Seb McKinnon

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セブ・マッキノン(Seb McKinnon、本名セバスティアン/Sebastian)は、イラストレーター・映画制作者・楽曲制作者。マジックアーティストの1人。

[編集] 概要

カナダ・モントリオール出身。ドーソン・カレッジ卒業後、ゲーム会社Ubisoftに勤務。その後、WotCからのオファーを受け基本セット2013からマジックにアートを提供している。

フリーランスのイラストレーターとして活動する傍ら、弟のBenと映画制作会社Five Knights Productionsを立ち上げて連作短編映画KinSalvageRequiemの三作を発表している。これらは騎士道物語的な共通の世界観に基づくもので、Kin Fablesシリーズとして知られている。2016年にBenが死去した後は弟のLiamとKin Fables: The Stolen Childを撮影している。

また彼はCLANN名義で楽曲制作も行っており、その楽曲はいずれも自身が制作する上記の映画に劇伴として使用されている。

[編集] 画風

民間伝承やおとぎ話に造詣が深く、スウェーデンの画家・童話作家ヨン・バウエル の影響が画風の根底にあると語っている。またローウィン/Lorwynへの再訪を待ち望んでおり、エルドレインの王権ではキービジュアルを担当した。

初期の作品では(基本セットだったこともあり)古典的ファンタジー調のイラストを提供しているが、徐々に持ち味である幻想的で多くが悲壮感の漂う画風で存在感を発揮している。

彼のアートにしばしば登場する、金色の髪の少女と顔の見えない騎士は、前述のKin Fablesシリーズにも登場するものである。

[編集] 反ワクチン団体への支持表明とそれに対する批判

2022年1月31日、McKinnonは自身のInstagramアカウントにて反ワクチンを掲げて抗議活動を行うカナダの団体Freedom Convoyへの支持を表明し、世界中のネットユーザーから批判を受けた[1]。McKinnon自身は反ワクチン主義者ではなく、あくまでもワクチン接種の義務化と2019新型コロナウイルスの感染拡大防止のための国民の行動制限に反対しているに過ぎないと主張しているが、現在のところネットユーザーから理解されるには至っていないようだ。Freedom Convoyは白人至上主義的な思想をベースとしていることや過激派組織との繋がりが指摘される団体でもあり、過去には長年マジックのアーティストとして活躍していながらSNS上の行動が原因でウィザーズ社から関係の終了を宣告されたTerese Nielsenの例もあることから、McKinnonのInstagramへの投稿から暫くの間、動向が注目されていた。

上記の投稿からしばらくの間、McKinnonはこの件に関して自身に寄せられた意見についてネットユーザーとSNS上で議論を繰り返していたが、2022年2月9日にMcKinnonはTwitterにて改めてFreedom Convoyへの支持を表明すると共に「今後この件についてのツイートには一切反応しない」とも表明した[2]

現在のところ、本件についてウィザーズ社やマジックの関係者は一切言及していない。新規アートの提供は2022年の団結のドミナリア基本土地を最後に止まっているが、統率者マスターズイクサラン:失われし洞窟統率者デッキに彼の手掛けたイラストが再録されていることから、少なくとも2023年末現在は関係が途絶したわけではない模様。

[編集] 手がけた有名なアート

[編集] 脚注

  1. Seb McKinnon Instagram (2022年1月31日)
  2. Seb McKinnon Twitter (2022年2月9日)

[編集] 参考

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