運命のきずな/Nexus of Fate

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*MTGアリーナでは1ターンごとの制限時間こそ存在するものの、[[Magic Online]]のような「プレイヤーごとの持ち時間制」は導入されていない。そのため、[[ターボネクサス]]のようなターンをまたぐループ([[無限ターン]])であれば、システム上での時間切れになることなく遅延行為を行えてしまう。記事中で直接言及はされていないが、MTGアリーナ上で発生した以下の事件も少なからず影響していると考えられる。
 
*MTGアリーナでは1ターンごとの制限時間こそ存在するものの、[[Magic Online]]のような「プレイヤーごとの持ち時間制」は導入されていない。そのため、[[ターボネクサス]]のようなターンをまたぐループ([[無限ターン]])であれば、システム上での時間切れになることなく遅延行為を行えてしまう。記事中で直接言及はされていないが、MTGアリーナ上で発生した以下の事件も少なからず影響していると考えられる。
**[[Shahar Shenhar]]氏がTwitch上でMTGアリーナのプレイを動画配信した際、ターボネクサスとの対戦になった。あと一歩でプレイヤーが[[勝利]]するところで、対戦相手が運命のきずなによる意味のないと思われるループを開始し、延々と許可ボタンの連打を強いながらプレイヤーが飽きて[[投了]]するのを待つという悪質なプレイが行われた(アリーナでは[[優先権]]をオートパスモードにしていても、[[公開する|公開]]されたカードを確認したことにOKを出さなければならない)。その長時間の攻防の様子が注目されて拡散された結果、多数の視聴者が集まり、ついにはMTGアリーナのディレクターの[[Chris Clay]]まで視聴に加わる。メンテナンス開始時間まで続くと思われたループは、最終的に試合開始から2時間近くが経過したところでChris Clayがループを引き起こしていたプレイヤーのアカウントを利用停止(BAN)にするという異例の措置で終幕した。
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**[[Shahar Shenhar]]がTwitch上でMTGアリーナのプレイを動画配信した際、ターボネクサスとの対戦になった。あと一歩でプレイヤーが[[勝利]]するところで、対戦相手が運命のきずなによる意味のないと思われるループを開始し、延々と許可ボタンの連打を強いながらプレイヤーが飽きて[[投了]]するのを待つという悪質なプレイが行われた(アリーナでは[[優先権]]をオートパスモードにしていても、[[公開する|公開]]されたカードを確認したことにOKを出さなければならない)。その長時間の攻防の様子が注目されて拡散された結果、多数の視聴者が集まり、ついにはMTGアリーナのディレクターの[[Chris Clay]]まで視聴に加わる。メンテナンス開始時間まで続くと思われたループは、最終的に試合開始から2時間近くが経過したところでChris Clayがループを引き起こしていたプレイヤーのアカウントを利用停止(BAN)にするという異例の措置で終幕した。
 
*アリーナ・スタンダード独自の禁止措置は初。ただし「アリーナ初の禁止カード」ではなく、[[暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon]]などはスタンダード実装当初から禁止カードである。
 
*アリーナ・スタンダード独自の禁止措置は初。ただし「アリーナ初の禁止カード」ではなく、[[暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon]]などはスタンダード実装当初から禁止カードである。
 
**運命のきずなを含むデッキを使用して構築イベントに参加中のプレイヤーは、そのイベントに限りデッキをそのまま使用することが認められていた。
 
**運命のきずなを含むデッキを使用して構築イベントに参加中のプレイヤーは、そのイベントに限りデッキをそのまま使用することが認められていた。

2019年3月16日 (土) 16:23時点における版


基本セット2019BOX特典カードである、追加ターン獲得インスタント墓地に置かれる際にライブラリー戻る常在型能力も持つ。

目次

解説

時間のねじれ/Time Warpの亜種だが、このカードならではの特徴として「墓地の代わりにライブラリーに戻ること」「インスタントであること」が挙げられる。

前者は墓地からの再利用ができないというデメリットでもあるが、の得意なドロー衝動サーチを連打して再び手札に加えられる点ではメリットになる。打ち消し手札破壊ライブラリー破壊など、基本的な妨害をものともせず確実にライブラリーに戻ってくれるため、「使い回せる追加ターン呪文」としての価値は非常に高い。大げさに言えば、これ1枚でエターナルブルーを体現しているようなものである。

