防衛

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(防衛(壁)にしかブロックされない系と朧宮の守り/Guardians of Oboroを追加。その他巨大戦車系の補完。2021年版カラーパイに対応。)
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*防衛を持たないクリーチャーが一度[[攻撃クリーチャー]]になった後に防衛が与えられたとしても、その[[戦闘から取り除く|戦闘から取り除かれる]]ことはない。
 
*防衛を持たないクリーチャーが一度[[攻撃クリーチャー]]になった後に防衛が与えられたとしても、その[[戦闘から取り除く|戦闘から取り除かれる]]ことはない。
 
*[[エルドラージ覚醒]]や[[ラヴニカへの回帰]]ではテーマのひとつであり、防衛を参照するカードがいくつか登場。これにより、完全なペナルティ能力ではなく、プラスの側面も生まれた。以降も時折ではあるが防衛がプラスに働くカードが作られている。
 
*[[エルドラージ覚醒]]や[[ラヴニカへの回帰]]ではテーマのひとつであり、防衛を参照するカードがいくつか登場。これにより、完全なペナルティ能力ではなく、プラスの側面も生まれた。以降も時折ではあるが防衛がプラスに働くカードが作られている。
*[[カラーパイ]]としては基本的にはどの色にも防衛はありうるが、理念的な意味でもっとも防御的な色である白に多くなっている。<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0019007/ メカニズム的カラー・パイ 2017年版](Making Magic 2017年6月5日)</ref>
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*[[カラーパイ]]としては基本的にはどの色にも防衛はありうるが、理念的な意味でもっとも防御的な色である白に([[2021年]]時点では[[青]]にも)多くなっている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/mechanical-color-pie-2017-2017-06-05 Mechanical Color Pie 2017]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0019007/ メカニズム的カラー・パイ 2017年版]([[Making Magic]] [[2017年]]6月5日 [[Mark Rosewater]]著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/mechanical-color-pie-2021-10-18 Mechanical Color Pie 2021]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035515/ メカニズム的カラー・パイ 2021年版](Making Magic [[2021年]]10月18日 Mark Rosewater著)</ref>
  
 
==参照カード==
 
==参照カード==
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**[[策略の龍、アルカデス/Arcades, the Strategist]] - 防衛を持つクリーチャーが出るたびに1枚[[引く|ドロー]]し、攻撃を許可し、それらはタフネスに等しい点数の[[戦闘ダメージ]]を割り振る。([[基本セット2019]])
 
**[[策略の龍、アルカデス/Arcades, the Strategist]] - 防衛を持つクリーチャーが出るたびに1枚[[引く|ドロー]]し、攻撃を許可し、それらはタフネスに等しい点数の[[戦闘ダメージ]]を割り振る。([[基本セット2019]])
 
**[[厳戒態勢/High Alert]] - 防衛を持つクリーチャーの攻撃を許可する能力。([[ラヴニカの献身]])
 
**[[厳戒態勢/High Alert]] - 防衛を持つクリーチャーの攻撃を許可する能力。([[ラヴニカの献身]])
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**[[朧宮の守り/Guardians of Oboro]] - [[改善]]された防衛を持つクリーチャーの攻撃を許可する能力。([[神河:輝ける世界]])
 
*'''[[巨大戦車/Juggernaut]]''' - 壁によっては[[ブロックされない]]。(リミテッド・エディション)
 
*'''[[巨大戦車/Juggernaut]]''' - 壁によっては[[ブロックされない]]。(リミテッド・エディション)
 
**'''[[沼ネズミ/Bog Rats]]''' - 壁によってはブロックされない。([[ザ・ダーク]])
 
**'''[[沼ネズミ/Bog Rats]]''' - 壁によってはブロックされない。([[ザ・ダーク]])
 
**'''[[Tower of Coireall]]''' - [[タップ能力]]で対象のクリーチャーを壁によってはブロックされなくする。(ザ・ダーク)
 
**'''[[Tower of Coireall]]''' - [[タップ能力]]で対象のクリーチャーを壁によってはブロックされなくする。(ザ・ダーク)
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**'''[[Clockwork Swarm]]''' - 壁によってはブロックされない。([[ホームランド]])
 
