絶滅の星/Star of Extinction

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巨大隕石を落下させ、[[土地]]1つとほとんどの[[クリーチャー]]や[[プレインズウォーカー]]を吹き飛ばす豪快極まる[[ソーサリー]]。
 
巨大隕石を落下させ、[[土地]]1つとほとんどの[[クリーチャー]]や[[プレインズウォーカー]]を吹き飛ばす豪快極まる[[ソーサリー]]。
  
[[イクサラン]]時点で20点の[[ダメージ]][[タフネス]]で耐えられる[[クリーチャー]]は存在せず、[[再生]]・[[破壊不能]]・[[プロテクション]]などの数値を問わない[[除去耐性]]を持っていない限り助からない。[[プレインズウォーカー]]も21以上の[[忠誠度]]を持て余していることはまずないだろう。
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[[イクサランの相克]]時点で20点の[[ダメージ]]に素の[[タフネス]]で耐えられる[[クリーチャー]]は([[歩行バリスタ/Walking Ballista]]など状況次第でいくらでも大きくなるのを除けば)[[銀枠]]以外に存在せず、[[再生]]・[[破壊不能]]・[[プロテクション]]などの数値を問わない[[除去耐性]]を持っていない限りほぼ助からない。[[プレインズウォーカー]]も21以上の[[忠誠度]]を持て余していることはまずないだろう。
  
土地も壊せるが[[土地破壊]][[呪文]]としては遅すぎるためおまけ程度。「落下地点」の雰囲気を作るための効果とみるべきか。ただし、[[対象]]となった土地を[[生け贄]]に捧げられると[[立ち消え]]になることを忘れないように。場合によっては自分の土地を犠牲にすることも考えよう。
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土地も壊せるが[[土地破壊]][[呪文]]としては遅すぎるためおまけ程度。「落下地点」の雰囲気を作るための効果とみるべきか。ただし、[[対象]]にした土地が[[戦場を離れる]]などすると[[立ち消え]]になることを忘れないように。うっかり[[フェッチランド]]や[[廃墟の地/Field of Ruin]]などをねらわないのは当然として、状況次第では[[ミシュラランド]]も危ない。場合によっては自分の土地を犠牲にすることも考えよう。
  
 
[[スタンダード]]ではより軽くて使いやすい[[破滅の刻/Hour of Devastation]]が強力なライバル。ダメージが5点では足りない、もう2[[マナ]]出してでも20点欲しいという局面は限られる。自分で破壊不能持ちのクリーチャーを使うなどして差別化したい。
 
[[スタンダード]]ではより軽くて使いやすい[[破滅の刻/Hour of Devastation]]が強力なライバル。ダメージが5点では足りない、もう2[[マナ]]出してでも20点欲しいという局面は限られる。自分で破壊不能持ちのクリーチャーを使うなどして差別化したい。
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*[[シヴ山の隕石/Shivan Meteor]]を作るときに検討されたという「20点ダメージ」が十年の時を経てついに登場したことになる。
 
*[[シヴ山の隕石/Shivan Meteor]]を作るときに検討されたという「20点ダメージ」が十年の時を経てついに登場したことになる。
 
*[[モダン]]以下では[[ボロスの反攻者/Boros Reckoner]]や[[ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll]]との[[コンボ]]にロマンがある。もちろん対戦相手がこれらを[[コントロール]]していたら[[友情コンボ]]でこちらが消し飛ぶ。
 
*[[モダン]]以下では[[ボロスの反攻者/Boros Reckoner]]や[[ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll]]との[[コンボ]]にロマンがある。もちろん対戦相手がこれらを[[コントロール]]していたら[[友情コンボ]]でこちらが消し飛ぶ。
*これはストーリー上の現在の場面ではなく、かつて不滅の太陽を手にした太陽帝国の皇帝が悪しき目的のために使用した結果を描いている。カード名とは裏腹に、このとき恐竜たちは絶滅していない。<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0019845/ 『イクサラン』ストーリー・10の気になる疑問]</ref>
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*このダメージでも[[B.F.M.(Big Furry Monster)]]なら余裕で耐えられる。
**現実の地球においては、約6550万年前に現在のメキシコに落下した巨大隕石が恐竜などの大量絶滅のきっかけとなったという説がある。このカードのモチーフだろう。
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==ストーリー==
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これはストーリー上の現在の場面ではなく、かつて[[不滅の太陽/The Immortal Sun (ストーリー)|不滅の太陽/The Immortal Sun]]を手にした[[太陽帝国/The Sun Empire]]の皇帝[[イクサランのその他のキャラクター#アパゼク・イントリ/Apatzec Intli|アパゼク・イントリ/Apatzec Intli]]が悪しき目的のためにその力を使用した結果を描いている。[[カード名]]とは裏腹に、このとき[[恐竜]]たちは絶滅していない<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/ten-burning-questions-ixalan-story-2017-10-25 Ten Burning Questions from the Ixalan Story]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0019845/ 『イクサラン』ストーリー・10の気になる疑問](Feature 2017年10月25日 [[Chas Andres]]著)</ref>
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*現実の地球においては、約6550万年前に現在のメキシコに落下した巨大隕石が恐竜などの大量絶滅のきっかけとなったという説がある。このカードのモチーフだろう。
  
 
==参考==
 
==参考==

2018年2月22日 (木) 14:27時点における版


Star of Extinction / 絶滅の星 (5)(赤)(赤)
ソーサリー

土地1つを対象とし、それを破壊する。絶滅の星は各クリーチャーと各プレインズウォーカーにそれぞれ20点のダメージを与える。


巨大隕石を落下させ、土地1つとほとんどのクリーチャープレインズウォーカーを吹き飛ばす豪快極まるソーサリー

イクサランの相克時点で20点のダメージに素のタフネスで耐えられるクリーチャーは(歩行バリスタ/Walking Ballistaなど状況次第でいくらでも大きくなるのを除けば)銀枠以外に存在せず、再生破壊不能プロテクションなどの数値を問わない除去耐性を持っていない限りほぼ助からない。プレインズウォーカーも21以上の忠誠度を持て余していることはまずないだろう。

土地も壊せるが土地破壊呪文としては遅すぎるためおまけ程度。「落下地点」の雰囲気を作るための効果とみるべきか。ただし、対象にした土地が戦場を離れるなどすると立ち消えになることを忘れないように。うっかりフェッチランド廃墟の地/Field of Ruinなどをねらわないのは当然として、状況次第ではミシュラランドも危ない。場合によっては自分の土地を犠牲にすることも考えよう。

スタンダードではより軽くて使いやすい破滅の刻/Hour of Devastationが強力なライバル。ダメージが5点では足りない、もう2マナ出してでも20点欲しいという局面は限られる。自分で破壊不能持ちのクリーチャーを使うなどして差別化したい。

ストーリー

これはストーリー上の現在の場面ではなく、かつて不滅の太陽/The Immortal Sunを手にした太陽帝国/The Sun Empireの皇帝アパゼク・イントリ/Apatzec Intliが悪しき目的のためにその力を使用した結果を描いている。カード名とは裏腹に、このとき恐竜たちは絶滅していない[1]

  • 現実の地球においては、約6550万年前に現在のメキシコに落下した巨大隕石が恐竜などの大量絶滅のきっかけとなったという説がある。このカードのモチーフだろう。

参考

  1. Ten Burning Questions from the Ixalan Story/『イクサラン』ストーリー・10の気になる疑問(Feature 2017年10月25日 Chas Andres著)
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