領域

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領域/Zoneとは、マジックオブジェクトゲーム中に存在できる場所のこと。

目次

解説

基本的には「ライブラリー」「手札」「墓地」「戦場」「スタック」「追放」「統率」の7つ。この他、初期のカードには「アンティ」を、銀枠ではいくつかのユニークな領域を用いるカードが存在する(後述の#一覧を参照)。また古いルールでは、スタック領域の代わりに「リンボ」、追放領域の代わりに「ゲーム外」という領域が存在していたほか、「フェイズ・アウト」という領域も存在した。

手札と墓地とライブラリーは各プレイヤーごとに独立しており、それ以外の領域は全プレイヤー共有である。「自分の場」「相手の場」という言い方がよく見られるが、これは領域としての戦場を指す言葉ではない。戦場も全員で共有している。

オブジェクトの移動

領域を移動したオブジェクトは、以前の状態の記憶を失い、以前の状態と関係のない新しいオブジェクトになる。ただし、以下の例外が存在する。

  1. スタック上にあるパーマネント呪文アーティファクトクリーチャーエンチャントプレインズウォーカー)の特性を変更する、呪文や起動型能力誘発型能力による効果は、その呪文であったパーマネントにも適用され続ける。
  2. スタック上にあるパーマネント呪文からのダメージに適用される軽減効果は、その呪文であったパーマネントにも適用される。
  3. パーマネントの能力のうち、唱えられたときの情報を必要とするものは、そのパーマネントになった呪文に関する情報を参照できる。
  4. オブジェクトが他の領域に移動することで誘発する誘発型能力は、移動先の領域でその移動したオブジェクトを見つけることができる。
  5. エンチャントされているパーマネントが戦場を離れたことによって誘発するオーラ能力は、そのパーマネントが戦場を離れるのと同時にそのオーラが墓地に置かれた場合や、そのオーラがパーマネントにつけられていないことによる状況起因処理によってオーナーの墓地に置かれた場合、墓地に置かれたそのオーラ自身を見つけることができる。
  6. 土地でないカードに、唱えられるようにする能力を与える効果があった場合、その能力は唱えられてスタックに移動してなったオブジェクトにも適用され続ける。
  7. 解決中の呪文や起動型能力は、その呪文が唱えられたり能力が起動されたりしている間に、ある領域から他の公開領域に移動しているオブジェクトに何らかの処理を行なうことができる。
  8. マッドネス捨てて追放されたカードが唱えられずに公開領域に移動した場合、「捨てたカード」を参照する効果はそのオブジェクトを見つけることができる。

その他

  • かつてディミーアの脳外科医、シアクー/Circu, Dimir Lobotomistのみが、領域を能力対象に取っていた。これは失敗だと開発部は早くに気づき、類似のカードは作らないことになった[1]
  • ゲームの外部とは、どの領域にも存在していないオブジェクトがある場所のことであり、領域ではない。
    • かつてのルールでは外部にゲーム外領域を含んでいたが、現在の追放領域は外部に含まれない。
  • 「手札を捨てる」や「あなたの手札をあなたのライブラリーに加えて切り直す」など、領域に対して何かをさせる効果がある場合、それらはその領域にある全てのカードに働く。領域そのものには何もしない。(CR:400.11
  • 1枚のカードが2つ以上の領域に存在することは通常はない(総合ルールに明記されているわけではないものの、そのようなことが起こらないように各種処理が定義されている)。ただし銀枠では1枚のカードが2つ以上の領域に存在することになることもありうる(アンヒンジドのYet Another AEther VortexUnstable凄腕の忍者/Masterful Ninja)。

概念図

2010年7月のルール変更後のもの。以前と変わったので注意。

領域 サイドボード その他
ライブラリー 手札 墓地 戦場 スタック 追放 統率
プレイヤーごと 共有 外部(トーナメント時)
内部 外部

トーナメント以外(カジュアルプレイ)においても、「願いなどでアクセスできるのはサイドボード内のみ」という考えを持つ人がいるので、事前に確認しておくとよいだろう。

一覧

以下は銀枠でのみ使用する領域

参考

  1. Guilds of Ravnica Oracle Changes

引用:総合ルール 20231117.0

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