**'''[[塁壁を這うもの/Rampart Crawler]]''' - 壁によってはブロックされない。([[メルカディアン・マスクス]])
 
**'''[[塁壁を這うもの/Rampart Crawler]]''' - 壁によってはブロックされない。([[メルカディアン・マスクス]])
 
**'''[[オタリアの巨大戦車/Otarian Juggernaut]]''' - 壁によってはブロックされない。([[オデッセイ]])
 
**'''[[オタリアの巨大戦車/Otarian Juggernaut]]''' - 壁によってはブロックされない。([[オデッセイ]])
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**[[ゴブリンの鍵師/Goblin Locksmith]] - 攻撃するたび、防衛持ちではブロックできなくする能力。([[ラヴニカのギルド]])
 
**'''[[塁壁潰し/Rampart Smasher]]''' - 壁と[[騎士]]によってはブロックされない。([[エルドレインの王権]])
 
**'''[[塁壁潰し/Rampart Smasher]]''' - 壁と[[騎士]]によってはブロックされない。([[エルドレインの王権]])
 
**'''[[50フィートのロープ/Fifty Feet of Rope]]''' - タップ能力で対象の壁を[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できなくする。([[フォーゴトン・レルム探訪]])
 
**'''[[50フィートのロープ/Fifty Feet of Rope]]''' - タップ能力で対象の壁を[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できなくする。([[フォーゴトン・レルム探訪]])
 
**'''[[扉を蹴り開ける/Kick in the Door]]''' - 対象のクリーチャーを壁によってはブロックされなくして[[速攻]]を与える[[ソーサリー]]。(フォーゴトン・レルム探訪)
 
**'''[[扉を蹴り開ける/Kick in the Door]]''' - 対象のクリーチャーを壁によってはブロックされなくして[[速攻]]を与える[[ソーサリー]]。(フォーゴトン・レルム探訪)
*'''[[要塞化/Fortified Area]]''' - 壁に修整と[[バンド]]を与える。([[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]])
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*'''[[不可視/Invisibility]]''' - 壁にしかブロックされなくする[[オーラ]]。(リミテッド・エディション)
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**'''[[オームズ=バイ=ゴアの邪眼/Evil Eye of Orms-by-Gore]]''' - 壁にしかブロックされない。([[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]])
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**'''[[エルフの騎手/Elven Riders]]''' - 壁か[[飛行]]持ちにしかブロックされない。([[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]])
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**'''[[Flow of Maggots]]''' - 壁にしかブロックされない。([[アイスエイジ]])
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**'''[[ジョーヴンの泥棒道具/Joven's Tools]]''' - [[起動型能力]]で対象のクリーチャーを壁にしかブロックされなくする。([[ホームランド]])
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**'''[[Varchild's Crusader]]''' - 起動型能力で壁にしかブロックされなくなるが、[[終了ステップ]]に[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げられる]]。([[アライアンス]])
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**'''[[不可視の外套/Cloak of Invisibility]]''' - 壁にしかブロックされなくなり、[[フェイジング]]を得るオーラ。([[ミラージュ]])
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**[[野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat]] - 起動型能力で防衛持ちにしかブロックされなくなる。 ([[ラヴニカ:ギルドの都]])
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**[[浸透者の魔法印/Infiltrator's Magemark]] - エンチャントされたクリーチャーは防衛持ちにしかブロックされなくなる。([[ギルドパクト]])
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**'''[[こそ泥の兜/Prowler's Helm]]''' - 壁にしかブロックされなくする装備品。([[テーロス]])
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**[[ブリキ通りの身かわし/Tin Street Dodger]] - 起動型能力で防衛持ちにしかブロックされなくなる。 ([[ラヴニカの献身]])
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*'''[[要塞化/Fortified Area]]''' - 壁に修整と[[バンド]]を与える。(レジェンド)
 
*'''[[Marble Priest]]''' - 壁限定[[寄せ餌/Lure]]能力。壁からこれへのダメージも全て[[軽減]]する。(レジェンド)
 
