青緑クロック・パーミッション

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青緑クロック・パーミッション (UG Clock Permission)は、文字通り青緑で組まれたクロック・パーミッションデッキの優秀なクリーチャークロックカウンターによる時間稼ぎで守る。

なお、「クロック・パーミッション」という言葉が認知され始めたのは神河ブロック頃であり、それ以前は通常ビート・コントロールとして扱われていた。よって、この項では神河ブロック以降のデッキを紹介する。それ以前の青緑クロック・パーミッションについては青緑ビートダウンを参考のこと。

目次

[編集] イクサラン・ブロック〜基本セット2020期、ラヴニカのギルド〜基本セット2021期

ラヴニカのギルドエリマキ神秘家/Frilled Mysticを中心に瞬速インスタントでまとめたシミック・フラッシュ(Simic Flash)が活躍。


詳細はフラッシュ#イクサラン・ブロック~基本セット2020期フラッシュ#ラヴニカのギルド~基本セット2021期を参照。

[編集] ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期

クリーチャーによるビートダウンカウンター装備品でサポートするデッキが登場。



動きは典型的なクロック・パーミッションのそれであり、マナ・クリーチャー極楽鳥/Birds of Paradise水蓮のコブラ/Lotus Cobraからマナ加速してファッティにつなげ、マナ漏出/Mana Leak呪文貫き/Spell Pierceといったカウンターや饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famineなどの装備品でバックアップする。

[編集] サンプルレシピ

UG Clock-Permission [1]
土地 (24)
8 森/Forest
3 島/Island
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 沸騰する小湖/Scalding Tarn
4 地盤の際/Tectonic Edge
3 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (14)
4 極楽鳥/Birds of Paradise
1 聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx
4 水蓮のコブラ/Lotus Cobra
3 肌変わり/Skinshifter
2 最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll
呪文 (22)
4 内にいる獣/Beast Within
3 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
4 マナ漏出/Mana Leak
1 自然の要求/Nature's Claim
3 定業/Preordain
2 呪文貫き/Spell Pierce
2 饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine
1 戦争と平和の剣/Sword of War and Peace
2 転倒の磁石/Tumble Magnet
サイドボード (15)
2 殴打頭蓋/Batterskull
3 忍び寄る腐食/Creeping Corrosion
2 瞬間凍結/Flashfreeze
2 自然の要求/Nature's Claim
3 強情なベイロス/Obstinate Baloth
3 倦怠の宝珠/Torpor Orb


[編集] 時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

ローウィン・ブロック部族シナジーを活かしたものが活躍。

ローウィン参入初期には、緑青で組まれたフェアリーが活躍していた。



スクリブのレインジャー/Scryb Rangerなどのカードを使うためこのカラーパターンが多かったが、モーニングタイド苦花/Bitterblossomなどが加わった後は青黒のものがメインになる。

その後はしばらく鳴りを潜めていたが、対抗色にフィーチャーしたイーブンタイドの参入で、青緑のマーフォークデッキが登場する。



カメレオンの巨像/Chameleon Colossusなどの投入により、従来の白青のものより打撃力が向上している。

[編集] ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期

神河ブロックで優秀だったカードは退場したが、新たに加わったカードにより内容が変化した。



獣群の呼び声/Call of the Herd差し戻し/Remandなどの超優秀なテンポ・アドバンテージカードを連打して速やかに殴り勝つのが基本的な流れ。

など、様々なタイプが存在する。

青緑という色の組み合わせをする上で最大のネックであった「最後の一押し」を岩石樹の祈り/Stonewood Invocation心霊破/Psionic Blastが補う。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (26)
4 スクリブのレインジャー/Scryb Ranger
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 粘体マンタ/Plaxmanta
4 ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad
3 神秘の蛇/Mystic Snake
3 幽体の魔力/Spectral Force
呪文 (15)
4 獣群の呼び声/Call of the Herd
4 差し戻し/Remand
4 心霊破/Psionic Blast
3 岩石樹の祈り/Stonewood Invocation
土地 (19)
4 ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
3 森/Forest
4 繁殖池/Breeding Pool
1 島/Island
5 冠雪の森/Snow-Covered Forest
1 冠雪の島/Snow-Covered Island
1 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
サイドボード
1 神秘の蛇/Mystic Snake
3 三角エイの捕食者/Trygon Predator
2 土覆いのシャーマン/Loaming Shaman
4 撤廃/Repeal
3 クローサの掌握/Krosan Grip
2 鋸刃の矢/Serrated Arrows

