴァルガヴォス/Valgavothによって支配された恐怖の館の次元である。

かつて、ヴァルガヴォスは他の次元への扉を一時的にこじ開けることができ、それを用いて怪しむことを知らない犠牲者を誘い込んでいた。だがそのためには多大な労力を要し、数年に一度しか扉を開くことはできなかった。しかしながら、今や領界路が久遠の闇を縦横に走り、次元間の接続をかつてないほど容易にしており、ヴァルガヴォスも遥かに容易く他の次元へ手を伸ばせるようになった。ダスクモーンへの扉が多元宇宙じゅうでありふれた光景になるにつれ、ますます多くの人々が姿を消すようになってきている。

[編集] アヴィシュカー/Avishkar(旧称カラデシュ/Kaladesh)

サヒーリ・ライ/Saheeli Raiにより考案された対新ファイレクシア/New Phyrexia用の防衛計画、黄金鱗計画/Operation Golden Scalesが実行された。イクサランの恐竜から着想を得て作られた大型戦闘機械をギラプールに配備し、侵略者の迎撃にあたるというものである。

ファイレクシアの侵略はこの次元を打ち負かすことはできなかったが領事府に致命傷を与え、新たな指導体制アヴィシュカー議会/The Avishkar Assemblyへの移行を決定的なものにした。

この次元は領界路の時代での積極的な外交姿勢を見せている。ラヴニカ/Ravnicaを最大のライバルと見做し、それに負けぬよう多数の次元と交流するようになった。一方でまた領界路を用いたレース「ギラプール・グランプリ/The Ghirapur Grand Prix」を開催している。

[編集] アモンケット/Amonkhet

迫り来る侵略の警告を受けたアモンケットの生存者たちはファイレクシアンの目から逃れようと身を隠したが、それも無駄だった。しかしながら、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasによる次元の災禍を生き延びた者たちはたくましく機知に富んでおり、自分たちの立場を把握するやいなや、暴力的な作戦で反撃に出た。守護神ハゾレト/Hazoretと、その忠実な副官デジェル/Djeruを頼みの綱とする作戦だ。

驚くべきことに、彼女たちがナクタムンに到着すると、そこにはすでにスカラベの神/The Scarab God蝗の神/The Locust Godがおり、侵略者たちと交戦していた。虫の神々のアンデッド軍がファイレクシアンの注意を引いているうちに、ハゾレトは燃え盛る槍を用いて、ファイレクシアンの血管を流れるぎらつく油/Oilに火を点けた。ファイレクシアンが苦痛に悶える中、デジェルは精鋭戦士の一団を率いてその体をバラバラにし、彼らが永久に死んだままとなることを確実にした。

[編集] タルキール/Tarkir

新ファイレクシア/New Phyrexiaによる侵略はに多大な犠牲を出し、嵐の減少と相まって龍王/Dragonlordの権力掌握を大いに弱めるに至った。人型種族の叛乱は勢いを増し、散発的な民兵やゲリラ活動から、古き氏族の名の旗を掲げた公然たる叛乱へと発展していった。

この争いはいずれ終わりなき消耗戦となりタルキールを滅ぼしかねない。解決の糸口を探すナーセット/Narset嵐の絆の儀式/The Stormnexus Ritualを行うための呪文の巻物を発見する。潜在的な危険性を察知した彼女は儀式の遂行を躊躇するが、他の叛乱軍の指導者たちの説得に従った。そして儀式によって新たに生まれた精霊龍たちと、龍王たちと恐ろしい戦いを繰り広げて、最終的に龍王は敗北してどこかへと消えた。

争いは終わったが、龍の嵐の活性化は留まるところを知らず、そればかりか領界路を超えて龍が他の次元を襲うようになった。ブルームバロウ/Bloomburrowに現れたドラゴンホーク/Dragonhawkはその一例である。

[編集] 参考

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