空の粉砕/Shatter the Sky

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全体除去を使う側はクリーチャーを展開しないのが定石のため、ドローは基本的に[[デメリット]]として働く。[[ウィニー]][[デッキ]]に対しては[[審判の日/Day of Judgment]]と同じように働くが、登場時の[[スタンダード]]の[[ビートダウン]]デッキは[[恋煩いの野獣/Lovestruck Beast]]や[[朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaur]]など3[[ターン]]目からパワー4以上のクリーチャーを展開してくるためドローさせないことは難しい。しかし[[脱ぎ捨て/Cast Off]]より[[軽い|軽く]][[ケイヤの怒り/Kaya's Wrath]]より[[色拘束]]が弱めの全体除去として、それらのカードと入れ替えたり併用する価値はある[[カード]]
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全体除去を使う側はクリーチャーを[[展開]]しないのが定石のため、ドローは基本的に[[デメリット]]として働く。[[ウィニー]][[デッキ]]に対しては[[審判の日/Day of Judgment]]と同じように働くが、登場時の[[スタンダード]]の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]][[恋煩いの野獣/Lovestruck Beast]]や[[朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaur]]など3[[ターン]]目からパワー4以上のクリーチャーを展開してくることがあるため、デメリットは無視できない。しかし[[王国まといの巨人/Realm-Cloaked Giant|脱ぎ捨て/Cast Off]]や[[次元の浄化/Planar Cleansing]]より[[軽い|軽く]][[ケイヤの怒り/Kaya's Wrath]]より[[色拘束]]が弱めの全体除去として、それらの[[カード]]と入れ替えたり併用する価値はある。
  
*カードを引いてからクリーチャーを破壊するので、ドローに関する[[置換効果]]や[[誘発型能力]]を持つクリーチャーがいる場合、その能力はまだ有効である。
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[[破壊不能]]を持つパワー4以上のクリーチャーとの併用により相手の場を一掃しつつドローするのも有効な活用法。自身だけでなく他のクリーチャー1体を守ることができる[[黒き剣のギデオン/Gideon Blackblade]]とはとりわけ相性が良い。
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[[スタンダード]]では[[青白コントロール/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|青白コントロール]]の強化パーツとなったのを皮切りに、白を含む中低速デッキの全体除去カードとして高い採用率を誇っている。
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*[[カード名]]の似た[[虚空の粉砕/Void Shatter]]というカードもあるので、検索・購入などの際には注意。
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==ルール==
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*パワー4以上のクリーチャーを何体コントロールしていても、[[引く|引ける]]カードは1枚である。
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*どのプレイヤーもカードを引かなかったとしても、クリーチャーはすべて[[破壊]]される。
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*カードを引いてからクリーチャーを破壊するので、ドローに関する[[誘発型能力]]や[[常在型能力]]([[置換効果]])を持つクリーチャーがいる場合、その[[能力]]はまだ有効である。
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==ストーリー==
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[[ヘリオッド/Heliod]]の横暴をきっかけに[[神 (テーロス・ブロック)#ストーリー|神々]]が[[亜神#ストーリー|亜神]]を立てた戦争を始め、定命の者にまでその被害は及んだ({{Gatherer|id=476288}})。だが彼らは再建するだろう、これまでもそうして来たのだから。そしてこれからも祈り続けるだろう――それは少しだけ信仰心からではなく、恐怖からになるかもしれないが、ともかく祈り続けるだろう<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/theros-beyond-death-story-cards-2019-12-16 The Theros Beyond Death Story on Cards]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/THB/0033636/ 『テーロス還魂記』ストーリーカード](Feature [[2019年]]12月16日 [[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|Wizards of the Coast]]著)</ref>。
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{{フレイバーテキスト|神々が戦争を始めると、定命の者が高い代償を支払う。}}
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==脚注==
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==参考==
 
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*[[リセットカード]]
 
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*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[レア]]
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2020年5月2日 (土) 01:53時点における版


Shatter the Sky / 空の粉砕 (2)(白)(白)
ソーサリー

パワーが4以上のクリーチャーをコントロールしている各プレイヤーは、それぞれカードを1枚引く。その後、クリーチャーをすべて破壊する。


パワーが4以上のクリーチャーコントロールしているプレイヤードローできる全体除去

全体除去を使う側はクリーチャーを展開しないのが定石のため、ドローは基本的にデメリットとして働く。ウィニーデッキに対しては審判の日/Day of Judgmentと同じように働くが、登場時のスタンダードビートダウンデッキ恋煩いの野獣/Lovestruck Beast朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaurなど3ターン目からパワー4以上のクリーチャーを展開してくることがあるため、デメリットは無視できない。しかし脱ぎ捨て/Cast Off次元の浄化/Planar Cleansingより軽くケイヤの怒り/Kaya's Wrathより色拘束が弱めの全体除去として、それらのカードと入れ替えたり併用する価値はある。

破壊不能を持つパワー4以上のクリーチャーとの併用により相手の場を一掃しつつドローするのも有効な活用法。自身だけでなく他のクリーチャー1体を守ることができる黒き剣のギデオン/Gideon Blackbladeとはとりわけ相性が良い。

スタンダードでは青白コントロールの強化パーツとなったのを皮切りに、白を含む中低速デッキの全体除去カードとして高い採用率を誇っている。

ルール

  • パワー4以上のクリーチャーを何体コントロールしていても、引けるカードは1枚である。
  • どのプレイヤーもカードを引かなかったとしても、クリーチャーはすべて破壊される。
  • カードを引いてからクリーチャーを破壊するので、ドローに関する誘発型能力常在型能力置換効果)を持つクリーチャーがいる場合、その能力はまだ有効である。

ストーリー

ヘリオッド/Heliodの横暴をきっかけに神々亜神を立てた戦争を始め、定命の者にまでその被害は及んだ(イラスト)。だが彼らは再建するだろう、これまでもそうして来たのだから。そしてこれからも祈り続けるだろう――それは少しだけ信仰心からではなく、恐怖からになるかもしれないが、ともかく祈り続けるだろう[1]

神々が戦争を始めると、定命の者が高い代償を支払う。

脚注

  1. The Theros Beyond Death Story on Cards/『テーロス還魂記』ストーリーカード(Feature 2019年12月16日 Wizards of the Coast著)

参考

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