[編集] ディセンション後

ディセンション緑青シミックギルドが登場したことにより、このデッキタイプは大きな変化を遂げる。

おなじみラノワールのエルフ/Llanowar Elves極楽鳥/Birds of Paradiseの8枚でマナ加速して2ターン目に3マナクリーチャー戦場に出してクロックを得、それらを少量のカウンターで守るのが基本的な動きになる。

使用されるクリーチャーは、殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu、強力ドローエンジン深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours印鑑割ることでアドバンテージを得られる三角エイの捕食者/Trygon Predatorなどが中心。

また、コールドスナップ後にはドイツ選手権06優勝を飾ったエラヨウ忍者が急浮上。


コントロールを食い物に暴れ、日本選手権06でもベスト8入りを果たしている。詳しくはエラヨウ忍者を参照。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (27)
4 オーランのバイパー/Ohran Viper
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 粘体マンタ/Plaxmanta
4 深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours
4 三角エイの捕食者/Trygon Predator
3 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror
呪文 (12)
4 マナ漏出/Mana Leak
2 差し戻し/Remand
2 呪文嵌め/Spell Snare
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
土地 (21)
4 ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
6 森/Forest
4 繁殖池/Breeding Pool
3 島/Island
1 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
1 水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge
1 雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds
1 シミックの成長室/Simic Growth Chamber
サイドボード
4 不忠の糸/Threads of Disloyalty
3 邪魔/Hinder
2 空を引き裂くもの、閼螺示/Arashi, the Sky Asunder
2 素拳の岩守/Iwamori of the Open Fist
2 静風の日暮/Higure, the Still Wind
2 真髄の針/Pithing Needle

[編集] 神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期

ラヴニカ:ギルドの都参入直後のスタンダードでは、Critical Massの後継としてCritical Mass Updateが登場した。



詳しくはCritical Mass Updateを参照。

また、世界選手権05ではそれとは違うタイプのタッチ型が好成績を収めた。



若干Updateに比べて低速に作られており、UpdateよりはCritical Massに近い。反面、ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesの投入によって加速力も強化されている。サイドボード頭蓋の摘出/Cranial Extractionがポイント。

世界選手権05では化膿/Putrefyを積んだAntoine Ruelが初日全勝。メインデッキに黒のカードを全く採用しないタイプで参戦したLeong Dingはベスト8という記録をそれぞれ作っている。→*1

なお、青緑シー・ストンピィも登場。神河ブロックが落ちるまで戦い抜いた。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
4 ウッド・エルフ/Wood Elves
4 北の樹の木霊/Kodama of the North Tree
4 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror
3 潮の星、京河/Keiga, the Tide Star
呪文 (14)
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
3 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
4 邪魔/Hinder
3 マナ漏出/Mana Leak
土地 (23)
4 ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
4 氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge
1 嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well
1 雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds
1 水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge
1 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
1 草むした墓/Overgrown Tomb
5 島/Island
5 森/Forest
サイドボード
4 不忠の糸/Threads of Disloyalty
3 呪師の弟子/Jushi Apprentice
3 帰化/Naturalize
2 空を引き裂くもの、閼螺示/Arashi, the Sky Asunder
3 頭蓋の摘出/Cranial Extraction

[編集] 神河ブロック構築

比較的重量級デッキCritical Massが活躍した。



優秀な土地サーチカウンター、そして大型クリーチャーに揃ったことで生まれたデッキである。詳しくはCritical Massを参照。

[編集] 参考

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