*'''[[Marble Priest]]''' - 壁限定[[寄せ餌/Lure]]能力。壁からこれへのダメージも全て[[軽減]]する。(レジェンド)
 
*'''[[Glyph of Life]]''' - 壁が受けたダメージを参照してライフ回復。(レジェンド)
 
*'''[[Glyph of Life]]''' - 壁が受けたダメージを参照してライフ回復。(レジェンド)
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**[[斧折りの守護者/Axebane Guardian]] - 防衛を持つクリーチャーの数だけ好きな色のマナを加える能力。(ラヴニカへの回帰)
 
**[[斧折りの守護者/Axebane Guardian]] - 防衛を持つクリーチャーの数だけ好きな色のマナを加える能力。(ラヴニカへの回帰)
 
*[[聳えるタイタン/Towering Titan]] - 防衛を持つクリーチャーの生け贄を起動コストに[[トランプル]]を付与する。([[Jumpstart]])
 
*[[聳えるタイタン/Towering Titan]] - 防衛を持つクリーチャーの生け贄を起動コストに[[トランプル]]を付与する。([[Jumpstart]])
 
  
 
==脚注==
 
==脚注==

2022年5月14日 (土) 02:22時点における版

防衛(ぼうえい)/Defenderは、神河物語発売時に制定されたキーワード能力。これは常在型能力である。

防衛/Defender
種別 常在型能力
登場セット 多数
CR CR:702.3

Wall of Wood / 木の壁 (緑)
クリーチャー — 壁(Wall)

防衛(このクリーチャーは攻撃できない。)

0/3


Animate Wall / 動く壁 (白)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(壁(Wall))
エンチャントされている壁は、それが防衛を持たないかのように攻撃できる。


定義

防衛/Defenderを持つクリーチャー攻撃に参加できない。

解説

クリーチャー(おもに)が持つペナルティ能力であり、それを持つクリーチャーに攻撃制限を課す。

これまでクリーチャー・タイプの壁に存在した「壁は攻撃に参加できない」のルールをキーワード化したものである。防衛の登場に伴い、壁のルールは廃止され、神河ブロックより前の霧衣の究極体/Mistform Ultimusを除くすべての壁はオラクル更新で防衛が与えられた。

常磐木能力として位置づけられており、防衛持ちの新種は(多くはないが)少しずつ増え続けている。

  • これを持つクリーチャーは、同じステータスで防衛を持たないクリーチャーよりもマナ・コストが低めとなっている。
  • 神河物語には防衛を持つクリーチャーはいなかったが、神河謀叛で、防衛を持つ壁でないクリーチャーが登場。その後はもう壁は登場しないかと思われたが、後に復活している。
  • 防衛があっても条件付きで攻撃に参加できるカードも存在する。動く壁/Animate Wallのように防衛を「無視する」カード(防衛を持たないかのように扱うようにするカード)と、ガーゴイルの歩哨/Gargoyle Sentinelのように防衛を「失う」カードの2パターンが存在する。
  • 防衛を持たないクリーチャーが一度攻撃クリーチャーになった後に防衛が与えられたとしても、その戦闘から取り除かれることはない。
  • エルドラージ覚醒ラヴニカへの回帰ではテーマのひとつであり、防衛を参照するカードがいくつか登場。これにより、完全なペナルティ能力ではなく、プラスの側面も生まれた。以降も時折ではあるが防衛がプラスに働くカードが作られている。
  • カラーパイとしては基本的にはどの色にも防衛はありうるが、理念的な意味でもっとも防御的な色である白に(2021年時点ではにも)多くなっている[1][2]

参照カード

防衛を持つことを参照するカード(太字は防衛でなく限定参照)。防衛か壁を除去するカードはトンネル/Tunnelの項を参照。

脚注

  1. Mechanical Color Pie 2017/メカニズム的カラー・パイ 2017年版Making Magic 2017年6月5日 Mark Rosewater著)
  2. Mechanical Color Pie 2021/メカニズム的カラー・パイ 2021年版(Making Magic 2021年10月18日 Mark Rosewater著)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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