追加ターン系呪文にとっては(隙を作りづらいという長所こそあるものの)インスタントであるメリットは薄いと思われたが、ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaとの組み合わせで土地5枚から唱えられるのは大きな利点。荒野の再生/Wilderness Reclamationの登場後は土地4枚から唱えることも可能になった。

スタンダードではこのカードを4枚採用したデッキターボネクサスが登場。マジック25周年記念プロツアーでは強豪プレイヤーも持ち込み話題となった。

ルール

禁止指定

2019年2月14日より、Magic: The Gathering Arenaにおけるアリーナ・スタンダード1本先取ルール)において禁止カードに指定された[1]。2本先取ルールや、およびMagic Onlineのスタンダードでは通常通り使用可能である。

運命のきずなをキーカードとするターボネクサストーナメントで実績を残してはいたものの、使用率は決して高くはなく、ローテーションを経てもスタンダードメタゲームを支配しているわけでもなかった。つまり、パワーレベルとしては適切である。問題となったのは、Magic: The Gathering Arena(以下MTGアリーナ)上で繰り返しループ処理を行えてしまう性質にある。紙のカードでは合意による省略や、意図的な遅延行為であればジャッジの介入により対処可能なループであっても、処理をプログラムに頼ったコンピューターゲーム上では対応できず、意味のあるループとただの遅延行為の判別もできない。そのため、「通常のプレイを妨げるもの」として1本先取ルールのみで禁止措置が取られるに至った。

  • MTGアリーナでは1ターンごとの制限時間こそ存在するものの、Magic Onlineのような「プレイヤーごとの持ち時間制」は導入されていない。そのため、ターボネクサスのようなターンをまたぐループ(無限ターン)であれば、システム上での時間切れになることなく遅延行為を行えてしまう。記事中で直接言及はされていないが、MTGアリーナ上で発生した以下の事件も少なからず影響していると考えられる。
    • Shahar ShenharがTwitch上でMTGアリーナのプレイを動画配信した際、ターボネクサスとの対戦になった。あと一歩でプレイヤーが勝利するところで、対戦相手が運命のきずなによる意味のないと思われるループを開始し、延々と許可ボタンの連打を強いながらプレイヤーが飽きて投了するのを待つという悪質なプレイが行われた(アリーナでは優先権をオートパスモードにしていても、公開されたカードを確認したことにOKを出さなければならない)。その長時間の攻防の様子が注目されて拡散された結果、多数の視聴者が集まり、ついにはMTGアリーナのディレクターのChris Clayまで視聴に加わる。メンテナンス開始時間まで続くと思われたループは、最終的に試合開始から2時間近くが経過したところでChris Clayがループを引き起こしていたプレイヤーのアカウントを利用停止(BAN)にするという異例の措置で終幕した。
  • アリーナ・スタンダード独自の禁止措置は初。ただし「アリーナ初の禁止カード」ではなく、暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidonなどはスタンダード実装当初から禁止カードである。
    • 運命のきずなを含むデッキを使用して構築イベントに参加中のプレイヤーは、そのイベントに限りデッキをそのまま使用することが認められていた。
  • 禁止指定に伴い、ゲーム内で運命のきずなを所持しているプレイヤーに対しては同数の神話レアのワイルドカードが配布される補償措置が取られた。また45パック一括購入特典カードは全知/Omniscienceに差し替えられた。

BOX特典限定であることによる問題点

ストーリー

このカードは、タルキール/Tarkirにて精霊龍の墓/Tomb of the Spirit Dragonへと辿り着いたサルカン・ヴォル/Sarkhan Volが、ウギンのきずな/Ugin's Nexusに現れた時の扉をくぐり1280年前のタルキールへと旅立つシーンを描いたものである(イラスト)。

サルカンは墓へと迷い込み、時をさかのぼった。

脚注

  1. February 14, 2019 MTG Arena Banned and Restricted Announcement/2019年2月14日 「MTGアリーナ」禁止制限告知(News 2019年2月14日 WotC著)
  2. Update: Nexus of Fate
  3. Pro Tour 25th Anniversary Round 12: Sajgalik, Huang, Yam vs. Wilson, Rizzi, Shenhar(Youtube マジック英語公式チャンネル)

参考

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